制作過程
 作品を制作する方法は実に様々かと思います。どんなスタイルで制作するのか、又使う用具や生地によっても変わってくると思います。 こちらでは管理人ゆもの作品制作の過程を載せました。ゆもは大体いつもこのような感じで制作しています。今回はトルコキキョウを題材に制作してみました。 
【1】デッサン 題材を決めたらデッサンをします。今回は鉛筆デッサン。

図案を起こす時の元になるものなのでなるべく丁寧に観察しておきます。

題材はトルコキキョウの一種です。この他にもいろいろな角度から見たものを何枚かデッサンしてあります。
【2】

図案を考える。 

デッサンを元に図案を起こします。今回は同じ題材を元に異なる図案を考えてみました。生地はどれも共通のもの(径26.5メタプレート)を使いました。同じ題材でも配置を変えたりすると印象が変わって見えたりします。そこが又おもしろい部分かなと思います。
【3】第1焼成 それぞれの図案を元に一回目の着彩をしたところです。全体に薄く色がつきました。この段階ではどれもほとんど同じ様な作業です。
No・1 No・2 No・3
写実的に展開をした図案。花の動きもなるべく自然な感じになるように配置してみました。 この段階ではNo・1と似ていますが。。。この後背景にも色を加える予定です。 お皿の縁に合わせて連続模様にして配置してみました。
【4】第2焼成 それぞれ色を重ねたところ。
No・1 No・2 No・3
より自然な表現になるように色をぼかしながら重ねました。 背景に色が入りました。背景の色と同色で花もいくつか加えました。 花や葉の濃淡をより強調するようにそれぞれ色を加えました。
【5】第3焼成 ちょっと色が薄かった部分にさらに絵の具を加えました。これで絵の具の部分は終了です。
No・1 No・2 No・3
さらに細かい部分に手を加えました。 主役の花と背景にそれぞれ色を加え、全体をまとめました。 花びらの表情などをより細かく表現し、茎や蕾みにもアクセントを加えました。
【6】第4焼成 金彩・ラスターなど。これで完成です
No・1 No・2 No・3
縁に金彩を加えました。お皿の余白を生かしてすっきりとした印象にしたかったので金彩は縁だけに入れました。 背景のしろ抜き部分にラスターを加えました。 花の背後に細かいドットの模様と縁に金彩を入れました。
作品は大体このような流れで制作しています。盛りや銀彩などを加える時はもっと焼いてるような気もします。今回は全て4回焼成で仕上げましたが、金を絵の具と一緒に焼けるものを使えばNo・1は3回焼成で仕上がったような気もします。大体の手順は考えて制作しているのですが、焼き上がりの色を見て修正を加えたりなど、最初の計画よりも焼成回数が増えてしまう事もあります。又、使う色なども自分で混色して作る時は制作前にあらかじめ試し焼きをして色の具合を見ておくと、より自分の思ったような表現に近くなると思います。
◆作品の無断掲載及び図案のコピーを禁じます◆