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| 『大作戦日誌』20020701-20020731 |
| 20020701/000583 | |
| 『夏の瀬戸口』 | |
| よっしゃ! さっそくの夏! さっそくに日向で昼寝して顔面日焼けしすぎ、完了っ!! フラフラ旅を増やしていこうという野望の今年もイヨイヨ半分完了。 いろいろ行っても通り過ぎてしまえば“次”が欲しくなるのも人の業。 この7月8月は何処までウロウロできるやら。 振り返ってみれば・・・ 【1月】長距離バスで青森→青森徘徊→北海道徘徊→積丹岬→ 小樽から長距離フェリーで敦賀→大阪 【2月】大阪市内ティープスポット徘徊重点月間 【3月】大阪府内辺境スポット徘徊重点月間&『WHF神戸』 【4月】長距離バスで『WHF有明』→長距離フェリーで徳島→大阪 【5月】長距離フェリーで瀬戸内海→北九州スペースワールド→門司→大阪 【6月】京都徘徊&奈良徘徊 ・・・んー。なんか多いような少ないような。 合間合間に町中もウロウロしてるので移動距離だけは稼げてるかもなものの、 書いてみると、思ったよりアッサリだし。 【評】でも、まっだまだ、月までの距離に届きませんネ。 |
| 20020702/000584 | |
| 『帰る途中の港』 | |
| で、書き忘れていたんですが。 北海道旅行からの帰路は長距離フェリーでした。 小樽フェリーターミナルまで辿り着くのにJR小樽駅より約2.8kmと聞き、 無謀にも歩こうとしてたんですが、延々と続く雪道に断念。 天狗山までバスで行ったものの、山頂までのロープウェイが既に終了。 腹いせの無謀行動としてスキー場のゲレンデ横を徘徊しまくったり、 市内では“寿司屋通り”を探して数時間ほど道に迷っていたので、 体力と時間が限界に・・・ で、フェリーターミナル行きのバスに乗ったものの、降りるバス停を間違い、 延々と続くトラック輸送コンテナの列の間を吹雪かれながら歩くハメに・・・ この時点で、既に20時前・・・ “船に乗る”という事は、 それが日常的ではない者にとって特殊な状況でありマス。 観念的にも肉体的現実的にも、 “自分が乗るべき船には迅速に辿り着く事が必要なのだ”と痛感した夜でした。 ロシアマフィアとか暗黒宇宙人軍団とかが極秘取引してる現場に鉢合わせしたり、 謎の異星人美女から、 原色バリバリのアニメ色したペンダント実は巨大ロボ起動鍵とか渡されると、 エラい事になるとこでした。 なんとか辿り着いたフェリーターミナルでは、展望風呂が貸し切り状態。 男子のタシナミとして、湯船で泳いだり、 窓の外に見える小樽の夜景に向かって全裸で立ち、 「制覇・・・」とつぶやいたりもしたものです。 |
| 20020703/000585 | |
| 『すずらんのベッドで』 | |
| なんとか乗船できたので、 『新日本海フェリー』が誇る新造艦『すずらん』にて、 睡眠不足を奪回しつつ、ゆるりっと。 http://www.snf.co.jp/ 全長:199.45m 総トン数:17,345トン 旅客定員:507名 車両積載台数:トラック/122台・乗用車/80台 多透の人生で乗った中では1番デカい船と思われます。 23:30出航 → 翌日20:30に到着。 以前は28時間かかっていた航路を21時間で結ぶ科學の勝利。 よく人生は航海に例えられますが、ならば、 “早い船”に乗る時間というものは何であるのか?等と考えつつ、 それでも肉体はヘロヘロ感満杯。 カーペット敷きの2等船室は予約が速攻満杯だったらしく、 ちょっと奮発して2段ベッド形式の2等寝台にて搭乗。 カプセルホテルというよりも寝台列車のアレが何列も並ぶ雰囲気。 寝台内の荷物棚にはコンセントが在り、iBook の充電完了。 静かで快適なれど、ちょっと暖房が強かったかも。 当然、カーテンの中では、汗まみれの防寒着を干しつつ、 シャツとパンツ姿でゴロ寝・・・ 【評】むさくるしいですネ |
| 20020704/000586 | |
| 『硝子の少年船舶』 | |
| ちなみに、『新日本海フェリー』が誇る新造艦『すずらん』、 デカくて速くて色々ゴージャスで良いんですが。 ごめんなさい。冬の日本海、ナメてました。そーリー。 体感としては、床が上下に1メートルずつ動いてくれやがる感覚です。 船内の豪勢な通路とか階段とかもマトモにまっすぐ歩けません。 ドラえもんは“強力岩トカシ”で地殻を柔らかくしていましたが、 それを船体に作用させて船全体をトランポリン化したかのようです。 もしくは、『ジョジョの奇妙な冒険』のトリッシュ=ウナが、 物体を柔らかく出来るスタンド能力で・・・ その証拠に、 船内の展望風呂も出航後まもなく入浴不可のアナウンスが・・・ (転倒も危ないですが、まず間違いなく湯船から水が溢れまくりの想像図) 初代『STARTREK』TVシリーズだと、攻撃を受けたりして艦が揺れると、 何故か必ず「がちゃーん」とガラスの割れる音がしたものです。 子供の頃から、ジジイハウスに行くのに瀬戸内海は渡り慣れていたので、 船酔いには強いオツモリで自惚れていやがったんですが、 流石に脳天が痛くなりました。 なんとか吐き気はもよおさずに済んだのですが、 船内を徘徊して自分の寝台に戻る時、他のカーテンの向こうから、声、が。 「あかん・・・あかんのんやぁ・・・」 |
| 20020705/000587 | |
| 『点と日本海』 | |
| 流石に21時間の船旅。3時間眠ってもまだ海の上。 気を紛らわす為に、船内を徘徊しまくり。 展望廊下もあるんですが、見えるは灰色の海原ばかりが彼方まで。 幾枚か、デジカメで撮影に挑んだ大海ですが、 見えない空間とガラスを叩きつつ降る雨の滝ばかりでした。 パイプ椅子が並ぶ船内映画館で、『釣りバカ日誌2』を観たり。 つい劇場公開時に観てしまった『ワイルドワイルドウエスト』の、 美味しいトコだけを観に行ったり。 何もするような事がない贅沢を認識しつつ、好きな事をする贅沢を楽しむ。 夜明け頃に、誰も居ない展望廊下で小説を書きながら待つものの、 黒が灰色に変化する程度にしか大気の天幕は変化せず。 世界の広さと自分の小ささが実感できるのは良いとしても、 見つめれば見つめるほど酔いが頭痛を呼ぶような光景です。 科學の粋を結集した大型艦といえども、 大自然の前には波間に浮かぶ便所スリッパ同然とゆうのんかっ?! 憤ったワタクシは、意を決して外気渦巻く甲板へ出てみました。 されど・・・屋外ジャグジーが在る甲板には誰も見えぬばかりか、 ぼぉーっと立っていると生命に危機感。 なるほど。 乗り物という旅路は、運命の依存を浮き彫りにしてくださるのんだな。 |
| 20020706/000589 | |
| 『嵐は小箱の中』 | |
| で、船内では、500円で個室ビデオが楽しめたので。 ここはひとつ、環境が映画鑑賞に及ぼす影響について実験してみようと、 『パーフェクトストーム』を借りる。 2メートル四方程度の部屋が貸し切り。 ソファーとTVとティシュの箱、在り。 ちなみに『パーフェクトストーム』は、 ジョージ・クルーニー船長率いるカジキ漁船が観測史上最悪の嵐に、 いろいろと自業自得で遭遇という陰鬱な映画です。 ・・・ん〜。 流石に20インチのTVでは対感度が足りない映画だったかも。 これは劇場で、物語に描かれた“その場”に行かないと、 そういう体感でないと見えてこない元素を含む映画のひとつかも。 それはともかく、船全体の大揺れを感じながらの海難映画は、 テーマパークのライド物に延々と乗っているみたいで、 不謹慎にも趣の在るものでした。 でも、 物語としてのリズムはなんだか散漫な感じで、 サイドストーリーの筈の“救難ヘリ話”のほうが映画的。 主人公側はどぅ見ても自業自得なので、感情移入しようにも辛い所。 危険は世界のどんなものにもついてまわるのだろうけれど、 漁のプロがするべき判断ではないし。 思慮を欠いた勇気は無謀と呼ばれるものだろうし。 冒険が無謀の部品だけで出来ていると考えるのは素人だろうし。 あと、カレン・アレン(『レイダース』のヒロイン)は、 歳とっても美人だなぁ、と。 アメリカ田舎町には、 あんな風にイイ感じで日焼けしながら歳を重ねてるナイスおばちゃんが、 仰山いてはるんやろぅなぁ。 |
| 20020707/000590 | |
| 『窓の十字路』 | |
![]() 船内のデジカメ映像を発見。黒色だけの日本海。 記憶によれば午前4時頃だと思われる。 いつかの夏、 この窓から青空を見ながらの旅で、アイスクリンを食べよう。 |
| 20020708/000591 | |
| 『マネーシップ』 | |
| 黄金週間の九州旅行も船旅でした。 『名門大洋フェリー』で、新門司←→大阪南港を片道12時間。 行きも帰りも20:00発⇒翌日08:00着。 今回はカタギーズと同行だったので、奮発して1等洋室を貸し切り。 カーペットザコ寝の2等室に比べ、6000円が12000円となるものの、 楽珍さ気楽さは段違い。 2段ベッド4つとソファーベッド1つ、4畳半程度のカーペット敷き。 ゆるりとした旅路を皆でダラダラと過ごす。 新幹線だと似たような金額&短時間で行けるが、 今回は皆が慰安旅行みたいなものなのでダラダラ優先での船旅。 まぁ、まだ上には“特等”が在るんですが。風呂つき。 買い出し紀行で売店とか船内風呂を徘徊していると、 連休という事もあって2等室はギリギリに満員。 通常は麻雀室として使用されている小型船室も臨時2等室に変貌中。 独り旅ならともかく、人数が在る時は個室が楽と実感。 ![]() ![]() ロビーにも電光掲示板が在るが、 船室のTVには船内チャンネルで現在位置のナビが表示される。 個室の窓から見える風景の名が即座に解るのは痛快。 明石海峡大橋と瀬戸大橋の夜景も満喫。 双方、幾度も渡った橋なれど、海上から見るのは初めて。 巨大構造物が頭上に輝く場所を通り抜けてゆく愉快々々。 日本海と違って、朝風呂に入ってると島が見えるのは湯快。 波もゆるやか。光はたおやか。 時間を買うか、空間を買うか、贅沢を買うか、自由を買うか、 旅費という出費は面白い。 |
| 20020710/000592 | |
| 『船上ヘヴン』 | |
今回はiBookを持って行かなかったので、船内では読書三昧。![]() 帰りの船内では、 門司港にて、半時間駆け足初見徘徊商店街単独ダッシュで発見した古本屋で、 ダラダラ読書用に買っておいた本を読みまくり。 『枕草子』を一度はちゃんと読もうと思って岩波文庫。 “遠くて近きもの”の段で書かれてあった事で、ほんのり。 遠くて近きもの 極楽 船の道 人の仲 |
| 20020711/000593 | |
| 『夏病』 | |
| スパークする陽射しや台風やらの中、7月が進行中。 夏。 早朝から神社の蝉時雨。 田圃の稲は夜明けから蒸せるように夏の匂い。 身の回りに在る世界が“夏”を見せびらかしているような気がする。 こうなると居ても立ってもおられん。 この夏の間に何処へ行こうか何処へ行けるのかと画策する。 なにはともあれ、『青春18きっぷ』は入手。 この夏は瀬戸内を攻める事とする。 |
| 20020712/000594 | |
| 『蟻の夏』 | |
| 先日、ちょっとした宴席で、 キリスト教会に住んでおられる方と話をする機会があって。 「自分は夏が大好きなんですが、 聖書の中で夏に関して何か心に染みる言葉はないですか?」 などと、阿呆な質問をした。 日本語に訳した時点で、多重解釈可能になっている言葉が多い。 日本とは四季に関する感受性が少し異なる事も心の片隅に置いておく。 アリとキリギリス話のように、勤勉と怠惰の引用として使われる事が多い。 ・・・などなどを説明してもらう。 「これは旧約聖書の言葉なんですが、 “夏のうちに集める者は思慮深い子であり 刈り入れ時に眠る者は恥知らずの子である” というのが在りますね」 とのことも聞かせていただく。 「動けるうちは動いて、その収穫も忘れるなという事ですか?」 「解釈というものはね、その人自身の中に在るんですよ。 たとえ真実が書かれてる本があったとしても、 解釈だけとか真実だけとかはいかんのです。 両方を対比させる事が大事なんやと思います」 嗚呼・・・深いなぁ、おもろいなぁ。 それにしても結構リベラルな考え方してはるなぁ。 流石は元ボクサー。 |
| 20020713/000595 | |
| 『14時発』 | |
| 「相変わらずフラフラと旅行するなぁ」と言われつつ、次の旅を画策。 本年度も、自営業者の自己決定権を活用し“夏休みは無し”とする。 土曜午前中は仕事なので、午後出発となる。 日曜終電もしくは月曜早朝帰還を目論む。 まずは、36時間圏内。 近くて知らないところ。 『青春18きっぷ』での移動を念頭に置くと、 延々と移動のみを連続したとしても片道500キロ圏内が望ましい。 夜行列車内泊。 まずは行ったことの無い場所。これが結構、在る。 |
| 20020714/000596 | |
| 『フラートレック』 | |
| 旅の理由に理屈をつける事は幾らでも出来るのだろうし、 自分以外の誰か偉い人が残した旅の名言も世の中には多々ある。 でもそれはその人の旅の言葉だ。 逃避行動としての旅意義は、やはり在るのだと思う。 それを否定して見栄を張るトシでも無し。 普段、仕事や日常では朝から晩まで誰かと話をし続けているので、 独りの時間を能動的に獲得したいという本能かも知れない。 が、夜更かしや散歩で対処できている気がしないでもない。 転地療法の実感などというものは、 得よう得ようとして旅しても面白いかどうか、疑問。 まぁ、旅に出ようが何をしようが、結局は自分な訳だし。 旅の開放感と視点変換で昇華できる部分というものは確かに在るけれど、 むしろ、 自分自身で手に入れた義務と責任に充填された日常へと帰還する、 その帰路に在る高揚が面白い。 そのような訳で、 「相変わらずフラフラと旅行するなぁ」と言われつつ、思う。 なんかフラフラしないと面白くないのではなく、 兎に角フラフラしたいという願望のほうが先に立つ。 結局、 言葉以前の領域で自分を駆動しておくのが面白いのかも知れない。 |
| 20020715/000597 | |
| 『百足の地図』 | |
| 何人でゆく旅であろうと、其処にはそれぞれの楽しみが在る。 連れの在る旅では、時間と光景の共有意識も楽しめる。 ならば、独り旅の良さは何処に在るのか? 多くの意見は古今東西に存在し新しく“気付かれて”ゆくのだろう。 けれど、 その内のひとつには、 “自己責任による自己決定の面白さ”が確実に存在する。 人それぞれに時間感覚は異なるし、優柔不断は誰にでも在る。 しかし、 旅の中に於いてさえ「どうしようどうしよう」を繰り返していては、 巡り会える筈の光景からも永遠に遠ざかってしまう。 リズムの合わない連れと行動していて、 「どうする?」「どっちへ行く?」を繰り返して、 時間を無駄にしたと感じた事は無いだろうか? 独り旅では、同じ時と光景を共有できる連れは居ない。 「こっちへ行こう」と案内や支持してくれる連れも居ない。 しかし、自分で迷って、 自分で時間を無駄にして、 自分の責任で次の歩みを自己決定して進むという、 当たり前の事が出来る。 崇高で御大層な理屈を付けなくとも、 それはただ単純に面白い。 ![]() |
| 20020716/000598 | |
| 『毛女』 | |
| 本日、異様に髪の多い女に遭遇。 大変や!と思う反面、わりと美人だったので複雑な思考に。 ヅラ疑惑は抹消できないが、ほんまに多かった。 髪を振り回すとデンジャラスな異空間が生じるであろう。 『仮面の忍者赤影』で、 くの一闇姫の駆使する甲賀忍法“髪あらし”のように。 危険。 「おっ!いい女」という言葉はあっても、 「おっ!悪い女」と通常言わないのは何故かという命題。 その答えの一端を、あの髪は叫んでいる。 |
| 20020717/000599 | |
| 『鼻毛フィッシュ』 | |
| 我が手に馴染んだ鼻毛斬りハサミの上に尻を置いてしまった。 流麗なる湾曲がキモである道具がオジャンでござる。 エイヤっとばかりに、僕は文明を手にしてしまう。 『鼻毛カッター』・・・電動である。 黒々としたプラスティックのボデー。 だが、内部には凶暴なモーターを隠し持っているぜ。 これが・・・地球のマシーン・・・ 乾電池のヱレキテルにより剃刀が高速度回転する事により、 鼻腔内に突出した鼻毛をスパリスパリと切断削除せしめるのだ。 OH! オマエは鼻毛マシーン!! 僕は迷う。僕は握る。 今・・・、鼻、イーン!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・斬りすぎた。 鏡に映った鼻の穴。 無い!鼻毛が!! 北欧の地、ノルウェーのフィヨルド上に広がる岩礁の不毛の如く。 我が鼻毛、消滅せり!! 僕は文明の恩恵と揺りかごの中で、 如何にそれらに甘んじていたのかを知った。 『マッドブル34』に、 “人間は裸になった時に一番臆病になる”とか書かれていた。 鼻毛の無い鼻腔の、なんと空虚で弱々しいことか!! 原始への憧憬と、失ってしまった野生への回帰! 嗚呼!人類は、かくも遠くへと来てしまったのだ!! 僕は、旅に出ようと思います。 ![]() |
| 20020718/000600 | |
| 『同行良点数』 | |
| 複数人でゆく旅のメリットのひとつに、 宿や乗り物での役割分担が可能というものが在ると思う。 独り旅をされた方ならば御存知の通り。 トイレや買い出し等の小移動に際しても、 装備一式を担いで行かなければならない状況は結構巡り来る。 それはそれで、自己責任を実感しつつ旅を過ごせる良点も在るものの、 長期旅行で装備がかさばる場合は些か面倒。 乗り物の混雑状況によっては周囲に迷惑も掛けてしまう怖れも。 旅の道連れが居れば、ちょいと荷物を見ていてもらったり、 交代で買い出しや散策できるという実に大きいメリットが。 この実感をワガママだと思われる方は、旅慣れておられないか、 自分が連れに対しても役立てるという客観を持たない方だろう。 それほどまでにこのメリットは大きい。 |
| 20020719/000601 | |
| 『Both Side』 | |
| ならば、 独り旅の悦楽と同行の利便を両立させる方法は無いものか? 【案1】移動や宿泊時にのみ同行し、散策は基本的に各個で行動。 【案2】移動・散策は個別で行い、宿泊地など要所要所で合流。 机上では不合理に思えるかも知れないが、これは結構楽しいものだ。 独り旅の時間の果て、旅先にて見慣れた顔と再会する面白さ。 単独の時を楽しんだ後、 単独では動きにくい海水浴や散策地での複数行動。 多透は幾度か斯様な企画で旅をしたが、 それぞれに印象に残る良さが在った。 |
| 20020720/000602 | |
| 『おきがるに』 | |
| もしも貴方が、そのような趣旨の元に旅を楽しみたいと思われるならば、 御一報を。 ずるずるべったりと優柔不断に貴方の背後に付きまとう事は出来ませんが、 目的地までの移動案作成や事前調査は喜んで担当させていただきますので。 ![]() |
| 20020721/000603 | |
| 『夜光企画』 | |
| 今夏、企画進行中の旅でも、 仕事の都合も在って多透は土曜午後から単独行で瀬戸内海の小島に渡る。 先行した友人達とは宿で合流する手はずだ。 多透の現地到着は黄昏時になる計算だが、 今回の旅における目的のひとつに“夜光虫を見る”というものが在るので、 数字としての時間以上のものを楽しめる予感。 夏はまだ在る。 |
| 20020722/000604 | |
| 『夏ディズ』 | |
| とかなんとか言いながら、 “日頃御世話になってる方々を御招待”とかしつつ、 自分もチャッカリ便乗して、 7/20・21と『ディズニーシー』&『ディズニーランド』へ。 えーっと。・・・・・暑かったです。はい。 “この夏いちばんの暑さ”とか定番形容を耳にしつつ、 歩く・乗る・並ぶ・リピート。 園内のベンチやベンチ裏の道は、 疲労困憊した方々が延々続々と横になって休む空間に。 やはり、中年男性が一番弱いかと思いきや、 『千と千尋』の冒頭フェイスみたいにゲンナリとした子供や、 ヤング親父の自室で寝る如きヘタりっぷりが目立つ。頑張れ日本。 『USJ』関連のニュースでも、 “夜行バス泊で日中遊んで再び夜光バス泊で帰還”等の行程で、 体調を崩し点滴受けて帰路につく子供&大人が増加とか。 大人のペースで“あれもこれも”と連れ回される子供や、 体力過信の大人が多いのだとの事。 “せっかく来たから”というキモチは、 今回も総計15時間程うろうろしていた多透にも、 解りすぎるぐらい心当たりが在るんですが。 “暑さ”を感じる事は大事だし楽しい事でもあるけれど、 やっぱし“暑さ”はナメられないです。 まずは元気に帰ってこれて良き哉良き哉。 |
| 20020723/000605 | |
| 『西水東土』 | |
| 園内で販売されてるペットボトルは、“水”と“生茶”の2種のみ。 あれよあれよというまにぬるぅくなりけり。ゴーゴー水分補給。 あと、どうしても比べてしまう関西人としましては、 いくら水しぶき掛かるアトラクションが多いとはいえ、 屋外での待機空間が多い印象の在る『USJ』は、 やはり夏場しんどいのんではないか、と。 園内や出し物のデコレーションも、 『USJ』のほうがハリボテ感が微妙に強いキモチ。 年月による本物の経年変化も当然あるものの、 敷地面積余裕感の複合効果もあってか千葉側に勝利感。 嗚呼、 たまたま“人生のそういう時期”には思いつかなかったけれど。 もしかしたら、 ああいう大規模装飾をするような仕事に就いていても、 それはそれで楽しめる人生になってたかもとか思ったり。 作業量を考えると素人考えでも大変そうだけど。 やはり、職人さんによっては、 「あすこの汚し塗装、どぉしても納得ゆかんっ!!」と、 深夜に忍び込んでエアブラシをプシューっとかしてるんだろか? |
| 20020724/000606 | |
| 『ゴールデン・フリース』 | |
| 【前回までのあらすじ】 豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、多透は鼻毛を切りすぎた。 だが、それは、 甲賀幻妖斎の率いる霞谷七人衆が駆使する恐るべき忍法によるものだった。 そして、木下藤吉郎の依頼とは関係なく連休は巡ってきた。 多透は、アルゴ探検隊が隠した黄金の鼻毛を求める為、 虚飾の王国へと旅立つのだった。 王国の名は、人呼んでデズニーシーといった雰囲気であった。 |
| 20020725/000607 | |
| 『額に“N”型のチッスを』 | |
| そして、 期待の新星『海底2万マイル』はスパークする魅力にミチミチていた。 見渡す空間に展開する“ネモ船長の秘密基地”といった雰囲気に、 冷静なミーも思わずエクサイトだ。 空間の隅々に配置されたスチームレトロな美術魅力はガード不能。 設定としては、なにやら色々と思うところがあったネモ船長が、 『ノーチラス号』の装備や乗組員を活用して作り上げた施設らしい。 フロリダのアトラクションではバスのように団体搭乗する艦だったが、 日本版は少人数用の小型潜水艇に乗艦する事となる。 新しく建造されただけあって色々と気遣いが嬉しい。 しかし、フロリダ版は“ほんまに水中に潜ってる”のが凄い。 とにかく、此処だけでも行った甲斐があった。その為に行ったし! 売店経営までしているトコロがニクい経営手腕だ。 映画で海底都市を運営していた手腕は老いてマスマスお盛んと見える。 無抵抗なままに全アイテムを購入したくなるが、我慢々々。 こんな時、オタク的に“一期一会”なんて言葉を使いたくもなるが、 それは本来“人間”に対して使うべき言葉だ。 死蔵してしまうであろう物体に対して使うのは自分への言い訳に過ぎない。 でも、Tシャツとマウスパッドを買ってしまう。弱いぞ多透。 でも、『ノーチラス号』特製ベレー帽も買ってしまう。オレって奴ぁ・・・ ステキブルーに“N”の紋章が刺繍されているイカすデザインだが、 町で着装するには辛く、布地が夏向けではなさそうだ。 風ですぐ飛びそうなので山や海にかぶってゆくのも不合理と思われる。 やはり、漫画を描く時に着装するしかないのか・・・ ネモ船長の商才おそるべし。 流石は“アトランチスの謎”に立ち向かっただけの事はある。 |
| 20020726/000608 | |
| 『誰でもない男』 | |
| 幼少時、多透が生まれて初めて読んだ“物語”は『海底二万里』だ。 勿論、年少向けにリライトされたものだが。 それは、 多透が生まれて初めて自分で選んで買ってもらった“物語”でもある。 ハードカバーの本なんて初めてだった。 本屋で、買って貰う本を選ぶ時“腹が減っていた”ので、 なんだかエラそうな言動をして親父の機嫌を損なったのを覚えている。 そして家に帰るやいなや、飯を食いたくなくなるぐらいの読書感。 挿絵に描かれた『ノーチラス号』は、 多透にとって空想科學メカの頂点のひとつになった。 その絵は、今にして思うと『ガミラス艦』を思わせる船体で、 ディズニー版とは異なる魅力を幼少多透に感じさせた。 そしてなによりも、ネモ船長の“絶対の孤独”・・・ 「なるほど、こんな人も居るんや」とギリギリ来た。 “誰でもない”という意の“ネモ”を名乗り、 善悪の彼岸で、限定された個として歩かざるを得ない人。 『羊たちの沈黙』ラストシーンのレクター博士にも通じる部分が在る。 続編のレクターはんは単なる危ないオッサンだが。 個人的に、 ネモ艦長は『ナディア』の“実はカッコいいオヤジ”よりも、 “偏執狂のジジイ”であってほしい。 夜な夜なパイプオルガンで奇怪な曲を弾きまくっていただきたい。 全訳版に在るように、 頼まれもしないのに、海中生物について延々と喋りまくってほしい。 “N”マークを刻印した食器や制服を揃えて、 部下には無駄口を一切叩かせずに巨大イカと戦わせる人であってほしい。 趣味のバイオテクノロジーで巨大野菜もつくってほしい。 ちなみに『ディズニーシー』のネモ艦長は、レビル将軍の声で喋る。 ニセ? |
| 20020727/000609 | |
| 『青春スラローム』 | |
| “dehydration”青春時折脱水症状 大切日課 昼寝 炎天日光直射過剰 軽度日射病 有為転変 意識明瞭 頭痛 関節痛 全身倦怠 頻尿! 頻尿! 又 頻尿! 旅行時健康 帰宅後脱水 自己管理不十分 迅速水分補給 運動飲料 2LITER 強制摂取 市場過半数“POCARI SWEAT” 第二位“AQUARIUS” 牙城突入 虎視眈々 “DAKARA”値引率一位 筋肉調整 伸展! 伸展! 又 伸展! 症状改善 頭重残存 青春此頭痛 諸行無常 合縁奇縁 頑駄無模型 集結大会用出品物 完成間近 加速! 加速! 又 加速! 衝撃! 突発的仕事大量出現 提出限界日時 日本橋提出行脚不能! 信賞必罰 失策! 失策! 又 来年! 頭痛復活 気合充填 質実剛健 無欲恬淡 日々此好日 一蓮托生 生体時計 誤動作 機械計測十分・感覚計測十三分 我人生三分増加? 脱水超能力? 此未来救出? 地球救出? 大願成就 |
| 20020728/000610 | |
| 『シェランラ!』 | |
| 今回のディズニー行は、 朝から新幹線で上京→昼前到着→ディズニーシー→ホテル泊→ →昼前からディズニーランド→夕方から新幹線で夜帰阪。 という、ゆったり徘徊路線で。 今回、財布は多透持ちの慰安旅行風味だったので、 いつもの独り旅のように徒歩行軍中心は避けるとか以前に、 計画詳細も担当者任せ。 ホテルも、多透のような田舎者には良く解らないシェラトンとかいう箱。 一方から遊園地、一方から海が見えるのは良いが、 ホテル内滞在時間が少なければ安いビジネスホテルとの違いが実感しにくい。 それでも、館内を徘徊していると、 そこかしこの余剰空間への気配りがじわじわと染みてくる。 なるほど。そういう余裕を理解実感満喫できる人向きの施設なのだなぁ。 多透には勿体ない。 夜中廊下の片隅で、シャンデリアの長い長い硝子棒を、 私がどれだけ欲しかったか! で。 昔のように各ホテルから園ゲートへのシャトルバスではなく、 モノレールの開通で駅からの各ホテルへのバスになったのは良い感じ。 待ち時間が短いし、近隣ホテルは駅から徒歩すぐの距離ばかりだ。 なんたかんだで1人あたり交通宿泊総費用5万程度に収まってたり。 安いんだか高いんだか? ヤアヤアヤア!さては、 ブルジョア的退廃で金銭感覚が麻痺したのか多透!この反動分子め!! やゃ! いへいへさうではありませぬ。 シェイクスピアが“涙の宿ではヴィーナスも頬笑みを見せへんのや”と、 ゆいましたように、 オールナイト映画館や駅で寝泊まりしていた身には良くわからんのです。 小銭の重い財布を持つ身では、つい、ホテル内でも、 コナミが経営するゲーセン隣りの駄菓子屋で、 “うまい棒15種類セット”を買ってしまつたのです。 |
| 20020729/000611 | |
| 『Mの覚悟』 | |
| そんなもっさり行動でもそこそこ回れたのは、 早朝入場組が暑さで疲れてきた頃に入場できたからかも知れない。 WHOが紫外線の危険性を強調した今、遊園地といえども無理は禁物か。 ディズニーランドは2年ブリ。 ディズニーシーの影響か、今までの人気スポットが結構空いている。 ディズニーシーやUSJと比べて、 大型施設間に小施設を上手く配置しているからかも知れない。 年期の違いか? ミッキー&ミニーの徘徊率はディズニーシーよりディズニーランドが高率。 やはり、それぞれの“家”が在るのが理由か? “家”の内装は以前と変わらない。 ミッキーは洗濯機を、ミニーは冷蔵庫を、それぞれ赤の他人に見せている。 昔の僕は、その恥じらいの無さに“大和撫子勝利!”を実感したものだ。 しかし、いろいろと、 ほんまもんのお金持ちの凄さを知った今となっては、 そこに、 トップスターで在り続ける為の壮烈なる覚悟を感じさせる施設だ。 スプラッシュなんとかという、 山車が放水しまくるという噂の新作パレードを見る。 凄まじいミニスカ姿の嬢ちゃん達が踊りまくりながら眼前を通過。 しかし、皆が厚手の衣装なので、見ていて暑さが心配になる。 よくよく考えてみると、放水されて濡れても動き易いウェットスーツ? とにかく、パレードの出発点近くに居たので特に放水攻撃は受けず。 濡れたければ、前進あるのみか。 とにかく暑かった千葉旅行だが、 施設内で一番に冷房が効いていた場所を明記しておかねばならない。 “ミッキーの家”だ。 |
| 20020730/000612 | |
| 『なつばさみ』 | |
| 28日 日曜日 快晴 未だ少しばかりの頭痛を抱えているのは、 当たり前の夜更かし以外にも、 頭部放熱効率も関わっているのではと推理。 快晴の午前を、ゆるりと散髪へ。 普段の散歩は職場近辺。 同じ町と言えども、実家の近くをあまり歩く事の少ない昨今。 遠回りして通り抜ける路地裏の、止まった時間と消えた時間。 同じ町に暮らしていると、どうにも時間が錯綜する。 昔ながらの散髪屋は、それでも朝から混んでいた。 浪速のオヤジ連中や、父親に連れられた小学生。 実質15分で完成。1200円。 散髪に毎度1万円とか掛かる女性でなくて良かった。 田舎のジジイがやっていた散髪屋を思い出す。 小学生の頃は、田舎に行くとジジイが散髪してくれた。 顔を剃ってもらう時、マブタの上を剃刀が通るとドキドキした。 「プロだからだいじょうぶプロだからだいじょうぶ」と、 ココロの中で念じていたが、後でお母んに言うと、 「フン、あのじいさん、だいぶ手ぇ震えとるで」と断言した。 近所の散髪屋の爺さんは、喉を壊して言葉は話せないが腕は確かだ。 クキクキと焼き付いたような影の在る路地裏を帰る。 そこいらで遊んでいた遠い夏の自分と今の自分は、 同じでありながら異なる。細胞も時間も。 嗚呼、こういう瞬間を、 クレヨンしんちゃんの“オトナ帝国”に突かれるのんだなぁ。 ・・・と、思いつつ帰ったら、テレビジョンに映るのは、 昭和風景を再現した飲食街の中継。 “オトナ帝国”の侵食がこんなトコロにも・・・ そんな模型を今から作らんでも、 じゃんじゃん横町に行けばええのに。 |
| 20020731/000613 | |
| 『ここから1話』 | |
| 約40日程かかりましたが、創作小説、 新生『聖ギャルロボ學園』第1話『みずのうえでぼくらはであう』 無事、完成いたしました。 物語の骨子は事前に出来ていたものの、部分執筆中と全体執筆後に行う、 全体を再検しての文章調律に手間取っていた為、遅くなってしまいました。 未だ霧中なれど少しだけは自分の色彩が見えてきたという予感と、 まだまだ至らぬ部分も多いという痛感。 双方が入り交じって、自分でもよく解らない実感です。 以前のカラーを期待されていた方には意外な見た目かも知れませんが、 多透なりに“今、自分の時間を使って書くのならこうだろう”という、 色を使った物語を描いてみました。 Web上で読みやすいように、改行と空行を多用しております。 20ページ在るものの、 ゆっくり読んでいただいても30分程度で大丈夫と思われます。 しばしのお時間を使っていただけますよう、 なにとぞよろしくお願いいたします。 2002年7月30日 火曜 多透 |
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