『探偵失格』20010501/000157 【4月30日】(2) 『聖ギャルロボ学園』の舞台は常夏の島。 物語の少女たちは海の傍で暮らし始める。 今日は、せっかく海辺の町で泊まるのだからと、 ノートを夜に取り出す。 珍しく、物語の構成を考えてみたりする。 プチ文豪気分。 わざわざ旅に出て書く必要は無いのだが、 空の広さを書きたいのなら空の下に出なければならない。 俺はまだまだ安楽椅子探偵になれやしない。 部屋の片隅で追憶の部品を組み合わせるよりも、 世界の広さの中でリアルな呼吸が必要な処方箋。 現在が無ければ妄想も追憶も美味しくない。 風呂上がりには消え失せていた背中の筋肉痛が再来する。
『空白海岸』20010502/000158 【4月30日】(3) 夜が明けると、雨が少しの間やんでいた。 天気予報は未だ安心するなと言っていた。 宿を立つ前に、荷物を置いたまま、砂浜を歩いてみた。 太平洋に触る。 ・・MISSION・COMPLETE・・・ 寄せて返す白い砂は、ここのものだけでは足りず、 遠くから人為的に運搬されてくるのだという。 防波堤のザラついたコンクリートの上を歩く。 ここにいるものとここにいないもの。 まもれなかった約束。 行動を伴う事の出来ない後悔は自分への言い訳にすぎない。 あの時あやまる事ができなかった事を悔やんで、 今の自分をなぐさめたりしない。 それは卑怯だ。 積み上げられた岩の突堤を歩く。 先端まで行けば、 その後は引き返すしかないと知っていながら、 どぅしてふたりであるいたのだろう。
『遊園温泉』20010503/000159 【4月30日】(4) 構想やら発想やら妄想っぷりを、 我が事ながらひとしきり楽しんだ後、 すっぱりサッパリと温泉三昧。 ひと呼んで『白浜温泉パーク』・・・・・ 山肌に設けられた温泉群。 男湯・女湯それぞれ4カ所総計十数種類の湯がっ!! もゃぁお〜! はいりまくりっ!! はいらいでかっ!! 4カ所の湯場から湯場は舗装された山道を徒歩移動。 パンツも履かずに浴衣一丁でフラフラする痛快痛快。 こういう施設が混み始めるのは昼過ぎから夕刻。 早く来たのと小雨模様で楽々の空きっぷり満喫。 もぉ、露天風呂が極楽三昧。 山の空気の中を全裸でヌフラフラする愉快痛快。 もぉ、身も心もスキだらけ。 でも、旅行者と思われる、 黒人女性の浴衣姿に“きゅん”となったり。 あと、雨の中を走ってきたライダーが、 ヘルメット片手に更衣室に向かう背中に、 念波でオツカレサマデシター。 あと、夏目漱石先生に髭まで似せた老紳士を目撃。 「もしや【検閲削除】も漱石先生に似せて・・・」とか思案したが、 そこは武士のナサケで空を見る事にした。 そんなとだらだらした気分で、 貸し切りみたいな露天風呂で、いろんなところをのばしまくり。 山肌と小雨が音を吸い込んでしまうゆるやかな静。 緑のままのカエデの葉を見上げて、湯の中に寝る。 少し身を起こせば、空と太平洋の広さが視界一杯。 もぉ、 “人はいいんだけどモテない浪人生が、ひょんな事から、 女人温泉宿の管理人になってモテモテぇ〜ん”とかの、 ネタまで思いついたりしそうになるなる。 だめか? だめだ。
『徹漫白書』20010504/000160 かねてよりの盟約に基づき、『漫画喫茶徹夜集会』を決行。 読破済作品とかのソレはさておきまして経緯ダイジェスト。 まず、 3日夕刻より『ギャラクシークエスト』を鑑賞し戦意昂揚。 次に、 意気揚々と日本橋界隈にて造形素材を閉店間際に購入完了。 遂に、 市営地下鉄を駆使し、驚異のメカニカルタウン梅田に突入。 この街は不夜城でありながら眠りっぱなしの部分も在る街。 気を引き締めて歩かないとすぐそこがデンテストゾーンだ。 刺客に留意しつつ、ドラ藤本陛下の特殊電話秘回線に接続。 「や。道に迷っておる」 なんと、陛下は現在位置をロストしておられるばかりか、 濃厚な客引きの波状攻撃を受けておられるそうなのです。 消防法も及ばないような極細抜け道が闇色迷路形成する、 魔都・梅田に無数存在する裏通り色街の何処かの迷宮で。 「南無・・・」 とりあえず、武運を祈りながら『まんだらけ』前で待つ。 自販機チョコミントアイスを爽やかに食したりしながら。 そして、邂逅。 そして、探索。 そう、我々にはまだ、店自体を探す必要があったのです。 ・・・・30分経過。 極めて楽観的に到着。 21時。 みやび氏が既に到着し読書中な現実に驚愕しつつ起読動。 23時からは深夜料金となり7時まで980円、安いっ! 途中、食料の買い出しに出動するも、即帰還し読破機動。 読むッ!! まわりは全て漫画ッ! 読まずしてなんの漫画喫茶かッ! 店内強攻偵察ッ! 迷う前に読むッ! 今がその時だッ! 『祝福王』全8巻 『魁!!クロマティ高校』既刊1巻のみ 『ヘヴィ』全8巻 『極道ステーキ』1巻のみで挫折 『オディッセイ』全3巻 『七夕の国』全4巻 あと、ロスタイムを駆使し、記憶曖昧作品を再読で補完。 だが、ぼくらのイキオイは止まらない。 料金計算の区切りに、店を脱出。 河岸を変えてリフレッシュ計画。 蔵書量は在るものの、 読破したい作品が全巻揃ってなかったりするのは辛すぎ。 低料金・応対・フリードリンクサービス等、良好なれど、 漫画喫茶たるもの、やはり全巻揃えていてもらいたいものだ。 買い出し時にチェック済な近所の別漫画喫茶に高速移動。 が、開店は8時から〜 だが、ぼくらのイキオイは止まらない。 “朝の梅田を歩こう会”結成。歩く歩く歩く歩く、迷う。 それでもなんとか爽やかに辿り着く朝。 『マジンサーガ』扶桑社版未完既刊分全6巻 『無頼伝・涯』全5巻 『男の星座』1〜3巻途中まで 総計13時間以上は漫画喫茶に居たようだ。 物語を楽しむ事が正義たる目的であるから、 早ければ良いというものでは決してないが、 ・・・この時間で、この物量か・・・・老いたな、多透。
『オーラバララー』20010505/000161 【5月4日からのつづき】 もぉ、目ぇから物語がコボれそうだが、 その後も3人で書店巡りとか筋力鍛錬用品売場とかにも行く。 『阪急イングス』横の、 フリークライミング無料体験が苛烈なまでに気になる。 今度、空いてそうな時間に、お忍びで行こうと決意す。 その後、単独行にて、天王寺に渡り、 値引きが嬉しい『ABCクラフト』で、 手芸用品群の中から使える造形素材物色。5千円分程購入。 現在、フィギュアと平行進行中のメカの完成形が微接近す。 ・・・きた・・・ ・・・めっさ来た・・・ ・・・きはったでぇ・・・ 肉体的に朦朧としながらも、意識は奇妙に大ハッスル。 “ストーリーズドラッグ”(物語的麻薬)の作用なり。 今、物語という観念そのものが多透を過剰刺激する。 するのんです!! いてもたってもおられんよぉになったので、 天王寺界隈を徘徊しまくる。 路地裏疾走し呼吸を荒らす。 『王将』の床があいかわらずネニチャついているようなのを確認。 『ろくでなしブルース』大阪編で精緻に描かれていた、 鉄道横地下道をノートに殴り描き。 徹夜読破しながらフィードバックされた思考を、 殴り書きしていたノートにはまだまだ余白過多。 家のキーボードまでは遠すぎる。 駅のベンチでノートに書く描く。 たとえどれほどに未熟であり青臭くあり、 他者から見て下手糞である現実たるとも、 この行為自体が自分を存在疾駆せしめる。 せしめるのんです!! だが、持病である“突発性お風呂入りたい病”が出たので、 あんパンとかを『Heart in』で買って帰る。 だが、ウチに帰ってみると、 書類仕事(推定必要時4時間)が手つかずな現実に気づく。 戦意昂揚用に『王立宇宙軍』を流し見しつつレッツ書類群。 ・・・集中できぃへ〜ぇん。 先ほどまでのテンションは何だったというのんか。のんか! 終わった後の自由時間を心の支えに6時間でなんとかする。 ヤマを越えてしまった為、眠れなくなっている事に気づく。 いたしかたないっ!! 『大ぼら一代』全11巻を読破。 あと、落描きしたり、それをMacで塗ったり、 自分でも判読困難な宇宙文字で何か書いたり。 55時間ほど眠っていない事に気づいたので、 「今、制空権を取られるとヤバい」と思って、 布団に向かう。フトーンオーシャン。 万が一・・・ 通販で売られているという“オーラ観測メガネ”を、 装着した眼鏡っ娘に偵察されてしまった場合・・・ 我がオーラ形状が“シャアザクのツノ型”になっている事を希望。
『ダイジェスト』20010506/000162 仕事を語る事が当サイトの目的ではないので、 具体的に書いた事はありませんし、 これからも書く予定はないのんですが、自営業をしています。 1995年の多透は、 恩師の職場で相応のポストを与えてもらっていましたし、 時間的にも金銭的にも余裕が持ててきているつもりでした。 日常で“10年”というスパンで思考する事は苦手なんですけれど、 そういう思考視点を持ち続けなければ、 目の前のその時その時を表層無難にやり過ごせたとしても、結局は、 自堕落に失速してしまう性質なのを嫌なぐらいに自覚していました。 だから、 まず“10年”の意識で学校に行き資格を取り現場を学んだのです。 行政上でも“勤労学生”と分類される立場で、 朝働いてから学校へ行き、夕方から夜また働く生活を計6年間。 人の連なりや、世の中が見えてくる頃だったので、 自分だけが大変だなんて思えなかったし、 至らない部分が多すぎながらも、目の前の事だけで精一杯でした。 そして就職し、“10年”は経っていなかったものの、 日々の中で“慣れ”てしまってきた自分に気づいた頃。 1995年1月17日午前5時46分。阪神淡路大震災。 それを理由にしてしまうのは色々と不遜なのではないかとも思います。 実際、それ以前からも開業準備は少しずつしていましたし。 ただ、行動理由を喚起された事は確かな記憶だと思います。 1995年の黄金週間開けに独立開業して、 早くも7年目に突入した時間が長くもあり短くも感じます。 せっかく手に入れた自分の看板。 リズムに慣れてしまって、 「こんなもんかなぁ」と、まとまりたくはないものです。 そして・・・ “次”の“10年”を思案した時・・・ 仕事をそうして維持・発展させ続けてゆく事は勿論の事ですが、 やはり、幼少時からの目標のひとつである“物語づくり”には、 今まで以上に取り組んでいきたいなぁ、と。
『お読みあい』20010507/000163 現実に現れてしまっている多透の実力不足はともかく、 “物語をつくりつづけていこう”という意識を据えた場合、 自分以外から送られて来た物語群とのつきあい方が変わります。 “物語に喰らいつきたくなる”のです。 表層の分類で得心したり、 安易に否定する事でオトナのつもりになったりする事で満足できず、 何か自分の糧に肉にできるかもしれない部分を、 喰い千切りたくなるのです。 何故に自分はこれを良作もしくは愚作と感知するのか? 何故この物語はこういう構造を持っているのか? 何故このような時間のリズムで語られてゆくのか? 何故に主題がこのような形式で露出・隠蔽されているのか? 世の中には理詰めで把握しえない、 もしくはしないほうが良い物語も存在しますし、 物語から何かを喰い千切ったとて自分の糧になるとは限りません。 創作系の“@@入門”等には、 異口同音かつもっと上手い言葉で、 「既製品からの吸収」が語られています。 それはとても納得のいく論理で、また真実でもあると思います。 そしてそれは文章作品に限られたものではないでしょう。 しかし、その姿勢を意識すればする程に、それは習慣になり、 むしろ渇望している自分に気づくとは思ってもいませんでした。 やー。びっくり。 小説・映画・漫画等々、形式を問わず、 実は誰しも日常的に“物語”と接しているものですが、 意識して泳いでいるとハァハァ言います。 問題は、如何にフラれずにつきあってゆくのんかですが。(^^; “物語”とか言って観念風呂敷を広げすぎずに、 もっと標的を集中しとけば良かったです。ガンダムとか!
『映画の土間』20010508/000164 日常物語濃度とでもゆいますか、 多透が積極的に既製品物語に果敢にアタックしていたのは、 やはり19歳の頃だったか!という説があります。 当時、完膚無きまでにこっぴどくフラれた後でもありましたので、 なにやらその反動か・・・ 1年間で600本の映画を観るという暴挙、に。 普段、そのような習慣の無い方にとっては馬鹿げた数値かもですが、 レンタルビデオとかオールナイト4本立上映会とかを駆使すれば、 さほど困難な数字ではありません。 世の中には、同様の事を成された方も多いと思いますし、 もっと凄い方も多々居られる筈です。 まぁ、今の多透にはとてもじゃないですが、他の欲求が多くて、 再現不可能な数値ですが。 もぅ、当時のように、 『大毎地下劇場』『毎日文化ホール』の名画座もありませんし。 思えば、あの頃に、世界の広さと自身の矮小さを、 実感し始める事がてきたのかも知れません。 映画というものは、 “物語という虚構”と“俳優という現実”とが、 “画面という虚像”の中で錯綜しあう煮汁です。 映画館を出て、物語の余韻を引きずりつつ、 自分という舞台に戻った昂揚に、 ガショガシと歩きまわってばかりいました。 で。 現状の自分の難儀さを思案するに、 ・・・何処で現実と虚構の摺り合わせを間違ったんだか・・・
『蛸壺劇場』20010509/000165 どのような形態にせよ、物語は楽しめたらいいのだと思います。 ニポ人は、ついつい・・・“ためになる”“やくにたつ”等の、 いささか前時代的な言い回しに振り回されがちなんだそうですが。 かくいう多透も、振り回されている身で。 “なにか喰いつける所はないのんか”“なんかブン取ったろぅ”と、 緊張するあまり自分の疲労度を上げているだけの事が多いです。 あと、“人間”を観たがっているとでもゆいますか・・・ たとえば映画ですと、 物語を追いつつも、背景たる通行人とか、 実際に在る場所ならそこでの生活とか、 その“絵”をつくりあげた大勢の裏方さんとか、 どんどんどんどん思考を奥へ奥へと投入したくなって・・・ ・・・一瞬に結実するリンク&レイヤーの膨大さを夢想する時、 いつの間にか震えている自分の拳が在ったりします。 逆に、複合視点を持てずに、 表層しか把捉できていなかった自分に気づくと陰鬱になります。 若気の虚勢で“わかっている”なんて言い切られないままなれど、 もはや“わかろうとする”事は努力でもなんでもなく当たり前で、 そのくせ“わかろうとしない”自分は嫌悪対象で。 なんか・・・ 狭くて暗い井戸の底で、 世界への憧れだけでジタバタしてるみたいです。 映画が投影されるスクリーンはそれこそ世界への窓で、 井戸は多重構造で、よじ登ったら、更にデカい井戸の中。 そういう鑑賞姿勢が、自分にとって作品にとって、 良い事なのか悪い事なのかサダカてはありませんが、 最近になってやっと「まぁ〜うれしいのか・・・も?」と。 心境・体調・作品の波長などがリズムに合って、 “なんも考えずに楽しんで観たっ”というのは、 近年では、初見時の『レイダース』まで、 遡らなければならなくなってしまいました。 シアワセか、そうでないかで無理矢理に分類すると、 この状況はファミコンダコができたようなものだと思います。
『ぁらっ!物語サマ』20010510/000166 そして話は戻りますが、 先日の『漫画喫茶耐久読破大会』・・・ “物語”とツキ合うという観点でも面白かったです。 全巻一気読みという行為は奇妙に充実感があるので、 もともと大好きな賞味形態ですし。 漫画という形態は、 画面に“肉筆”の痕跡が見えてくるといいますか・・・ ものすごく人間くさいメディアに思えます。 作品それぞれに適した読破リズムはあるのかも知れませんが、 週間誌連載された作品を一気読みすると、 送り手側が短期間集中行為でつくりあげた事に起因するであろう、 スピード感や時代性や作者の焦りや戸惑いまでもが、 あぶり出しのように感じられて、ごっつう面白いです。 目の前にも物語が在り、目を上げると書架に積層された本群。 また、それぞれサマザマな理由により、 偶然にも亜細亜の片隅で同じく夜を過ごす事になった人々がっ! そのような環境で、 眠らずに十数時間、何作も連続で読んでいると、 脳汁のせいも在ってか無かってか、 作品それぞれを楽しみながらも・・・・・ “実は!全ての物語に姿を変え形を変え色を変え大きさも変えて! こっそりもしくは堂々と内在している物語ゴッド”・・・ なんか、そういう存在が感じられてくるとゆいますか。(笑) 物語の大海原を下手糞なバタフライで苦闘遠泳していると、 水の遠くで“ひょっとしたらジュゴンかも知れない何か”が、 ピチピチしてはるのが見えた気になってくるとゆいますかッ!! えぇと。ナウいヤングは、 こういうのんを“グルーヴ感”とか言いはるのでしたっけ? あ、チガウですか? まぁ、でも、ほんま、 造形行為の様子を考えながら、隙を見て、 まだまだ何回も『徹夜漫画』やってみたい所存ですわ。
『813のナゾん』20010511/000167 「メモだっ! メモ魔だっ! おまえはメモ魔になるんやぁっ!!」 と、 右ワキの下西方より呼ぶ声が聞こえ町の歌声にも誘われるかのように、 あの日の漫画喫茶にもメモ用ノートを持ち込んでました。 普段、職場では電脳のすぐそばに居ますので、 通常、メモは当該ファイルに打ち込んでるんですが。 自分の乱雑な手書き文字を俯瞰するという行為から、 意外と得られるものが大きい事を再認識な温故知新。 で。 “物語をつくろう!”と決意して以来、 決めているメモ時基本姿勢があります。 “書かれている言葉をそのまま複写しない” ・・・って、それだけですが。(^^; “借り物”の言葉を、多透ぐらいの力量で、 そのまま使用するのは原作者に失礼だと思いますし。 なんていうか・・・ 決して立体造形を馬鹿にする意味で言ってるんじゃないんです、が。 例えば“女の子のフトモモ”を縮小模型化する場合、 サマザマな素材・サマザマな解釈の選択肢・組み合わせ数が膨大で、 自分で見いだす“オレの曲面”の込め易さと、 自由度が高い故の難度と楽しみが在ると思うんです。 対して、 文字物語の場合、文字の種類は限定・組み合わせは膨大。 されどサマザマなものには名前が付いているように、 ひとつのものごとを伝える為の言葉は意外と限られています。 勿論、その状況を打破し、己の言霊を込める為に、 サマザマな比喩や文体などの工夫が可能なのですが。 立体造形に対して、自由度が低い為の難度と楽しみを感じるのです。 ・・・真に自分の主題を撃ち込める自信と実力が在れば、 引用のコラージュを全面にちりばめたとしても、 凄いのんをつくる事が出来るんでしょうけれど。 ジャン=リュック・ゴダール先生のような超越先駆者様とか。 こんなふうに思ってしまうのも、 まだまだまだまだ多透の言霊使い度が下手糞な為なのでしょう。 けれど、だからこそ、 どれほど舌足らずで青臭くとも、 自分の中から湧き起こった言葉で綴りたいという欲望が。 そうしておいたほうが、もしも婦女子に誉めてもらえた時っ! コンプレックスや罪悪感を感じなくてすむ・・・かも。(弱気) ・・・ただ、問題、は。 メモ作成時に、 “複写せず自分の言葉と意識で噛み砕いて再構成したもの”を、 記しておこうおきませうと肩肘張りすぎて・・・・・ 再見時・・・“ナニを言っているのか解らない”という事態、に。 【例1】 「ガッツォの上爪のようなライン ねじる」 メモは他も含めて全部といっていいぐらい、 地下牢の月明かりで書いたように、 たどたどしい走り書きで記されてるんですが。 これは、解るんです。自分の考えたヘボモビルスーツの名前だから。 それの部分に準じた構成で行こうという決意の現れですね。 【例2】 「ねぶ感じで ロッソリモ」 ・・・ナニがあった? 多透よ。
『アンドロ読者』20010512/000168 何度か、漫画喫茶で夜明かしをしてますと・・・ ヤングメンの男女が仲良く徹夜しているのを結構目撃します。 べつに、男女が同じ夜を過ごすからといって、 必ずッ!エッチしないとイカンとゆぅ法律は無いし、 波長の合う相手とゆるやかに時を過ごす気持ち良さも解ります。 まぐわい予定が無いのなら、 ラブホテルよりも格段に漫画喫茶は安上がりだし。 また、夜の街を2人で徘徊するよりも安全と言えるでしょう。 【推理その1】 “互いが親と同居の環境であり親への紹介も未だである” これならば、ラブホテル以外でゆるやかに時を過ごすに際し、 漫画喫茶という選択肢もナニヤラほのぼのと思えてくる。 【推理その2】 “たまにはそうゆうのんもええかなぁとおもった” いちばん安上がりに2人で緩やかに穏やかに時を過ごし、 なおかつ疲労回復にもなるのはやはり“昼寝”の筈っ! が、まぁ、そればっかりはナニなので、街へ、と。 【推理その3】 “実はまだ肌を合わせた事が無い” そう思案いたしますとなにやら逆にヱロチカルざます。 【推理その4】 “実は!壮烈なまでに憎みあっている” ストーリーテラーたるもの、 そのような状況下で漫画喫茶に滞在する理由の5億種ぐらいは、 即答できねばならない。 【推理その5】 “宇宙人なので” これは、もぉ、そのまんま。 たとえ文化形態が似ていたとしても、そういう事はあるものです。 以上の事情をかんがみ、我々特捜班が導きだした真実のカタチ・・・ いわば“トゥルーカタチ”とでも言うべきものは・・・ “互いが親と同居の環境であり親への紹介も未だである、 宇宙人同士の2人は壮烈なまでに憎みあっているので、 いまだ肌を合わせた事もないので最近疲れ気味であり、 たまにはこんなんもええかなぁと漫画喫茶に辿り着き、 異星文化である漫画を研究しながらも平行行動として、 物語中の台詞をテレパシーで強制送信して相手を妨害、 見えない闘志が電光石火連続興奮スリルサスペンスし、 実は漫画喫茶で徹夜こそ2人の至上のヱロスと気づく” ・・・と、見た。
『迷走牛乳シグマ!』20010513/000169 現在、来週末5/26を自己設定〆切として、立体つくってます。 で、少々スパートをかけたい年頃になってきましたので、 この日記以外のコンテンツはしばらく停滞させていだとぅございまする。 まぁ、そうは言いましても、 『落描き部屋』ぐらいしかここのトコロ更新してなかったのですが。(^^; いつの間にやら、『タスクダイサクセン』も6月で1周年。 大幅リニューアルもしたいトコロです。 もぉ、悔しいぐらいにやりたい事が多すぎてミーッ!ってなります。
『どくだみ温泉』20010514/000170 で。 今つくっている立体がナニかとゆいます、と。 1/8サイズ女の子(?)フィギュアと20cmサイズのメカです。 両者の組み合わせ品というワケではないのですが、 イキオイで同時進行です。 乾燥待ちとかをナンとかヤリクリしながら平行作業していると、 方向性が違うせいか視野をリセットしやすくて、 欠点発見が容易かつ衝撃的スパイスで行う事ができるのんです。 で。 「ぉへ〜? こないだ1/10サイズの素体つくってるゆうたやん? まったく、これだからギャルゲー素人は・・・」 と、お思いの方も居られるかもですが、実は! “多透自身が塗りにくぃ”とゆぅ、情けなぁい理由で、1/8に。 7月の『WHF神戸』に、仕事の都合で参加できなくなった為、 9月の『WHF有明5』を目標に、なんとかっ!! 【やぼぉ】 フィギュア2種・メカ1種・同人誌1冊 ・・・もぉ、「叫べ、夏。」
『毛甲船』20010515/000171 北海道旅行者から、毛蟹をいただく。 それはもぉ、迷わずに食す。 対観光客店舗ではなく、地元人用市場とかに行けば、 傷モノとかを格安大量に購入できるそうだったり、 1匹2千円以上だったりとかも聞くまするが、 今回はなにせ“タダ”なので遠慮も策謀も無く食す。 それにしても毛蟹とゆう奴・・・ ゴツい! ブ厚い! 超合金のような重量感! 光らない! 回らない! 全関節フル可動!! 鋭利さよりも鈍器の如き武装たるメイン鋏!! 足先の鋭さはザクレロのカマの如く先鋭性!! これでもくわッと振り絞るようなトゲ群装備! そして・・・ヘアー・・・ このインパクトには、歴代1/144ガンダム群とてタジタジだ! 毛蟹、おそるべし。 次回新作ガンダムには、是非とも毛蟹の意匠を取り入れるべきだ。 いけるっ! いけるでぇっ!! いけると思います。 皿の上でさんざんコネくりまわして可動させたワタクシがゆいます。 マチガイないですよ。 伊達にZ級ムービーとして有名な『地獄のシオマネキ』観てないです。 ぇえ。覚えています。手と手がふれあった時を。 ビデオのパッケージに書かれていた“グルメホラー”の文字を。 Z級の名に恥じない、抑揚無く増長で観る事が苦痛なテンポを。 ヒロインの名は・・・ フヘヘ、あんた、セイラとか言ったよなァ。
『ケガニペンデンス・デイ』20010516/00017 それにつけてもあの“毛”はなんだろう? なびくアイツにキリキリまいさ。 外骨格たるもの、あのような“毛”が必要なものなのだろうか? ファッションやカムフラージュとゆう観点から考察するにしても、 捕食対象となる生物は、あの程度の“毛”で誤魔化せるものなのか? オトナはいつも嘘つきなのか? 郵便ポストが赤いのも毛蟹のせいなのか? ・・・ハッ! そ、そういえば、いつだったか聞いた事がある・・・ “毛蟹は宇宙から来た”という話を。 だとしたら・・・あの“毛”は確信犯に違いない。 くそぅ! あんな程度でッ!! 誤魔化せると思われてるッ!! ナメられてるぞぅ! 海の生き物ッ!! ワタクシは毛蟹を食するにあたり、以上のような思考解に至り、 “天”“地”“蟹”の象徴たる3匹の毛蟹をたいらげたのである。 天神合一。つまり、ケガニックフォーメーション。 その間、宇宙毛蟹との激しい戦いは、果てしなくつづき、 ワタクシの指先やクチビルを多々傷つけた。 だが、青春は傷つかない。 それはあらかじめ傷ついているものだからだ。 今、ワタクシがこの手記を書いているという事は、 ワタクシの方が勝利したという事なのであろう。 時空間の位相差により、 この手記が地球圏に到達するには2時間ぐらいの誤差が生じる。 その間隙を毛蟹に突かれてはならない。 人類は既に、きゃつらの鋏の中に在るのだ。 この状況を打破するには、 古来より蟹と拮抗する勢力たる“宇宙猿”の助力をあおぐしか無い。 だが、太平の世の享楽の中で、 “宇宙猿”の大半が都会の毒気にあてられていると聞く。 これはいかん。 もしもの時は、 太古より毛蟹ハンターとして名高い一族と接触するより無い。 族長は、キミの町にいる。 ひと呼んで、 ケガニー・ウイーバー。
『ねばり道』20010517/000173 いろいろと“ものづくり”をしていて面白いのは、 やっぱし“発見”を実感できる事。 それを“成長”とまでイキナリもっていける程には、 初々しくなくなってしまったけれど。 たとえるなら・・・ なにやらよくわからない井戸の底からニジニジと登り続け、 なんか広いトコに出たと思ったら更に大きな井戸の底だと、 気づいた瞬間の失望外区域における熱くるしい程の高揚感。 あるいは・・・ なんの理論も法則も心に浮かべないままにただ空の下で、 いじくりたおしていた知恵の輪が不意にはずれた時の色。 もしくは・・・ 一所懸命に、 マフラーを編む事が人生のナニかを切り開くとは限らないし、 マロニーが超主格食材でなくとも世界から排斥しなくともと、 マッハの一瞬でこんがらがりながら気づく一瞬のスパーク音。
『ファンドはどこ行ったん?』20010518/000174 あいかわらず、フィギュア習作をつくってはやりなおし。 脚造形がこんなに難しくも面白いものだとは知らなんだ。 重心維持は勿論の事、少しの位置変更で印象が激変する。 結果、悩みつつ脚位置変更の繰り返し。 その際、以前にも書いた通り、 ファンドで芯をつくってスカルピーで表面という形式だと・・・ バランス変更の為に脚を広げようとして、 ファンド部分を削りつつ反対側にスカルピーを盛る作業連続連発で、 いつしかファンド部分が消失している事が多々ある事を発見。 いつの間にやら、当初の位置よりも脚1本ぶん移動し、 芯材のアルミ線まで消失し、スカルピーのムクに。 以前は、いつの間にかエポパテのムクになっていたのだが、 スカルピーという素材に慣れてきたのか、 なんでもかんでもスカルピーでつくりたくなってくる。 あと、町をゆくおぜうさん達の美脚が気になる年頃。 自転車通勤していると、 苛烈なまでに荘厳な美脚の持ち主とすれ違う事が多々あるのだが、 よもや「型取りさせてくださひ」とも言えず、切なくアデューぅ。 念写。
『遅れて来たS』20010519/000175 ネット上で先輩諸氏の造形手記を熱烈拝読。 スカルピーという材料の初体験時に、 天恵を得られたような出会いを書かれている方が多い印象、が。 「なんと使いやすい」「もぉ、これがなければ困る」 「至高の材料」「一番相性が良い材料」「めっさ作業が早い」・・・ 色々と鈍感なトコロを持つ性癖のせいか、 多透内部でスカルピーが“来た”のは初体験から約1年後。(^^; どぅやら、最初に触れた商品が古い在庫のものだったのか、 多透の保存状態が不備だったのか不明なれど、 妙に硬くなってしまっている状態だった模様。 なんか、スカルピーちゃんに、 「ぢゃっ! あなたとは、 いつの間にか離れてしまった幼なじみみたいなポジション、で」 と言われた気がして、わりと長い間スパイシーな気分でした。 が。 先日、 ネット通販してくださっている『里見デザイン』さんで購入、 送付していただいたところ、“異様に柔らかい”事に衝撃5億倍。 すごいッ! 今まで結構に練っていても硬くてやりにくかった、 “擦り込み”が苛烈なまでに楽々。 「まるで澄んだ空気を練っているようだ」(イナヅマ好き【談】) 来た・・・ こ、れは。 アイソ良くして嫌われんよぉにしとかんと・・・ ハローハロー。 ウェルカムスカルピーカムカムめんそーれヒアウイゴーシュビドゥバー。 キミー・ボクー・トモダーチ。
『ザビケープリンセス』20010520/000176 数年前のフィギュア誌『レプリカント』等を時系列順に見ていると、 造形表現の幅が異様に進化しているのが実感できてきて驚愕。 数年前の状況下でさえ突出した印象を持ち、 いまだ色あせない作品の存在にも驚愕。 感性が鈍いせいか、実際に手を動かすようになって、 はじめて発見できる視点が続々登場するのが、 自分に情けなくも面白い。 そして、 自分なりに気になるのは、“やわらかさ”の進化。 ポーズだけでなく肉体輪郭も硬い印象のフィギュアが、 “あたりまえ”に第一線の商品として通用していた数年前の状況。 それが、次の号次の号と進むにつれて、 誌面のフィギュアが“やわらかい”印象を加速度的に獲得してゆく。 この“次”の進化領域は何処なのだろう。 それは安易に分類できるものではないと思い知りながらも、 “柔軟感”“細密感”“躍動感”などの未来を見たくなってくる。 自分にとって今はスカルピーブームなので、 あのように微妙曲面をつくる事ができる材料の革新をも思う。 ナノマシン等の極微機械はバイオ技術により、 どんどんナマモノ度が高まってゆくだろうし、 その過程で革新的造形材料は必ずや生まれ来てくれるだろう。 多透の単純な思考でまず思い浮かぶ簡単な発想は、 やはり“絶妙なやわらかさを持った複製材料”による、 “真・やわらかフィギュア”だが・・・ 一抹の不安も禁じ得ない。 もし・・・“形状多重記憶軟質樹脂”が開発されて、 “アレ”とかが商品化されてしまった場合・・・ いったい、世界は、どうなってしまうのだろうか? そう・・・『のたうつドズル兄さん』とかが・・・
『ロングウェイ法』20010521/000177 近未来材料の念力珍予想はともかく、 現在進行形のフィギュアシーンの中でも、 個性と資質を持たれながら活躍されている、 原型師の方々が多々居られます。 で。 “やわらかさ”の表現という観点で見た場合、 突出した資質を持つ原型師のおひとりとして、 さわたりけんじ氏の名前を挙げる方も多い事でしょう。 現在、さわたり氏は御自分のホームページ上で、 『こみっくパーティー』の『長谷部彩』フィギュアをつくる工程を レポート形式で公開しておられます。 これが・・・もぅ、立体としての魅力は勿論の事、 多透のような初心者には激烈に勉強になるレポートでして。 スカルピーという材料を今ひとつ使いあぐねていた多透に、 “その原因は自分の勉強不足そのものだった!”というリアルを、 シャッキリと認識させてくださいました。 以前にも書きましたが、 途中経過の総天然色画像を掲載してくださっている、 原型師さんのページというのは本当にありがたいものです。 ものづくりという道程には、 “本当に自分で迷いながら決めなければならない分岐点”が、 必ず存在するのだと思います。 けれど、多透程度の鈍感さだと、その分岐点を見いだす以前の所で、 無為に徘徊しつづけている事に気づかない事が多々あります。 その無駄さえも、 後の資産として活用できるのならばそれでいいのですが、 その理想を夢見るには人間の持ち時間は少なすぎます。 すぐれた作品や、その道程の記録には、 “本当に自力選択しなければならない分岐点”へと、 至る時間を濃縮させていただいている感覚を覚えるのです。 感謝。
『円盤計画☆猿ビーム』20010522/000178 パズルのピースが不意に合うように、 ものづくりの道程で、今まで気づかなかった法則を実感する。 たとえばもっと心が幼かったのなら、 自分の発見を自惚れにもできるのだろう。 けれど現実には、 ものづくりの過程で発見と成長を重ねてゆくのは至極あたりまえの事。 たとえば、量産市販されているプラスチックモデルキットにおいても、 パーツを切り離し組み合わせてゆく行為の果てに、 “そのカタチ”を発見してゆく道程が在るのだと思う。 少しでも真面目に取り組んだ事のある人が、 “誰がつくってもおんなじ”でない事を発見するのもその為なのだろう。 何も行動を起こさない事は動かなかった自分を発見する事だし、 変身ヒーローは自己異化の果てにニンゲンを再発見する。 良き相手との性行為は互いの喜びを発見する連続である筈だし、 粘土細工などは部品段階からカタチを発見してゆく行為と言えよう。 キカイダーゼロワンも主題歌の中で、 “敵の基地を発見するやいなや嵐の如き急降下を敢行する” 旨を表明している。
『チチ孵る』20010523/000179 発見済だぜぃフフフゥーンと思っている事柄でも、 実は、カードの裏側が見えていなかったり、 豪快な氷山の端っこであったのする事が多々ある。 人体を模したカタチをつくろうとする時、 人体形状を漠然としか認識していなかった事を発見し、 ドッキリしちゃった方々も世界には多いのだろうと思う。 多透も当然、そのひとりで、しかもかなり愚鈍なレベルだ。 二次元・三次元を問わず、女体表現は最重要事項だと思う。 人類は来世紀もそれに挑み続けてゆくだろう。 だが、その表現行為を生業とされる方々の中においてすら、 多透のような素人目から見ても・・・ 「このひと、“ほんまもん”を知らないのんでわ?」と、 激烈に僭越ながら感じてしまう方が居られるのもまた現実。 他ならぬ多透自身が、 その表現領域まで全然っ到達できていない事を棚に上げて、 “肋骨不在”や“アゴ長すぎ”とかが気になってしまう。 脳内ヱロチカルダンシングファイトを投影した結果、 大事なトコが特撮されるのは理解できるし歓迎もする。 上手く昇華できれば個性と認識され武器ともなる。 “ほんまもん”を触診しまくらなければ表現できない筈はないし、 なでくりまわしたからといって表現できるとは限らない。 けれど、 アニメキャラなどの“既にディフォルメされしもの”を、 重点参考物にした結果、コピー劣化とかデチューンとか、 ルパンVS複製人間とかを繰り返してしまい、 “ほんまもん”から気づかないウチに隣町の番長が来て、 “あからさまに間違ったトコロ”に着地してしまう。 それは既にアキラカに人体とは異なった構造をもつカタチで、 なおかつアキラカにカンチガイされたヱロスを含む。 それは、突きつけられると、困惑してしまう。 「オレはこれでヱクサイトしていいのか? ・・・だがしかし」 ・・・このトコロ、 フィギュア原型をつくっていると、 毎朝々々、自分のつくったものを見て、そう思うのだ。
『ガードルマシーン』20010524/000180 フィギュアづくりには夜が似合う。 テレビ大阪の深夜映画枠で、 健さん映画『昭和残侠伝・唐獅子牡丹』を観る。 そして、平行して、作業。 画面の中で、健さんの手は血に染まってゆくが、 多透の手は現実の中でフィギュアのパンツをつくっているのだ。 「よし、これで下腹部のデッサン、よし」 そう認識していた筈であるのに、 パンツを上乗せした途端、デッサン狂いを大発見してしまう。 パンツに、こんなパワーが秘められていたとは・・・! パンツおそるべし。 度重なる敵ヤクザの嫌がらせに健さんの痛みは増し、 度重なる自己リテイクに多透はハフハフと息を荒らす。 深夜に繰り広げられる、健さんの死闘。 そして多透は、パンツとの苦闘。 混迷した意識の中で、 パンツはいつしか肥大し、マワシのようになってしまう。 これでわ、だめ、だ。 マワシマニアが「良し」としても、自分が自分を許せない。 『ガンダムセンチネル』の「ザク」模型制作記事を思い出す。 「当初は既製キットにパテを盛り上げて制作していたが、 実は!削り込む方向で形状出しをしなければ正解に至れなかった」 ・・・と、いう意の記述・・・ そぅかッ! ならば、パンツも彫り込む方向でっ!! これでもかっ! これでもかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! ・・・・・・戦いは、つづく。 その果てに、多透が見るものは・・・いったい・・・
『ピンチくん』20010525/000181 ものづくり遊戯で夜更かしはいつもの事ながら、 最近は深夜枠のアニメが増加したので、 それらを見ながら作業というパターンも増加中。 なにはともあれ・・・ 『こみっくパーティー』のオープニングが気恥ずかしい年頃。 特に、サブキャラ達が光芒となりて飛翔するカットは、 『魔境伝説アクロバンチ』とかを段階的に回想してしまったりして、 ウブな中学生の如く左ナナメ下を向いてしまう。ひとりの部屋で。 このあたりの気恥ずかしさは、 80年代アニメ群を呼吸した方々ならば、 幾ばくか共感していただけるかもしれない予感。 そしてそのようなダンガーな行為に挑みたい方には、 『アイドル雀士スーチーパイ』シリーズの、 『アイドル雀士をつくっちゃおう』(DC)をオススメしたい予感。 麻雀を知らない為、ゲームとしてのナカミも存じませんが、 オープニングムービーは多透にとってかなり伝蛇羅巣でした。 登場キャラ達が異様な振り付けの奇妙な踊りを連発するのですが、 その動作・カット割り・雰囲気やらのすべてが、 脳内の何やらセンシティヴな領域をシェイクするのんです。ラテン的に。 2年ほど前、店頭デモが流れていた時には、 日本橋の街路で静かに目を伏せる事で切り抜けましたが・・・ その後、 友人宅で“偶然”にも“起動”されたそれを“直視”してしまい、 その場にくずおれるように伏しつつ痙攣してしまいました。 たとえるなら、・・・ぇえと・・・なんでしょう?
『やきもちハイソックス』20010526/000182 やっとスカルピーの焼き方が実感できてくる。 今まで、激安物のオーブンで安易に焼いてた行為は、 まさに、幼なじみへの安易な約束の如きものだったと判明。 守れなかった約束の原因はいつも自分の中に在ってしまう。 多透の焼き加減は浅すぎた。 それでは一応の形状を維持する為の仮焼きにすぎず、 希釈され改変され壊れてゆく想い出のように脆くて。 とぅっ!! 温度調整機能付きオーブンを導入。 いざ買いに行ってみると、 「SANYO SK-PH3 」割引実売税込6千円程。 安いっ! ガレージキット1個ぶんぐらいの値段で、 自分のんをつくりだせる環境が強化できるとわっ!! で、も。上位機種の1万2千円には気後れしてしまった弱さが。 早速、開封し、 “どこまで焦がしても大丈夫か?”実験を連発。 こればかりは個体差や個人差がある筈なの、で。 むぅ・・・。 上手くいくと粘りが出て、結構な強度が現出。 試験焼きに棒状にしたスカルピーが、 まるでサラミかビーフジャーキーの如く思えて食欲大誘発。 ええかんじやぁ。 そうか、あの頃の僕等は幼すぎて、 助走を始めたばかりの校庭で陽射しの熱さを誤解していたんだネ。 お好み焼きは的確に焼いてからひっくり返すなんて当たり前の事なのに。 されど、今・・・ やっと正しいかも知れない熱さに気づいてゆく自分・・・ いける。 根拠も無く“なんか強ぅなった”ような気がしてくる。 フフフ・・・ どぅやら多透も、ようやく登り始めたようだぜ・・・ この、果てなく長い“スカルピー坂”をよぅ!! (でも、現状は、ふもとの茶店で団子たべてるとこ) (ぅお。八兵衛出現。ご隠居に蕎麦をおごってもらう。2ポイント)
『豚破者』20010527/000183 ガレージキット原型づくりの煮詰まりを打破せんが為、 幾人がの友人達に御足労いただき、公聴会を開かせていただく。 うぬむ。 大助かり。 貴重な意見は勿論の事、面白く味わえたのは、 途中段階を他者に見ていただいているという状況下の自己思考。 多透は元来、自堕落な人間なので、 気を抜けば・・・ “自分にしか通用しない言い訳”を繰り返しがち。 「いゃぁ、これはあくまで途中だからぁ〜」 「ほんまはもっと上手くできるねん」 見る者・買う者の側では関心を誘発するに至らない工程での言い訳など、 自分なりにいつも実感・辟易している筈なのに、 自己防衛の為にダラダラと脳内列記していては成長停止バッドヱンド。 多透とて、伊達に数多くフラれ続けてきたワケて゛は、ない筈ぞ。 その状況に陥らない為には、 “背伸び”と“言い訳できない状況の構築”が必要なのも痛感済。 今までできなかった事へ挑んでみる“背伸び”は楽しいし、 自分以外の誰かの視点で見てもらえる機会は実に有意義。 どんな鼻息の荒い心意気でも、 自分内部だけで展開してたら本末転倒。Gがこんなにすんごいなんて。 多透程度のジツリキで、んな事やってもモテまへん。 ふぅ・・・ 手近なところに、 “立体およびキャラクターに対し良質なバランス感覚を持った方々”が 居てくれたのはラッキーフルスロットル。 あと、は。 そういう“状況の立会人”になっていただいた事を、 後悔してもらわない為にも、自分で踏ん張ろう。とんとん。
『ワルワル同盟サンダー支部』20010528/000184 そして同時に、ちょっとしたワルだくみも展開中。 ワルだくみとゆいましても、ガレージキットづくりの一環で。 小心者の多透としましては、ぁあ、そんな・・・ 銀河をプルプルさせるほどの大規模ワルだくみではござりません。 公聴会に御足労いただいたメンバーにも、 イキナリばれる程度のプチ魂胆でした。無念。 も少ししたら一次原型が完成する筈ですので。 ・・・あと、十日ぐらい。
『ウチが噂のワルだっちゃ』20010529/000185 “ワルだくみ”なんて書くと、 惡蛇久実ちゃん(13歳)とかを空想科學される方々も多い事だろう。 多透とて、今っ思いついたばかりなので、詳しい事は解らねど・・・ きっと、自分の名前にそこはかとないコンプレックスを抱き続け、 「嗚呼っ!かくなるうえはイメーヂどおりに、 フリョウショウジョになってしまおぅ・・・」と、 まずは炭酸に弱い自分を乗り越える根性を自分に見せる為、 鏡の前でジンジャーエールを一気飲みしようとして、 「えふぇふっ!!」・・・と、なってしまうようなコと、見た。
『夜にシュシュシュ』20010530/000186 あいかわらず、夜更かし屋さん。 やりたい事が多すぎて、眠るのんが勿体ない。 まったく、オトコノコの部品はやりたい事でできてるのんか? それとも“やりたい事”が在る筈という幻想の中に居るのか? まぁ、だいたい4時間睡眠と、昼寝1時間は守れているので無難。 世の中には、 それ以上の覚醒を強制されておられる方々も確実に居られるので、 自分の楽しみで起きている者がそれを誇っても無意味なファンタジー。 楽しみたい事を楽しめるだけの時間と資金と立場を手に入れたなら、 楽しめなかった頃の自分にシッカリと突きつけてやるべきなのだ。 その、当たり前の事をやってしまおう。 面白い。 ものづくりと睡眠と仕事と昼寝とかを、 水面に投げられた小石のように水切りをしながら飛んでいるようだ。 小石なら失速すれば沈んでしまうのだが、 失速しそうになったら早寝すればイイだけなのがヒトの知恵。 幸い、ものづくりも仕事も楽しめているのでラブリーだが、 もしも強制造形所とかに収容されたらと思うとゾッとしますネ。
『目標コウヴェ』20010531/000187 先刻、『WHF』事務所から通達文書あり。 少々、質問をさせていただいてた事もあり、 関係書類を送ってきてくださったのだ。 メールでの質問にも、迅速に応えてくださったりして、 好感度プラス5億。 まだ日程は非公開なれど、“秋”に『WHF神戸』が開催されるとの事。 9月が有明で11月が横浜なので、おそらくは10月であろう。推理くん。 これはッ!確実に参加せねばっ!! たとえ『WHF有明5』9/2を見送ったとしても、神戸デビューは外せない。 ・・・って、こんなに日数があるのに『WHF有明5』を気にするの、は、 実は先日のワルダクミの一環で・・・ “版権もの”に着手しようとしてるからなんですが。(^^; 『当日版権申請書』の送付〆切などの関係で、 より造形確実性の高い『WHF神戸』に目標設定する可能性がフツフツと。
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