第14回アジア卓球選手権(大阪大会)・結果&観戦記!!

 9月28日(月)〜10月4日(日)の7日間、大阪府・大阪市中央体育館において
 行われました第14回アジア卓球選手権(大阪大会)を、最後の2日間(10/3(土)〜
 4(日))観戦しましたので、観戦記をアップします。(わかる範囲内での結果をアップします。)


 女子ダブルス
 
  李 菊 ・ 王 楠 (中国)┓
               ┣ 柳・李 ┓
  柳 智恵・李 恩実 (韓国)┛     ┃
                     ┣ 柳・李 ┓
  ツジョンシル・ウイボクスン(北朝鮮)┓     ┃    ┃
               ┣ 王・王 ┛    ┃
  王輝・王晶(中国・中国香港)┛          ┃
                          ┣ 柳智恵・李恩実(韓国)
  朴 海晶・金 武校 (韓国)┓          ┃
               ┣ 朴・金 ┓    ┃
  岡崎恵子・西飯由香 (日本)┛     ┃    ┃
                     ┣ 朴・金 ┛
  武田明子・川越真由 (日本)┓     ┃
               ┣武田・川越┛
  孫 晋・張 イン寧 (中国)┛


 3回戦
  ツジョンシル・ウイボクスン(北朝鮮) 0(-10,-16)2 藤沼愛・四元直美(日本)
  岡崎恵子・西飯由香 (日本) 2( 15,26 )0 陳丹蕾・桑亜シン(中国香港)
  キムヒョンヒ・キムヒャンミ(北朝鮮) 0(-16,-14)2 武田明子・川越真由 (日本)

 準々決勝
  李 菊 ・ 王 楠 (中国) 1(-16,14,-16)2 柳 智恵・李 恩実 (韓国)
  ツジョンシル・ウイボクスン(北朝鮮) 0(-14 , -18 )2 王輝・王晶(中国・中国香港)
  朴 海晶・金 武校 (韓国) 2( -11,11,6 )1 岡崎恵子・西飯由香 (日本)
  武田明子・川越真由 (日本) 2( -8,14,25 )1 孫 晋・張 イン寧 (中国)

 準決勝
  柳 智恵・李 恩実 (韓国) 2(12,-13,14)1 王輝・王晶(中国・中国香港)
  朴 海晶・金 武校 (韓国) 2(-19,21,17)1 武田明子・川越真由 (日本)

 決 勝
  柳智恵・李恩実(韓国) 2(17,9)0 朴海晶・金武校(韓国)
  (柳・李組は初優勝)


 コメント:

  ベスト8には、日本・中国・韓国がそれぞれ2組ずつ、あとは、中国・中国香港の国際
  ペアと北朝鮮ペアが1組ずつ入った。

  準々決勝

  前回優勝、第1シードの李菊・王楠組だったが、前日から引き続き、王楠の足の故障
  の影響か、セットオールの末、韓国ペアに敗れた。それでも1ゲーム取るところは
  はやり凄い。
  柳智恵・李恩実の韓国ペアも決してラッキーなだけの勝利ではない。勿論、実力も
  あった。それは、この後、証明される。

  ツジョンシル・ウイボクスンの北朝鮮ペアは王輝・王晶の国際カットペアに
  ストレート負け。王・王組のカットは手打ちに見えるが、ボールの底を打球して
  切れているのか?。

  実力と実績のある韓国の朴海晶・金武校組と対戦したのは、最近、実績を出しつつ
  ある岡崎・西飯組。1ゲーム目は11本で取り、「こりゃ行けるか」と思ったところ、
  2ゲーム目は逆に11本で取られる。3ゲーム目は、ペアリングの関係上、「後半は
  不利だから前半どれだけ離せるかが鍵だな」と思ったが、何と、逆に11本連取され、
  0-11。その後も離され、「こりゃダメだ」の展開。結局、6本での惨敗となった。
  なぜ1ゲーム目を取れたのかが不思議なくらいだった。岡崎の変化に慣れられる
  までは良かったが・・・といった単純な理由だけでもなかろうが・・・。

  日本期待の若手ペア・武田・川越組は、中国期待の若手ペア・孫・張組と対戦。
  相手は若手とは言っても、今大会第2シード。しかも、第1シードの先輩ペアが
  王楠の足の故障で優勝が難しいのは百も承知。中国の7種目完全制覇のためには
  自分達が勝たなければならない、という使命感が感じられた。
  1ゲーム目は8本で中国ペアが圧倒する。これを見て「こりゃダメだ」と、以後は、
  1ゲーム目を取っていた岡崎・西飯組の試合に注目していたが、この間に、2ゲーム
  目は武田・川越組が取る。そして、ゲームオールの3ゲーム目。中盤になっても
  離されない展開。初めは勝機薄と見ていた観衆も、次第に「これはひょっとしたら」
  という雰囲気になり、応援も大きくなる。そしてついに20-18とマッチポイントを
  握る。普段はダブルスではフォアサーブを使う武田も「ここは勝負」とバックの
  しゃがみ込みサーブを使うが・・・結局、観衆のため息と共にジュースに追いつかれた。
  こうなると、地力に勝る中国ペアが有利、というのが下馬評だが、ここでも互角の
  戦いを展開。そして・・・ついに27-25で中国ペアを破った!。日本がこの種目で
  ベスト4に入ったのは10年前の第9回大会(1988年・新潟大会)の内山京子・富永
  克子組以来のことという。中国の7種目完全優勝の夢も打ち砕く、価値ある勝利
  だった。帰化選手でない、純日本人の、しかも若手が取ったメダルというところに
  一層の意義がある。

  準決勝には、韓国2組と、日本1組、中国・中国香港の国際ペア1組が勝ち上がった。

  準決勝

  柳智恵・李恩実の韓国ペアが、王輝・王晶の国際ペアのカットを打ち崩し、決勝進出
  を決めた。これで、中国は、この種目で0.5種目優勝の可能性もなくなった。

  武田・川越組が対戦するのは、先程、岡崎・西飯組が敗退した韓国の実力派ペア・
  朴海晶・金武校組。だが、勢いに乗る日本ペアは、1ゲーム目終盤、16-19の劣勢から
  武田のサーブを生かして5本連取する鮮やかな逆転勝ちで、まず先取。行け行け
  ムードになった。地元・大阪ということもあり、応援も盛り上がる。1ゲーム目の
  余勢をかって2ゲーム目も押し気味に展開し、17-13とリード。勝ちが見えたが、
  ここでそれを意識したか、あるいはここからが百戦錬磨の韓国ペアの真骨頂なのか、
  猛烈な追い上げに合い、ジュースにもつれ込んだ末に21-23で、このゲームを
  落としてしまう。すぐそこにあった決勝進出が、スッと遠のいた瞬間だった。
  3ゲーム目は展開としては競り気味だったが、ポイントは常に3点程、リードされて
  推移し、結局、最後は17本での敗退となった。勝てた試合だった。惜しいことをした。
  それでも、武田・川越の2人の活躍は立派だった。この活躍が認められ、12月の
  バンコク・アジア競技大会の代表にも選抜された。2000年のシドニー五輪、2001年
  の地元・大阪の世界選手権、さらに2008年の大阪五輪(開催地は未定)を目指す2人
  にエールを送りたい。

  決勝

  決勝は韓国同士の同士討ちとなり、柳智恵・李恩実組が、17本、9本のストレートで
  朴海晶・金武校組を破って初優勝を決めた。
  この試合は、偉関の男子シングルス決勝を待つ間のつなぎの試合のようになって
  しまったのは残念だった。同士討ちというのはどうしても応援もなく、盛り上がり
  に欠ける展開になってしまう。武田・川越組が決勝に来ていれば全然違った雰囲気
  になったのだろうが・・・つくづく残念だ。
  しかし、韓国はダブルスが強い。今大会、男子ダブルスでは、中国と同様にベスト4
  に2組が入り、銀と銅を獲得、女子ダブルスは、決勝同士討ちで金銀をキープ。混合
  ダブルスは、優勝こそ中国に取られたが、ベスト4に3組入り、銀銅銅を取る。
  ダブルスの3種目を合わせて、金1、銀3、銅3のメダルを獲得している。
  「ダブルスなら負けない」という得意種目を持つことにより、国際舞台で勝つことを
  覚えていく。こういう方法も案外有効かも知れない。

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