第49回東京選手権・簡易記録と雑感


大会後、2週間を過ぎても日卓協側からの記録掲載がないので
3/20(木)〜23(日)に東京体育館において行われた
第49回東京選手権大会の主要記録と雑感を勝手にアップします。

男子シングルス

 準々決勝
  謝超ケツ(東京アート) 3−1 張  雷(サ ン リ ツ )
  王 永剛(健勝苑京都) 3−1 松下浩二(スヴェンソン)
  イ 晴光(寿   屋) 3−0 王 振義( びわこ銀行 )
  黄 文冠(グランプリ) 3−0 渋谷 浩( 日産自動車 )

 準決勝
  王永剛(健勝苑京都) 3−2 謝超ケツ(東京アート)
  黄文冠(グランプリ) 3−0 イ 晴光(寿   屋)

 決 勝
  黄文冠(グランプリ) 3−0 王永剛(健勝苑京都)
  (黄文冠は初優勝)
  (王は準決勝の頃から足が吊り気味だったが、
   決勝は-21、-7で連取され、3ゲーム目4-3の時点で棄権)

女子シングルス

 準々決勝
  小山ちれ( 池田銀行 ) 3−1 坂 田  愛( 日本生命 )
  青池優美(武田薬品湘南) 3−2 李  新 艶(武田薬品湘南)
  フー 培( 第一勧銀 ) 3−0 陳    媛( 大 正 大 )
  陶 海東( サンリツ ) 3−0 TU-DAI YONG( ス イ ス )

 準決勝
  小山ちれ(池田銀行) 3−0 青池優美(武田薬品湘南)
  フー 培(第一勧銀) 3−1 陶 海東( サンリツ )

 決 勝
  小山ちれ(池田銀行) 3−1 フー培(第一勧銀)
  (小山ちれは3年ぶり3回目の優勝)

男子ダブルス

 準決勝
  松下浩二・渋谷浩(スヴェンソン・日産自動車) 2−1 徐向東・張雷(サンリツ)
  小林仁・増田秀文(健勝苑京都) 2−1 糀谷博和・平亮太(びわこ銀行)

 決 勝
  松下浩二・渋谷浩(スヴェンソン・日産自動車) 2−1
              小林仁・増田秀文(健勝苑京都)
  (松下・渋谷組は2年連続3回目の優勝)

女子ダブルス

 準決勝
  ほり打律子・松井清美(大正大) 2−1 馬佳・キ林(明徳義塾高)
  蘇迎学・陳媛(大正大) 2−0 松尾清美・野末知穂(住友生命)

 決 勝
  蘇迎学・陳媛(大正大) 2−0 ほり打律子・松井清美(大正大)
  (蘇・陳組は初優勝)

雑 感

 主に男子シングルスを中心に観戦しました。
 やはり世界選手権代表を注目して見ましたが、カットの2人がダブルス優勝、
 シングルスベスト8、という活躍をしたにとどまり、その他のベスト8中の
 6人は中国人で、ベスト4を中国人に独占される、という結果に終わりました。
 シードされた選手は5回戦(ベスト32決定戦)から登場しましたが、
 木方(実践学園→明大)は張凝(大正大)に、鬼頭(愛工大→ドイツ留学)は
 川波豊さん(わかくさクラブ)に、それぞれ緒戦で敗退していました。
 特に木方は今大会、プログラムの表紙になるなど、周囲の期待も大きかっただけに
 残念でした。
 全日本チャンピオンの岩崎さん(日産自動車)は6回戦(ベスト16決定戦)で
 大学の後輩にあたる高橋卓斗(専大)に負けました。全日本後のジャパントップ12
 でも優勝し、安定度を増した最近の成績から、中国人にあたるまでは問題なく
 勝ち上がると思われていたので、意外な敗戦でした。
 中田(サンリツ)は6回戦(ベスト16決定戦)で渋谷さんに負けましたが、
 これは日本代表同士でもあり、実力的にも仕方なかったと思います。
 ベスト16に入った後、ベスト8決定戦で、田崎(明大→協和発酵)は張雷に、
 遊澤(明大)は王振義(びわこ銀行)に、それぞれ勝てる可能性のある惜しい試合を
 落とし、敗退しました。また、このラウンドで高志さん(日産自動車)が、王永剛に
 0-3のワンサイドで敗れています。
 準々決勝で、渋谷さんは黄文冠に0-3で完敗しました。スコアは-14,-12,-14です。
 残念ながら、現段階では勝ち目がない、というのが正直な実感です。
 しかし、黄文冠は渋谷・松下型のオーソドックスなカットには本当に強い!と感心
 します。両面表ソフトなのに粘ってもミスしないし、安定したラリーを展開し、
 うまいストップでゆさぶって決めに行く形が崩れません。
 松下浩二さんは王永剛に1-3(-12,21,-13,-17)で、チャンスはあったと思いますが、
 最後は実力の差だと思います。

 さて、この東京選手権は最終日が異様に過密なタイムテーブルでした。
 優勝する選手は、1日でベスト32決定戦から決勝までの6試合
 (3ゲームスマッチ・2試合に5ゲームスマッチ・4試合)を勝ち抜かねばなりません。
 これは最近評判の悪い全日本の過密日程よりもさらに過酷です。
 勝ち上がっていくにしたがって連戦を強いられるサバイバルマッチです。
 今年、ほとんどのゲームをストレートで勝ち上がり、短い試合時間で休憩も多く
 取れ、体力的にも余裕のあった黄文冠と、接戦の連続を勝ち上がり、休憩も満足に
 取れずに連戦を強いられた王永剛の差が、決勝での棄権になって現れたと思います。
 「優勝するような時は、緒戦から気を抜かず、無駄なゲームは落とさず、
  着実にモノにして勝ち上がるべきだ」という言葉を思い起こします。

 近年、東京選手権の決勝では、残念ながら棄権が目立ちます。
 3年前の男子シングルス決勝では、準決勝の試合中に右腕を傷めた松下雄二さんが
 張雷に0−2とリードされた時点で棄権しました。
 去年の女子シングルス決勝では、李ジュンのカットを打ちあぐねた小山ちれが
 用具の破損を理由に棄権しました。
 そして、今年、また、です。
 前年までの2例は、ある意味では不可抗力(?)ですが、今年の場合は、もう少し
 選手の体をいたわるようなタイムテーブルであれば、あるいは防げたかもしれない
 事故ではあったと思います。
 最終日前日の3/22(土)に、夜遅く、連戦の末に行われる予定であったカデット
 種目(中学生以下)の準々決勝以降を、結局、進行の遅れや子供の疲労の問題、
 帰路の安全の問題などで翌日に変更せざるを得なくなったことなどとも併せ、
 日程は再検討された方が良いのではないか、と思いました。
 もちろん、カデット種目からベテラン種目まで、男女入り乱れての計17種目にも
 及ぶビッグ大会の運営に注がれている今現在の関係各位のご努力は理解している
 つもりですが、そうであればこそ、最後まで素晴らしいプレーが展開されるよう、
 さらなる検討がなされれば、と思います。

 「春の全日本」と呼ばれ、事実上、全日本以上のレベルを誇る東京選手権の
 ますますのご発展を祈念致します。

 以上、雑感でした。たかが雑感ですので、皆さん、読み飛ばして下さい。


P.S.それなりに大きい大会はHP上で記録を流して欲しいと思います。
    日卓協の主催か否か、等の基準もあろうかと思いますが、実際に、
    日卓協の主催ではない去年の全日学の記録を流してもらった実績が
    あります。ご検討の程、宜しくお願いします。
    また、HP上に記録が載らない場合、その大会を見に行った人は
    会議室内に(分かる範囲内での大まかなものでいいので)記録を
    流すようにしたらどうでしょうか。(あるいは既に知れ渡っている
    記録に対する勝手な感想や雑感でもいいと思いますが)
    会議室の中に、エンドユーザー参加型の大会記録掲示板を新設するとか
    (ま、あまり活発なアップがあるとは思えないので、現状の掲示板で
     十分という気もするが・・・)

以上、蛇足でした。
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