2002-9/29(日) 川淵三郎氏と荻村伊智朗氏 9月28日(土)の朝日新聞、朝刊別紙・beの「フロントランナー」欄に、日本サッカー協会会長、改め 「キャプテン」の川淵三郎氏が取り上げられていました。そこには「理念、哲学あるからトップダウンで 改革できる」という言葉がありました。 「レベルの高いところに合わせていくことで、全体をレベルアップさせ、さまざまなアイデアを実現させて いく。成功のカギはスピード。日本サッカーの発展を考えると、ボトムアップでは過去のしがらみが あって時間がかかる。トップダウンでないと。」 「相手の話をよく聞いた上で理論武装して説得しないといけない。それでもなお理解が得られないなら、 最後は強引に中央突破を図る。このやり方にデメリットが皆無とはいわないが、理念、哲学さえきちんと 持っていれば、反対できないですよ。それをできる自身があるから、僕がキャプテンをやる意味がある。 自信過剰はいけないが、日本サッカーを大きく変えなきゃいけない今、力を発揮できるという自負は ある。」 これらの言葉に接して、卓球人として思い起こすのは、やはり、故・荻村伊智朗氏でしょう。 その特異なリーダーシップは、日本国内を対象とする川淵氏をはるかに超えて、国際卓連会長として世界 全体に及んでいました。かつて、今はなきTSPトピックスの「TALK」(インタビュー)で「絶対的に、 宗教的に近い状態で自信を持つ」というようなことを言っていたのが印象に残ります。 同じく、朝日新聞の10日前、9月19日(木)の夕刊、「みんなのニュースランド」には「企業スポーツ、なぜ 衰退?」という記事があり、「経費高く薄いPR効果。地域型クラブに移行か」という結論に達していま した。これは、社会人野球で休部が決定しながら初優勝したいずず自動車の件を主に取り上げたもの ですが、卓球でも勿論言えることです。 企業スポーツから脱却した地域型クラブ…これはJリーグ発足当初から川淵氏が10年以上言い続けて きたことでもあり、その方向性が正しかったことは現在、証明されつつあります。 荻村氏がもし存命中であれば、果たして現状下でどのような施策を実行したでしょうか?。夢想ですが、 「理念、哲学」というものから遠ざかった現在の日本卓球界で、チョット考えてみたいテーマではあります。オピニオンのページへ