2002-4/23(火)

 現在、学連には通信制の大学生は登録できなくなっています。これは日学連の規約、及び関東学連の規約に
 その旨が明記されているためです。

 日学連規約・第9条
  「加盟資格を次のとおりとする。
   1.学校教育法に基づく大学・短期大学・専門学校の卓球部。ただし大学院及び通信教育の学生を除く。
   2.法律によって設置された大学校の卓球部」

 関東学連規約・第7条
  「本連盟は関東地区に所在する文部大臣認定の大学・短期大学・専門学校及び法律によって設置された
   大学校の卓球部をもって組織とする。ただし大学院、通信教育課程の卓球部員は含まれない。」

 現在、関東学連では、通信制の登録を見直すべきではないか、との意見も出ています。

 通信制は、大学の所在地と離れたところで通信教育を受けるわけで、当然、その大学の地域とかけ離れた
 ところで生活をしている人も出てきます。例えば、九州在住で関東の大学の通信制学生などです。年数回、
 スクーリングで上京するこの人を「関東学連登録選手」と認めるのが果たして好ましいのか?は、
 判断の別れるところでしょう。
 通信制以外でも、学連の地域またぎ在住は当然、現状でもあります。例えば、静岡在住で神奈川の大学に
 通っているなどですが、これは「大学生としての生活は、関東地域内で実際に行なわれている」ので
 問題ないでしょう。通信制は、「距離」と「頻度」の両面において、「その地域で活動している」と言えるだけの
 実態の把握が難しいのは確かだと思います。

 地理的な問題の次には「その人の生活実態」の問題があります。通信制の学生の人は、通信学習だけをして
 日常生活をしているとは考えにくく、普段、社会人生活などをしていることが多いのではないでしょうか。
 私も実態調査をしたわけではありませんので断定はできませんが…。普段、実質社会人として生活している
 のであれば、卓球の登録も一般社会人(会社またはクラブチーム)とするのが自然だと思います。
 同じ社会人兼業でも、頻繁に学校に行く定時制(夜間2部)とはチョット違うのでは?というのが個人的
 印象です。

 今後、少子化に伴う学生登録人口減の懸念は当然で出てくるわけであり、その対策のひとつとして通信制
 の取り込みが検討される事自体は悪いとは思いませんが、個人的にチョット…という感じです。
 多分、登録減の波は、少子化よりも2002年問題(学校週休2日制と必修クラブ廃止)の影響で6年後に
 急激にやってくると想像しています。
 通信制に門戸を開いてどれほどの効果があるかも不透明ですし、やるなら同好会対策の方が有効でしょう。
 同好会が体育会をはるかに凌ぐ競技人口を持っていることは10年以上前から実証されていることですし…。

 かつて、大学、短大だけの組織だった学連が専門学校にも門戸を開いて10年以上経ちましたが、現状は効果薄
 の感を否めません。通信制も「大騒ぎしてネズミ一匹」という予感もします。ま、たとえ数人レベルであっても
 門戸を閉ざすよりは開いた方が登録が増えることは確実ですから、それでいいじゃないか、という意見もあり
 ますが…。

 なお、上記規約を見てもわかるように、通信制と並んで大学院生も学連登録除外対象となっています。
 通信制の登録を検討するのであれば、大学院生の件も同時に検討する必要があるのかも知れません。
 (大学組織の研究機関で勉強しているということを考えれば、通信制より現状の大学生に近い気もしますし…。
  しかし、大学院生を認めるのであれば、現状、認められていない「通常履修年限を越えた留年生」も認めて
  良い気もしてきますし…。そこまで緩めても、それもまたチョットという気はしますし…。収拾がつかない
  ので、やはり現状通りが良いと思います。)


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