平成21年度・第3回関東学生卓球チームカップの見どころ

  関東学生卓球連盟創立80周年を記念して、一昨年より新設された「関東学生卓球チームカップ
 (略称・チームカップ)」の見どころをアップします。(Aブロックのみ)。
 Aブロックの試合は、10/23(金)〜24(土)の2日間、東京武道館で行われます。

 去年のAブロックの結果はこちらです ↓
            結 果 、 決勝トーナメントスコア  (男子女子)、 ベスト4チーム個人成績表

(参 考)
 Aブロックの 男女選手名簿 、男女組み合わせ 、タイムテーブル

 男 子

  第1シードにあたるのは、明治大Aチーム。
  明治大Aチームは、大会創設以来3年連続で全て第1シードとなっている。初年度だった一昨年は
  A・Bチームの決勝同士討ちで初代チャンピオンの座を争った明治大だったが、逆に去年は
  1チームもベスト8入り出来ないという結果に終わった。軽部、池田、甲斐という豪華メンバーの
  Aチームが予選リーグ敗退という不覚を取ったのが響いた。今年のAチームは、去年と同じ
  軽部、池田、甲斐。去年の雪辱を期すことになる。インカレ優勝メンバーから、水谷はワールド
  チームカップ(オーストリア)出場のため抜けたが、残った3人でも他を圧倒している。
  3人全員が全日学と関東学生の両大会でランク入り。軽部はいずれもベスト4。池田は関東の
  ベスト4で、全日学はベスト16。甲斐は関東のベスト16で、全日学はベスト8。
  このメンバーで懸念材料があるとすれば、全日学、全日本団体と3週続けての大会となることか? 。
  疲労やモチベーション維持が問題となる。
  Bチームは、リーグ戦では5〜6番手の位置を争う定岡、松渕、根田。この中で、根田は関東学生
  ランクに続き、全日学では単ベスト8、複ベスト4という大活躍を見せ、全日学チャンピオン会
  から最優秀新人選手賞を授与された。定岡も関東学生ランカー、松渕も根田と組んで全日学複の
  銅メダリスト、ということで、3人とも地力は十分。当たれば上位進出の可能性も大いにある。
  戦型が3人とも違う点もオーダーの上で有利だろう。
  谷間の世代の学年だった4年生4人で組んだCチーム(平屋、林、大塚、柴田)も、地力はある
  メンバー揃い。大塚は全日学でベスト8入りを果たし、平屋と林もダブルスで関東学生、全日学に
  連続でランク入りする実力者。大学最後の団体戦で、記念となる結果を残したいところ。
  Dチームに、全日学ランカーの遠藤がいるあたり、他の追随を許さない明治大の層の厚さが垣間
  見える。

  第2シードは早稲田大A。早明2強の今年、第1シードの明大に対抗したいところだが、主力の
  笠原、足立は今年も欠場。Aチームは、藤田、高岡、御内の陣容となった。関東学生ランカーの
  藤田、去年のチームカップで7勝1敗の大活躍を見せた準優勝の立役者・高岡、全日学ベスト8の
  御内、ということで、上位に勝ち上がる機会は十分にある。団体戦に強い御内がエース格となって
  戦うものと思われる。
  Bチームは、浅沼、行則、矢野。浅沼は去年Aチームで準優勝しているだけに、今年Bチームなのが
  もったいないほどだ。

  去年優勝の専修大は、その優勝メンバーが今年は4年生となり、主力から外れた。欧州留学の
  徳増は欠場し、森田と星野はそれぞれA・Bチームの4番手で控えに回る見込み。江藤、石井、
  松岡の専大Aが再び優勝戦線に絡むためには、大当たりする選手の出現が必要だろう。
  全日学で単複ともノーランクに終わった直後だけに、苦戦が予想されるが、来年を占う意味でも
  奮闘を期待したいところ。

  水谷、笠原、徳増といった上位校のエースが不在の今大会、中大Aは関東学生準優勝の瀬山の
  2点取りが期待できる。それだけに、上位進出の可否は岩村の成績次第か?。過去2年連続で
  中大Aはベスト4となっているが、その際の3本柱は今年、森田がBチームへ、吉田がCチームへ
  と分けられた。Bチームも、森田と大久保が関東学生ランカー。伊積もいるだけにチャンスは
  ある。中大としては、森田・瀬山組が全日学のダブルスで優勝した流れに乗っていきたいところ。

  筑波大は、田代、大森、藤本に4年の桑原というメンバーでエントリーした。桑原は4年生ながら
  全日学でランク入りしたことにより全日学選抜までのスケジュールが出来た。今大会にも万全の
  状態で出場してくる可能性もある。もし、そうならインカレ2年連続ベスト4のチームから高木
  が抜けただけとなる。潜在能力は高い。
  AブロックにはAチーム1チームしかエントリーしていない筑波大だが、BチームはBブロック
  で第1シードだけに、Aブロックに勝ち上がってくる可能性は高い。

  日本大は、明晨が2点使い出来る利点を存分に生かして去年ベスト4入りを果たした。今年の
  Aチームは、明晨、中川、河辺の2年生トリオに、川端と飯干を加えた万全の5人編成。
  明晨、河辺という2人の関東学生ベスト8プレーヤーを擁するだけに、今年も勝ち上がる可能性は
  高い。秋リーグ入替戦で1部残留を決めたことは、毎週続く試合の疲れよりも、勢いに作用する
  ものと思われる。

  駒澤大、大正大、法政大、日体大は、リーグ戦では1〜2部のボーダーラインを争う位置にいるが、
  チームカップでは予選リーグ突破、決勝トーナメント進出がボーダーライン。この中で、大正大は
  京都インカレでベスト4、横浜全日学で花村と厳がダブルスで銅メダル、会田がシングルスで
  ランク入り、という実績を残しているだけに、チャンス大の今大会でも結果を残しておきたい
  ところ。

 女 子

  第1シードは、過去2連覇を達成している東京富士大A。特に去年は、A・B両チームによる決勝
  同士討ちだった。留学生を2点起用できるこのチームカップにおいては、強豪留学生を擁する
  チームの優位さは他の団体戦よりも高い。特に、団体戦での強さが光る劉テイを擁する東富大は
  3連覇の可能性も高い。Aチームは劉テイ以外にも、関東学生・全日学連続ランクの池田と
  ダブルス全日学銅メダリストの伊積、関東学生単複ランカーの加能、という4人編成。
  Bチームは、関東学生ベスト8の徐珍をエース格に、関東学生単複ランカーの園田、去年Aチームで
  優勝したメンバーの唐沢と原田、という4人編成。Bチームながら4シード格。優勝候補の一角
  とされているのも納得の布陣だ。

  第2シードは、早稲田大A。全日学優勝の照井を筆頭に、亀崎、中島と、全日学ランカーを3人
  揃えた。外国人留学生の強さが目立つ女子の大学勢の中にあって、留学生抜きで優勝を狙える
  のは、事実上、早大Aだけだろう。
  照井は、横浜全日学単複2冠王に輝いたものの、1か月前の秋リーグでは2勝5敗だった。浮沈が
  見られる上、全日学時の故障も不安材料。万全の状態で、「日本一」の実力を発揮できるか?。
  亀崎は、全日本、関東学生、全日学と、連続ランク入りしている。この安定した実績からすれば、
  相手のカット打ちのレベルがかなり高くなければ、活躍が期待出来る。
  表紙の一角を飾る中島を含め、3人の実力レベルからすれば、誰が3番手に回っても3番の
  1ポイントは期待値が高い。カットの亀崎を2点起用するか選べるのも大きな利点。
  果たして、純日本人チームの女子初の決勝進出は成るか?。

  今年、春(リーグ)、夏(インカレ)、秋(リーグ)と、団体戦3タイトルを獲得した淑徳大は、今年も
  主力組(山梨、小野、石垣)は欠場。残念ながら、横浜全日学の2位、3位、4位が不在となる。
  エース格は今年も阿部。去年から今年にかけて、関東学生、全日学でランクを逃したことはなく、
  全日学選抜では準優勝。2点取りが期待される。2番手以降は、大庭、前原、馮、白鳥、という
  顔ぶれで、優勝争いは難しそうに思われるが、秋リーグ最終戦ではこのメンバーで早大に勝って
  いるだけに、ワンチャンスをモノにする可能性もある。勿論、去年の早々の敗退が再現される
  リスクもあるが…。

  専修大は、何と言っても全日学選抜チャンピオン・高ユウヤオの存在が大きい。今年の関東学生も
  準優勝。秋リーグは7戦全勝。留学生同士の対戦になると勝率が落ちる傾向はあるが、ベストの
  状態ならば常時2得点を期待できる。天野と原の中堅2人が脇を固める布陣で、上位を狙える
  だけのチーム力は備えている。過去2年間は、優勝争いを期待されながら、予想より早く負ける
  展開が続いたが、3年目の今年は真価を発揮したいところ。

  大正大は、4年生抜きの布陣となると個人戦でランク入りなどの実績を残している選手はほとんど
  いない状態。全日学ダブルス銅メダリストの加藤と、リーグ戦での活躍が目立った笠原の2人が
  軸となっての戦いが予想される。部員の多さを生かし、Bブロックからも1〜2チームが勝ち
  上がってくる可能性が高い。過去2年間、上位進出が続き、このチームカップは縁起の良い大会と
  言える。この調子で、秋リーグ3位に続く上位進出は成るか?。

  中央大、日本体育大、日本大、青山学院大の4校は、リーグ戦では1・2部のボーダーラインに位置
  している。この内、関東学生ベスト8の李セイを擁する日体大と、関東学生チャンピオンの
  馬文テイを擁する日大は、留学生の2点が期待できるだけにメリットは大きい。日大は「もう
  1点」が難しいかも知れないが、日体大は全日学ダブルスランカーの西岡、同シングルスランカーの
  須磨がメンバーに名を連ねているだけに、チャンスは大いにある。これらに対して、留学生の
  いない中大と青学大は苦しい。エースの2点に期待するより、1人1点を3人揃って積み上げて
  いく戦い方になるか?

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