平成21年度・春季・関東学生リーグ戦の見どころ

 5月12日(火)〜15日(金)、18日(月)〜20(水)の計7日間、代々木第2体育館において
 行われます「平成21年度・春季・関東学生リーグ戦(1部)」の見どころをアップします。
 併せて、5月9日(土)、11日(月)、23日(土)の3日間、行われます2部の見どころをアップします。
 (5月9日(土)と23日(土)は東村山市民スポーツセンター、5月11日(月)は代々木第2体育館)。

 去年より、関東学生リーグ戦は1部のみ8校制となり、1校あたりの試合数は5試合から7試合へ、
 2試合増となりました。これに伴い、一昨年までは6台セッティングで男女各3試合ずつを同時
 進行していたタイムスケジュールを変更し、去年から4台セッティングとしました。
 代々木第2体育館は、一昨年までの5日間から2日延びて、去年から7日間使用となっています。
 一昨年まで1部と同時開催されていた2部の試合は、去年から分離開催となり、取れる範囲内で
 代々木第2体育館でも開催しますが、メインは他会場(東村山)での開催となります。

 また、今年度より、入場料を無料と致しました。

 1部の日程は全てウイークデイですが、5/15(金)、20(水)の2日間以外は7時頃まで試合が
 行なわれている可能性があります。
 平日の学校帰り、仕事帰りの方も足をお運びいただき、大学卓球界トップのプレーを、是非、ご観戦
 下さい。

 会場の代々木第2体育館は、JR山手線・原宿駅、及び地下鉄・千代田線・明治神宮前駅より徒歩
 5分です。

 なお、日程は → こちら です。


女子1部

 早 稲 田大  

  昨春、8校制採用の初シーズンで、「2部昇格からいきなり1部7戦全勝の初優勝」という劇的な
  活躍を見せた早稲田大・女子。男子部も春4連覇で、男女アベック優勝というオマケまでついて
  最高の形で記念すべきシーズンを飾った。そして、五輪帰りの福原出場でマスコミの注目も集めた
  昨秋もやはり女子は7戦全勝。文句のつけようがない14戦全勝での春秋連覇を達成した。

  今年は、昨秋の優勝の原動力となった7戦全勝の2人が抜けた。1人は卒業した梶本。もう1人は
  休部した福原。福原の不在は、チーム戦力のみならず、マスコミの注目度や観客動員まで含めて、
  影響が大きい。横浜・世界卓球直後の盛り上がりの好機に残念なニュースではある。
  早大のチーム戦力としては、有力新人の加入はあるものの、やはり抜けた2人の穴を塞ぐには
  ほど遠く、かなりの戦力ダウンと見込まれる。ただ、それでも優勝争いの有力候補であることには
  変わりない。昨秋の優勝の原動力は抜けても、昨春の優勝の原動力は健在だ。

  昨春の優勝の原動力は、福原と同期の3年生勢。その中でも、エースは照井。昨春のシングルス
  7戦全勝、ダブルス5戦全勝の、計12戦全勝は文句なしの成績で、殊勲賞、優秀選手賞、最優秀
  ペアー賞と、獲れる個人賞を総なめにした。現在、シングルスは1部通算10勝2敗(この他、
  2部時代に8勝2敗)。
  個人戦でも、全日学では一昨年のベスト8から去年のベスト4と上昇。全日学選抜でもベスト8。
  元全日本銅メダリストの実力は、今大会屈指のものであることは間違いない。
  今大会のプログラムの表紙にも採用されている照井。果たして、昨春の「これ以上ない活躍」に
  どこまで迫れるか。

  同じく3年の亀崎は、カットゆえの後半起用が多いが、昨春は3戦全勝、昨秋は3勝1敗の、計
  6勝1敗。ラストでの勝利も多い。関東学生ベスト4に続き、全日本でもランク入りし、個人戦の
  実績もアップ。「世界卓球代表の石垣とどちらが活躍するか?」という「ナンバーワンカットの座
  争い」という視点からも注目される。

  3年勢3人目の木田も1部通算5勝4敗の勝ち越しで健闘中。

  新人では、インターハイベスト8の中島が注目される。今年は、関東学連全体として男子に実績の
  高い1年生が少ないこともあり、中島は「男女を通じて一番の大物」とされている。当然、新人賞も
  最有力候補。例年であれば、新人戦の後の春リーグだが、今年は大学デビュー戦が春リーグと
  なった。「ナンバーワン新人」の実力発揮が期待される。

  以上の4人のレギュラー起用が有力で、5番手は主将の小野、2年の田中、1年の奥田、加藤あたり
  からの起用が予想される。新人の奥田は、元全中チャンピオンの肩書きを持っているが、果たして
  どうか。

  ダブルスは、照井が誰と組むかがまず注目。梶本と組んでも福原と組んでも実績を残している名手
  だけに、パートナーが誰でも「照井のダブルスがエースダブルス」となるだろう。主将・小野との
  ペアーでは東京選手権ベスト4の実績を残しているし、ナンバーワン新人・中島と組む手もある。
  セカンドダブルスにやや不安があるので、中島をセカンドダブルスに回すことも当然考えられる。
  この辺は、予想が難しい。亀崎の実力がダブルスで使えれば…という感じはするが。

  5番手やセカンドダブルスに多少の不安要素はあっても、4点取れば勝ちなのだから、3連覇の
  可能性は十分にある早稲田大。大方の見方は、「男女とも優勝争いの2番手」だが、これを覆し、
  「男女アベック優勝での春連覇」はあり得るか?


 淑 徳 大  

  去年は早大旋風の中、春秋とも準優勝に終わった淑徳大。インカレ、チームカップも含めて、
  年間で団体戦のタイトルはゼロ。21世紀で初めて、ついにチーム戦無冠となった。
  特に秋リーグは、7年連続で制している「お家芸」だっただけに、福原が連れて来た大勢のマスコミの
  前での王座陥落は屈辱だった。

  今年は、早大の戦力ダウンに対して、淑徳大はほとんど戦力の変動なし。主力の山梨、小野は2年
  前から自分達より上の学年がいない状態でやってきた「最上級生3年目」。短大の石川が卒業した
  分の新戦力は入った。全般的に見ると、淑徳大が優勝候補筆頭の座に返り咲いたと言える。
  あとは、前評判通りの結果を残すのみ。

  淑徳大の2枚看板、ツインエースと言えば山梨と小野。2年前から最上級生だった2人。一昨年の
  主将は山梨で去年の主将は小野だったが、今年は再び山梨が主将になった。

  2度目のキャプテンを務める山梨は、去年は春秋通算でリーグ戦シングルス10勝1敗という
  好成績だった。3年間通算では21勝9敗。ポイント計算の結果、あと3勝で特別賞が確定する
  ので、今季中の基準ラインクリアはほぼ確実な状況。
  去年は、全日学で準優勝、関東学生と全日学選抜はベスト16という成績で、2年連続の全大会
  上位進出。安定して強い。

  小野も山梨に負けていない。去年は春秋通算でリーグ戦シングルス7勝1敗。3年間通算では
  19勝6敗。ポイント計算の結果、あと5勝で特別賞が確定する。今季中の達成が成るかは微妙な
  ところ。7戦全てで試合が回ってくれば可能性は高まるが…。
  個人戦としては、関東学生優勝のタイトルが光る。団体戦のタイトルを失った淑徳大で、現在保持
  している唯一のタイトルがこれだ。その他、全日学3位、全日学選抜ベスト16と、山梨同様、2年
  連続の全大会上位進出を果たしている。

  去年から制定された関東学連の年間優秀選手賞で、小野が1位に、山梨が3位に選ばれた。
  男子ほどの票差はなく、拮抗した争いだったが、他の受賞者は既に卒業した(2位の梶本と、同率
  3位の杉本)。現役で残っているのは淑徳大の2人のみ。強豪選手同士の互選による投票の結果が
  示すものは、「今年の淑徳大は強い」と認められているということだ。

  4年コンビに続くのは、2年の石垣。去年はリーグ戦通算8勝3敗。広島インカレで6戦全勝。
  関東学生で単複共に準優勝。全日学ではベスト8だった。こういった国内試合の成績も良いが、
  国際試合では更にこの上を行く。新人戦や全日学選抜を欠場して、国際試合を優先させたことが
  実り、ITTFプロツアーグランドファイナルのU21では日本人として初の優勝を飾り、これが
  世界選手権・横浜大会出場にまで結びついた。福原の休部により、今大会に出場する世界卓球の
  日本代表は女子では石垣のみとなる。昨秋に続き、今春のポスターのモデルに採用されている
  こととも併せて、当然、負けられない立場と言える。

  4年の山梨、2年の石垣に挟まれ、秀光中等教育OGの3年、阿部と王曼も負けられない。

  阿部は、昨秋は起用されなかったものの、それまでで通算6勝2敗。加えて、去年は、関東学生
  ベスト8、全日学ベスト16、そして全日学選抜では準優勝という成績を残した。しかも、全日学
  選抜の決勝で敗れた高ユウヤオには予選リーグで勝っていたという、頂点の一歩手前だった。
  これらのことからもわかる通り、実力が発揮されれば、相当な活躍を見せる可能性がある。

  王曼は、昨秋のリーグ戦こそ5勝1敗で、通算11勝7敗と、数字は残しているが、1年を通して
  やや活躍が目立たない印象だった。今年は馮叶が入ってきたこともあり、留学生2人制の中で
  チーム内の競争も厳しくなる。(もっとも、秀光時代にも部内には高ユウヤオがいて、慣れた境遇
  ではあろうが…)。元インターハイ3位は石垣と同じ戦績。「強い時の王曼」が再び見られるか?

  上記の5人が万全なら相当強い。そして、控えるのは2年の大庭と前原、新人の馮叶と白鳥。
  計9人の少数精鋭部隊となっている。
  大庭と馮叶には、状況次第で起用のチャンスも巡ってくるか。

  ダブルスは、まずエースダブルスの小野・山梨組はほぼ確実。関東学生と全日学では2年連続で
  ランクをキープし、優勝争いに絡み続けている。リーグ戦でも、過去3年間で21勝3敗という
  驚異的な実績をあげている。しかも、別のパートナーと組んだこともあっての上でのこの数字。
  全部このペアーで行っていたらどうなっていたことか?。同一ペアーによる通算30勝台という
  可能性も大いにある。
  セカンドダブルスは関東学生準優勝の石垣・大庭組の起用が有力。
  基本は、この同期ペアー2組(4年生ペアーと2年生ペアー)だと思われる。組み換えの可能性も
  なくはないだろうが、石川の卒業により、部員全員が右利きとなった現状で、組み換えても効果は
  未知数。よって、阿部のダブルスの出番は激減するものと思われる。

  王座復活の準備は整った淑徳大。再び一時代を築く可能性もある。少なくとも、山梨、小野のラスト
  イヤーに、団体戦無冠を引きずるわけにはいかない。


 専 修 大  

  2年前の春、福原のデビューシーズンで「ほぼ絶対」と見られていた早大の2部優勝を逆転で阻み、
  1部復帰につなげた専修大。その後、1部では、一昨年秋の準優勝→昨春6位→昨秋3位、という
  大幅な浮沈を繰り返している。今年は、元全日学チャンピオンの杉本をはじめ、堀部、牛茜が卒業。
  そして、昨年途中の有坂に続き、渡辺(美)が抜けた。戦力的には大幅ダウンと見られても仕方ない。
  果たして、今季の浮沈は?

  エース格は、全日学選抜優勝の高ユウヤオ。前年の準優勝も驚いたが、2年目に頂点を極めた。
  リーグ戦でも安定した勝率で、1部3シーズン通算15勝4敗。ただ、関東学生で2年連続の
  ランク落ちなど、多少の不安も残る。チームとしては、「チャンピオンには絶対の1点」を期待
  したいところ。

  2番手は、2年連続関東学生ランカーの田村。去年は山梨を破って関東学生ベスト8入りした。
  ただ、リーグ戦は1部通算2勝7敗。果たして最終学年で、地力を発揮出来るか?

  去年は5〜6番手だった2年の天野と樽見も、今年は単複に渡る主軸となるだろう。

  有力新人は、青森山田高から加入した原ちひろ。(男子4年の原慶光の妹)。同じ進路を歩んだ
  先輩の杉本に続く活躍が出来るか?

  ダブルスは、去年の軸となった選手がほとんどいなくなった。今年は、関東学生ランクの天野・
  樽見組と、田村を絡めたペアーか?。天野は、元インターハイダブルスチャンピオンでもある。

  厳しい戦いも予想されるが、チャンピオンを擁するチームとして下位に低迷するわけには
  いかない。優勝争いは難しそうだが、Aクラスはキープしたいところ。


 大 正 大  

  近年、「春は勝ち越してAクラス、秋は負け越してBクラス」といった展開が続いていた大正大。
  去年も、春はこの通り、5勝2敗の3位という成績だった。秋は3勝4敗の4位ということで、
  8校制により「負け越したけど、Aクラスはキープ」という微妙な結果となった。
  そして、再びの春。「春の勝ち越してAクラス」は継続したいところ。

  エースは4年となった井上。関東学生と全日学では2年連続してランク入りし、安定度も高い。
  リーグ戦は通算16勝9敗。特別賞にはあと9勝が必要で、やや雲行きが怪しくなってきている。
  今季2勝すれば、ラストシーズンに可能性をつなぐことは出来るが、本当に受賞するためには
  今季4〜5勝は欲しいところ。

  村山は、下級生時代の2年間は結果を残せなかったが、去年は関東学生単複ランク入りと、リーグ戦
  年間7勝5敗という実績を出した。ラストイヤーの今年も、引き続き活躍が期待される。

  2年の加藤は、去年のリーグ戦では春秋ともにコンスタントに勝ち越し、年間通算7勝4敗という
  結果を出した。今年もポイントゲッターとして注目される。

  あとは、主将の藤田、同じく4年の小山内、3年の西、2年のキョウ、1年の笠原などに出番が
  回ってくるものと思われる。

  ダブルスは、関東学生チャンピオンペアーで全日学でもベスト4の井上・小山内組が1番手。
  リーグ戦でも通算14勝5敗と大きく勝ち越しているので、今年も計算できる。
  2番手ペアーは、去年と同じ西・加藤組か、あるいは左腕の村山を生かしたペアーか。
  (加藤は、元インターハイダブルスチャンピオン)

  女子としては最多の21名の部員を擁する大正大。他の追随を許さないチームの総力を結集し、
  縁起の良い春リーグに向かう。


 東京富士大  

  去年は、春は4勝3敗で4位、秋は3勝4敗で5位、という中堅の位置にあった東富大。
  夏の広島インカレもベスト8で中堅の位置。ただ、年末のチームカップでは、2連覇を達成すると
  ともに決勝で同士討ちを演じる力を見せた。今年は戦力もアップし、リーグ戦でも優勝争いを
  狙う。

  エースは4年生となった強力留学生・劉テイ。リーグ戦では既に通算25勝4敗という圧倒的な
  好成績をあげている。ポイント計算の結果で、1年前の3年春の時点で早々に特別賞は確定済み。
  しかも、以前は劉テイテイ、現在は徐珍という2人目の留学生が部内におり、これらとの併用による
  「出番がない日」がありながらのこの数字だけに、凄味が増す。30勝ライン突破は時間の問題
  だろう。従来は、団体戦に比べて、やや見劣りした個人戦の成績も、去年は関東学生ベスト8と
  全日学選抜3位で面目を保った。最終学年の今年は、1年を通して集大成の大暴れとなるか?。

  というわけで、徐珍の出番は今季も1〜2試合程度と予想される。去年3戦全勝、関東学生3位、
  元インターハイ準優勝…という実績の数々を見ると、もったいないとも思われるが、昨年のチーム
  カップ決勝で、劉テイとの直接対決に敗れていることもあり、仕方ないとも思われる。

  主将の唐沢は、現在通算14勝10敗。元全日学ランクの左腕は単複でチームの主軸となる。
  今季のポスターのモデルにもなっているだけに、活躍を期待したいところ。

  去年、新人戦準優勝のスタートを切った原田は、リーグ戦年間で6勝3敗の成績をあげ、全日学
  でもランク入りした。2年目もこのままの調子でいきたいところ。

  唯一の3年生・加能は関東学生ベスト8の実績により、去年の夏から出番が増えた。2年の園田
  ともども、今年は勝ち星の上積みが期待される。

  新人では、伊積と池田が有力。特に左腕の伊積は単複での起用される可能性がある。
  同じ武蔵野高OGの唐沢、原田に続く活躍が期待される。

  ダブルスは、唐沢・園田組が関東学生ベスト4、加能・原田組が全日学ランクという結果を出して
  いるが、団体戦での成績は必ずしも良くない。今年のペアーは去年のままか、あるいは伊積などの
  新人を加えたペアリング変更か?。

  事実上、短期大学部主体のチームで、17名の部員中、4年2人、3年1人に対し、2年が10人、
  1年が4人。大半を下級生が占めるという、他校とは全く異なるチーム構成だ。
  数は少ない4年生ながら、強豪・劉テイがいる今年の間に優勝戦線に喰い込みたいところ。


 日本体育大  

  一昨年・秋の2部リーグ3位で、一旦は1部昇格を逃していた日本体育大だったが、筑波大の昨春
  リーグ欠場により、タナボタの繰り上げ1部8校目に昇格。
  昨春は自動降格の最下位は免れ7位。入替戦で余力を残しての1部残留。そして秋には6位で
  自動残留した。繰り上げ昇格とは思えない戦績をあげた去年だった。
  今年は中堅の位置を固めたいところ。

  エースは4年の西岡。去年は関東学生と全日学で連続してランク入りし、全日学選抜ではベスト8
  に喰い込んだ。1部リーグでも連続して勝ち越し、通算8勝5敗と結果を出している。

  留学生・李セイは、1部年間8勝6敗で、西岡とほぼ同等の成績をあげている。2年連続全日学選抜
  ベスト16という成績から言っても、元インターハイ準優勝という実績から言っても、この「4勝
  3敗ペース」を上回る可能性は大いにある。

  3番手は、新人の須磨か。元インターハイベスト4という実績より、2ヶ月前の東京選手権で石川
  佳純に勝ったことが、今となっては大きい。世界卓球ベスト8に勝ったことになるわけだから。
  シェーク両面表の速攻が決まるか。

  あとは、カットの津田、主将の村上の4年生勢と、3年の大熊が起用されるチャンスが大きい。
  津田は亀崎と同じ両面裏のカットだけに、面白い存在ではある。

  ダブルスは、西岡・津田組と、もう1組になると思われる。須磨を単複フル稼働させることに
  なるか?

  西岡、李セイの2枚看板に須磨が加入したことで、選手層の厚みが増した日体大。
  当面の第1目標は昨秋同様の自動残留だが、場合によると5位以内に喰い込む可能性も出てくる。


 中 央 大  

  一昨年秋の6位(6校制の最下位。但し、8校制移行に伴い、入替戦なし)、昨春5位と、かろうじて
  降格争いに関わらずに来ていた中央大も、昨秋は7位で2部2位の國學院大との入替戦に回った。
  幸い、実力差があったのでエースの野上抜きでも余力を残して残留したが、7位という順位自体、
  6校制なら2部。野上卒業の穴は大きいが、何とかこの位置からの浮上を図りたいところ。

  エースとして期待されるのは3年の中山だが、リーグ戦は通算4勝13敗と大きく負け越して
  いる。元全日学ランカーの実力を発揮して、勝ち星を積み上げていけるか?

  カットの岡野は、去年春秋通算7勝3敗という成績をあげた。今年は単複に渡って活躍の場が
  広がるものと期待される。

  岡野の活躍の場が広がるのは、新人・根本の加入によるところが大きい。インターハイランクの
  カットが、ダブルスも含めて活躍する可能性は大いにある。

  あとは、主将の芦田と雲丹亀の4年生勢、関東学生ランカーの3年・中島などが起用されるだろう。
  さらには、過去に起用実績で言えば、斉藤、田中、坂本…と、日替わりの可能性も高い。

  ダブルスは、岡野・根本による元インターハイランカーカットペアが起用される可能性が高い。
  あとは、中山が野上の代わりに誰かと組むものと思われる。

  男子部も、一時は低迷していたが、最近は上位に定着しつつある中央大。女子部も後を追って
  上昇したいところ。


 青山学院大  

  昨春、最下位で2部へ自動降格した青学大。ある程度予想されたことだったが、一昨年の尼崎
  インカレ優勝を果たした主力4人(阿部・山ア・大槻・代)の全員卒業は痛かった。
  昨春は、「入替戦があったら日大より強いのでは?」という声もある中での自動降格だったが、
  これは仕方ないこと。8位になっている時点で、6校制時代なら2部2位の位置だったわけだし。
  昨秋には2部でダントツの優勝を果たし、1部に自動昇格してきた。
  今年も8位の自動降格さえ避けられれば、最悪7位で入替戦に回っても勝って残留する可能性は
  高い。最下位回避を大命題に、2季目の8校制に臨む。

  エースは3年の早田。去年は「2年生での新人戦シングルス優勝」という珍しい栄誉に始まり、
  関東学生でもランク入りした。1部リーグでも通算6勝5敗と勝ち越している。単複に渡り、
  獅子奮迅の活躍が期待される。

  早田の同期生・3年の立岩が2番手、そして主将の4年・仲川が続く。ただ、2部では無敵でも
  1部では簡単には勝てない。

  未知数ながら、新人の藤田と才津がどの程度通用するかは注目される。同じ横浜隼人高から、
  同じ右シェーク・フォア表バック裏の速攻という同型の2人が揃って加入したことも面白い。
  果たして、名門・青学大の救世主となれるか?

  ダブルスは、早田・立岩の3年生ペアーと藤田・才津の1年生ペアーか?

  以上の5人の起用がほぼ確実視されるが、部員自体、この他には4年の又刈と2年の利光しかない。
  わずか7人。淑徳大(9人)以上の少数精鋭部隊。1部では最少。2部を含めても、東経大と並ぶ
  最少タイ。果たして、ピンポン7の行く末に、最下位回避の光は射すか。


女子2部

  女子2部は、昨秋1部を経験した日本大が優勝候補筆頭。数年前の1部優勝争い時代とは比べ
  ようもないが、現在の2部ではダントツと思われる。
  去年から抜けた戦力はなく、2年連続主将の大庭以下、須田、中村の4年生トリオが単複で軸と
  なる。そこに天津からの留学生・馬文テイが加入した。未知数のところも多いが、「かなり強い」
  との噂もあり、その前評判通りなら2部全勝は当然期待される。
  こうなると、日大から計4点を奪うのは、他の2部校にとって非常に難しい。
  日大の優勝確率は、男子50%、女子80%といったところか。

  國學院大は、去年、春秋連続で2部2位となり、1部7位との入替戦を経験した。
  今年は関東高校2位の関谷が加入。2部ならかなりの勝率を期待出来る。日大に勝つのは容易
  ではないが、2位で、三度1部へのチャレンジ権を手にする可能性は高い。ただ、1部校との実力
  差は大きいが…。

  日本女子体育大、東洋大、和洋女子大、東京経済大は中堅の位置取り争いから上位をうかがう。
  現実的には、國學院大戦に勝てるかが2位を占うキーマッチとなる。
  また、3部降格を防ぐための最下位回避は当然の至上命題であるが、5位もインカレ推薦権が
  得られず致命的となる。去年の広島インカレで女子関東勢は3校しかランク入りしなかった
  影響で、今年の出場数は少なく、2部4位までは推薦出場出来るが、それ以外の大学によって
  争われる予選枠はわずか1。つまり、2部の5〜6位、そして3部以下の全校中から1校しか
  インカレに行けない。こうなると、何としても4位以内に入っておきたいところ。

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