平成21年度・秋季・関東学生リーグ戦の見どころ 9月15日(火)〜18日(金)、21日(月)〜23(水)の計7日間、代々木第2体育館において 行われます「平成21年度・秋季・関東学生リーグ戦(1部)」の見どころをアップします。 去年より、関東学生リーグ戦は1部のみ8校制となり、1校あたりの試合数は5試合から7試合へ、 2試合増となりました。これに伴い、一昨年までは6台セッティングで男女各3試合ずつを同時 進行していたタイムスケジュールを変更し、去年から4台セッティングとしました。 代々木第2体育館は、一昨年までの5日間から2日延びて、去年から7日間使用となっています。 一昨年まで1部と同時開催されていた2部の試合は、去年から分離開催となり、取れる範囲内で 代々木第2体育館でも開催しますが、メインは他会場(駒沢体育館)での開催となります。 また、今年度より、入場料を無料と致しました。 1部の日程は後半は大型連休(シルバーウィーク)を含んでいます。 また、平日でも9/18(金)以外は7時頃まで試合が行なわれている可能性があります。 平日の学校帰り、仕事帰りの方も足をお運びいただき、大学卓球界トップのプレーを、是非、ご観戦 下さい。 会場の代々木第2体育館は、JR山手線・原宿駅、及び地下鉄・千代田線・明治神宮前駅より徒歩 5分です。 なお、日程は → こちら です。 男子1部 早 稲 田大 今春のリーグ戦では不利の前評判を覆し、明治大との最終日決戦を制して、5年連続の春制覇を 飾った早稲田大。これで戦後優勝回数は春秋合計で28回となり、並んでいた専大を抜いて 男子単独2位となった。(男子1位は明治大の32回。男女通算1位は、専大女子の38回)。 その後、夏の京都インカレでは、去年のランク落ちから復帰を果たしたものの、決勝では明治大に 惜敗した。そして迎える秋リーグ。秋は、春とは逆に、毎年優勝を逃し続けている。下馬評も、 春同様、「明治大やや有利」の声が多いが、1勝1敗の決着を、春同様の「前評判を覆す勝利」で 飾りたいところ。 2年生エースの笠原は、今春7戦全てトップに出場し7戦全勝。昨春に続き、2度目の殊勲賞 (MVP)を獲得した。通算成績は早くも20勝1敗。このままのペースでいけば、来春早々には 3年春季での特別賞確定となる。関東学生で単複2冠王にも輝き、「チャンピオン」の称号を 掲げての今大会となるが、関東学生は水谷がユニバーシアードのため不在だったということも 事実で、インカレ決勝では水谷に単複で2敗を喫している。通算成績で唯一の黒星も、昨秋 水谷に敗れたもの。同期の巨大な壁に雪辱したいところだが…。 東山高→早大ルートで笠原の1年先輩でもある3年の足立は、昨秋は優勝を決められる決勝失点 の屈辱を味わったが、今春は逆に優勝を決める決勝点をあげた。笠原とダブルスを組んでいる 関係で、自動的にシングルスは後半起用となり、チームの決勝点、決勝失点に絡むシーンも多く なる。今春の3勝1敗で、通算成績は13勝6敗となった。去年からの1年半は個人戦大会でも 確実にランク入りを続けており、今大会でもコンスタントな成績を残すことが期待できる。 カットの御内は、今春の4戦全勝で、通算成績を10勝2敗と2桁に乗せた。塩野の後を継ぐ活躍 を見せている。インカレでも去年の屈辱を帳消しにするように、準決勝と決勝で白星をあげた。 個人戦では成績を残せていないが、団体戦では強い。 あとは、主将の原田以下、浅沼、高岡の春のレギュラーに加えて、関東学生ランクに復帰した藤田、 新人戦優勝の岩崎らが出番をうかがう。 ダブルスは、今春6勝1敗で優勝の原動力ともなった足立・笠原の東山高OBコンビが確実視 される。最優秀ペアー賞も昨春に続いて今春2回目の受賞。通算成績も16勝5敗と大きく 勝ち越している。最大のライバルとなる明大ペアー(水谷・甲斐組)とは、春リーグとインカレで 今年は1勝1敗。去年から通して見ても、ダブルスを取った方がチームとしても勝ち、優勝を 果たしている。果たして、「関東学生チャンピオンペアー」の肩書がそのまま生きるのか、それとも 「(水谷不在時の)」の但し書きが付くのか。 早大男子の秋リーグ優勝が成れば、平成12年(2000年)以来、9年ぶりで、21世紀初のことと なる。当時は大森隆弘(現・東京アート)が主力で、抜群の強さを発揮していた。大森と同じ 東山高出身者が主力の現在、「十年ひと昔」に近い時を超えて、再び早大の秋制覇はあるか? 明 治 大 昨年夏の北京五輪後、グルールールの国内外の差がなくなった時点で水谷がチームに合流し、 「これから3年半は『明治時代』が約束されたか」と噂された明治大。ただ、昨秋のリーグ戦こそ 制したものの、予想に反する結果も多かった。昨年末の個人戦は青森大勢の後塵を仰ぎ、有利と 言われた今春のリーグ戦もまさかの敗戦に終わった。さらにその後の新人戦、関東学生でも 優勝候補と言われながらタイトルゼロが続いた。この鬱憤をようやく晴らせたのが先月の京都 インカレ。実に11年ぶりとなる優勝を果たし、「男子学生卓球界の盟主」の座を奪還した。 上げ潮ムードで迎える秋リーグは、4年連続で優勝している縁起が良い大会でもある。 夏秋連覇で、「これから2年半は『明治時代』」と宣言したいところ。 チームのエースは、言うまでもなく、全日本史上初の10代3連覇(単複2冠王3連覇)を達成 した男・水谷隼。 今春の7戦全勝も、通算13戦全勝も、当然の域で、かえって話題にならず、むしろダブルスの 今春の6戦1敗や、通算10戦2敗の「1〜2敗」が騒ぎになるレベル。とにかく、国内で負ける ことは年に数回しかない桁違いの強さを見せ続けている。京都インカレでも、当然のごとく 単複に全勝し、優勝の立役者として殊勲賞(MVP)を受賞した。 国内無敵は当然のこと。国際的にも春の世界卓球(横浜)男子ダブルス銅メダル獲得にはじまり、 ユニバーシアード(セルビア)では全競技を通じた日本選手団の主将という大役を務めた。 インカレ後に行なわれたITTFプロツアー・韓国オープンでは、(帰化選手以外の)純日本人と してプロツアーの男子シングルスで初優勝という快挙も達成し、これが効いて、世界ランクは 1桁目前の11位まで上昇している。 今大会後の10月以降にも、単複とも第1シードで2冠王が期待される横浜全日学、実力(世界 ランク)で出場権を獲得したワールドカップ、とビッグゲームが続く。 今大会のポスターのモデルにもなっているが、まさしく「KANTOから世界へ」飛躍している。 果たして、水谷の快進撃はどこまで続くのか?。水谷を脅かす選手は現れるのか? 2番手は、3年生の軽部。今春は4勝2敗ながら、その内の1敗が優勝を決められる決勝失点 だった。しかし、京都インカレでは逆にチームの日本一を決める決勝点を叩き出し、大きく貢献 した。リーグ戦通算は18勝7敗。このペースでいけば来春には、ラストシーズンを待たずに 特別賞を確定させる可能性が高い。大学入学以来の2年間半、学生の個人戦では全てランク入り。 特に去年から今年にかけて、関東学生・全日学・全日学選抜の3大会全てベスト4入りという ことで、安定度は極めて高い。大いに期待される。 軽部と同じ3年の池田も、今春5勝1敗の好成績だったものの、痛恨の1敗が勝負の早大(御内) 戦だった。インカレ決勝でも再び早大(御内)に唯一の黒星を喫している。それでもリーグ戦 通算18勝6敗は軽部と並ぶ好成績で、来春には2人同時の特別賞確定が濃厚。加えて、これ までは個人戦で上位進出がなかなかできなかったが、一転、関東学生でベスト4入りし、新たな 光も見えている。 水谷の同期生である甲斐は、水谷とダブルスを組む関係で後半起用が多く、シングルスの出番は 限定される。今春の戦績は1敗のみだったが、通算は7勝1敗。ダブルスでの貢献や、個人戦での ランク入りなど、チームの中核を担う実力は疑いない。 あとは、関東学生ランカーの定岡と根田の起用が濃厚。カットの定岡は2年連続のランク入り、 1年の根田は、活躍度では男子の新人ナンバーワンの呼び声も高い。 ダブルスは、水谷・甲斐の2年生ペアーが最有力だが、場合によっては関東学生2年連続準優勝の 3年生ペアー、軽部・池田組でも、相当な実績は期待できる。 春よりも1年生の実力の見極めや、他校の対策などが進み、より実力が反映されやすいとも 言われる秋リーグ。果たして、下馬評通り順当に、明治大の秋リーグ5連覇は成るか? 専 修 大 毎シーズン、コンスタントに勝ち星を重ねてきたエースの徳増もいよいよラストシーズン。 今春の5勝1敗で、通算成績は28勝10敗となった。有終の美を飾る30勝ライン突破は ほぼ確実な状況。さらにどこまで勝ち星を上積み出来るか? 関東学生でも3年連続ランク(今年はベスト8)の安定感を発揮している。 今大会は、プログラムの表紙も飾っているが、戦績的にもトップを飾って終わりたいところ。 同期の4年生・森田は通算17勝15敗なので、20勝ラインに乗せて終わりたいところ。 通算10勝8敗の星野も、勝ち越しキープのまま、白星を積み上げたい。 チームカップチャンピオントリオの4年勢に続くのは、松岡、江藤、石井、佐藤、田中、といった メンバー。特に、江藤と石井には来年以降のチームの命運も託されている。 ダブルスの成績が団体戦では振るわない最近の専大だが、今季は徳増・森田組や江藤・石井と いった従来の同期生ペアーで行くのか?、京都インカレで組んだ徳増・江藤組で行くのか?、 あるいは、新たなペアーの起用か? 筑 波 大 ツインエースとしてチームを支えてきた桑原と高木がラストシーズンを迎える。2人共、あと 5勝で特別賞受賞の可能性を残している。ただ、これは2部時代に蓄えてきた貯金が大きく、 1部での5勝はかなり厳しい数字。しかし、不可能ではない。2人が組むダブルスもチームの 中核を担う。 あとは、田代、山田、大森、藤本らがレギュラーとして起用される見込み。 2年連続インカレ銅メダルの実力発揮が期待される。 中 央 大 優勝候補3番手と見られながら、今春は想定外の7位という結果に終わった中央大。一体誰が、 このチームが入替戦に回ると予想しただろうか?。その後、京都インカレでも前年の準優勝から 一転してランク落ちの憂き目にあった。復活を期したい今季リーグ戦となる。思い起こして みれば、今春の優勝チームである早大に唯一の黒星をつけていたのは中大だったわけだし、 チャンスはないわけではない。 キャプテンの森田は、今春3勝4敗というまさかの負け越しで、チーム減速の一因となって しまった。今春中に確定させる可能性もあった特別賞も、持ち越して、あと3勝。最終的に 獲得する可能性は極めて高いものの、今春の再現だとギリギリでの受賞となる。前半戦でスッキリ 決めたいところだが。 エースは、3年の瀬山。今春も、低迷するチーム中にあって孤軍奮闘の5戦全勝。去年から リーグ戦のシングルスでは負け知らずで3シーズン連続優秀選手賞を受賞し、通算成績も23勝 4敗。関東学生でも準優勝し、タイトル目前まで迫った。瀬山が負ける可能性がある選手は、 水谷、笠原、徳増など、数人に限られそうだが、相手はいずれも前半起用が濃厚。これまで後半 起用が多かった瀬山が連勝を伸ばす可能性は高い。 あとは、吉田、大久保、伊積、谷口らがレギュラーとして起用されそう。卓球のページへ