平成20年度・第2回関東学生卓球チームカップの見どころ

  関東学生卓球連盟創立80周年を記念して、去年より新設された「関東学生卓球チームカップ
 (略称・チームカップ)」の見どころをアップします。(Aブロックのみ)。
 Aブロックの試合は、12/20(土)〜21(日)の2日間、駒沢屋内球技場で行われます。

 去年のAブロックの結果はこちらです ↓
            結 果 、 決勝トーナメントスコア 、 ベスト4チーム個人成績表

(参 考)
 Aブロックの 選手名簿&組み合わせ(男子)選手名簿&組み合わせ(女子)
        タイムテーブル

 男 子

  第1シードにあたるのは、明治大Aチーム。
  去年は、A・Bチームの決勝同士討ちで初代チャンピオンの座を争った明治大。今年は去年に続き、
  2連覇を狙う。去年の優勝メンバー中、小野と軽部は同じくAチームでのエントリー。去年、決勝で
  惜敗を喫したBチームだった池田も今年はAチーム。そして、1年の甲斐、という陣容。
  今年のエース格は、今年の3大個人戦(関東学生・全日学・全日学選抜)全てでベスト4入りすると
  いう結果を残した軽部。メダルを逃さない安定感は、今大会エントリー選手中ナンバーワンと
  言える。今大会はプログラムの表紙の一角にも採用されている。名実共に、今大会の顔と言える。
  同期の池田は、最近やや戦績を落としてはいるが、それでも特異な戦型は、団体戦では特に有効。
  用具の力に頼らない完全ノングルー・ブースター規制の時代に、池田の活路が開かれるか?。
  甲斐は、全日学ランクに続き、全日学選抜ではベスト8と活躍を見せた。地元・大分国体では
  大矢を破る潜在能力も見せた。同期の水谷が不在の今大会で、優勝の原動力となれるか?。
  主将だった4年の小野はバックアップに回る可能性が高いが、関東学生ベスト8の実力を披露
  する可能性がないわけではない。
  Bチームは、大塚、林、平屋の3年生トリオ。今後1年間、名門チームの屋台骨を背負っていく立場
  となる3人だが、実力は中堅。ダブルスでは2年連続関東学生ランクなどの実績を残しているが、
  シングルスでは目立った実績はない。今大会は、上位争いは不可能ではないだろうが、去年のような
  決勝同士討ちのような展開は難しいだろう。
  Cチーム(柴田、遠藤、定岡)あたりまでは、上位をうかがう可能性を感じさせる明治大。去年は8番
  目にあたるHチームがベスト8入りするという予想を上回る活躍ぶりもあった。そんな中、今年は
  Fチームに水野がエントリー。全日学出場者がいないメンバーをBブロックからAブロックに
  引き上げるためのエントリーだが、もちろん出場の可能性もゼロではない。第2シードの中大Aと
  同じ予選13組に入ったが、果たしてシード喰いの波乱を去年同様に起こせるか?。
  いずれにしても、(Cチームまで優勝候補だった去年ほどではないにしても)、今年も明治大が優勝
  候補筆頭であることは間違いない。

  第2シードの中央大Aは、森田、吉田、瀬山という、去年ベスト4のメンバーにバックアップ要員で
  4年の林が入っている。主力の3人は、広島インカレ準優勝の中軸そのもの。加えて、森田と瀬山は
  全日学と全日学選抜で連続ランク入りし、吉田は関東学生ランカーと、穴がない布陣。全日学選抜
  銀メダリストは去年が瀬山で今年が森田。日本トップクラスのツインエースであることは間違い
  ない。チームとしても個人としても準優勝が続いているここ1年余り。第2シードの今大会は、
  シード通りならまた準優勝だが…果たして歴史に名を刻めるか?。
  なお、中大はBチーム(大久保、谷口)、Cチーム(岩村、伊積)も、場合によっては上位進出の可能性を
  秘めている。

  4シード格に入ったのは、専修大Aと筑波大A。

  専大は、徳増・森田の強力ツートップに、同じ3年の同期生、星野を加えた布陣。主将だった4年の
  下川をバックアップ要員でエントリーしている。近年は、なかなか団体戦で優勝争いに絡めない
  状態が続く伝統校の専大にとって、このチームカップはチャンスも大きい。ツートップの強さで
  ダブルスでは日本や関東のタイトルを取れていることからも、「一発当たれば…」という期待は
  持てる。加えて、4人全員の戦型が違う点も有利に働く。これで優勝争いに絡めなければ、今後の
  他の大会では更なる苦戦が必至か。
  専大はBチームも予選リーグで1段目扱い。松岡、江藤、佐藤の布陣も、あるいは上位進出が狙え
  るかも知れない。

  筑波大Aは、広島インカレベスト4の布陣がほぼそのまま生かされている。関東学生ベスト8の
  桑原をエース格に、同期の3年・高木と1年の大森、そして、4年・照井を加えた陣容。今年の筑波大
  は、リーグ戦、インカレを通じて、前評判を上回る活躍が続いた。年頭の見方は、「去年まで2部
  だったチームが8校制のおかげでの1部昇格。果たして1部でどの程度通用するか?」という
  感じだったが、1年経った結果は、1部でAクラスを争う中堅の強さと、日本の銅メダル獲得と
  いう戦果だった。年の最後にもう1つ、戦果を加えて終わりたいところ。

  関東の大学男子卓球界では「早明2強」として勢力を二分している早稲田大は、今大会主力が欠場。
  4年の塩野らは仕方ないが、下級生の足立、笠原、御内も欠場。
  福原の全日学欠場や、有力選手の全日学選抜欠場に見られるように、最近の選手には「欠場する」
  ことが、自然に抵抗もなく行われているような風潮も感じられる。いろいろ外部からはわからない
  個別の事情はあるのだろうが…。
  主力組が出場していれば当然上位シードで優勝争いの先頭集団にいたであろう早大だが、今回は
  Aチームが原田、浅沼、高岡、Bチームが原、藤田、行則。リーグ戦の日替わり起用組による構成と
  なった。A・B両チームの実力差は少なく、共に中堅クラス。ベスト8からベスト4を狙うレベル
  と思われるが、優勝争いは難しそう。女子が第1シードだけに、男子も万全であればアベック優勝の
  可能性もそれなりに高かったが…今回は難しいだろう。

  外国人留学生が日本人と同様に2点起用出来ることが1つの特徴となっているこのチームカップ。
  それだけに、強豪留学生を擁するチームには有利になるが、埼工大は胡彦コホンがエントリーせず、
  伴、平屋、小笠原という布陣。埼工大史上初の団体戦優勝はいつの日になるのか?

  埼工大とは対照的に、エース・明晨の2点計算で躍進が期待できるのが日本大A。明晨のほか、飯干、
  河辺、土倉といったメンバーで、上位を目指す。中川、中本、平岩、武田のBチームも中堅の実力を
  備えている。

  「1・2部の境界線上にいるインカレランク校」という意味で日大と同等程度の強さと見られる
  駒澤大は、桑原(勇)、渡井、秋元でAチームを組み、全日学ランカーの桑原(勝)は吉田、高羽とB
  チームに回った。総力としても、日大といい勝負だろう。

  その他の大学を見ると…
  法政大は、佐藤と大谷兄弟がAチーム。鹿屋は板垣、大橋(勇)と共にBチームとなっている。
  大正大は、佐々木、花村、厳がAチーム。関東学生ベスト8の花村は、誰が相手でも2点獲りの
  チャンスがある。
  日本体育大は予選リーグ1段目のチームがなく、苦戦は避けられそうにない。決勝トーナメント
  進出が目標となる。

 女 子

  第1シードにあたるのは、関東学生リーグ戦で春秋連覇を達成した早稲田大Aチーム。
  インカレではランク入りを逃しているものの、関東内に限れば今大会で団体の3冠完全制覇を
  目指すことになる。秋リーグ優勝の立役者だった福原と4年の梶本は欠場するが、春リーグ
  優勝の立役者、照井と亀崎が2枚看板となる。照井は全日学ベスト4、全日学選抜ベスト8と、
  安定して上位の成績をキープしている。全日本銅メダリストの実力は、当然、学生トップクラス。
  亀崎も関東学生ベスト4の実力者。3番手には2年生トリオの木田。そして3年の小野を加えた
  布陣。
  歴代の全日学選抜の結果でも証明されている通り、外国人留学生の力が強い大学女子卓球界。
  留学生が2点起用可能なチームカップにおいて、その利点がさらに目立つ。事実、去年の女子
  ベスト4は全て留学生を擁し、主力に据えたチームだった。
  去年は準々決勝で敗れた早大だが、日本人のみにより構成されたチームで初のベスト4入りと
  優勝争いが期待される。

  第2シードは東京富士大A。去年、留学生同士のガチンコ対決を含む連戦を9戦全勝で乗り切り、
  優勝の立役者となった劉テイが今年もエース格。関東学生ベスト8に続き、先日の全日学選抜でも
  3位に入るなど、去年までは苦手と見られていた個人戦でも今年は成績を残し、安定性を増した。
  団体戦での強さは以前から変わらぬハイレベル。今大会のプログラムの表紙の一角も飾る劉テイ。
  他チームにとっては、「越えなければ、上位狙いは難しい」、高い壁となる。
  2〜3番手は、唐沢と原田の武蔵野高OGコンビ。去年の全日学ランカー・唐沢と今年の全日学
  ランカー・原田は、いずれ劣らぬレベル。劉テイの2点を計算するなら、3番で相手の3番手から
  1点取れば勝てるわけで、その意味でも、この布陣の利点は大きい。さらに加えて、4・5番手まで
  高石、加藤という全日学出場者で固めた。もったいないような磐石の構成。
  さらに、Bチームも加能、徐珍、園田という強力布陣。関東学生3位の徐珍は、劉テイを上回る活躍も
  不可能ではない。加能も関東学生ベスト8。優勝を争う力は十分にある。女子初の決勝同士討ちが
  あり得るとしたら、それは多分、東京富士大だろう。

  4シードには、専修大Aと大正大Aが入った。

  専修大Aは、去年、全日学チャンピオン(杉本)と全日学選抜準優勝者(高ユウヤオ)を擁し、
  事実上の優勝候補筆頭格と見られながら、予選リーグ敗退の屈辱を味わった。
  今年は、高が全日学選抜で優勝し、これに田村と渡辺(美)の3年生コンビを加えた布陣。
  田村も関東学生で2年連続ランク(今年はベスト8)だけに、戦力としては揃っている。
  なお、専大は4年生4人がDチームとしてエントリーしているが、杉本、堀部、牛茜を擁するこの
  顔ぶれはAチーム並み。引退での練習不足は予想されるが、逆にプレッシャーなく戦える利点も
  ある。杉本は全日学ベスト8に続き、全日学選抜でも4位に入ったばかり。牛茜は2年連続関東
  学生ランクの実力を団体戦で発揮する数少ないチャンスとなる。
  可能性は低いが、もしも今大会で男女アベック優勝があり得るとしたら、早大、中大などを押し
  のけて、最有力候補は専大だろう。

  大正大Aは、去年準優勝で久々の団体戦タイトルを目前で逃した。去年は張暁が主力であった
  ように、歴史的に、留学生の力が強い大正大だが、今年は事情が違い、Aチームは井上、村山、加藤。
  去年からランク常連であった井上に加え、同期の3年・村山も今年から急激に実績を上げている
  関東学生ランカー。1年の加藤も含めて、3人全員が全日学に単複フル出場。穴のない布陣。
  Bチームの小山内(里)、西、キョウも予選リーグ1段目で、上位進出を狙える。
  Bブロックで優勝したFチームを含め、女子ではダントツで最多の6チームが出場する大正大。
  部員数の多さを生かしたチームの総合力で、活躍が期待される。

  インカレやリーグ戦では、文句なくトップクラスの実力を誇っている淑徳大は、去年に続き、今年も
  主力組が欠場。全日学で上位を占めた山梨、小野、石垣の不在は残念だが、この3人は直後に世界
  選手権の代表選考会が控えていることを考えれば、無理しないことも仕方ないところ。
  阿部、王曼、大庭、前原の1〜2年生でのエントリーとなった。だが、阿部は関東学生8強、全日学
  ランク、そして全日学選抜準優勝と、主力組にも劣らない実績を残しており、誰が相手でも2点を
  取れる可能性はある。となると、全日学選抜を欠場した王曼の状態によっては、十分優勝争いも
  期待できる。今年1年間、インカレの連続決勝進出ストップ、秋リーグ連覇ストップと、団体戦では
  例年を下回る結果が続いた淑徳大だが、年の最後に無冠を返上して終われるか?

  去年、淑徳大と並び、このチームカップでベスト4だった日本体育大は、その後、実力を高め、今年は
  リーグ戦でも1部に定着した。昇格は8校制の恩恵に加えて、さらに運もあってのものだったが、
  1年経って入替戦にも回らなくなった。
  チームカップでは、去年に続き、西岡と李セイを2枚看板としてフル回転させるだろう。
  全日学選抜2年連続ベスト16の李セイの2点に期待するのは勿論だが、それを上回るほどの
  活躍もあり得るのが西岡。今年は関東学生、全日学の連続ランクに続き、全日学選抜でベスト8。
  3番手のカットの津田を含め、戦型も多彩。2年連続の上位進出を狙う。

  中央大は、ここ半年ほどは実績を残していない。今大会も主力選手が分散してチーム編成。
  Aチームは芦田、中山。岡野はBで、関東学生ランカーの中島はC。チャンスの幅を広げたとも
  言えるが、優勝争いは難しい布陣。Aチームの予選リーグに専大D(杉本など)が入っていることも
  あり、最悪の場合、去年に続き、1チームも決勝トーナメントに進めない危険性もある。
  野上が抜ける来年のチーム状態を占う戦いともなる。男子は優勝候補の一角であるだけに、
  女子も奮起したいところ。

  その他の大学は予選リーグ1段目のチームがなく、決勝トーナメント進出が目標となる。
  リーグ戦でも1・2部入替ライン上にいる大学が並んでいる。
  日本大は、大庭、須田、中村の3年生3人に1年・平舩というメンバー。去年はBチームがBブロック
  で優勝して勝ちあがって来たが、今年は敗退。Aチームのみでの戦いとなる。
  青山学院大は、関東学生ランクの早田がAチームで、全日学ランカーの高森がBチーム。
  戦力分散の結果はどう出るか。
  國學院大は他校と比べると戦力的には苦しい。苦戦は避けられそうにない。

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