平成20年度・春季・関東学生リーグ戦の見どころ

 5月7日(水)〜9日(金)、12日(月)〜15(木)の計7日間、代々木第2体育館において行われます
 「平成20年度・春季・関東学生リーグ戦(1部)」の見どころをアップします。

 今季より、関東学生リーグ戦は1部のみ8校制となり、1校あたりの試合数は5試合から7試合へ、
 2試合増となりました。これに伴い、従来は6台セッティングで男女各3試合ずつを同時進行して
 いたタイムスケジュールを変更し、4台セッティングとします。
 代々木第2体育館は、従来の5日間から7日間使用となります。
 従来、代々木第2体育館で開催されていた2部の試合は他会場(今季は東村山)での開催となります。

 1部の日程は全てウイークデイですが、5/9(金)、15(木)の2日間以外は7時頃まで試合が
 行なわれている可能性があります。
 平日の学校帰り、仕事帰りの方も足をお運びいただき、大学卓球界トップのプレーを、是非、ご観戦
 下さい。

 会場の代々木第2体育館は、JR山手線・原宿駅、及び地下鉄・千代田線・明治神宮前駅より徒歩
 5分です。
 入場料は、一般600円、大学400円、高校生以下無料です。

 なお、日程は → こちら です。


女子1部

 淑 徳 大  [参考] → 平成11年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 

  3年前の秋から関東学生リーグ戦5連覇中の淑徳大。秋リーグに限れば21世紀全て優勝の
  7連覇中。通算優勝回数も11回となり、戦後直後の10連覇で一時代を築いた和洋女大を
  越えて、単独4位となった。ここから上の上位3校は、いずれも長年の伝統校で、まだまだ遠い
  存在ではあるが…(専大・38回、中大・23回、青学大・21回)。

  去年、1・2年生のみの「短大モード」のチーム編成で戦ってきた淑徳大は、吉田の短大卒以外
  今年戦力ダウンはない。加えて、新戦力は強力な石垣。秀光→淑徳ラインは、山梨、阿部、王曼に
  続き、ビッグネームを連れて来た。

  現在、チームの勝ち頭は、12勝5敗の小野。昨春は単複10戦オールストレート勝ち、昨秋は
  単複共に4勝1敗の計8勝2敗。年間18勝2敗で、2シーズン連続の殊勲賞(MVP)受賞と
  優勝の立役者となった。加えて去年は、関東学生、全日学、全日学選抜の3大会全てでベスト8。
  安定して、ハイレベルにある。今年は3年生キャプテンともなり、名実共にチームを牽引する
  立場となる。

  小野と並ぶ3年生のツインエースは山梨。昨秋は欠場する試合もありながら、単3勝1敗、複
  4戦全勝だった。通算シングルス11勝8敗は小野とほぼ並ぶ好成績。
  関東学生では2年連続決勝進出の末に優勝1回、準優勝1回。一昨年の1年時には不覚を取った
  全日学でも去年はベスト8入り。そして全日学選抜では日本人女子初の3位入賞となった。
  今大会は、プログラム表紙の一角にもなっている。昨秋のダブルスでの表紙に続く、2シーズン
  連続の「顔」扱い。小さな大選手・山梨の躍進が続く。

  関東学生3位の阿部は、リーグ戦4戦全勝中。インカレも3戦全勝で、大学の団体戦・シングルス
  では未だに無敗、と、地力を見せている。この白星街道がどこまで続くかも興味深い。

  王曼は、通算5勝5敗。勝ち負けを繰り返すイーブンペースでの勝率5割。留学生選手としては
  勝率は低い部類に入る。関東学生と全日学選抜ではベスト16。今年は、各大会で「去年よりワン
  ランク上」が期待される。

  インターハイ3位の大物新人・石垣は新人戦を欠場して臨んだプロツアーで大活躍。ブラジル
  オープンで世界ランク上位者を連破し、一般シングルスでベスト4入り。U21では優勝した。
  続くチリオープンのU21でも準優勝。一昨年、高2ながら全日本の一般で単複ランク入りする
  など、近い将来、日本の中心を担う潜在能力を発揮している。カットに慣れられている国内の
  方が苦戦しやすいという声もあるが、絶対的なレベルが上がれば越えられる問題だろう。

  あとは、2年の石川、新人戦ベスト8の大庭らが日替わり起用に備える。

  ダブルスは、山梨・小野組はほぼ間違いないと思われる。関東学生優勝、全日学3位のペアーは
  リーグ戦通算でも12勝1敗。エースダブルスとして申し分ない実績を残している。
  一方、セカンドダブルスの阿部・石川組をそのまま使うかは微妙なところ。通算4勝3敗の戦績を
  どう評価するか。石垣は攻撃型と組んでも強い(一昨年の全日本ランク時は照井とのペアー)し、
  一方、左の石川も使わないのはもったいない。ここは微妙なところか。

  平成13年度(2001年)・春季の初優勝以来、7年。14シーズンで11回優勝…優勝を逃した
  のは、日大に春リーグを奪われた3回のみ。21世紀の優勝獲得率は約78.5%。
  ただ、かつての「全く負けない全勝街道まっしぐら」という時代からは少し変わり、最近は「途中、
  少しは負けても、結果的に優勝」という形になってきている。
  現在続くリーグ戦5連覇中、5戦全勝は2回で、3回が4勝1敗での優勝。「負けたら終わり」の
  トーナメント戦であるインカレとチームカップでは優勝を逃している。
  今季も当然のごとく優勝候補筆頭の淑徳大は、果たしてどんな勝ち方で、どんな強さを見せるのか。


 専 修 大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 

  男女を通じてダントツの最多である通算38回の1部優勝を誇る伝統校・専修大女子。
  3年半(7シーズン)に及んだ2部生活から1部に復帰した昨秋、いきなり準優勝という活躍を
  見せた。その後も、全日学、全日学選抜で大活躍が見られた。杉田が抜けた影響も何とか最小限に
  抑え、今年は更なる名門復活が期待できる。

  キャプテンの杉本は、2部時代からポイントゲッターではあったが、初登場となった昨秋の1部でも
  4勝1敗の相変わらずの活躍ぶりを見せ、敢闘賞を受賞した。以前から関東学生でも全日学でも
  ベスト16に入る「安定した中堅」だったが、去年の愛知全日学で驚きの全日学チャンピオンに
  輝いた。専大からは、何と昭和34年(1959年)の松崎キミ代さん以来、48年ぶりの全日学女子
  シングルスチャンピオン誕生だった。
  今年は1年間、重いプレッシャーを背負っての戦いとなる。これも強者の宿命とも言える。
  今季は、ポスターの一角にも杉本の姿があるが、実績でも今季の象徴でありたいところ。

  去年の専大1部復帰&2位躍進の原動力となったのは高ユウヤオ。昨春の2部リーグでは照井を
  破るなど4戦全勝で2部敢闘賞(MVP)を受賞し、入替戦では劉一行を破る活躍。さらに、秋の
  1部リーグでも狭間らに勝ち4勝1敗で優秀選手賞受賞。最後には、横浜全日学選抜での準優勝。
  全日学選抜チャンピオンの劉一行が卒業した今、最も強い選手と評されてもおかしくはない。
  秀光時代に出番を奪われていた王曼と比べても、この1年間の実績は確実に上回っていた。
  さて、2年目。このままの調子で突っ走れるか。

  3番手の田村は関東学生ランクの実績を引き下げ、今季もペン表速攻での活躍が期待される。

  あとは、堀部、有坂、渡辺(美)、そして新人の天野、樽見といったメンバーからの日替わり起用と
  なるだろう。関東学生ランカー・牛茜の出番は、もしあるとしても、順位のメドがついた大会終盤
  に限定されるだろう。

  ダブルスは、まず杉本・堀部組のエースペアーが確定的。関東学生と全日学で連続ランク入り
  している。セカンドダブルスは、去年同様、有坂・渡辺(美)の「3年・美里組」で行くか、あるいは
  インターハイダブルスチャンピオンの新人・天野を絡めるか。(天野・樽見組は新人戦ベスト4)。

  専修大・女子部は昭和28年に創部。同年の春季リーグ戦で2部に初登録し、即2部優勝、即1部
  昇格、同年秋リーグで即1部優勝。以後、6年半に及ぶ前人未到の13連覇を達成するなど、他の
  追随を全く許さない伝統を築いてきた。昭和28年の秋季から平成15年の秋季まで、101
  シーズン連続(50年半連続)1部在籍という女子最長記録は一旦ストップしたが、今、再スタートが
  始まっている。


 青山学院大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 

  去年、尼崎インカレで14年ぶりの優勝を果たし、秋リーグでも優勝目前まで肉薄した青学大。
  だが、今年は主力だった阿部(特別賞プレイヤー)、山ア(元全日学準優勝)、大槻(全日学ベスト4)、
  代の同期生カルテットが卒業し、厳しい戦いを強いられる年となりそうだ。
  優勝したインカレに出場していたのは卒業生の4人のみだったし、昨秋のリーグ戦でも4人の
  6ポイント起用以外で出場したのは早田のみ。多くのメンバーが日替わり出場した昨春は、あわや
  最下位という大苦戦だった。今年も大苦戦は免れない春となりそうだ。

  チームの数少ない希望は2年生の早田。全日学には予選で敗退し出場していないが、その後、
  昨秋のリーグ戦では4戦全勝し、優秀選手賞を受賞した。これだけだと、「全日学予選落ちと
  秋リーグ、どちらが本当の実力?」というところだが、その後、昨冬の会長杯と今春の新人戦に
  連続優勝。これで、「秋リーグは実力。全日学予選落ちが取りこぼし」との評価が定まった。
  前半に出て、相手のエース格と当たった時に、昨秋のように勝ちまくるのは難しいとは思うが、
  現在のチーム事情からすれば勝ち越しは最低ライン。どれだけ上積みができるか?。

  早田以外のメンバーは、キャプテンの高森、同じく4年の加藤、3年の仲川と又刈、2年・立岩、
  1年・利光。以上。リーグ戦で勝ったことがある選手はいない。昨秋の早田のように、「未勝利の
  状態からいきなり飛び出したシンデレラガール」の活躍を期待するしかない。

  ダブルスも未知数。早田・立岩組とカットの加藤・利光組などか?。いずれにしても…未知数。

  筑波大女子が欠場しなければ、ある程度、1部残留の希望の光も輝いていた青学大だが、代わって
  出場することになった日体大は手強い。こうなると、1・2番手よりも、3〜5番手の選手の
  成績が運命を左右するかも知れない。


 東京富士大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 

  去年は春季リーグ戦で4勝1敗の準優勝と、久々に団体タイトル目前に迫った東富大。
  夏のインカレベスト8、秋のリーグ戦4位を経た末に、冬には関東学生チームカップで初代
  チャンピオンチームとなった。優勝メンバーの岡と坂巻は卒業したが、劉テイは残る。
  加えて10人の大量新人を獲得。新生・東富大が今度はリーグ戦タイトルを狙う。

  エースは3年生の強力留学生・劉テイ。コンスタントに勝ちを積み上げ、昨春は5戦全勝、昨秋は
  4勝1敗。通算は16勝3敗で、8校制ポイント換算の結果、あと6勝で特別賞が確定する。
  劉テイの強さをもってすれば、3年春でのスピード確定が達成される可能性もある。
  チームカップでも相手エースとの直接対決を全て制し、9戦全勝で優勝の原動力となっていた。
  留学生同士のガチンコ直接対決でも勝ち続けているところが凄い。
  今春の東京選手権でもベスト4。国内トップクラスの実力が今年も発揮されそうだ。

  2番手は同じく3年の唐沢か。現在通算は5勝5敗ながら、全日学でもランク入りし、今年は
  更なる飛躍が期待できる。左腕を生かし、単複でフル回転することになるだろう。

  10人の1年勢は新人戦でも大活躍。多くの選手が上位に進出した。シングルスでは早田に
  タイトルを持っていかれたが、原田が準優勝、園田がベスト4、徐珍がベスト8だった。
  インターハイ準優勝の徐珍も、さすがに劉テイの前では出場の可能性は極めて低い。その一方、
  原田、園田らはチャンス大だろう。

  その他、主将の高石、2年の加能、1年の西東などが起用される可能性が高い。

  ダブルスは、新人が多い上、組み替えも多く、ペアリングの予想は難しい。
  新人戦では、徐珍・原田組が優勝、園田・西東組が2位だったが…。徐珍を抜いて、どうなるか。
  いずれにしても、左の唐沢を有効に使って1ペアー組まれることは、ほぼ間違いないだろう。

  事実上、短期大学部主体のチームで、去年2年だった日高も短大卒で抜けた。15名の部員中、
  4年1人、3年と2年が各2人ずつ。そして1年が10人。他校とは全く異なるチーム構成だ。
  フレッシュな顔ぶれは、ある意味、毎年の事でチームの特徴の1つともなっている。
  新生チームが自分達の初優勝を目指す。


 大 正 大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 

  近年、「春は勝ち越してAクラス、秋は負け越してBクラス」といった展開が続いている大正大。
  「良いジンクスは信じて、悪いジンクスは無視する」…ということで、今季は上を目指したいところ。
  だが、張暁の卒業に加えて、特別賞目前(19勝9敗)だった元全日学チャンピオンの狭間が3年で
  中退。これが計算外の痛手となった。果たして、これをカバーできるか?。

  今年のエースは3年の井上になるものと思われる。狭間の部内事情もあって、既に去年から単複に
  フル回転しており、その意味ではチームの軸ではあった。関東学生はベスト16、全日学と全日学
  選抜では連続してベスト8。屈指の強豪となっている。リーグ戦では現在通算9勝3敗。ほぼ
  特別賞ペースと言える。

  井上に続くのは、同じく3年の小山内(里)と2年の西。
  特に小山内(里)は、関東学生ランクに加え、ダブルスでも井上とのペアーでチームに貢献している。

  1年では、張暁に代わる留学生がキョウ思斉。新人戦では、第1シードの徐珍から先にマッチ
  ポイントを奪っていた。あそこから逆転負けしたところはチョット…。
  「大正大の留学生」と言えば、代々、超大物の名が並ぶ。果たして、ポイントゲッターであるべき
  留学生選手として、どれほどの実績を残せるか。

  インターハイでシングルスベスト8、ダブルス優勝の実績を持つのが加藤。単複に渡り、チームの
  救世主となれるか?。

  あとは、主将の中熊、3年の村山、藤田あたりが、出場のチャンスを待つ。

  ダブルスは、井上・小山内(里)組が昨秋5戦全勝で最優秀ペアー賞を受賞した。通算でも8勝1敗
  の強豪ペアーで、今年も得点源として計算が立つ。あとは、インターハイダブルスチャンピオンの
  加藤を使ったペアーか?。(加藤・林組は新人戦ベスト4)
  中熊と村山の左腕も考えられるが…。

  平成7年の秋リーグ、平成8年のインカレ以降、丸11年以上の間、団体戦の優勝から遠ざかって
  いる大正大女子。これは去年までの女子1部6校中、最も長いブランク(今年からの1部校、早大と
  日体大はいずれも未優勝だが)。留学生を軸とした個人タイトルは桁外れに多く、また、団体でも
  常時上位進出・優勝争いを演じているだけに、意外さは増す。昨冬のチームカップでも決勝で
  惜敗し、団体タイトルは逃した。
  女子では珍しい22名の大所帯チームである大正大。他校では自動的に部員全員がベンチ入り
  する中、1つ多くの競争がある。こういった競争がレベルアップにつながり、その先で団体戦の
  タイトルにつながるか。


 中 央 大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 

  去年は春秋ともに1勝4敗。春は3校同率の勝率計算の末に4位だったが、秋は最下位となった。
  従来の6校制が続いていれば、早大との入替戦となっており、2部落ちしていた可能性は極めて
  高い。8校制に救われての1部キープだが、運も実力の内だ。今年も引き続き、困難な道が続くと
  思われるが、伝統校の意地を見せたいところ。

  エースは、キャプテンの野上。全日学3位の実力からすると、当たれば誰に対しても勝機は十分。
  通算13勝13敗の全くのイーブンというのは、他の選手なら立派な2桁勝利だが、野上の力から
  すれば当然勝ち越しが求められる。

  全日学ランカー・中山には2番手としての活躍が期待されるが、昨秋は留学生をはじめとする
  強豪相手が続き、屈辱の5戦全敗。年間通算も1勝8敗となった。今季は復調への足掛かりを
  つかみたい。

  あとは、4年・山本、3年・芦田、2年・中島らが、去年までの経験を生かして今年に臨む。

  新人では、岡野と田中あたりに出番があるのではないか。

  ダブルスは、関東学生ランクの野上・中山組がエースダブルスで、あともう1組か。
  野上は渡辺と組んでいた時の貯金(14勝6敗)が大きく、現在19勝(11敗)。今の中山との
  ペアーでは5勝5敗なので、シングルス同様、ここでも勝ち越しが期待される。

  今でこそ、8校制の影響もあり、男女アベック1部校は4つに増えたが、1年前の昨春は中大だけ
  だった。男子部は去年終盤から上昇機運にあるだけに、女子部も余勢を買って古豪復活を目指し
  たいところ。


 早 稲 田大  [参考] → 前季(昨秋)の結果。 

  早稲田大女子が1部に登場…「遅かったな」というのが正直な印象。
  数年前から秀光中等教育のレギュラークラスなどがコンスタントに入るようになり、強化が
  目覚しかったが、これに加えて昨春の福原、照井の加入。誰もが、「即優勝」を予想した。
  それだけに、昨春に2部優勝できなかったことが、「春の珍事」だった。秋には順当に2部優勝を
  果たし、8校制に伴なう1部自動昇格を果たしたが、仮に、従来通りの6校制であっても、入替戦で
  勝って1部昇格していた可能性は極めて高い。1年前の大騒ぎから、落ち着きを取り戻した現在、
  登場は遅くなったが、活躍はこれからだ。

  なお、福原は、男子の水谷同様、北京オリンピックへ向けての調整もあり、今大会には出場しない。
  この春リーグ直前の日本リーグビッグトーナメント(5/4)、春リーグ直後の荻村杯(5/21〜25)には
  出場ということで、その間の春リーグのみを欠場するのは意見も出るところだが、グルー問題を
  はじめ、諸事情もある。とにかく8月までは、五輪最優先でのスケジュール調整となる。

  福原抜きでも早稲田は強い。その中で、エース格は福原の同級生・2年の照井。
  高3の時点で全日本ベスト8という福原を上回る実績を持って入学した照井は、去年、新人戦の
  優勝の後、関東学生と全日学でベスト8入り。常に優勝候補と見られていただけに、この安定した
  好成績の連続でも「ベスト8の壁を破れない」という面が目立ってしまうほどだったが、1月の
  全日本でベスト4入り。最高の舞台で壁を破った。留学生選手に敗れる試合が目立つが、
  日本のトップとして国際大会も多く、外国人相手でも勝ちが求められる。
  日本の銅メダリストは、誰が相手でも全勝で1部デビューを飾れるか?。

  キャプテンの梶本は、去年、関東学生、全日学、全日学選抜の3大会で全てベスト16入りした。
  しかも、ダブルスでも宮本と組んで関東学生準優勝、全日学と全日本でベスト4、(全日本では水野と
  組んだ混合ダブルスでもベスト4)と、全大会単複に渡る大活躍だった。
  正直、一昨年までは「たまにランクに入る選手」だったので、この大活躍ぶりには驚いた。
  最終学年の年に主将という立場で、チームの1部昇格シーズンを単複に渡る主力として戦える
  選手は数少ない。この幸運を生かして、結果も好成績といきたいところ。

  亀崎は、アジア大学選手権の代表となり、混合ダブルスで優勝という栄冠を手にして帰ってきた。
  元々、実力はある選手だけに活躍が期待される。石垣とどちらが「関東の大学女子ナンバーワン
  カット」かも楽しみなところ。

  3年の小野は単複に渡り活躍が期待される。あとは2年の木田、川畑、1年・田中あたりの起用か。

  ダブルスは、全日本チャンピオンペアー、福原・照井組は今季は見られない。小野・照井組という
  東京選手権ベスト4ペアーがエースダブルスになる可能性が高い。宮本が卒業した後の、梶本の
  新パートナーは誰になるか?。

  男子はやや去年より苦戦を強いられるであろう早大。その代わり…でもないが、女子は場合に
  よってはかなりの躍進を見せる可能性がある。うまくいけば、いきなり優勝争いに絡む可能性も
  なくはない。秋に福原が出場してくれば、さらに磐石に…と、想像は膨らむが、まずは目の前の
  試合に注目か。


 日本体育大  [参考] → 前季(昨秋)の結果。 

  昨秋の2部リーグ3位で、一旦は1部昇格を逃していた日本体育大だったが、筑波大の今春リーグ
  欠場により、繰り上げ1部となった。タナボタではあるが、実力的には他校と大差があるわけでは
  ない。昨年末のチームカップでは、優勝候補筆頭と思われた専大を破り、3位入賞を果たした。
  ワンチャンスを生かして、中位に入る可能性はある。

  エース格は2年の留学生・李セイ。元インターハイ準優勝の実績を持ち、去年の全日学選抜でも
  ベスト16。チームカップの専大戦では杉本と高に連勝し、上位入賞の立役者となった。
  (なお、日体大は、従来は、李泰照、李孝心、(男子の崔潤浩)といった韓国人留学生が多かったが、
   李セイは中国人)。

  現在、単複にフル回転できる日本人のエース格は西岡。元関東学生ランカーだけに、2部時代の
  高勝率は無理でも、最低1部でも勝ち越しはしたいところ。

  あとは、4年のキャプテン・増井、3年のカットの津田が主力となり、先日の新人戦で2年生ながら
  ベスト8の大熊らが脇を固める布陣。

  ダブルスは、西岡・津田組と、増井の組むもう1ペアーか?。

  かつて、李泰照時代に1部2位に入った平成4年春は「日体大留学生旋風」と呼ばれた。
  当時は、留学生が単複2点起用できたので現在とは事情が違うが、いずれにせよ、久々の日体大
  旋風はあるか?。


女子2部

  1年前のプログラムを読み返してみる。
  女子2部には、宮本、梶本、福原、照井(早大)、杉田、杉本、高(専大)、西岡、李セイ(日体大)、
  伊藤、野中(筑波大)といった、日本のトップクラスのそうそうたるメンバーが並ぶ。
  事実、これらの選手達の内、何人かは関東学生や全日学、全日学選抜、果ては全日本などで優勝
  争いを演じている。「2部ではもったいない選手が2桁いる」時代。
  そして、1年経って今シーズン。1部8校制の採用と筑波大の欠場、日体大の1部繰り上がりに
  より、顔ぶれは一変した。

  優勝候補の日本大劉一行の卒業と坂本(真)らが抜けて、3年の大庭が主将。須田、中村が単複の
  主軸となって戦う。

  日大は1年前まで1部にいたチームだが、続く國學院大和洋女子大、日本女子体大、東洋大は
  2〜3部の間を入替戦で争っていた印象が強いチーム(実際、争っていた)。
  今季は5校によるリーグ編成という特殊事情もあり、最下位でも3部落ちはない。
  (最下位の5位だと、インカレの推薦から外れ、予選通過が必要となるので、それはそれで必死だが)
  「女子2部も寂しくなったな」というのが正直なところか。
  (去年までの女子2部が異常だったとも言える)


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