平成20年度・春季・関東学生リーグ戦・1部8校制を実施してみてのコメント

 ・日程の長期化(5日間→7日間)
  2日延びただけではあるが、感覚としてはそれ以上に感じた。会社帰りに立ち寄っているだけで
  感じるのだから、連日戦っている選手、及び運営役員は、もっと長く感じたのではないか?。
  体力(持久力)がないと、やっていられない。
  実際以上に日程が長く感じた理由の一因は、従来との比較による「気分的」なものが大きいように
  思う。
  初日・2日目の序盤あたりは、変わりないものの、
  3日目…従来は折り返し点だが…今回はまだ前半。先は長い。
  4日目…従来は順位が決まるところもチラホラ出てくる佳境だが…今回は折り返し点。
  5日目…従来は全てが決まる最終日だが…今回はまだ1つも順位が決まらない中盤戦。
  6日目・7日目…未知の領域。
  慣れてくれば、何とも思わないのかも知れないが、従来の比較の感覚があるうちは「長さ」を感じ
  続けることになりそうだ。

 ・試合数の増加
  1部リーグとしては、従来の15試合(3試合×5日)が28試合(4試合×7日)に、約倍増。
  男女合計では、従来の30試合が56試合になった。
  ただ、2部が別会場に移ったこともあり、「代々木第2で行われている試合」という見方をすれば、
  若干、試合数は減ったことになる。(実際には、別会場であろうと2部も行われているわけで、
  増加していることは事実)。日本リーグなども8チーム制ではあるが、あちらは5点制。
  7点制の8チーム制という大量試合大会は、関東と関西のリーグ戦くらいでしか見られない。

 ・4台セッティング
  代々木第2体育館という限られたスペースを使う上で、従来の手狭な6台セッティングが、
  広々とした4台セッティングとなり、ベンチにも登録選手15人がフルに入ることが出来る
  ようになったことは、良かった。女子チームの多くが10年前後の部員のため、ベンチの空きが
  目立ってしまうことは、仕方ないことだが…。

 ・最終日以前の順位決定の増加
  試合数の増加とも関連するが、今季は6日目を終えた時点で、男子・駒大の8位、女子・早大の1位、
  淑徳大の2位、専大の6位、日体大の7位、青学大の8位、と16チーム中6チームの順位が最終日
  を待たずに確定した。これは対戦順なども絡んでおり、運もあることなので一概には言えないが、
  当初から懸念されていた事態ではある。
  春リーグは、入学や卒業などの都合でどうしてもリアルタイムの実力順の編成並びとなって
  いないため、最終戦の「1位vs2位、3位vs4位…、」という実力伯仲を期待したカードがうまく
  機能しないことはある。秋リーグの方が、より実力を忠実に反映した編成並びとなることから、
  秋リーグでの順位決定状況に注目したい。

 ・選手起用の幅の増加
  試合数の増加に伴い、当然、予想された通り、選手起用の幅は広がった。従来であれば起用され
  なかった可能性が高いのでは?と思われる選手のテスト的な(あるいは慰労的な)出番も多かった。
  (これには、上位の「最終日以前の順位決定」も密接に絡んでくる)。
  また、ダブルスの組み替えも多く目に付いた。
  留学生(王曼(淑徳大))のダブルス起用など、以前であればほとんど想像できなかった。
  (話は違うが、留学生の不振が目立ったシーズンでもあった。厳一峰、王曼、キョウ思斉、李セイ
   といった選手達は、不本意な敗戦を喫したり、オーダーを外されたりしていたが、従来の
   「強豪留学生」というイメージからは考えられない)

 ・「順位に対する多様な意味付け」は、やや不発
  試合増と日程長期化によるたるみ(モチベーション低下)を防ぐ目的で採用された「順位に対する
  多様な意味付け」は、やや不発だった。
  「優勝できなくても2位なら翌シーズンの夕方試合権」というのは、男子は早明の2校が3位以下を
  早々と引き離して機能せず。女子も6日目で1〜2位が確定してしまった。
  自動入れ替えを含んだ新入れ替え制度は、下位校の緊張感を生み、それなりに機能した。
  男子の6日目の自動降格回避を巡る直接対決や、最終日の専大、大正大、筑波大に関わる入替戦
  回避争い。女子の6日目の入替戦回避を巡る直接対決、などなど…。
  しかし、最終日に6〜7位のラインを争っていたのは男子だけであり、十分満足に機能したという
  感じではなかった。これも、上記「最終日以前の順位決定」の件同様、秋リーグの様子を見たい。


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