平成19年度・関東学生選手権の見どころ

 7月4日(水)〜7日(土)の4日間、駒沢屋内球技場(7/4〜5)、及び駒沢体育館(7/6〜7)に
 おいて行われます関東学生卓球選手権大会(通称、関東学生)の見どころをアップします。

 大会期日の多くは平日ですが、御都合のつく方は大会当日に会場まで足をお運びいただき、選手に
 声援をお送りいただければ幸いです。
 入場は無料です。
 (なお、福原愛選手は、新人戦に続き、今大会も欠場します)

 競技日程(予定)
 7/4(水) (駒沢屋内球技場)会場設営後、開会式。男女ダブルス1回戦〜準々決勝。
   5(木) 男女シングルス1〜2回戦。会場撤去(駒沢屋内球技場)
   6(金) (駒沢体育館)会場設営後、男女シングルス3回戦〜準々決勝。
   7(土) 男女ダブルス準決勝・決勝。男女シングルス準決勝・決勝。閉会式。会場撤去。

 今大会のシードは → こちら です。
 歴代の関東学生選手権の優勝者の一覧は → こちら です。
 去年の関東学生選手権の結果は → こちら です。
 H16からの関東学生選手権のランキング一覧は → こちら です。


 男子シングルス

  去年、驚きの優勝を果たした久保田(早稲田大)が自動的に第1シードとなった。
  同期の下山、時吉が各大会でタイトルを取っていく中、長い間、シングルスのタイトルに恵まれ
  なかった久保田だったが、それだけに去年のタイトルは価値あるものだった。全日学、全日学選抜と
  連続してベスト4に入っており、ハイレベルな安定性も高い。今回も、メダルの色を争う可能性は
  極めて高い。関東学生男子単の2連覇達成となれば、早大の先輩・中野以来の事となる。一昨年は
  ダブルスも制しているし、この関東学生は久保田にとって「縁起のいい大会」ではある。
  今大会、開会式の選手宣誓で大会の幕を開ける久保田が、どのような閉会式を迎えるか?。

  第2シードは、自動的に去年準優勝だった水野(明治大)となった。
  一昨年3位、去年2位と来れば、当然、今年の狙いは1つだけだ。ちなみに、ダブルスは、一昨年2位、
  去年優勝と、着実に階段を上った。シングルスでも、この例を踏襲したいところ。去年は単複2冠王
  目前で、最後の試合に敗れ、「スタミナ切れか?」と囁かれた。(実際、5ゲームスマッチでの各試合の
  強さからすると、7ゲームスマッチではやや戦績が落ちる傾向はある)。が、その点からも、例年
  3日間に詰め込まれていた日程が、今年は4日間になっていることは水野に有利か?。
  第1シードのダブルスでの連覇と共に、今年こそ単複2冠王を狙う。

  4シードには、下山と時吉の早大勢が入った。前年3位の下山は、自動での4シード入り。前年5位
  の時吉も、阮震杰卒業の箇所に順当にスライドした。

  下山は、言わずと知れた全日学2連覇中の現チャンピオン。全日本でもベスト8で、ナショナルチーム
  候補選手にもなっている。国際大会の経験も豊富。学生界の第一人者として、当然、優勝候補の先頭
  集団を走る。一昨年は2位、昨年は3位で、取り逃しているメダルの色は1つしかない。ラスト
  チャンスでのゲットは成るか?。(下山は、全日学のダブルスでは中野とのペアで2連覇するなど、
  単複計4つの全日学タイトルを獲得しているが、関東学生ではダブルスも過去は8強止まり。
  「(全日学に比べれば)相性が悪い関東学生」のジンクスを、実力で消し去れるか?)。

  時吉は、一昨年に続く、2年ぶりの優勝を狙う。今年、男子単で4年連続ランクを狙えるのは時吉だけ。
  「強豪揃いの学年」と呼ばれている今年の男子4年生達だが、意外なことに、下山も久保田もハオ強も
  明大勢(足立ら)も、1年時にはランク入りを逃し、早々に「フルランク」の権利を失っている。
  これに対して、時吉は、関東学生だけでなく、全日学、全日学選抜も含めて全て3年連続ランク入り。
  しかも、ただのランクではなく、関東学生では過去3年間で4位→1位→1位。全日学では2位→
  3位→9位。全日学選抜では3位→4位→2位。つまり、ほとんどが4強以内で、全て1桁ランク。
  この戦績は特筆モノ。今大会も、ミラクルショットの連打が見られるか。

  8シードには、前年ベスト8のハオ強(大正大)と足立(明治大)が自動的に入り、あとは前年ベスト16
  の塩野(早稲田大)と、新人戦優勝の胡(埼工大)がピックアップされた。

  4年生のハオ強と足立は、共に3年連続ランクを狙う。今春のリーグ戦では、本人・チーム共に不本意な
  成績で終わったが、この関東学生をキッカケに、残り半年で再び最上級生としてチームを牽引したい
  ところ。

  塩野は2年連続で全日学8強入りするなど、メダルは射程距離内にある。「関東学生で、異様に強い
  早大勢」の伝統を受け継ぐ存在となれるか。また、現在の大学男子最強のカットマンとして、その
  プレー内容も注目を集めるだろう。

  胡は、新人戦優勝に続き、春リーグでも埼工大をチーム史上初の2位に導く主軸として大活躍を
  見せた。埼工大の入れ替わりの先輩となる阮震杰は、新人戦優勝が大学時代唯一のタイトルで、
  関東学生では「上位には進出するが、メダルが金色にならない」惜敗続きだった。さて、胡はどうか。

  16シードには、前年ベスト16の森下(中央大)、日高、石崎(共に明治大)、桑原(勇)(駒澤大)の
  4人が自動的に入り、あとは、過去2年連続ベスト8入りした実績を持つ崔潤浩(日体大)、全日学
  ランカーの森田(中央大)、新人戦2位の足立(早稲田大)、同ベスト4の軽部(明治大)がピックアップ
  された。

  この中で、注目は春リーグで5戦全勝の大フィーバーを見せ、早大優勝の立役者となった足立か。
  強豪揃いの先輩達を抑えてMVPなども受賞した。新人戦に続く大活躍はホンモノか?。最初から
  注目を集める状態で迎える今大会だけに、真価が問われる。

  全体的に見て、やはり注目は早大勢。春リーグを制したチーム勢力そのままに、4シードに3人、
  8シードに4人、16シードに5人が入っている。現在、関東学生の男子シングルスは早大勢が
  4連覇中(中野×2、時吉、久保田)。さらに、平成14年の並木(明大)を挟んで、その前の大森、谷口の
  優勝を入れると、7年間で6回の優勝ということになる。2000年代になってから、優勝を逃したのは
  わずか1回のみ。果たして、ワセダ旋風が5連覇に達するのか?、あるいは水野、足立あたりが並木
  以来の優勝で、「ストップ・ザ・早稲田」を達成するのか?。
  上位シードの占有率や、過去の実績から単純に予想すれば、「今年も早稲田旋風が吹き荒れる」可能性は
  極めて高い。


 女子シングルス

  第1シードは、前年優勝の山梨(淑徳大)が自動的に入った。4連覇目前だった孫博(大正大)に
  ストップをかけた去年の決勝戦は、星野美香(青学大・S59〜62)以来の完全優勝を阻んだという意味
  においても、歴史的な一戦だった。また、留学生が圧倒的に強いとされる現在の大学女子卓球界に
  おいて、日本人の、しかも1年生がタイトルを取ったこと自体、衝撃的だった。事実、この関東学生の
  女子シングルスで日本人が優勝したのは、平成10年(1998年)の益田(専大)以来8年ぶりであり、
  21世紀初でもあった。さらに、4年制の淑徳大として、この種目の優勝は初であり、チームとしても
  歴史的タイトルとなった。(淑徳短大時代の、この女子単のタイトルはあったが)。
  今年、2年生ながらチーム事情によりキャプテンを務める山梨は、立場代わって連覇を狙う側に
  回った。周囲は全員、ストップをかけに来る。しかし、団体戦では、山梨が入学後のこの1年余り、
  淑徳大は関東リーグとインカレで全て優勝しており、追われる立場は慣れている(?)とも言える。
  個人戦でも連続優勝と行きたいところ。
  今大会のプログラムの表紙にもなっている山梨。大会の「顔」は、閉会式でも主役でいられるか?。

  第2シードは、去年ベスト8だった劉一行(日本大)が順当に選ばれた。関東学生では3年前に
  準優勝。去年はダブルスで優勝するなど、縁起も良い大会。勿論、実力も、過去3年間の全日学選抜で
  4位→3位→2位、と着実に順位をあげていることで証明されるレベルの高さ。
  今春のリーグ戦では、かつて「春の女王」と呼ばれていた日大女子も、2部落ちという結果に終わった。
  主将の劉としては、自身が入替戦で敗れたこととも併せ、二重の屈辱。得意の個人戦で、鬱憤を晴らす
  活躍が見られるか?。

  4シードには、伊藤(筑波大)と照井(早稲田大)が選ばれた。

  伊藤は、1年時がベスト16で、一昨年・去年と、連続ベスト8。今年、女子シングルスで4年連続
  ランク入りにチャレンジ出来るのは伊藤のみ。ちなみに、全日学選抜でも3年連続ベスト16。
  全日学では、ベスト8→ベスト8→ベスト4。男子の時吉と並び、常時、実績を残し続けている。
  好成績の一方で、昨秋の故障などもあり、浮沈はあるが、先日の荻村杯で日本キラーの金キョンアに
  勝ったのはグッドニュース。最終学年での自己新記録は成るか?。

  新人戦優勝の照井は、福原欠場の中で早大女子の期待を一身に背負っての戦いとなる。全日本
  ベスト8という実績からすれば、優勝争いに絡んでくる可能性は十分にある。春リーグでは、要所
  での痛い黒星で2部優勝を逃す結果に終わったが、今大会で雪辱を果たしたいところ。
  男子がかなりの好成績を期待できる早稲田だけに、男女アベックでの活躍も十分あり得る。

  8シードには、前年16強の狭間(大正大)と野中(筑波大)、そして強豪留学生、劉テイ(東富大)と
  高ユウヤオ(専修大)が入った。

  3年連続ランクを狙う狭間は、一昨年の全日学チャンピオン。去年は不覚を取り全日学ランク落ちと
  なったものの、実力的に優勝争いをするレベルであることは間違いない。今年、女子シングルスで
  3年連続ランクを狙えるのは狭間のみ。来年の「4年連続ランクへのチャレンジ権」を賭けた戦いと
  なる。

  野中は、去年のこの関東学生ランクを足掛かりに、全日学準優勝と全日学選抜ベスト8という実績を
  残した。驚異的な粘りのカットプレーは、会場内の注目を集めるだろう。長時間の試合になることも
  多く、勝ち上がった場合、休憩も少ない連戦を強いられる可能性も高い。自他共に厳しい、体力勝負の
  持久戦となるか。

  劉テイは、去年はランク決定戦で優勝した山梨に敗れてのランク落ち。全日学選抜では優勝した孫博
  に敗れてベスト16。しかし、実力的には優勝候補の一角を占める。今春のリーグ戦では、チームは
  準優勝と躍進した。その主力でもあった劉テイだけに、ここはシングルスでもメダルを狙いたい。

  高は、新人戦のベスト4に続き、春リーグで照井に、入替戦で劉一行に勝つという活躍を見せた。
  王曼の影で、活躍の機会が少なかった高校(秀光)時代から一転、「場」を得て潜在能力を発揮している。
  名門・専大を1部に復帰させた実力は、今大会でも発揮されるか?。

  16シードには、前年ベスト16の小野(淑徳大)、坂巻、日高(共に東富大)、杉本(専修大)、西岡(日体大)
  が自動的に入り、あとは全日学ベスト8の山ア(青学大)と全日学選抜ベスト16の張暁(大正大)、
  牛茜(専修大)が入った。

  ここで注目は、春リーグで1ゲームも落とさずに単複10戦全勝を飾り、淑徳大優勝の立役者となった
  小野か。同僚・山梨が去年優勝していることも、今大会に向けての大きなモチベーションになるだろう
  し、団体戦に続き、個人戦でも淑徳大の活躍が見られる可能性は高い。

  全般的に見ると、孫博、劉テイテイ、トン舟が卒業し、留学生の布陣がやや手薄になった感がある。
  王曼、高ユウヤオ、李セイの入学はあるが、天秤にかけるとやはり卒業生達の方が強かった。となると、
  日本人選手が去年に続き優勝する可能性も高まったことになる。(と言っても、50%を越えた程度の
  ところか?)。平成4年以降、日本人の2年連続優勝はない。この15年間でそもそも2回しか優勝
  していないのだから当然ではあるが…。
  果たして、日本勢がチャンスをモノに出来るか、あるいは劉一行、劉テイらの実力の前に沈み、来年
  以降の「福原待ち」となるか?。
  (ちなみに福原は、中国オープン後に「日中文化・スポーツ交流年」の親善大使としてのイベント参加の
   ために今大会を欠場。「星野美香に続く4連覇は、孫博は達成できなかったが、福原は?」という
   話題は、戦わずして消えた)。


 男子ダブルス

  第1シードには、昨年優勝を飾った水野・小野組(明治大)が自動的に入った。一昨年の準優勝に
  続く去年のタイトル獲得で、実力は高い。3年連続決勝進出と2年連続優勝を狙う。シングルスで
  第2シードの水野は単複2冠王を十分狙える距離にいる。余裕のある4日間の日程は、2冠王を
  狙う選手や、動きの大きくなる右利き同士のペアには有利か。部内に全日学チャンピオンペアの
  足立・松山組や強力新人ペアの軽部・池田組がいるだけに、チームのエースダブルスの地位を守る
  ためにも、実績を残し続けることが求められる。
  なお、関東学生の男子ダブルスで同一ペアの2連覇が成れば、何とS42〜43の伊藤繁雄・河野満組
  (専修大)以来のこととなる。(ペア変更に伴う個人としての連覇や、同一ペアの連続ではない複数回
  優勝はこの間にもあったが…)。世界チャンピオンペアに続く、39年ぶりの快挙は成るか。

  第2シードは、去年準優勝の白神・森田組(中央大)が自動的に入った。
  今春のリーグ戦では白神のコンディションの問題があり、森田・瀬山組に組み替えて、これが最優秀
  ペアー賞を受賞する予想外の活躍。2年前の田中・森下組の再現のような展開で、前例にならえば
  新ペアが固定される可能性もあるかと思われたが、今回は元に戻した。白神は、1年時は田中(雄仁)
  とのペアで優勝、2年時は河又(大和)とのペアで8強。そして、去年の2位。加えて、全日学でも
  3年連続ランク入り(2年連続銅メダル獲得中)。ダブルスの実績は高い。今年、男女を通じて4年
  連続ダブルスのランク入りにチャレンジできるのは白神だけ。最優秀ペアー賞コンビを組み替えて
  まで戻したからには、当然、それだけのモノは狙いたいところだが、果たして、結果はいかに。

  4シードには、下山・時吉組(早稲田大)と足立・松山組(明治大)が入った。

  下山組は、今大会シングルス第3・第4シードによるペア。個々の実力からすれば、当然、優勝候補
  筆頭格となる。一昨年・去年と2年連続でベスト8という成績は、他の選手にとっては好成績でも
  この2人となると「メダルを取れなかった」ことが話題となる。全日本でも8強入りしているペアー
  だけに、最終学年の今年は良い色のメダルで飾りたいところ。シングルスとの2冠も期待は十分
  できる。

  全日学チャンピオンペアの足立組は、後輩の水野・小野組の影に隠れがちだが、今春のリーグ戦でも
  勝負の早大戦にピンポイント起用され、下山・時吉組に勝つなど、実力は高い。特に、左腕・足立は
  全日本混合複制覇などで、ダブルスの上手さは折り紙つき。日本の金メダリストが、関東のメダル
  なしで終わるわけにはいかない。

  8シードには、前年ベスト8の柴田・田島組(國學院大)が自動的に入り、あとは強豪校の有力ペア、
  久保田・原田(早稲田大)、沼田・佐藤組(埼工大)、軽部・池田組(明治大)が選ばれた。
  前年ベスト8の石崎・柴田組(明治大)と、立石・徳増組(専修大)はペアを変更した。

  シングルスで第1シードの久保田は、阿部とのペアーで一昨年優勝、去年3位と、関東学生は単複共に
  実績を残している相性の良い大会。3年連続ランク・3年連続メダルを狙う。

  新人戦優勝の軽部・池田組は、水野・小野組、足立・松山組という強豪先輩ペア以上の成績をあげて、
  チーム内のエースダブルスの地位も狙いたいところ。敵は他校だけではない。これが個人戦。

  リーグ戦での最優秀ペアー賞を見ても、昨秋は該当ペアーなし、今春は即席の森田・瀬山組(中央大)、
  (しかも、その森田・瀬山組は、今大会では組んでいない)と、混戦模様の昨今の男子ダブルス。
  場合によっては、荒れた結果になる可能性もある。


 女子ダブルス

  他の3種目は前年の優勝者(ペアー)が残り、そのまま自動的に第1シードとなっている今大会。
  唯一の例外が、この女子ダブルス。第1シードには、一昨年ベスト8、前年準優勝の代・大槻組
  (青学大)が順当に選ばれた。3年余り前の新人戦では、決勝同士討ちの末、阿部・山ア組に勝って
  優勝している。「入学直後のタイトルが最後のタイトル」にならないようにするためには、トップ
  シードはビッグチャンス。「1年時と4年時で優勝」と行きたいところ。

  第2シードは、去年ベスト4の岩村・安田組(中央大)が入った。去年あたりから、実績を安定させ
  つつあるペアー。優勝争いとなると難しい気もするが、どこまで勝ち上がれるか?。

  4シードには、前年ベスト8の宮本・梶本組(早稲田大)と、元全日学優勝ペアーの阿部・山ア組
  (青学大)が選ばれた。

  宮本組は、今後、ほぼ確実に訪れるであろう「早大女子黄金時代」の先駆けとなる成績を残したい。
  「シードを守って、メダル獲得」がまずは目標か。「福原不在でもメダル争い。福原がいれば無敵状態」
  という理想状態に向けて、上級生が行く。

  阿部・山ア組は、去年はランク落ちを喫したものの、一昨年はベスト4。3年前の全日学チャンピオン
  ペアーは、やはり強い。
  今春のリーグ戦ではダブルスのペアリングに迷走し、最下位目前の「あわや」という状態にまで行った
  青学大だったが、最後は実績のある元の組み慣れたペアリングに戻して、逆転で最悪の事態を免れた。
  そして今大会、4シードに2組が入り、期待度は高い状態。「ダブルスに強い青学大」の再現が成るか。

  8シードには、山梨・小野組(淑徳大)、杉本・堀部組(専修大)といったおなじみのペアーと、
  岡・劉テイ組(東富大)、張暁・狭間組(大正大)という留学生絡みの変則ペアが選ばれた。
  去年ベスト8の狭間・井上組は、ペアーを変更した。

  8シードの内、最も有力なのはやはり山梨・小野組。今春のリーグ戦では、1ゲームも落とさずに
  オールストレートで5戦全勝。チームの連続優勝の原動力となり、最優秀ペアー賞を受賞した。
  山梨は、去年、末益と組んで全日学優勝などの実績を残した。小野も原とのペアで、関東学生・
  全日学で連続銅メダル。個々のダブルスの強さも実証済みと言える。山梨は、去年のシングルスに
  続くタイトルを狙う形となるが、果たして2冠目は成るか?。

  留学生が強い女子とは言え、今大会のダブルスに限っては優勝争いは微妙なところ。劉テイと張暁が
  カット+攻撃の変則ペア。劉一行、王曼、李セイはパートナーの評価の影響でシードされず。
  このあたりには、「日本人ペアなら、ランク入りで全日学に推薦出場」という事情が背後に見える。
  どうしても、日本人の1・2番手、3・4番手あたりがペアーを組むため、留学生は日本人の5番手
  あたりとの即席ペアになりやすい。コミュニケーションに問題のない牛茜・高ユウヤオ組(専修大)
  が大当たりすれば、どこまで来るか?という感じはするが、全体的に見て、日本人同士のペアが
  有望という感じが強い。


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