平成19年度・春季・関東学生リーグ戦の見どころ

 5月7日(月)〜11日(金)の5日間、代々木第2体育館において行われます「平成19年度・春季・
 関東学生リーグ戦(1・2部)」の見どころをアップします。

 日程は全てウイークデイですが、最終日の5/11(金)以外は7時頃まで試合が行なわれている可能性
 があります。
 平日の学校帰り、仕事帰りの方も足をお運びいただき、大学卓球界トップのプレーを、是非、ご観戦
 下さい。

 会場の代々木第2体育館は、JR山手線・原宿駅、及び地下鉄・千代田線・明治神宮前駅より徒歩
 5分です。
 入場料は、一般600円、大学400円、高校生以下無料です。

 なお、日程は → こちら です。


男子1部

 明 治 大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 ランキング選手一覧

  昨秋のリーグ戦では、絶体絶命の局面から大逆転し、男子最多優勝回数を更新し、「30」の大台に乗せた
  明治大。主力は2年前から抜けておらず、新戦力も加わって、穴のない布陣となっている。

  エース格は3年の水野。昨秋は早大との最終日決戦のトップで下山にストレート勝ちし、優勝に大きく
  貢献した。一昨年秋と昨年秋の2シーズンとも、「明大優勝時の殊勲賞(=MVP)は水野」となって
  いる。優秀選手賞を3シーズン連続で受賞していることからも、その安定した実績がわかる。
  リーグ通算は14勝2敗というハイアベレージ。今秋での特別賞確定の可能性を高めるには、今春
  3勝が目安のラインとなるが、おそらく難なくクリアするのではないか。先日の日学連・高体連合同
  強化リーグ戦でも早大勢を抑えて1位だった。こういった総当りリーグで常時上位を争っていると
  いう事実が、実力の何よりの証明と言える。(ユニバーシアードの代表になれなかったことが意外に
  思えるほどだ)。大学入学からの過去2年間で、新人戦、関東学生、全日学、全日学選抜の全てでベスト
  16以内をキープし、そのほとんどで優勝争いに絡んでいる。
  今季はプログラムの表紙にもなり、「大会の顔」となっている。結果においても、「今大会を象徴する
  『顔』だった」と言われて終われるか?。

  水野と共に「3年生トリオ」と称される小野と石崎も、昨秋の優勝には大きく貢献していた。
  4日目の専大戦では共に不本意な敗戦を喫しながら、最終日決戦の早大戦ではこれを補って余りある
  白星をあげた。(小野は、久保田とのフルゲームジュースアゲインの大接戦の末の勝利。石崎は
  ラストでストレート勝ちし、優勝を決めた)。
  小野はリーグ通算12勝4敗で、水野と共に特別賞ペースを刻んでいる。全日学ランクの実績も
  あり、またダブルスの絡みもあるので、今季もチームの命運の一端を握ることは確実だろう。
  石崎はリーグ通算6勝7敗なので、強力な新人勢との天秤で、フル起用は微妙なところだが、2年連続
  関東学生ランクの実力はやはり高いと言えるだろう。

  3年生トリオだけじゃない明大の強力上級生。4年生勢も強い。

  足立は、毎年個人戦大会でもコンスタントにランク入りし、去年は関東学生、全日学、全日学選抜の
  全てで成績を残した。8強にも顔を出し、単のメダルも手が届く手前まで来ている。リーグ戦通算
  11勝8敗という成績は、特別賞獲得は難しいが、これは後半起用が多いことも関係している。
  不戦11という数字が、それを証明しており、実力的には当然、「特別賞クラス」にはある。

  主将の平屋(慶)はチームの勝ち頭の16勝9敗。個人戦でランク入りしていないことが不思議だが、
  団体戦では強い。カットという戦型的なことからも、相手校に与える有形無形の影響は大きい。
  キャプテンとして、チームに昨秋に続く連続優勝をもたらせるか。それが達成されれば、その時、
  自身は特別賞に大きく近づいていることだろう。(なお、前季優勝校の主将として、選手宣誓も行なう
  ことになっている)

  日高は、関東学生と全日学でランク入り。リーグ戦通算10勝11敗の2桁勝利で、他校ならば絶対
  レギュラーが約束されている数字だが、今年の明大の選手層からすると微妙なところ。石崎と似た
  ような立場か?。その他、松山なども実力はあるのだが…他校からすればうらやましい限りの陣容が
  明大の部内では「もったいない」状況を生んでいる。

  上級生達の出番を脅かしている強力新人は、池田と軽部。新人戦では2人とも、シングルス銅メダル、
  ダブルス金メダルだった。池田の一枚ラバー使用という特異な戦型は、それだけでも相手にとって
  嫌なもの。団体戦としてはプラスアルファーの戦力となる。

  シングルスで、8〜9人の有力選手の中から6人を選ぶことも贅沢な悩みだが、それ以上に贅沢な悩み
  なのがダブルス。全日学チャンピオンペアの足立・松山組、関東学生チャンピオンペアの水野・小野
  組、新人戦チャンピオンペアの池田・軽部組、と、「現・金メダリスト」が3ペアもいる。ちなみに、この
  3組は、いずれも新人戦優勝を経てきている同期ペアーだ。この他、石崎・柴田組が関東学生でランク
  入りしているが、この陣容では出番はない。おそらく、水野・小野組が起用される可能性が高いが、
  ダブルスの名手、足立の左腕が生かされないとなると…「もったいない」。

  ここ2年間、「春は早大に優勝を奪われて2位、秋は優勝」という形となっている明大。春リーグで
  優勝を飾ったのは4年前で、現役の選手達は経験していない。「自分達の、春・初制覇」を達成し、
  男子最多優勝回数記録を更に更新できるか?


 早 稲 田大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 ランキング選手一覧

  一昨年・去年と、2年連続で春リーグを制している早稲田大。特に、昨春の「あわや無失点・準完全
  優勝」の強さは別格だった。秋リーグで敗れていることが悔やまれるが、とにかく、3年連続の春季
  制覇を、夏と秋の雪辱戦に繋げて行きたいところ。

  エースは、主将の下山。全日学2連覇の実績が輝きを放つが、それだけに留まらず、関東学生や全日学
  選抜でも常時メダル争いの先頭集団を走り続けている。全日本でも単複共にベスト8という成績を
  残し、名実共に学生男子の第一人者となっている。現在、男子ナショナルチームメンバーとなって
  いる関東学連の現役大学生はいないが、下山はNT候補選手に唯一選ばれている。(ちなみに、関東
  学連OBも松下浩二のみ。NT・NT候補のほとんどは、青森山田学園関連(高校・大学・OB))。
  下山の関東リーグ戦通算17勝8敗という成績は、現役の男子では最高の数字。勝てないシーズンや
  欠場の試合もありながらのポールポジション。ラストシーズンの秋を待たずに、今季中で特別賞を
  確定させる可能性は高い。単複に渡るキャプテンの活躍が期待される。

  時吉は、当たれば強い。1〜2年時に常時メダルを取っていたため、去年はやや目立たなくなった
  印象も受けるが、それでもランクはキープ。年末の全日学選抜では準優勝に輝き、3月の東京選手権
  では大学界で無敵だった張一博を破った。やはり地力は凄い。リーグ戦通算13勝7敗という
  現在の数字が最終的に特別賞まで届くかどうかは、実力の問題と言うよりは、むしろ試合機会が
  回ってくるかにかかっていると言える。下山とのダブルスの関係で、後半起用で回ってこなければ
  勝ち星の上積みは出来ない。出番さえあれば、約7割の勝率が生きるのだが…。

  関東学生チャンピオンの久保田は、全日学と全日学選抜でもベスト4入り。この実績、他チームなら
  間違いなくエース格扱いだが…これで3番手と見られるチームは早大だけだ。リーグ戦通算10勝
  5敗で、特別賞の条件は今年年間10戦全勝のみ。可能性は完全にゼロではないが、ほぼなくなって
  いると言える。これも12不戦が惜しい。
  昨秋は、「大会ベストゲーム」と称された小野(明大)とのフルゲームジュースアゲインの大接戦に惜敗
  し、チームも敗れた。今季は雪辱を期することとなる。

  強力な4年生勢3人の後を受け、リーグ戦通算13勝2敗という高勝率で活躍を続けているのが
  3年の塩野。昨春はチーム唯一の黒星を喫し、無失点優勝を逃す結果となったが、昨秋は逆にチーム
  唯一の全勝だった。明大戦では平屋(慶)にも完勝し、名実共に、現在の男子大学生ナンバーワンカット
  マンと言える。全日学でも2年連続でベスト8に入るなど、ハイレベルの安定性は定評がある。
  同学年の明大勢、水野、小野らと、誰が最初に20勝ラインに到達するのか?。いい勝負だ。

  上記4人の実力は明大を含む他校を上回っている早大。6単1複7点制のリーグ戦において、鍵を
  握ることになのが5〜6番手の出来・不出来か。

  2年の原田は、昨春3戦全勝のデビューを飾り、最優秀新人賞も受賞したが、秋には明大との決戦の
  ラストで敗れるという屈辱も味わった。現在、通算5勝3敗だが、この数字はどう推移していくか。

  1年では、新人戦で単複2つの銀メダルを獲得した足立に期待がかかる。卒業した阿部も4年前の
  新人戦では埼工大の留学生に敗れて2位だった。一概には言えないが、足立が阿部と同等のレベルで
  活躍できれば、早大チームとしては、去年のレベルは最低限キープできることになる。
  また、2年の原や、新人戦ベスト8の1年・浅沼らにも出番があるかも知れない。

  ダブルスは、下山・時吉組で決まりだろう。関東学生で2年連続ランク。全日学では不覚を取ったが、
  全日本で8強入りして、実力を見せた。下山は中野と組んで全日学2連覇を達成した実績を誇る
  ダブルスの名手でもある。

  今年、女子が福原、照井をはじめとする大補強に成功した早大。さらに、現役のナショナルチーム
  メンバー・松下浩二選手は、明大OBながら早大の大学院入り。ついでに、野球までハンカチ王子で
  早大旋風。何故かいきなり凄いブームになっている。
  下山・時吉・久保田が最上級生になった今年、周囲を上回る「我が世の春」を、春リーグ3連覇という
  形で謳歌できるか?。注目度は高い。


 埼玉工業大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 ランキング選手一覧

  昨秋は、創部以来2度目となるAクラス入り(3位)を果たした埼工大。しかも、エース格と見られた
  選手達の成績が思うように出ない中、チームの総合力で勝ち取った結果だった。果たして、今季も
  約50人に及ぶ部員達の総合力がプラスアルファを生み出すか?。

  去年のレギュラーメンバーから、阮震杰、岡崎、大和田が卒業した埼工大。特に通算31勝9敗と
  勝ちまくっていた阮の穴は大きい。ただ、その阮も、去年に限って言えば春秋ともに3勝2敗だった。
  ここをうまくカバーしていきたいところだ。

  エースはキャプテンの沼田。昨秋はまさかの5戦全敗。通算成績も11勝12敗と負け越しに転じて
  しまった。それでもチームが3位になったのでまだ良かったが、これでチーム成績が悪かったら…。
  主将にもなった今季こそ、自身が活躍した上でのチームのAクラス入りを狙いたい。
  (今回、調べて意外だったが、沼田の個人戦の成績は少ない。もっと何度もランク入りしている印象が
  あったが…。ダブルスに至っては上位進出がない。逆に言えば、「強いと印象付けるプレーをして
  いる」ということと、「国体やインカレを含む団体戦で活躍している」ということが言える)。

  沼田と共に単複に活躍が期待されるのは佐藤。昨秋の3戦全勝で通算も8勝8敗となり、今季は勝ち
  越しから2桁勝利を狙う。再び「チームAクラス入りの立役者」となれるか。

  新人戦で優勝を飾った1年の留学生・胡彦コホンは、阮震杰の後継者となることが期待される。無論、
  通算30勝越えというのは4年先の結果の話だし、簡単なことではないが、取りあえず去年の阮の
  実績ライン・3〜4勝は、チーム事情から見ても欲しいところだろう。

  新人の伴は、ナショナルチームのU21に抜擢され、注目される。ペン裏面打法使用というのが抜擢の
  理由らしいが…。埼工大の現役選手がNT関連で選ばれるのは、多分初めてではないかと思われる。
  いろいろな意味で、興味津々だ。(U21NTは、塩野(早大)、池田(明大)、伴の3人。希少な戦型を
  集めた選考という見方もできる)

  去年は交代起用が多かった3年の野田、2年の尾前がフル起用を狙う一方で、去年、出番がなかった
  2年の小野などもチャンスを伺う。(野田は東奥学園高で伴の先輩、小野は狭山ヶ丘高で胡の先輩。
  後輩ばかりを活躍させるわけにはいかないか?)

  ダブルスは去年同様、沼田・佐藤組か。昨秋は3勝2敗、通算は4勝6敗と、ほぼ5割ペース。男子は
  昨秋3勝2敗ペアが4組並び、最優秀ペアーが該当なしになったように、どこも「絶対」とは言えない
  混戦模様。逆に言えば、それだけ「ワンチャンス」はあると言える。

  関東学連80周年誌を作っていて気付いたのだが、平成9年春の2部優勝後に1部に初昇格して以来、
  埼工大も今季で丸10年、20シーズン目の1部となる。5部からわずか2年で2部まで来ながら、
  2部で5年半の足踏み。しかし、その約2倍もの年月を1部に定着しているのか…と改めて感慨深く
  思う。区切りのシーズンをどのように飾り、11年目の秋につなげていくのか。


 専 修 大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 ランキング選手一覧

  近年、男女共に苦戦が続く名門・専大。女子部が2部降格を喫して以来、丸3年が経過した。よって
  現役選手の中には、男女揃って1部にいた時代を実体験で経験している者はいなくなった。
  男子部においても、なぜか春季は毎年不振続き。昨春の最下位、入替戦の崖っぷちは記憶に新しい
  ところ。今年はメンバー的にも去年以上の苦戦は免れないと噂されるが、果たして結末はいかに?。

  去年の主力から、原(雅)、小山、小川が卒業した。特に、単21勝、複25勝をあげていた原の穴は
  大きい。ダブルスも絡んでいるだけに…。

  チームを引っ張る4年生勢は、宇都野、江藤、立石、鈴木といった顔ぶれ。チーム勝ち頭の宇都野は
  通算8勝6敗だが、あとは厳しい状況。3人合わせて、過去3年間で勝ったことがない。(江藤・6敗、
  立石・3敗、鈴木・1敗)。宇都野も、個人戦でのランク入りがないなど、コンスタントに勝てるかの
  不安要因はある。とにかく、「勝ち頭が1桁勝利」の状態からは早目に抜け出したいところ。

  2年生コンビの森田と徳増はチームの救世主となれるか、期待される。

  森田は、期待されながらも相手が厳しかったこともあり、去年は1勝7敗に終わった。しかし、実力
  的には、当然5割以上の勝率はあげられる選手。全日本でもランク決定戦まで進出していた。今年は
  巻き返しの年にしたいところ。

  徳増は昨秋のリーグ戦で5戦全勝の大活躍を見せ、敢闘賞と優秀選手賞を受賞した。通算7勝3敗で
  宇都野とどちらが先に2桁勝利に到達するか?といったところ。全日本の混合複で前年優勝ペアを
  破る活躍を見せる一方で、全日学予選落ちなど意外な敗戦もあり、つかみどころがない戦績。
  「大物食い」が「常時勝ち」に転じれば頼もしいのだが…。

  あとは、3年の下川、清水、新人の松岡あたりが起用のチャンスを伺う状態か。しかし、このあたりは
  初登場でいきなり活躍、と都合よく期待するのは…。

  ダブルスは原の卒業の影響がモロに出るところ。関東学生でも全日学でも優勝を飾っていたダブルス
  の名手のあとを受けるのは…。
  左利きを使うなら立石か清水になる。立石は徳増と組んで関東学生ランク入りしているし、江藤との
  柳川高以来の同期ペアもある。江藤は、去年の原とのペアで活躍した経験を持ち、徳増は全日本混合複
  ランクなど、密かにダブルスの実績も多い。
  一方、左利きにこだわらなければ、森田・徳増という2年生ペアも有力。去年の新人戦準優勝ペアだ。

  奇しくも、今年創立80周年を迎える関東学連で、大幅な役員人事交代があり、新会長は専大卓球部
  OB会(=緑生会)会長でもある甘竹秀雄氏。新理事長は板垣賢一氏(専大OB)。ついでに、幹事長は
  田中優一(専大4年)。役員のトップやプログラムの挨拶文には専大関係者が並ぶ格好となった。
  果たして、肝心の選手の戦績の方は、これにふさわしいものになるか?。


 中 央 大  [参考] → 平成元年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 ランキング選手一覧

  現在、3シーズン連続で1勝4敗と苦戦している中大。特に去年は春秋とも際どく最下位を回避する
  薄氷を踏む状態だった。現在、男女とも1部に在籍する唯一の大学が中大だが、女子部は連続5位
  から昨秋2位へジャンプアップした。男子部も後を追って(?)、浮上したいところだが…。

  エースは、キャプテンの森下。一昨年の全日学以来、1年半に渡って、関東学生、全日学、全日学選抜の
  全大会でベスト16をキープし続けている。リーグ戦でもコンスタントに2〜3勝ペースで、通算
  13勝11敗。最終学年の今年は、リーグ戦1季4〜5勝、個人戦はメダル争いといった爆発力を
  期待したいところか。

  同じく4年の白神は、1年時には全日学、全日学選抜連続ベスト8などの活躍を見せたが、故障なども
  あり、一昨年・去年はシングルスのランク入りはなし。リーグ戦通算も7勝9敗に留まっている。
  ただ、ダブルスは誰と組んでもコンスタントに実績を残すなど、やはり地力はある。

  森下と白神は、入学直後の平成16年度春季リーグで大逆転優勝を経験している。10日間の中断
  期間で流れが変わった、あのデビューシーズンからチームのレギュラーとして戦ってきた2人は、
  「劣勢をささやかれる状態からでも、逆転は、ある」と身をもって知っている。それを、身をもって
  後輩達に伝えられる時間は、あと数ヶ月を残すのみだ。

  2年の森田は、去年の新人戦優勝で一気にチームの中軸に定着した。デビューシーズンの昨春は
  強豪との連戦で苦杯が続いたが、秋には活躍度も増し、現在は単複とも全日学ランク入りしている。
  単複とも3勝の勝ち越しラインを超えたい2年目となる。

  期待の新人は、青森山田高出身の瀬山。新人戦ベスト8はシード通りで、まずまずの評価か?。
  「青森山田高→中大」、と言えば、田中雄仁(現・東京アート)が記憶に新しいが、果たして先輩の実績に
  どこまで迫れるか?。

  5〜6番手には、3年の青山と坂本、2年の吉田と橋本、1年の岩村あたりからの起用か。いずれに
  しても苦戦は避けられそうにないが…。

  ダブルスは、去年と変わらず白神・森田組か。去年のリーグ戦では3勝7敗だったが、関東学生2位、
  全日学3位のペアを変えることはないだろう。

  1・2部入替戦は、当初6/9(土)・東大体育館を予定していたが、諸事情により6/10(日)・中大
  体育館に変更になった。(2・3部以下入替戦は、1週前の6/3(日)、やはり中大体育館)。
  以前、1・2部も含めた合同で入替戦を中大で行なっていた時期も長かったが、その頃から、中大が
  入替戦に回るとホームアドバンテージがささやかれて来たりした。近年は、出来るだけ当該校を
  外すようにしてきていたが…。いろいろと、有利・不利が言われないよう、今季は中大が入替戦に
  出てくるのは避けて欲しい思いがある。(と言っても、専大の最下位も困るが…)


 駒 澤 大  [参考] → 平成16年からの順位推移。 前季(昨秋)の結果。 ランキング選手一覧

  長き2部時代の末に1部昇格を果たし、その後も浮沈を繰り返しつつも、1部定着のきざしは見える
  駒澤大。母校を現在の地位まで引き上げ、歴史を築いて来た田中(満雄)、伊東(伸也)、藤本(雄大)は
  卒業した。3人は、単複で計4点にフル回転していただけに、穴は大きい。果たしてカバーし切れ
  るか?。また、監督も、長年務められた仁王氏から富岡氏にバトンタッチ。「新生・駒大」による第2章
  スタートの感が強い。

  エース格は、2年の桑原(勇)か。去年は、新人戦の単4強・複優勝に始まり、関東学生と全日学で連続
  してランク入りを果たした。リーグ戦もフル起用され、期待の高さをうかがわせた。今年は実績の
  上積みが期待できる。

  同じく2年の高橋(智)は、去年後半に活躍を見せ、全日学と全日学選抜で連続してベスト16入りを
  果たした。これなら、今年からはリーグ戦でもフル起用となるだろう。

  下級生ばかりでなく、2部時代の苦節を経験してきている上級生も、「2部に戻らないため」の戦いに
  臨む。
  橋口(慎)は昨秋の入替戦でチームの1部残留を決める決勝点をあげた。
  吉川は昨秋の裏天王山となった中大戦で、湿気のためラバーが貼れないトラブルに見舞われ、途中まで
  他人のラケットでのプレーを余儀なくされるというハプニングの末に、チームの最下位を決める
  黒星を喫するという屈辱を味わった。汚名挽回の機会が、来た。
  主将の坂本は、去年は出場機会がなかったが、今年はどうか。また、たとえ試合出場はなくとも、田中
  から引き継いだキャプテンシーは発揮されるだろう。

  新人では、渡井と細野あたりにはチャンスが与えられるだろう。また、2年の松竹なども再チャレンジ
  の機会があると思うが…。

  ダブルスは、桑原(勇)を軸としたペアリングになるのではないか。左の松竹を使えば、去年の新人戦
  優勝ペアーとなる。

  過去6シーズンで(=今の4年生が入学後)、実に5度の入替戦を経験している駒大。入替戦を免れ
  たのは、1部3位に躍進した昨春の1度のみ。5度の入替戦では3勝2敗となっている(平成16年
  春から順に、×(1部昇格失敗)→○(1部昇格)→×(2部降格)→○(1部再昇格)→入替戦なし
  →○(1部残留))。1部船出の第1章は浮沈の連続だった。果たして第2章の出足は、「入替戦なし」
  で行けるか?。


男子2部  ランキング選手一覧

  男子2部の優勝候補筆頭は、当然ながら、昨年、春秋ともに5戦全勝優勝だった大正大。
  ([参考]平成元年からの順位推移)。「2部では無敵」という状態が続いており、今季も当然、1部復帰を
  視野に入れた戦いとなる。田野辺、伊勢田、大原と、3枚が抜けた点に一抹の不安も残るが、エースの
  ハオ強は、2部で負けることは考えづらい。2番手以降の戦力は「絶対」ではないものの、主将の魚住、
  昨秋の2部敢闘賞・鹿屋、昨春の2部敢闘賞・佐々木、期待の新人・花村、その他、秋草、矢部など、2部
  では十分通用する戦力が揃っている。ただ、1部校と比べると、正直言って、物足りなさは感じる。
  入替戦は苦戦必死か?。
  関東学連80周年の機会に10年前を思い起こせば、仲村、張凝、三原などが主力だった当時の大正大
  は、インカレ4年連続準優勝などの実績で、遊澤率いる常勝・明大に次ぐナンバー2の地位を数年間
  キープしていた。「明治時代の後に大正時代が来る」という話も聞かれたが、物心両面で部運営に
  多大な貢献があった佐藤行信部長の急逝後、チーム状況も下降線を描き、現在に至っている。しかし、
  女子部は1部で健闘しているわけだし、同様に佐藤氏とのつながりが大きかった埼工大は、1部で
  丸10年になる。大正大男子も何とかトップステージに返り咲きたいところ。

  去年は、春秋ともに大正大に敗れ、4勝1敗の2位だった筑波大([参考]平成元年からの順位推移)。
  森門が卒業し、今年は3年生キャプテンの照井をエース格に据え、安達、桑原、高木に、新人・田代など
  の布陣での戦う。2部唯一のインカレランク入り校ではあり、上位争いを演じる可能性は高いが、
  最終日の決戦で大正大に勝つのは簡単なことではない。

  日本大には、過去3年間の個人戦大会でランクに入った選手が1人もいない。これは、男子の1・2部
  12チームで日大だけのこと。このことからもわかる通り、かなりの苦戦が予想される。昨秋の3位
  は2勝3敗で3〜5位が並んだ末の僅差のAクラスだったが、今年は法政大の補強もあり、厳しい
  か?。エース格の山本以下、中谷、武田、飯干らでの戦いとなる。

  法政大は、青森山田高から大谷兄弟が加入した。2部ではかなりの勝ち星をあげるのではないか。
  主将の三枝や3年の大橋をはじめとする上級生にも、かなりのカンフル剤となることが予想される。
  うまくいけば、大正大にも肉薄する可能性はある。注目度は高い。

  日本体育大は、3年連続で全日学選抜ベスト16の、キャプテン・崔潤浩が中心となり、佐藤との4年生
  2枚看板が両輪として機能する。ツートップの勝ち星はある程度計算できるだけに、3番手以降の
  出来が5位脱出への鍵となる。

  國學院大は、関東学生ランク入りダブルスの柴田・田島組を軸とした戦いとなる。シングルスの
  勝率が思わしくないところが辛いところではあるが、何とか最下位脱出を図りたい。


 卓球のページへ