平成17年度・関東学生選手権・見どころ 6月29日(水)〜7月1日(金)の3日間、駒沢屋内球技場(6/29)、及び駒沢体育館(6/30〜 7/1)において行われます関東学生卓球選手権大会(通称、関東学生)の見どころをアップします。 去年から外国人留学生が出場できなくなった全日学と比較しても、関東学生のレベルは互角以上です。 ・男子は、全日学に出場する青森大勢数名や関西・東海勢数名と、関東学生に出場する外国人(阮震杰、 ハオ強、崔潤浩)の比較では、やや全日学の方が層が厚いが、ほぼ同等。 ・女子は、去年の全日学のランク(16人)に関東勢が14人を占めたように、関東以外の日本人の強豪は 極めて少ないのが現状。加えて、関東には強豪外国人も多く(32シード中8人)、関東学生の方が、 全日学よりレベルが高いと言える。 ・ダブルスは、全日学選抜にダブルスがないこともあり、事実上、「日本の学生界で最もレベルの高い試合」 となる。 大会期日は平日ですが、御都合のつく方は大会当日に会場まで足をお運びいただき、選手に声援をお送り いただければ幸いです。(私は行けませんが)。 入場は無料です。 男子シングルス 見どころ: 第1シードは当然ながら2連覇中の中野(早稲田大)。3年連続優勝を狙うことになる。 戦前には同じ「関東学生選手権」という名称の大会はあり、早稲田大の大先輩にあたる球聖・今孝が 5連覇(S11〜15)を達成してはいるが、これは実質的には昭和38年以降、今年で43回目を迎える現在の 関東学生とは別大会。男子シングルスの2連覇は、伊藤繁雄(昭和42〜43年・1967〜1968)、斉藤清(昭和 58〜59年・1983〜1984)に次ぐ戦後3人目の記録だったが、3連覇が達成されれば、戦後初の快挙となる。 (女子では、星野美香の単複とも4連覇(S59〜62)という、絶対越えられない大記録があるが…)。 2年連続全日学3位という実績からも、日本の頂点を狙うには充分な実力が証明されている。 また、1年ぶりに岸川と組んだダブルスも第2シードと好位置をキープし、実力的には十分単複2冠王 も狙える。関東学生での単複2冠王は、遊澤が平成10年(1998年)に達成しているが、7年ぶりの快挙は 成るか?。 今年の早大は、新人戦(塩野)、春リーグ、と各大会毎に優勝が続いている。これを関東学生、そして インカレ、と、つないでいけるか?。そこまで行けば、「全大会優勝」も視野に入ってくるが…。 第2シードは、去年準優勝の阮震杰(埼工大)が自動的に入った。 関東リーグでも常時4勝以上をあげ、3年春で早くも21勝と特別賞ラインをクリアした実力は 折り紙付き。埼工大の先輩留学生達(周宏、周ケン(現・新井周)、王輝、張凱)は、いずれも単複のどちらか では関東学生の優勝を果たしている。同様に、歴史に名を刻んでおきたいところだろう。 4シードには、前年ベスト4の時吉(早稲田大)が自動的に入り、もう1人は田中(中央大)が選ばれた。 時吉は、去年、関東新人戦(2位)、関東学生(4位)、全日学(2位)、全日学選抜(3位)、と4大会で いずれもベスト4以内に入り、メダルを獲得した。加えて、去年は不本意な結果に終わっていた 関東リーグ戦でも、今春は5戦全勝で優勝に貢献し、MVPを受賞。このままの勢いを持続して 行けるか、注目される。個人戦のメダルも、銀や銅はもう飽きた頃か?。当然、金を狙う。 田中は1年時にベスト4入りしているが、一昨年・去年はベスト16止まり。しかし、狙うのは4年連続 ランクだけではないハズ。(ちなみに、男子で4年連続ランクを狙えるのは中野と田中の2人のみ。 このチャレンジ権だけでも充分に勲章ではあるが…)。ダブルスで、去年は白神と組んで優勝し、今年は 森下とのペアに組み替えて第1シードとなっている。「シングルスでも優勝者として名を残し、あわ よくば単複2冠王を…」というところだろう。 8シードには、前年ベスト8の原(専修大)、崔(日体大)、徳政(早稲田大)の3人が自動的に入り、 残る1枠には1年の水野(明治大)が抜擢された。 原と崔は実力もあり、シードを守って8強入りする可能性は充分にある。原が全日学でベスト16、 崔が全日学選抜でベスト16、という去年の実績も、それを証明している。但し、似たような実力の 選手がいることもまた事実で、勝ち上がる道程は平坦ではないだろう。 徳政は、去年、大躍進の8強入りを見せたが、この位置をキープすることはかなり厳しいだろう。 「波に乗る早大パワー」で、何とかランク入りしたいところだが…。 水野は、日学連・アジア遠征の国内予選で1位となった実績を買われての抜擢だろうが、その後の 新人戦では優勝を逃し、春リーグでは体調不良で欠場スタートの残念なデビューシーズンとなった。 ただ、実力はあるわけだし、鬱憤を晴らす大活躍はあり得る。去年の時吉と同じパターンで、水野が 優勝争いに顔を出してくるかもしれない。 16シードには、前年ベスト16の田中(駒沢大)、河又、白神(共に中央大)、松山(明治大)の4人が 自動的に入り、後は実力者の下山(早稲田大)とハオ強(大正大)。1年生からは、新人戦優勝の塩野 (早稲田大)と同じく準優勝の小野(明治大)が選ばれた。 この中で注目は、やはり早大勢の下山と塩野だろう。 下山は、全日学でベスト4、全日学選抜で準優勝という成績を残しているだけに、去年の関東学生で ランク落ちしたのは、ある意味でハプニング。今年、一気に優勝争いに加わって屈辱を晴らしたい ところだろう。 塩野は、新人戦で明大勢の包囲網(ベスト4に3人)を打ち破り、不利の予想を覆す見事な優勝を飾り、 春リーグでは5戦全勝で優勝に大きく貢献した。豊富な陣容のチーム内にあって、起用は微妙と 見られていたところから、実績を積み重ねることでレギュラーの座を手に入れた。入学以来、まだ 学生の大会のシングルスで負け知らずの塩野。この活躍は、どこまで続くか。 駒沢大の牽引車・田中は、去年の活躍は目覚ましかった。全日学ベスト8、全日学ベスト4で、加えて インカレや関東リーグでの大車輪の活躍を見れば、もっと上位シードでも良いところだが、ここの ところ、やや失速気味で、16シードに留まった。春リーグ入替戦では、単複2失点し、チームの2部 降格の一因となってしまった。今後の巻き返しを期待したい。 32シードでは、全日学ベスト8の吉川(駒沢大)、同ベスト16の日高(明治大)、沼田(埼工大)が 第1〜第3シードとランク決定戦を戦う厳しい組み合わせとなった。こういったところを見ている と、「全日学と比べても遜色のない関東学生」という実感がする。同じ全日学ランカーでも、足立 (明治大)や久保田(早稲田大)は、まだマシだ。 全体的に見て、やはり目に付くのは早稲田大勢の層の厚さ。第1シードに中野、4シードに時吉、 8シードに徳政、16シードに下山、塩野、32シードに岸川、阿部、久保田と、レギュラークラスの 8人全員がシードを取った。特に8シードに計3人、16シードに5人と、上位シードの30%以上を 占めているところが凄い。ここ数年の関東学生・男子シングルスの優勝者を見てみると 平成12年(2000年)・大森隆弘、13年(2001年)・谷口祐二、そして一昨年〜去年の15年(2003年)・16年 (2004年)、中野祐介と、2000年代に入って以降、5年間で4回の優勝を果たしている早大勢。 「関東学生に強い早稲田」は21世紀の新しいジンクスか?。 「全大会優勝」ヘ向けて、関東学生から横浜インカレへ、可能性を繋いでいけるか。 女子シングルス 見どころ: 第1シードは当然ながら、一昨年・去年と2連覇中の孫博。しかも去年は単複2冠王だった。 関東内に留まらず、一昨年の全日学での単複2冠王、去年の全日学選抜優勝…と、連続して日本一を キープし、勝ちまくっている。東京選手権でも2年連続準優勝を果たし、大学の域を越えて、強さを 発揮し続けている。 一時は団体戦で敗れる姿も見られたが、関東リーグでは昨秋・今春と続けて5戦全勝。通算成績も 3年春で早くも20勝の特別賞ラインに到達した。去年のインカレで伊藤(筑波大)に敗れて以来、 学生の大会では11ヶ月間、負けていない。 今大会のプログラムの表紙を飾り、選手宣誓も務める孫博。このまま、丸一年間、負け知らずで 横浜インカレに向かうのか?、それとも誰かが止めるのか?。「ストップ・ザ・孫博」の可否は、今大会 最大の注目点と言えるだろう。 なお、孫博の3連覇が達成されれば、星野美香の4連覇(S59〜62)以来、「平成初」の大記録となる。 第2シードは、前年2位の劉一行(日本大)。全日学選抜4位、東京選手権ベスト8と、各大会で地力を 発揮している。腕の故障で今春の関東リーグでは苦戦が続いたが、それでもチームの優勝に貢献する 勝利は上げていた。万全の状態なら、再び優勝争いを演じる可能性は高い。 4シードには、去年ベスト4の杉田(専修大)と坂本(沙)(日本大)が入った。 杉田は、全日学ランクには入っているものの、関東2部リーグでも敗れるなど、全般的に低調な実績が 続いている。今春、専大が2部のBクラス(4位)という結果に終わった一因は、ここにある。 この関東学生を、復調のキッカケに出来るか?。 坂本(沙)は、昨年後半はいろいろあったが、今年はまた復調している。春リーグでは単複10戦全勝で チームの春3連覇にエース格の貢献をしていた。単通算も、3年春で20勝に到達し、孫博と肩を 並べている。一昨年は8強、去年は4強、今年は…当然、もっと上を狙うことになる。 また、ダブルスも第1シードで、単複2冠王も充分に狙える位置にいる。 8シードには、前年ベスト8の福岡(日本大)と西田(大正大)が自動的に入り、前年ベスト16の 陳微娜(淑徳大)と伊藤(筑波大)が選ばれて入った。 4年生の2人、福岡と陳微娜は、共に4年連続ランクを狙う。今年の女子で、過去3年連続ランク入りし、 4連続にチャレンジ出来るのは、この2人のみ。2人共、リーグ戦特別賞プレーヤーでもあり、安定して いるので達成の可能性は大きい。 福岡は、世界大学優勝、全日学準優勝、全日学選抜8強、全日本ランク、と、全ての大会で実績を残して いる。(しかも、同様にダブルスも全大会で実績を残している)。チームの春リーグ3連覇への貢献も 非常に大きい。団体やダブルスでの優勝は既に飾った。大学最後の年に、シングルスでの金メダルを 取りたいところだろう。(もちろん、第1シードのダブルスは優勝候補筆頭なので、2冠が取れれば 言うことなし)。 陳微娜は、春リーグでチームが4位に沈む中、孤高の5戦全勝で通算成績を31勝(2敗)に延ばした。 最終シーズンを待たずに30勝の大台に乗ったことにより、平成以後の4年制大学女子として最高の 成績は確定し、あとはどこまで上積みするかだけの問題となった。しかし…凄いな。これだけの実力者 だけに、優勝しても何ら不思議はない。関東学生でも全日学でも準優勝の経験はあるだけに、個人 タイトルがほしいところだろう。それが、インカレ6連覇を目指すチームに繋がって行けばベスト だが…。 西田は、全日学でもランク入りしており、実力はあるが、シードを守っての8強入りには難敵が待ち 構えている。果たして結果はいかに?。 伊藤は、日学連・アジア遠征・国内予選を1位通過し、その後、ナショナルチーム選抜扱いになるなど、 トップレベルの実力を示している。全日学でもベスト8、全日本でもランク入り。2部にいることが もったいない。孫博を破るなどの大活躍で、チームをインカレ準優勝に導いたのは11ヶ月前。その 再現へ向けての前哨戦となる闘いが期待される。 16シードには、前年ベスト16のトン舟(専修大)、島田(東富大)、張暁(大正大)が自動的に入り、 あとは、全日学上位の今福(淑徳大)と渡辺(中央大)、強豪留学生の曹冬梅(中央大)と劉テイテイ (東富大)、そして新人戦2冠王の狭間(大正大)が選ばれた。 ここは、まず強豪留学生が揃っていることに注目したい。8シード以内に入っている孫博、劉一行、 陳微娜に加えて、ここでトン舟、張暁、曹冬梅、劉テイテイ…16シードの約半数を占める7名。 誰がどう見ても、関東学生は全日学よりレベルが高いことがわかる。 ただ、トンは2部生活が長くなり、張は孫の蔭で出番がなく、曹と劉も春リーグを見る限りでは、入学 してきた3年前より実績を落としている印象で、潜在能力は認めるとしても、優勝争いに絡めるかは 微妙なところ。奇しくも、8強決定戦で留学生対決が多発する可能性も高く、外国人の上位独占とは ならない見込み。 日本人では、全日本ランカーの島田もさることながら、仙台育英高(=秀光)出身の3人に注目したい。 今福は、全日学ベスト4で全日本でもベスト8。去年の関東学生では初戦敗退を喫したものの、 一昨年はベスト4。故障と隣合わせで成績の浮沈が激しいが、当たれば強い。渡辺は、中国台北 オープンでベスト8に入る活躍を見せた。順当に行けば、韓国オープンでベスト8入りした福岡と、 ベスト8決定戦で対戦する。奇遇?。そして、狭間も先輩達と共に日学連・アジア遠征で、韓国・中国 台北を転戦してきたばかり。(しかも、伊藤のNT選抜に伴い、日学連予選の繰り上げ1位扱い)。 ダブルスも孫博と組んで第2シードだけに、単複で今大会の台風の目になる可能性もある。 しかし、16シードに日本代表クラスがひしめいているのが…凄い。 32シードでは、全日学ランクの重本(筑波大)と、新人戦準優勝の野上(中央大)が注目される。 野上は、順当ならランク決定戦で、新人戦決勝と春リーグで連敗している狭間との再戦となるが…。 全般的に見ると、今年も強豪留学生が揃っている。32シードに4分の1を占める8人が入っている。 平成4年以降の13年間で、日本人が優勝したのは平成10年の益田誌保(専修大)のみで、実に外国人 留学生が12回もの優勝を飾っている。現在6連覇中だが、これがさらに伸びるのか、それとも 国際試合でも最近活躍を見せている日本人勢がこれにストップをかけるのか?。注目される。 男子ダブルス 見どころ: 去年までの強豪ペアが、パートナーの卒業やペアリング変更で、大いに勢力図を変えた今年の男子 ダブルスとなった。 第1シードには田中・森下組(中央大)が選ばれた。去年、白神(俊)とのペアーで優勝を飾った田中は 今春の白神の故障に伴い、春リーグは森下との急造ペアで戦ったが、これが意外にも(?)、最優秀 ペアー賞を受賞する名コンビとなり、白神の復調を得ても、春のままのペアで今大会に臨むことと なった。よって、田中は個人として2連覇を狙う格好となる。しかし、(結果的に第1シードになった から結果オーライだったが)、新ペアは不利な組み合わせになる可能性も高い。田中・白神組であれば 自動的に約束されていたトップシードの座を捨てて、あえてリスクを冒してまで組み替えたのだから、 田中・白神組以上のものを狙うしかない…って、優勝以上は、ない。 第2シードは、東山高時代から組んでいた中野・岸川組(早稲田大)。去年の関東学生でランク落ち するまで続いてこのペアも、ここ1年間は、中野・下山組と岸川・久保田組に組み替えられていた。 2人が分かれたペアでも、全日学で決勝同士討ちを演じるほどの強豪だったが、今回、1年ぶりの 同期コンビ復活となった。去年はランク落ちしたとは言え、一昨年はベスト4。全日学ランクも 経験している。全日学の1・2位ペアを解消しての挑戦だけに、意地でも負けられないところだろう。 4シードには、猪本・原組(専修大)と、下山・時吉組(早稲田大)が選ばれた。 原は、去年までの山城とのペアで関東学生と全日学を制した実績があり、ダブルスの強さは実証済み。 優勝を逃した時でも常時ランク入りし、優勝争いに絡んでいた。一方、猪本も全日学のダブルスで ランク入りしている実力者。グッドニュースが少ない今年の専大にとって、この男子ダブルスは、 大きなチャンスと言える。 下山・時吉組は、「シングルスでも優勝を狙える者同士」、「単複2冠王を狙える者同士」という意味では 最も有望と言える。ただ、去年の新人戦では優勝候補筆頭と見られながらもこれを逃し、関東学生では ランク落ち。今回は真価が問われることとなる。下山は、中野との全日学優勝ペアを組み替えている だけに、是が非でも勝ち上がりたいところだろう。 8シードには、前年ランクの三枝兄弟組(法政大)と、足立・松山組、水野・小野組(ともに明治大)、 田野辺・伊勢田組(大正大)が入った。 三枝組は、前年ベスト8中で、今年唯一同じペアリングでエントリーして来たペアーだっただけに、 それだけで言えば第1シードになる可能性もあった。…が、結果は、最低限保証されている「前年度の ランキンググループ」ということで8シードに留まった。低い評価に対し、怒りの活躍で応えるか?、 それとも納得してしまうか?。 去年の新人戦優勝ペアの足立・松山組と、今年の新人戦優勝ペア、水野・小野組は、チームのエース ダブルスの地位争いも兼ねての戦いとなる。春リーグでは、水野の体調不良もあって、足立組がフル 起用されたが、今大会を経て、今後はどうなるか?。足立は去年の川口とのペアでも実績を残して おり、左腕を生かして、ダブルスに強い。 田野辺は、荻原と組んで、一昨年8強、去年4強だった。個人として3年連続の上位進出を狙う。 チームの1部復活も果たし、しかも田野辺は単複で直接、大きく貢献しただけに、余勢をかって 活躍できるか。 16シードでは、「ペア変更しなければ、もっと上位シードだった」選手が並ぶ。 その最たるものは、勿論、去年優勝した白神(俊)(中央大)。自身の故障がキッカケとなって、春リーグを 欠場したことから田中とのペアが変更となった。今回のパートナー・河又は、去年、兄の白神(宏)と 組んで8強入りしていただけに、今回のペアでも最低でも8強はキープしたいところだろう。 久保田(早稲田大)は、岸川と組んで全日学2位だが、今回はチーム内の大幅なペア変更(と言うか、 「1年前の関東学生と同じペア」への戻し)によって、阿部と組む。 駒沢大は、田中・藤本組が2年連続ベスト8だが、去年のインカレから組み始めた田中・伊東組に 完全に切り替える模様。ただ、春リーグの結果(入替戦を含む)を見ると、苦戦は避けられないかも 知れない。 女子ダブルス 見どころ: 第1シードは、誰もが認める実力ペア、福岡・坂本(沙)組(日本大)。関東学生は、一昨年優勝、去年は 3位。全日学でも2年連続ベスト8、全日本でもベスト8。極めつけは、東京選手権の2年連続優勝。 春リーグも5戦全勝でチームの優勝に大きく貢献し、大方の予想通り、最優秀ペア賞の初代受賞ペアと なった。リーグ通算19勝6敗は、ハイアベレージ。高い実績を安定して残し続けている。 2人共、シングルスでも優勝候補に挙げられている実力者だが、まずはこのダブルスで2年ぶりの 優勝をキッチリ果たすことが単複2冠王への足掛かりとなる。 第2シードには、去年、大畑とのペアで優勝した孫博の実績が評価されて、孫博・狭間組(大正大)が 選ばれた。学生大会の個人戦で丸2年負け知らずの孫博にとって、日本レベル(全日学)でのダブルスの 試合機会はもうないが、この唯一の機会・関東学生で、個人としての2連覇を達成したいところ。 もちろん、シングルスの連覇とも併せて、2冠の連覇狙いとなる。狭間は中熊とのペアで新人戦優勝を 果たし、全日学出場の推薦権をキープしての今大会限定のパートナーチェンジだが、よい機会を得たと 思われる。 4シードには、全日学チャンピオンの阿部・山崎組(青学大)と、同ベスト8の今福・末益組(淑徳大)が 入った。 青学大ペアは、最近、良いニュースがないチーム内の、数少ない希望。春リーグ時は阿部の故障なども あったようだが、復調模様にある。全日学優勝には驚かされたが、今回、その実力の程が試される。 最初からマークされる立場で、それでも優勝争いに絡んで来れるか?。 今福は、陳微娜とのペアで一昨年・ベスト8、去年・準優勝だったが、今年から組み替えた。末益との ペアも全日学ランク、東京選手権ベスト4、と実績を残している。故障絡みでの成績のアップダウンが 激しい今福だが、果たして今回は…?。 8シードには、渡辺・野上組、曹・岩村組(ともに中央大)、大橋・劉組(日本大)、重本・伊藤組(筑波大) が入った。 この中で注目されるのは、何と言っても渡辺組だろう。春リーグでは(不戦勝1勝を含む)5戦全勝 だった。渡辺は、柏木とのペアーで一昨年2位、去年ベスト4という実績を残しており、毎年優勝争い に絡んで来ている。パートナーが代わっても、これを続けられるか。 その他、16シードまで含めて見渡すと、やはり気になるのは留学生選手。 今福と組んで、一昨年・ベスト8、去年・準優勝の陳微娜(淑徳大)は、今年は田中とのペアで16シード。 どこまで勝ち上がれるか。 劉テイテイ(東富大)は、湯原とのペアで3年前に優勝、翌年もベスト4だった。1年空いて、今年は いかに。(東京選手権では、優勝した福岡・坂本組に肉薄した末、4強だったが、その時のパートナー は孫博。今大会は高石) 劉テイテイが優勝した3年前、準優勝だったのは曹冬梅(中央大)。当時のパートナーは高橋。以後の 2年余りは、故障などもあり、あまり実績はあがっていないが、最後の関東学生で再度の活躍はあるか。 劉一行(日本大)は、春リーグ時の腕の故障からの復調度が鍵か。パートナーの大橋が全日学ベスト4 という実績を得ていることは好材料と言える。 トン舟(専修大)は、パートナーが杉田から堀部に代わった。(そして杉田のパートナーは、河野では なく杉本か…)。外国人が出場出来ない全日学の推薦権も絡み、各校とも、関東学生のペアリングも いろいろ考えるところがある模様だ。 → 関東学生のシードのページへ
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