平成17年度・関東学生新人戦の見どころ 4月22日(金)〜23日(土)の2日間、駒沢体育館において行われる関東学生 卓球新人選手権大会(通称、新人戦)の見どころをアップします。 大会当日には会場まで足をお運びいただき、選手に声援をお送りいただければ 幸いです。入場は無料です。 男子シングルス 第1・第2シードは明大勢が占めた。 去年の第1・第2シードは早大勢が占めており(下山と時吉)、結果も2人がシードを守って 決勝同士討ちを演じていた。その後の2人の活躍ぶりは、改めて説明する必要もないほどだ。 果たして、今年の明大勢は、去年の早大勢並みの活躍を出来るか?。 第1シードの水野は、仙台育英高から小野と2人揃っての明大入り。その、小野と組んだ ダブルスでも今大会の第1シードとなっており、単複トップシードから単複2冠王を狙う。 先日の日学連・アジア遠征・国内予選では、並みいる上級生達を連破して1位となった。 正直言って、この結果には驚いた。単純に見れば、「全日学でも優勝が狙える」ということになる。 となれば、当然、名実共に今大会優勝候補筆頭と誰もが認めるところだ。 第2シードの石崎は、ダブルスも第2シードで単複とも水野と決勝を争う可能性がある。 インターハイベスト8という実績は水野と同格。個人的には、2年前の東京選手権のジュニアで 優勝していたことが印象深い。名実共に、今大会の優勝候補2番手だろう。 4シードにはインターハイランカーの佐藤と青山が入った。 去年、沼田(東奥学園卒)が3位に入り、その後、埼工大の主軸となった。青森商業卒の佐藤は、 「青森から来た救世主」の再来となれるか?。青森山田高勢と県内で戦っていた彼らは、実績に 現われていない実力があることが多い。 青山は、8シードの坂本と共に、中大の新人2枚看板。2人揃って、インターハイランカーと いうことで、中大は明大に次ぐ良い補強をしたと言える。 8シードでは、小野と塩野が優勝候補の一角と見られ、注目される。 小野は、水野と共に仙台育英高の中軸であり続けた。今大会はダブルスでも水野と組んで、第1 シード。単複共に優勝を充分に狙えるポジションにいる。水野、石崎と共に、今後の明大の 一時代を築き上げていく可能性は高い。 塩野は、早大の先輩達に強豪が揃っているため、今大会にはチーム内のレギュラー取りもかかる と思われる。他校の1年のこのレベル(8シード以内)は、ほぼレギュラー確実だろうが…。 強過ぎるチーム事情のツラさはある。(ちなみに、先輩の中野、岸川、下山、時吉の4人は新人戦で 決勝戦を戦っている)。 男子のカットという稀少な戦型からも、大成してほしいと思うが、まずは今大会で優勝争いに 絡めるかが試金石となるだろう。 逆に、照井は、筑波大のチーム事情からも既にチームの主軸の地位が約束されているようなもの。 それだけに、責任は重い。 全般的に見て、やはり明大勢の強さと優位性は揺るがないものと思われる。3人の内の誰かが、 平成13年の川口努以来、4年ぶりの優勝を持ち帰る可能性は極めて高いものと思われる。 女子シングルス 第1シードは、インターハイベスト4の野上。先日の日学連・アジア遠征・国内予選では惜しくも 代表権は逃したものの7位と健闘した。中大から一昨年の曹冬梅以来、3年ぶりのチャンピオンは 誕生するか?。 第2シードは、インターハイベスト8の尾田。早大には4シードにも梶本が入り、2人が組んだ ダブルスも今大会第2シード。単複で第2シードの尾田は、単複2冠が狙える位置にいる。 早大は、2部校としては異例の上位シードを占めた。 個人的に優勝候補筆頭と見るのは、第3シードの狭間。先日の日学連・アジア遠征・国内予選では 1位目前のところから、逆転されたが、それでも堂々の2位。大正大で入れ替わりとなる大畑の 穴を埋めるか?と思わせるほどの強さを見せた。今大会のダブルスも第1シードで、単複2冠王の 可能性も高いと思われる。 3・4シードの狭間と梶本は秀光中等教育出身。男子の水野・小野ともども、仙台育英高(秀光 中等教育)出身者が、今年は男女共、強そうだ。 8シードでは、青森山田高出身の原と杉本が注目される。福原愛が別格の強さと注目を集める 特異なチーム事情にあったが、それでもこの2人の存在がなければ、青森山田高のあの実績は あり得なかった。大学では、どのようなリスタートを切るか?。 過去3年間は中国人留学生が制しているこの種目(曹冬梅、トン舟、劉一行)。しかし、今年は 16シードに牛茜がいるのみで、4年ぶりの日本人チャンピオン復活の可能性は極めて高い。 勿論、牛茜が優勝する可能性はあるが…(牛茜も、チーム内にトン舟がいるだけに、今後の出番を 確保するためにも、今回優勝争いに絡みたいところではあろう) 正直言って、過去数年と比較すると、大物不在でやや小粒という顔ぶれの今年の女子。逆に見れば それだけ優勝争いが緊迫しているとも言える。 男子ダブルス 第1シードには仙台育英高コンビの水野・小野組が順当に入った。実力・実績共に、文句の ないところだろう。水野はシングルスと併せて単複での第1シード。2冠王が大いに期待 される。小野も3年前のインターハイでハオ強と組んだダブルスに優勝しており、強い。 実力は折り紙付きなので、まずダブルスで優勝し、シングルスに向けて勢いをつけたいところ だろう。 第2シードは、これまたシングルスでも第2シードの石崎が、和田(隆)と組んで入った。単複 両種目で、水野との決勝同士討ちが展開される可能性は高い。 第3・第4シードには2部校の法政大、筑波大のペアが入った。8シードにも、同じく2部校の 大正大、日大のペアが入っている。思えば去年の男子ダブルスも2部校勢が多く上位に進出し、 決勝には当時3部校だった日体大ペアが進出していた。新人戦のダブルスは最も波乱が生まれ やすい種目でもあり、今年も1部校勢の足元を脅かす伏兵の活躍があるかも知れない。 とは言え、やはり最も有力なのは、第1・第2シードを占めている明大ペアであることに変わりは ない。去年の足立・松山組に続く、チームとしての2連覇達成の可能性は非常に大きいだろう。 女子ダブルス 秀光中等教育で、去年のインターハイでダブルスベスト4に入っていた狭間・梶本が、チームが 分かれて今大会の第1・第2シードとなった。この2人は、シングルスでも4シード(第3・第4 シード)ということで、両者共、2種目に渡っての優勝争いが期待される。また、梶本と組む尾田は、 シングルスでも第2シードで女子では2冠王に最も近いシード位置となっている。しかし、早大 女子は去年の宮本・多田に続く補強で、戦力整備に成功している。 4シードには、青森山田高でインターハイベスト8だった原・杉本組が、チームが分かれて対峙 する格好となった。そして、杉本の今回のパートナーは、土佐女子高で、同じくインターハイ8強 の堀部。堀部の元パートナーは、今回8シードの野上(シングルスは第1シード)…。 新人戦は、ある意味、人生の交差点。ダブルスのペアなどを見ていると、特にそういった意味での いつもとは違う面白さを感じられる。 男子にも言えるが、女子も2部校上位進出は可能性大。早大の補強ぶりと1部復帰を狙う専大の 状態を見ると、特にそう感じる。卓球のページへ