みんなの平成17年度・秋季・関東学生リーグ戦、観戦記

平成17年度・秋季・関東学生リーグ戦を観戦された方々から何通か観戦記をいただきました。
この内、本人より公開OKの了承をいただけたものを、以下に御紹介します。


 「J.O」さんより

初日の観戦記

1部の試合を観戦したのですが注目した試合は、男子春季リーグ優勝の早稲田と春季に2部優勝し、今回1部昇格した大正大学の試合です。

早稲田は時吉、下山の2年生エースが不在のため、どういうオーダーになるのか非常に興味がありました。

1番は岩村(早稲田)VSハオ(大正)
時吉、下山の不在で巡ってきたチャンスの場を思う存分生かすように出足ハオのエンジンがかかる前に果敢
に攻め2-0でリード。しかし、流石にハオ。ここから硬いショートブロックを見せ、それに岩村がミスを重ねる形で2-2のタイに。流れはハオ。しかし最終セットは岩村の気合、執念がハオを押さえ込み勝利。
この岩村の勝利が完全に早稲田のペースにしたと感じました。

2番は久保田(早稲田)が3-0で高校時代の同級生に危なげなく勝利。

3番は塩野(早稲田)VS田野辺(大正)
大学に入って恐ろしく成長した感のあるカットマン塩野が大正のエースである田野辺にどういう展開の試合をするのか?と思っていましたが試合が始まると塩野のペース。田野辺は序盤、塩野のカットが持ち上がらずミスを重ね。11-5で塩野。2セット目から田野辺もようやく鋭いカット打ちを見せますが塩野の守備範囲の広さ。サービスを持ったときの3球目攻撃などで相手にペースを渡さない堂々とした戦いぶりで結局3-0塩野。

4番のダブルスは早稲田が久保田、岸川コンビとなかなか驚いたオーダーでしたが3-1で勝利し、結果は4-0で早稲田の完勝でした。

岩村の気合の入った頑張りがすばらしかった。
あと塩野は1年生ですが大学NO1のカットマンだと個人的に思います。
所々で単純なミスもありましたが勝負強さが目を引きました。2セット目の10-10の場面で強打の打ち合いを挑むところなどカットとあわせて強靭な攻撃力は素晴らしいです。これで6戦全勝。残りの試合で何勝できるのか非常に楽しみです。

以上、初日の観戦記でした。
 

「府中のカットマン」さんより

初日の観戦記
 
運は明治に見方した
初日、圧巻は、埼玉工業大学対明治大学です。もつれこんだ、6番手、大和田と日高が2−2で競っているころ、時間経過で二台使用でスタートした7番手・足立3-1有本が先に決まってしまい、6番手の大和田が勝てば埼玉工業大学4-2の勝利だし、日高が勝てば、4-3で明治大学となる。すべては、大和田と日高の注目試合。大和田はよくブロックして日高のドライブオーバーミスを誘い、ラストゲームに10-8でリード。絶体絶命の明治日高、先に攻めて追いついて10-10そこで一気に10-11として、そうはいかずに11-11、もう埼玉工業大学の応援は人数も多くすばらしい盛り上がりだった。が、運は明治に見方した。
 
早稲田ペア、岸川・久保田、強し
大正大相手に、1234とマルをつけてしまった早稲田。残念ながら1番手は遅刻して見逃したが、岩村が接戦をものにしたみたい。二番手・久保田は、余裕の勝利、3番手・塩野も田野辺の強烈なドライブに苦戦しつつも攻撃がとてもよい。ときおり観客を魅了するものすごいラリーもあり、なんというすばらしいゲームだと思うが、終わってみれば3-0。しかし田野辺も真っ向勝負のドライブがすばらしかった。4番手は組んだら誰とでもいけるのではと思わせる久保田と、先輩の岸川のコンビ。私は初めてみたが、1ゲーム目は調子が合わなかったのか、とにかくやってみようって感じで、田野辺・伊勢田ペアに落としてしたが、最後はかっちり決めて、これから楽しみといっても岸川は4年、久保田2年では、貴重なペアというべきか。今回、時吉、下山が出てないので、さあ、いきなり4-0で大正大を下した。強い早稲田、連覇確定の出だし。

 
二日目の観戦記

魅せるカットマン塩野君、記録残らず
カットマン塩野君のプレーが見たくていったのに、オーダーはラスト。
順調に行けば途中で早稲田が専修に勝ってしまいそう。ところが団体戦はわからないものです。あと一つのところで、岩村がこけて、阿部。すぐ2-0になったからだめだ、塩野君見れないと思いきや、時間超過で2台使用で、塩野-猪本が始まった。横の台の進行を気にしてのプレーとなると集中力が多少は落ちるものですね。いつものようにカットが安定してくる間もなく、打ちにいきたくてたまらない塩野君でした。猪本のドライブ、ストップによくついていってましたが。阿部が3-0で勝ってしまうと終わってしまうとか思いながらいると、なんと2-1となり、一方塩野は1-1として、結果は阿部が勝って塩野君の試合は途中でおわり。こういう場合は7番の記録は残らないそうで…何をかいわんや。

 
四日目の観戦記

塩野君までまわらない早稲田のゲームはやめて女子の試合を見ました。
 
なんというオーダーのめぐり合わせ
4日目、淑徳大と東京富士大は、混戦がつづきなんと7番までもつれこんだ。他のゲームがすべて終了してるなか、1台で最後の対決は、同じ武蔵野高校出身の先輩対後輩。実力差もなく緊張の場面で、ベンチのいうことをよく聞いてがんばった淑徳1年の平澤選手が勝った。この勝利が淑徳大今季優勝をもたらした。富士大2年井ノ口選手はさぞ残念だったことでしょう。
団体戦の最後の舞台に立つというのは、普段なら入るボールが入らないということとイコールなのかもしれません。権藤京子さんの落ち着いた主審のしぐさが少しは二人の選手に落ち着きを与えていたかもしれません。女子の試合で選手がみせるガッツポーズは、「どうだ、この球!」という男子のポーズに比べて、「入ってよかった、うれしい!」という感じのポーズに見えるのは私だけでしょうか。
 
カットマンがんばれ
惜しくも負けてしまったけど、富士大カットマンペア岡選手・浜島選手は、今福・末益ペア相手に大健闘でした。ダブルスでもすばらしいラリーを魅せる女子カットマンペアの活躍を今後も期待します。また、岡選手は今福選手を3-0で下して好調持続のようです。どうもカットマンばかり応援してしまいます。
明治平屋選手は魚住選手相手に気分よく勝ってカットマン冥利につきる勝利ですばらしいかぎりです。
 

「ぶち紫」さんより

3日目と5日目の観戦記となります。

3日目
非常に面白い試合だったと思われる3日目の早大ー埼工大の観戦記です。
この勝利により、埼工大優勝もありうるか!?、と個人的にはリーグ戦展開を楽しむ上で大きな一戦になりました。

早大2−4埼工大

・中野3−0佐藤

・岩村1−3岡崎
初日にハオに勝ってる岩村が今日も調子よく1セット目を先取。
2セット目も接戦となり、岩村はトップ中野の勝ちに続いて波に乗りたい所だったが惜しくも落とす。
しかしそれからも岩村は、岡崎独特のバックストレートへのナックル性ブロックをよく動いてフォアで踏み込んで強打し、
岡崎を苦しめるも、最後はミスをしなくなった岡崎が3−1で勝利。

・塩野3−1イェン
イェンは何と(平屋、鹿屋に続いて)3日連続カットマンと、相手にオーダーを見事に読まれてしまった感がある。
予想通りイェンの高速ボールを拾いまくってミスを誘う塩野。
メリハリを付けた試合運びで自在に相手を翻弄する。1セット目の最後はサーブが効いて塩野が先取。
さすが塩野はサ-ブの大切さをわかっている(ワセスポで本人談)のが伝わった。
対するイェンも多彩なサーブでサービスエースを奪う場面も多々見られ、豪打を打ちまくって塩野を揺さ振る。
しかし連続して点が取れず塩野がリード。イェンも声を出し戦うが、全ての点に集中力を見せた塩野が3−1で勝利。
塩野は先輩の下山、時吉、久保田でさえ倒せなかったイェンも倒してしまい、リーグ戦でまだ負けなし。

・岸川・久保田1−3有本・沼田
ダブルスはこの時点でリーグ戦2連勝しているペアの対決で個人的にはかなり興味があった。
1セット目は予想通り埼工大ペアが先取。さすがインカレで全勝のことだけある。
しかしこの日の有本にはいまいちキレがないと思ってたら、案の定2,3セット目を取られて逆転。
4セット目も早稲田ペアがリードしてたが、埼工大ペアも頑張って何とか追い付き、セットを取る。
そして勝負の最終セット。またもや早稲田ペアがリード。しかし沼田が調子を上げて来て逆転。
でたまらず早稲田がタイムアウト。しかしここからが圧巻。残りの全得点を沼田が決めて勝利をものにした。

・岸川1−3大和田
2−2となり、初日に実質ラストで痛い敗北を喫した大和田と、今年のリーグ戦いまだシングルでは勝ちなしの岸川の対戦。
1セット目はダブルスの好調をそのままに岸川が強さを見せて取るが、2セット目からは調子が悪くなって来て落とす。
3セット目は岸川終始リードし、ネットインの球をネットの横から入れるスーパープレーも出て9-6とリード。
ファインプレーにベンチも盛り上がる。しかしここから大和田が調子を上げて逆転し、デュースになるも大和田が取る。
4セット目は6-8から、大和田のバックサーブを岸川が3本全てレシーブでオーバーミスしてしまい大和田の勝利。
ここで初めて出すサービスで得点し、最後は大和田が逃げ切った。
最後のタイムアウトから再開のところでの、スタンド埼工大応援団からの大和田コールにも、大和田が集中力を乱さなかったのが大きかったと個人的には思った。

・沼田3−0阿部
埼工大王手で6番に回る。
沼田は前日までシングルでも2戦2勝と絶好調。対する阿部も関東学生ランカーで、前日も勝っており強いのは明白。
出だしは阿部がよく動きよく球も入り大きくリード。しかし徐々に沼田が調子を上げて来て逆転で1セット目を先取。
2セット目からは沼田の見事な快速プレーが面白いように決まり、阿部もよく動いてドライブで連打するものの、
沼田のカウンターに防戦一方となってしまい、そのまま沼田の勝利。今日の沼田はあまりにも強すぎた。
初日には明治の小野竜也のリーグ戦の連勝を止め、今日は単複で勝って早稲田を倒し、沼田の時代の到来か?ともひそかに思う。

・久保田−有本
ラストの高校時代の先輩後輩対決もかなり面白そうだと思っていたが、回らなくて残念。


5日目
5日目の観戦記です。駒沢−法政の優勝決定戦の後半を観戦しました。

着いた時には既に駒沢大−法政大は3−1で、駒沢大が優勝まであと1本の状況でした。
5番の吉川−三枝兄も既に2−0となっていて、優勝の場面は見れて良かったと思って見ていました。
そしたらここから三枝兄が慣れて来たのか2−3で逆転勝ちを収め、残りの2人に望みをつなぎました。
6番は橋口−山田。橋口は昨日リーグ戦で初勝利を収めており順当に行けば橋口の勝ちかな?と思われました。
橋口選手は気合い充分なのですが、駒大ベンチはラストの伊東に絶対的な信頼を置いているのか、いまいち応援に気合いが入ってないような感じで、優勝が決まる試合の雰囲気ではないように思えました。
橋口は2−0と優勝に王手をかけ、一方隣で2台進行の伊東は1セット目は取ったものの、2セット目は9-10とセットポイントを握られていて、お互いが隣の台を気にしてるようにも感じられたのですが、橋口がストレートで勝って優勝を決めました。橋口にとっては嬉しい試合になったと思います。
しかし何と言っても駒沢は強すぎました。失点3の全勝優勝と、昨年を上回る強さで入れ替え戦に望むことになりました。
優勝決定の瞬間も大した歓喜もなく平常な雰囲気だったことに、あくまで目標は1部復帰だという姿勢が表れていました。

田中選手は2部通算22勝と圧倒的強さで、1部での3勝も加えて早くも特別賞確定で、同期のライバルでは、埼工大の阮の次に決めたことになります。(おそらくですが)
彼とともに3年生トリオの伊東、藤本は、今季開始前までで、それぞれ2部で12勝(1敗)、10勝(3敗)(+1部1勝)とハイレベルな成績で、特別賞も狙えていました。
しかし2人とも後半起用が多く、今季藤本選手は3勝止まり、伊東選手は5不戦と、強すぎるチーム事情があだとなって伊東選手の特別賞の可能性は消えました。
藤本選手はまだ1部で9勝すれば可能性は残っているが極めて困難な数字だと思われます。(今年最高の勝ち数は中野と阮の8勝なだけに。)
個人的には、伊東、藤本のどちらかを後半に置いてもう1人をたくさん前半に出して、勝ち星を積み重ねる方向で行くかな?と思っていましたが、今の駒沢大にとってはあまり大きな優先事項ではない、ということなのかと考えられました。
 

「匿名」さんより

私は、3日目の観戦に行きました。会場に到着したのは、3時過ぎ頃ですでに1部の試合が開始されていました。

第1コートで行われていた、早稲田対埼工大の試合は1番で中野が3−0ですでに勝利を収めた後で、2番の岩村対岡崎の試合が行われていました。1−1で迎えた3セット目あたりから岡崎が落ち着いてプレーをしているのが目立ち、岩村も必死にプレーしていたのですが、要所でミスが出てしまい、結果として3−1で岡崎が勝ち、1−1のタイに持ち込みました。続く3番では、早稲田期待の1年生塩野対埼工大のエース阮の戦いでした。塩野選手はここまで通算6勝負けなしで迎えたのですが、阮相手は正直厳しいかなとも感じていました。1セット目の出足は阮の強打が決まり、塩野はノータッチの場面もありました。これは、埼工大がリードするのかと思いましたが、そこから塩野の本当の力が発揮されました。だんだんラリーの回数が増え始め、時には前に出て攻撃と絶妙なバランスで、阮を3−1で下しました。これで早稲田が2-1とし、早稲田が優位に立ちました。しかし、ここからダブルス、岸川、阿部すべて落とし、結果として4−2で埼工大が勝利を挙げました。この試合を見て、埼工大は阮が落としても勝利を挙げられたのがとても印象的で、特に沼田がとても強く感じました。来年も特に戦力が変わらない埼工大は脅威になりそうですね。それに引き換え早稲田はとても厳しい状況になりそうな感じがしました。

第2コートでは明治対専修が行われていて、1番の日高対江藤がフルセットの大接戦を繰り広げていました。最終セットもジュースにもつれ込んだが日高が落ち着いて攻め0-2から逆転で勝利を収め、明治が先勝する形でした。それにしても日高は初日の埼工大戦に続き、接戦での勝利とチームへの貢献度は大きい活躍でした。日高の勝利で一気に波に乗った明治はその後、水野、石崎、ダブルスと1年生3人で3本を危なげなく取り、4−0で勝利を挙げました。試合を見ていて一番感じたことは、水野は本当に強い選手だと感じました。体は小柄ながら、コート全体を縦横無尽に動き回り、相手に対し一瞬の隙も与えない試合運びはとても見ていて楽しかったです。結果として、春の雪辱を今回5戦全勝という形で晴らし、通算でも6勝0敗といまだ無敗なので、この無敗がいつまで続くかとても気になるところです。また、春に衝撃の全勝デビューを果たした小野選手はダブルスの関係上後半で出場し、不戦もあり難しい戦いを強いられ、春ほどの活躍はできませんでしたが、全勝する力は持っているのでこれからもがんばってほしいですね。さらに明治は今大会1,2年生のみで優勝を果たし、今後また明治の黄金時代を予感させられました。今後の活躍に期待です。

第3コートでは、中央対大正の試合が行われていて、1番で大正のエース田野辺が坂本に敗れ、中央が大正をハオの1本だけに抑え4−1で勝利を収めました。しかし、中央は特別賞がかかっていた河又が今期5戦全敗、田中も2勝2敗のイーブンと4年生が振るわず、5位という結果に甘んじてしまった感があります。しかし、来年からは今の4年生がいない中で戦わなければならず、非常に不安が残る形となりました。大正もあと1本取れる人がいたら、もっといい戦いができるんだろうと思いましたが、結局入れ替え戦で駒沢に敗れ、来期は2部での戦いになります。2部では頭ひとつ抜けていると思うので、入れ替えは当然くらいの意気込みで臨んでほしいと思います。
そして、来期は今年の春と同様に駒沢が1部での2度目のシーズンを迎えます。春は、優勝した早稲田から勝利を挙げる活躍があっただけに、台風の目になってほしいものです。
また、これで4年生が引退し、大学での最も重要な舞台をあとにすることになりました。それとともに、これまで、出場の機会に恵まれなかった人にとっては大きなチャンスの時になります。このチャンスを生かし、来年のリーグ戦を盛り上げていってほしいと思います。

女子の試合はあまりしっかり見ていないので、多くはいえませんが、淑徳対日大の試合で今福選手が勝利を決めたときに流した涙は、今年を象徴しているような感じがし、自分も目頭が熱くなるのを感じました。これまで黄金時代を築いてきた淑徳にとって、今年は苦しんだシーズンで春リーグは4位、インカレは6連覇を阻まれ準優勝と勝負どころでの負けに泣かされてきたと思います。ですので、その負けを乗り越えた勝利はすばらしく、こみ上げるものがあったと思いました。
また、女子でもっとも印象に残ったのは、青山学院の大躍進でした。初日に日大に勝ったと聞いたときは、これまでの戦いもあったのでたまたまなのではと思っていました。しかし、実際に試合を見て日大戦の勝利はたまたまではないと感じました。チームが一丸となり、勝利に向かう姿勢はすごい気迫を感じるとともに今後をさらに期待させるものでした。


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