平成15年度・関東学生選手権・予想

 7月2日(水)〜4日(金)の3日間、駒澤屋内球技場(7/2)、及び駒沢体育館(7/3〜4)において
 行われます関東学生卓球選手権大会(通称、関東学生)の予想をアップします。

 大会期日は平日ですが、御都合のつく方は大会当日に会場まで足をお運びいただき、選手に声援をお送り
 いただければ幸いです。(私は行けませんが)。
 入場は無料です。


男子シングルス

 予 想:

  第1シードは当然ながら去年優勝の並木(明治大)。連続優勝を狙うことになる。
  今年は春リーグでまずはチーム優勝を果たし、幸先の良いスタートを切った。この関東学生でさらに
  加速し、青森インカレに向かいたいところだろう。
  並木自身は、昨秋の新サービスルール適用直後は一時成績を落としたが、その後、復調して来た。
  連覇達成の可能性は十分ある。関東学生・男子単での連覇は、明治大の先輩・斉藤清(昭和58〜59年・1983
  〜1984)以来、20年弱もの間、達成されていない。(1年空いての2回の優勝は、岩崎(専修大)、遊澤
  (明治大)が達成しているが…)。
  また、柳田と組んだダブルスも第3シードと好位置をキープし、実力的には十分単複2冠王も狙える。
  関東学生での単複2冠王は、これまた明治大の先輩・遊澤が平成10年(1998年)に達成しているが、5年
  ぶりの快挙は成るか?。「単2連覇+単複2冠」が達成されれば、凄いことだが…。

  第2シードの柳田(明治大)は、去年、決勝同士討ちの末に準優勝に終わったが、今年は雪辱を期する。
  関東リーグ戦で通算28勝(5敗)という成績が示す通り、実力的には極めて高いレベルのものを持って
  いるが、「過去3年間で個人戦・単のランク入りは、去年の関東学生のみ」、という意外な結果も残って
  いる。全日学の3年連続ランク落ちは、団体戦で見せる強さと比較しても全く不思議な結果としか
  言いようがない。地力的には優勝してもおかしくないだけに、最後の関東学生で「強さ」を発揮出来るか
  注目される。並木と組んだ「シングルス第1・第2シードコンビ」のダブルスも強く、単複2冠王も
  狙える可能性はある。一気に過去の汚名返上といくか?。

  4シードには、前年ベスト4の田中(中央大)と前年ベスト8の大谷(準)(専修大)が入った。

  田中は、全日学でもベスト4入りするなど、個人戦で結果を残している。渡辺(隆)が卒業した後を受け、
  今年は「明治大に対抗する中央大のエース」となった。春リーグではいきなり初日から3連敗するなど、
  やや浮沈もあるが、地力はある。他の上位シードは4年生が多いが、その中に分け入った2年生。
  実力は学年で決まるものでもない。活躍を期待したい。
  なお、中央大から関東学生・男子シングルスのチャンピオンが誕生すれば、何と昭和51年(1976年)の岡島
  (って誰?)以来、実に27年ぶりのこととなる。中大ほどの強豪が、そんなに永く優勝してないの?と
  いう感じで、全く意外だったが、四半世紀以上の時を越え、21世紀初優勝は成るか?。(ダブルスでは、
  一昨年の小堀・石川組をはじめ、何度か優勝しているが…)。

  大谷(準)は、関東学生は過去3年連続で単複ともランク以内をキープし続けており、相性の良い大会。
  最終学年となった今年、当然、過去の自分を下回る訳には行かない。春リーグの結果で、特別賞受賞の
  可能性は消滅してしまったが、個人戦で優勝して歴史に名を刻みたいところ。キーとなるのはベスト8
  決定戦での対戦が予想される川口(明治大)戦か?。
  3年前の平成12年(2000年)に、1年生ながら井之上と組んだダブルスで20世紀最後の優勝を飾った
  大谷。シングルス制覇のラストチャンスをつかみ、年度ズレの単複2冠王を狙いたいところ。(勿論、
  今年のダブルスで勝って、同年度の単複2冠王でもいいんだけど…)

  8シードには、前年ベスト8の今林(青学大)と阿部(専修大)は順当に入り、残る2枠には全日学8強の
  山城(専修大)と新人戦優勝の阮震杰(埼工大)がピックアップされた。

  正直言って、前年ベスト8の2人(今林と阿部)は優勝争いに絡んでくるのは難しいだろう。良くて
  ベスト8のキープ、悪ければベスト16以下、というのが予想されるライン。果たして、予想を覆す
  活躍は出来るか?。

  山城は大物を食うこともあるが、逆に格下に取りこぼすこともある。上手くいけば、もちろん上位も
  狙えるが、果たしてどうか。

  阮震杰は8シードの4人の中で最も期待できると思われる。新人戦優勝に続く春リーグでも4勝1敗で
  新人賞を受賞していた。インターハイチャンピオンの力は新サービスルール下でも変わらない。
  埼工大の過去の中国人留学生は、いずれも関東学生で優勝を果たしている。平成4年の周宏と平成6年
  の周ケン(現・新井周)は、いずれも単複2冠王。王輝と張凱も、シングルスのタイトルこそ取れなかった
  ものの、ダブルスでは平成11年と去年に、それぞれ優勝をしている。当然、阮震杰も先輩達に続き、
  歴史に名を刻む事を狙ってくるだろう。

  16シードには、前年ランカーの井内(中央大)、中野、岸川(共に早稲田大)が順当に入り、前年ランク外
  から5人が入った。その5人とは…藤井、川口(共に明治大)、羽賀(早稲田大)、原(専修大)、宮坂(筑波
  大)、だ。

  春リーグ優勝の明大勢は、これで第1・第2シードの並木、柳田と合わせて4人が16シード入り。
  何人が優勝争いに勝ち上がって来るか?。
  藤井は、意外にも過去3年間、関東学生のシングルスではランク入りしていない。実力的にはもちろん
  ランク以上は狙えるものは持っている。全日学では、去年、初ランクに入っているし、関東リーグでは
  特別賞の可能性を残しているのだから…。今大会、実力を発揮して勝ち上がれば、準々決勝で田中(中央
  大)との「因縁の対決」となる。
  春リーグで5戦全勝の大活躍を見せ、MVP(殊勲賞)を獲得した川口は、今大会で真価を問われること
  になる。過去2年間、関東学生と全日学ではまだシングルスのランクに入ったことがないが、今度こそ
  勝ち上がれるか?。順当に行けば、ランク入り後のベスト8決定戦では「関東学生に強い」大谷(準)(専修
  大)と当たるが、上位進出は成るか?。
  なお、藤井と川口は2人で組んだダブルスでも4シードで、単複共に上位進出が期待される。

  春リーグ準優勝の早稲田大は、8シードには1人も入れず、16シードに3人となった。特に中野と
  岸川の2年生コンビはダブルスも強く、単複での上位進出も期待される。全日本ランカー・羽賀と
  合わせて、「名門ワセダ完全復活」をアピールしたいところだ。

  井内は、第2シードになったダブルスと合わせて、最後の関東学生で存在感を示したいところ。
  同じく最後の関東学生となる宮坂は、今年は団体戦でのチームの上位進出は難しいのが現実なだけに、
  個人戦で活躍を見せたいところ。
  逆に、初めての関東学生を迎える原は、青森山田高の先輩・田中(中大)に続くブレイクのキッカケを
  今大会でつかめるか?。

  32シードの16人中で目に付くのは前年ランカーでありながら、今年の16シードを逃した荻原
  (大正大)と藤沢(日本大)の2人。全日学の場合は、前年度の成績に応じたランキンググループ(ベスト
  8、ベスト16など)以内のシードが保証されているが、関東学生ではシード規定でこの保証がないため
  に発生した事態。前年ランク外から今年の16シード入りした選手達より弱い、と判断された結果だ。
  奇しくも、ランク決定戦では、「自分達の代わりにピックアップされた選手達」との対戦となる。(荻原は
  宮坂と、藤沢は羽賀と、それぞれ当たる)。ここでの勝敗が、シード会議の構成員(主に各校技術員)の
  「見る目」のレベルを証明することになる。


女子シングルス

 予 想:

  第1シードは当然ながら、前年優勝の劉テイテイ(東富大)となった。去年は、関東学生の単複2冠王に
  加えて全日学も制し、個人戦では圧倒的な実績を残した。関東リーグでは通算7勝8敗と言う黒星先行
  の意外な結果ではあるが、実力があることは疑いない。
  関東学生・女子シングルスでの連覇が達成されれば、平成5〜6年の李泰照(日体大)以来、9年ぶりの
  こととなる。(1年空いての2回の優勝は、馬佳(大正大)も達成しているが…)。また、単複とも連覇を
  飾った場合は、昭和59〜62年に「単複とも4連覇」という、これ以上ない記録を達成した星野美香
  (青学大)以来で、平成初ということになる。
  なお、東京富士大としては、前進の富士短大時代を合わせても、関東学生・単の優勝は昭和54年の神田
  以来、去年の劉の優勝は2度目だった。ということで、劉が連覇を達成すれば、チームとしても初の連覇
  ということになる。果たして、結果はどう出るか?。とにかく、今大会のプログラムの表紙にもなった
  「今大会の顔」でもある劉だけに、最も注目を集めるのは当然だろう。

  第2シードは前年2位の陳微娜(淑徳大)が順当に入った。
  去年の関東学生は、淑徳大の2枚看板、潮崎と藤井が故障で欠場したが、その穴を埋めるように陳微娜は
  準優勝と気を吐き、チームの威信を保っていた。全日学ではベスト16止まりだったものの、負けた
  相手は優勝した劉(東富大)。つまり、常に優勝を争う実力はあると言える。関東リーグでの通算12勝
  1敗という圧倒的な強さは、事実上、ナンバーワンの実績と言っても良いかも知れない。
  関東学生のシングルスでは淑徳大からの優勝者はまだ出ていない。系列の淑徳短大としては、平成4年
  のチャン莉や平成7年の李ジュン(現・羽佳純子)が優勝しているが、四大は…。
  団体戦で勝ちまくっていたこの2〜3年で取れなかった関東学生(単)のタイトルが、春リーグで敗れた
  今、チームに転がり込む可能性もある。それが陳微娜なのか、あるいは潮崎や藤井なのかはわからない
  けれど…。

  4シードには、前年ベスト4の曹冬梅(中央大)と大畑(大正大)が順当に入った。

  曹冬梅は、去年は衝撃的な大活躍のデビューを飾ったが、今年の春リーグは1勝4敗と散々な成績に
  終わっていた。強豪留学生対決が4試合も続くという事情はあったにせよ、それはこの関東学生でも
  同じこと。上位に進出すればおのずと強豪同士(即ち留学生同士)の連戦となる。果たして、去年同様の
  強さを示すことは出来るのか?。
  また、理由は不明だが、今大会はダブルスにエントリーせず、シングルスのみの出場となっている。
  去年は高橋と組んで準優勝しているので、同じペアで出場すれば第2シードの可能性は高いし、また
  東京選手権で優勝した柏木とのペアなら十分優勝も狙えたと思われるのだが…。いずれにせよ、単一本
  にかけた曹冬梅のプレーに注目が集まる。なお、中大の関東学生・女子単制覇は昭和55年の和田以来
  出ていないが、23年ぶりの王座獲得は成るか?。

  大畑は、一昨年がベスト8、去年がベスト4と、ハイレベルな実績を残している。関東リーグでも通算
  21勝3敗で、3年春で特別賞を確定させており、名実共に日本人としては最強と思われる。ただ、
  タイトルが取れていないところが惜しい。ベスト4前後の成績は、数年経つと忘れ去られてしまう。
  今大会は、孫博と組んだダブルスと合わせて、単複共に4シードと好位置につけており、優勝を狙う
  条件は整っている。「関東学生で強い大正大(過去7年間で5回の女子単優勝)」のジンクスは生きて
  いるか?。

  8シードには、前年ベスト8の柏木(中央大)、前年ベスト16の福岡(日本大)、そして前年は故障のため
  棄権・欠場した潮崎と藤井(共に淑徳大)が入った。

  柏木は、一昨年がベスト4、去年がベスト8、ということで、平均すれば仙台育英高時代の同僚・大畑と
  同レベルの実績を残している。その他、藤井など、同学年にはレベルの高い選手が揃う。まずは3年
  連続の8強以内をキープし、優勝争いに絡みたいところだろう。

  福岡は春リーグでシングルスに5戦全勝(ダブルスも4勝1敗で計9勝1敗)し、日大の関東リーグ戦
  初優勝に最も貢献していた。MVP(殊勲賞)と優秀選手賞をダブル受賞し、名実共に評価を上げて
  いる。無敵の淑徳大を破り、関東に新しい時代の風を吹かせた意義は大きい。去年の全日学と全日本
  ではランク決定戦で第1シードと対戦する組み合わせ上のアンラッキーもあり、ランク入りを逃した
  ものの、国際試合で見せる活躍度からもわかる通り、優勝争いに絡むだけの地力はある。

  潮崎と藤井は、去年は2人揃って故障のため関東学生を欠場するというハプニングに見舞われたものの
  実力を買われての今年の8シード入り。過去の実績から見れば妥当なラインだろう。2人で組んだ
  ダブルスも4シード入りしており、単複共に優勝争いに絡む可能性は極めて高い。春リーグでは日大に
  連勝を止められ、チームとしての「21世紀無敗神話」は途切れたが、インカレに向けてもここでタイトル
  を取って加速して行きたいところ。陳微娜と合わせて8シードに3人が入った淑徳大勢にとって、
  チャンスは大きいはずだ。(この3人は、全員、東京選手権でもベスト8入りしているし…)

  16シードには前年度ベスト8の高橋(東富大)と秋山(早稲田大)、前年度ベスト16の湯原(東富大)、
  張虹(日本大)、前年ランク外から河村(東富大)、トン舟(専修大)、坂本(沙)(日本大)、孫博(大正大)が
  入った。

  高橋と秋山が前年キープしたベスト8の位置からシードを追われたのは、現状での福岡、潮崎、藤井
  との実力比較で仕方のないところか?。そもそも、去年の8入り自体、高橋は潮崎が棄権したパート
  から、秋山は藤井が棄権したパートから勝ち上がったラッキー絡みのものだったし…。

  湯原は過去3年間、関東学生でも全日学でもシングルスのランクから落ちたことがない。関東リーグ
  戦での特別賞の可能性は消滅したが、個人戦では「パーフェクトランカー」の地位を狙う。順当に行けば
  ランク決定戦が仲村(早大)との「前年ランカー対決」となるので、簡単な勝利は望めないだろうが…。
  また、劉テイテイと組んだダブルスでは2連覇を狙う。

  張虹は春リーグ優勝チームのキャプテンという称号を背負って最後の関東学生を迎える。1年時に
  ベスト4入りしたこともあるこの関東学生だけに、4年連続ランク入りは最低ラインに過ぎない。
  自己新記録を出したいところだろう。ダブルスも森門と組んで第2シードを得ており、単複共に注目を
  集めることになる。

  河村は関東リーグ戦で見せる強さを個人戦で発揮出来るか。世界大学日本代表という実績も約1年が
  経ち、次第に「過去の栄光」となりつつあるが、ここらで新たな実績を積み上げたいところだが…。

  強力新人の3人、トン舟、坂本(沙)、孫博にも期待が集まる。前年の実績がない1年生ゆえに16シードに
  留まってはいるものの3人揃って実力がトップクラスなのは誰もが認めるところ。トン舟は新人戦
  単複2冠王。坂本(沙)は春リーグでシングルス5戦全勝(ダブルスも4勝1敗で計9勝1敗)で、福岡と
  同様にチーム優勝に大きく貢献した。孫博は、蘇迎学、陳媛、馬佳、キ林と続く「大正大の中国人留学生
  選手は必ず関東学生で優勝する」という伝説の後継者となる可能性が高い。(大畑と組んだダブルスも
  4シードで単複とも強そうだ)。
  そう言えば、去年も新人戦ベスト4の内3人が関東学生でもベスト4に入っていた。今年も「1年生
  旋風」が吹き荒れる関東学生となるかも知れない。

  32シードでは、前年ベスト16の沼田(中央大)、仲村(早稲田大)が目に付く。新人が強力なことも
  あってのダウン査定シードとなったが、ランク決定戦の相手が2人とも厳しい。仲村はパーフェクト
  ランカー候補の湯原だし、沼田に至ってはディフェンディングチャンピオンの劉テイテイだ。この
  東富大勢を超えるのは容易ではない。仕方ないといえば仕方ないのだが…。


男子ダブルス

 予 想:

  第1シードは、去年ベスト4のペアがそのまま残った門野・足立組(明治大)が選ばれた。地味ながらも
  力はある4年生同士によるペアで、上位進出の可能性はある。ただ、明大の中でも5・6番手の2人で
  組まれた「第3のペア」というのも事実で、優勝となるとどうか?。チョット難しそう、というのが正直な
  思いだが…。(ちなみに、門野は一昨年は藤井とのペアでベスト8入りしており、個人として3年連続
  ランクを目指す)。

  第2シードは2年連続ベスト8の井内・増田組(中央大)。3年連続ランク入りの可能性も十分ある。
  ただ、第1シードペアの門野・足立組同様、優勝となると、チョット…と思われる4年生ペアだ。
  下手なこの予想を見返す優勝が達成されれば、中央大からは一昨年の小堀・石川組以来2年ぶりの
  栄冠となるが…。

  4シードには、明治大が誇る2ペア、柳田・並木組と藤井・川口組が入った。そもそもこの4人は、
  去年は別の組み合わせで上位進出していた。並木・川口組がベスト4、柳田・藤井組がベスト8。
  (ついでに、一昨年は、末貞・柳田組と藤井・門野組がベスト8入りしていた。柳田も藤井も、
  パートナーを替えての3年連続ランクがかかる)。既に実績のあるペアをわざわざ組み替えた今年、
  去年の成績を下回るようなことがあっては格好がつかない。春リーグでは交代で起用された両ペア共、
  敗戦も喫しており、「絶対的な強さ」というものは感じないが、それでも個々の能力は高い。
  いずれにしても、第1シードの門野・足立組と合わせて、リーグ戦優勝メンバーの6人で組んだ3ペア
  で上位4シードの75%を占めた明治大。これは優勝するしかないだろう。個人的にイチオシなのは、
  やはりシングルスの第1・第2シードの2人が組んだ柳田・並木組だ。なお、明治大からの優勝が達成
  されれば、平成10年の遊澤・木方組以来、5年ぶりのこととなる。

  8シードには、各校のエース格のペアが入った。大谷(準)・石原組、山城・原組(共に専修大)、中野・
  岸川組(早稲田大)、鈴木・有本組(埼工大)。

  大谷(準)は、1年時に井之上と組んで優勝、2年時に石原と組んで3位、去年は山田と組んで準優勝
  だった。キャプテンとなった今年は、一昨年に戻って同期の石原と4年生ペアを組み、4年連続のメダル
  獲得を狙う。シングルスでも第4シードの位置から4年連続ランク入りを射程距離に入れており、
  本当に関東学生は相性が良い大会だ。また、石原も3年前は太田と組んで8強入りしており、自身3度
  目のランク入りを目指す。
  この先輩ペアを超えて、今年のエースダブルスとして春リーグでフルに起用されていた山城・原組は、
  当然、先輩ペア以上の成績を要求されることになる。春リーグでは3勝2敗だったが、果たして今回の
  出来は?。原の、インターハイダブルス準優勝の戦績はダテじゃあないハズだが…。

  中野・岸川組は東山高時代から組み慣れた2人のコンビネーションで今春のリーグ戦でも4勝1敗と
  好成績を上げており、期待が持てる。一方、鈴木・有本組は、有本が去年、張凱と組んで優勝を果たして
  いるという経験はあるものの、リーグ戦などの結果を見る限り、トップレベル同士での対戦では勝率は
  5割をチョット切る。今年は優勝争いは難しそうな感じがする。

  16シードで目に付くのは、中央大がエースダブルスを組み替えた点。去年の新人戦優勝ペアである
  田中・河又組で春リーグを戦ったが、1勝3敗だったこともあり、今大会は野田・田中組で臨んで来た。
  ランク決定戦で第1シードの門野・足立組と当たる組み合わせだが、ここを突破できるか。シングルス
  で4シードを得ている田中が単複で上位に進出できるかどうかの鍵となるところだろう。


女子ダブルス

 予 想:

  第1シードには、前年優勝の湯原・劉テイテイ組(東富大)が当然の如く選ばれた。劉は単複2冠の
  2連覇という記録にチャレンジすることになる。個人戦で見せる強さから言って、決して不可能な
  ことではないだろう。湯原も1・2年時は阿部と組み、それぞれベスト8→ベスト4という記録を残して
  いるダブルスの名手だけに、4年連続ランクを連覇で飾りたいところだろう。

  第2シードは、前年ベスト8の張虹・森門組(日本大)。春リーグ優勝の日大が誇るキャプテンの張虹と
  優勝を決めたシンデレラガール・森門のペアだけに、余勢を買って平成5年の野末・坂田組以来、10年
  ぶりの優勝を狙いたいところだが…、客観的に見るとチョット厳しいか?。個々の能力が優れている
  ペアが他に何組も目に付くので…。

  4シードは、前年は棄権したものの実力がある潮崎・藤井組(淑徳大)と仙台育英高出身ペアの大畑・
  孫博組(大正大)が選ばれた。

  個人的には、潮崎・藤井組を優勝候補筆頭と見る。春リーグでも3戦全勝で、通算でも11戦全勝と
  この1年半、負けていない。全日学でも関東勢では最高位の3位。さらに世界大学で優勝している。
  東京選手権でもベスト4入りした。確かに留学生絡みのペアは未知数な力を秘めてはいるが、似た
  ような実力であればペアリングなども含めて試合機会の多い潮崎組が有利だろう。淑徳大から平成
  12年の四元(直)・高橋組以来、3年ぶりの優勝を狙う。

  大畑・孫博組も、個々人の実力からすれば優勝争いに顔を出して当然のペアー。特にシングルスでも
  4シードを持っている大畑は、この辺で是非タイトルを取っておきたいところ。孫博としても、大正大の
  先輩中国人留学生のダブルスは、蘇迎学・陳媛組(平成8年)、陳媛・馬佳組(平成10年)、馬佳・キ林組
  (平成11年&13年)と、過去7年間で4回の優勝を果たしている。ここのところ、2年連続で優勝を
  逃したことはないだけに、意地でも勝ちたいところだろう。

  8シードには、前年ベスト8の加登・小森組(青学大)と、強力新人が絡んだ3ペア、福岡・坂本組(日本
  大)、陳微娜・今福組(淑徳大)、柏木・渡辺組(中央大)が入った。

  加登・小森組は前年の関東学生ベスト8に加えて全日学でもベスト4の実績を誇っているので、今回
  4シードでもおかしくはなかったが、8シードに留まった。今春、2部でも敗戦を喫するなどした
  ところが評価を下げた可能性もある。実力的には落ち着くところに落ち着いている感じか。

  春リーグ日大優勝の立役者となった2人が組んだ四天王寺高OGペアの福岡・坂本(沙)組は、今大会も
  台風の目となる可能性を秘める。春リーグでは4勝1敗だった。日大10年ぶりの優勝があるとすれば
  第2シードの張虹・森門組よりも、むしろこっちの福岡組の方が可能性は高いだろう。

  柏木は、曹冬梅と組んで東京選手権優勝、米田と組んで春リーグ4戦全勝だったが、今大会は仙台育英高の
  後輩でもある渡辺と組んだ。去年、曹冬梅・高橋組が準優勝しているにも関わらず曹冬梅が今大会の
  ダブルスにエントリーしていないこととも合わせて「???」と思わされる事態だが、ま、それぞれ
  いろんな事情がチーム内にあるのだろう。深読みしても仕方ない。もちろん、渡辺もインターハイの
  ダブルスチャンピオンだけあってあなどれない。

  陳微娜・今福組は、コンビネーションが未知数ながら、個々の実力から言って上位進出も十分あり得る
  ペアーと言える。陳微娜は第2シードのシングルスと合わせて、単複で上位を狙う。

  上位4シードに留学生絡みのペアが3つ入っている女子ダブルス。これらに対抗して、日本人同士の
  ペアで優勝を狙えるのは事実上、潮崎・藤井組と福岡・坂本(沙)組の2ペアのみと見るが、果たして
  結果はいかに…。


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