平成15年度・春季・関東学生リーグ戦・入替戦の結果 本日(6月1日(日))、中央大学体育館で行なわれました平成15年度・春季・関東学生リーグ戦・ 入替戦の結果をアップします。 男子1・2部入替 筑波大 4−2 日本大 (筑波大は1部残留) 高森卒業後、大幅な戦力ダウンの穴を埋め切れず、全く良いところなしで今春の1部リーグを5戦全敗 で終えた筑波大。キャプテンでエースの宮坂も勝機に恵まれず、当初の予想通りの厳しいシーズンと なった。 一方の日本大は、大激戦の2部リーグを同率の勝率計算の末に勝ち抜き、久々の2部優勝。1部優勝の 女子の余勢をかって男子も一気に1部昇格となるか?が注目された。 「1部で他校に引き離された筑波大と、2部で3校間のデッドヒートを制して紙一重で勝ち上がって 来た大学の対戦」という図式は昨秋の筑波大vs法政大戦と同じだった。 日大は、今春の2部リーグで5戦全勝の2人(佐々木と福岡)を1・2番に並べるオーダーを組んだ。 対する筑波大は宮坂がカットの福岡と単複で2戦するオーダー。このエース対決の行方が注目された。 トップの上野(筑波大)vs佐々木(日大)は3−1で佐々木が順当に勝利し、まず日大が先取点をあげた。 注目の2番のエース対決、宮坂(筑波大)vs福岡(日大)は、2部敢闘賞プレーヤー(2部のMVP)の 福岡が出足で6-0とリードする。そのまま第1ゲームを先取した福岡だったが、宮坂は第2ゲームから 反撃し、3ゲーム連取で3−1と逆転勝利を収めた。今春の1部リーグのシングルスでは惜敗の連続 ながら4戦全敗と散々だった宮坂だが、やはり地力はある。これでチームは1−1のタイとなった。 3番、勝(筑波大)は主将の川島(日大)に1−3で逆転負けを喫し、日大は再び2−1とリードしたが、 4番ダブルスでは、宮坂・森門組(筑波大)が福岡・小坂井組(日大)のカットを攻略し、3−0の勝利。 宮坂がエース対決の単複に2連勝し、チームを2−2のイーブンへと再び戻した。 5番は寺島(筑波大)vs大森(日大)戦。どちらがチームの勝利の王手となる3点目を挙げるのか?。 1ゲーム目こそ11-2で楽勝した寺島だったが、2ゲーム目からは互角の展開。ジュースにもつれ込んだ 第3、第4ゲームを際どく競り勝ち、寺島が3−1でこの試合をモノにした。筑波大はこれで3−2と 残留に王手をかけた。 筑波大は、6番・菊池、ラスト・森門の東山高出身コンビ。対する日大は、6番・藤沢、ラスト・森田の青森 山田高コンビ。出身高校名だけを聞くと日大有利のような気もするが、ここでは菊池が強かった。関東 学生ランカーの藤沢を、結果的には3−0ストレートで下した菊池が、チームに4−2の勝利をもたら した。 予想が難しかったカードを制し、1部残留を決めた筑波大。これで、去年〜今年と、丸2年の1部生活が 確定した。現状を客観的に分析する限り、今秋も1部では大苦戦を免れそうにはないが、地力はあり、 インカレ2年連続ベスト4もダテじゃないという感じもある。今回、女子部も2部復帰を果たし、数年 前のような上昇気流に再び乗り始めたと言えるか?。 日大は、1部優勝を果たした女子部員や往年の黄金時代を知るOBらも応援に駆け付け、かつての名門の 活躍を再び…と1部復帰を期したものの、惜敗を喫した。やはり、と言うべきか、2部での勝率は参考 程度にしかならなかった。2部でも上位が約束されているわけではなく、むしろ実力伯仲の厳しい道が 続いていると言った方が適切かも知れないが、再び2部優勝、1部チャレンジの日を目指した戦いが はじまる。 女子1・2部入替 専修大 4−2 青山学院大 (専修大は1部残留) 関東学生リーグ・1部在籍連続50年(100シーズン)という、区切りの大記録達成の今季、最下位に 沈んだ名門・専修大。連続記録がちょうど100で途切れるという「美し過ぎるヤな予感」をはらみつつ、 入替戦の今日を迎えた。平成13年春季以来、2年ぶりの最下位だった。 この専大に対するのは、これまた伝統校の青学大だった。1年前の春リーグ入替戦で2部降格の憂き目 を見たが、ようやく復活のチャンスをつかんだ。 戦前の予想では、専大側は強力新人留学生・トン舟の1点はほぼ確実に期待できるが、あとはほぼ互角。 青学大側とすれば、全日学ベスト4の加登・小森組のダブルスはやや有利で、あとはやってみないと わからないという感じだった。 トップで伊藤(専大)は村守(青学大)のカットを3−0ストレートで打ち抜いた。専大は勢いの出る 幸先の良いスタートを切った。そう言えば、2年前の入替戦(日大戦)でも、劣勢の専大は伊藤の完璧な カット打ちを機に逆転勝ちを飾っていた。こりゃあ、縁起が良い。 2番は、キャプテンの長谷川(専大)が登場したが、ここは2部敢闘賞プレーヤーの山本(青学大)が強く、 3−0ストレートで押し切っていた。これでチーム状勢は1−1となった。 3番ダブルスは、菅原・河野組(専大)vs加登・小森組(青学大)の対戦。専大ペアは、初めは長谷川・ 菅原組だったものを、成績不振に伴い春リーグ期間中に組み替えた、言わば急造ペア。片や青学大ペア は既述の通り、全日学ベスト4の実績を誇るペア。となると、結果もほぼ予想通りで、3−1で青学大 ペアが勝ち切った。これで青学大は2−1と一歩リードした。 4番は1年生同士の対戦となったが、これはポイントゲッターであるトン舟(専大)が福山(青学大)に 3−0ストレートで圧勝していた。正直言って、オーダー交換後から、最もカタイと見られていた結果が その通りになった、ということだ。トン舟は新人とは言え、既にチームのエースの強力留学生。ここで 負けるわけにはいかないところだ。 結局、3〜4番は、両チームの得点源が互いに取り合い、1−1という結果になった。1番から4番まで の通算でも2−2の、全く互角の両校の形勢だった。 5番ダブルスは、伊藤・犬伏組(専大)vs山本・大和田組(青学大)の対戦となった。勝った方が王手と なる重要な一戦。専大ペアは、これがエースダブルスだったのに対して、青学大ペアは加登・小森組に 次ぐセカンドダブルス。その差でもないだろうが、結果は予想以上に差が付き、3−0ストレートで 専大ペアが勝利を収めた。専大、残留への王手。 6番は、今春1部で4戦全敗だった河野(専大)vsキャプテンの加登(青学大)の対戦となった。この 前振りを見ると加登有利と思いたくなる。3番ダブルスで加登が勝っていた事も合わせて考えれば なおさら加登有利という感じにもなるところだが…実際は全く逆の結果となった。ラストの犬伏(専大) vs大和田(青学大)に回ったとしても専大有利と思われることで気楽さもあったのかも知れない。第1、 第2ゲームはジュースにもつれ込む展開ではあったが、これを乗り越えて連取し、第3ゲームは11-8。 3−0ストレートで勝負を決めた河野が、チームを4−2の勝利に導いた。 何とか連続1部在籍記録をつなげることに成功した専修大。しかし、ここ数年続いている戦力の弱体化 に根本的な手が打たれたわけではない。正直言って、今回の残留にはラッキーな要素もいくつかあった と思われる。その最たるものは「相手が今の青学大だった」こと。主力が去年と同じで手の内を知って いる上に、特に爆発力がある選手もいないということが幸いした。思えば、平成12年度の春リーグ後は 潮崎が入学した淑徳大が、去年(平成14年度)の春リーグ後は福岡が入学した日大が、それぞれ昇り竜の 勢いで一気に1部に昇格して来たが、今日の入替戦の相手があんな勢いのあるチームだったら、多分 ひとたまりもなかっただろう。幸か不幸か、「最近停滞気味の名門校対決」というところで救われた。 ただ、ラッキーはそんなに続くものではない。チーム全体の底上げが図られなければ、今後も1部の 下位(入替戦)のお世話になることも考えられる。 青学大は、これで2部生活が1年半に及ぶことが確定した。今回の専大に勝てなかったことで、今秋後も 1部復帰は困難な雰囲気が出てきた。2部生活も長くなると慣れてしまうが、果たして…。 男子2・3部入替 国学院大 1−4 日本体育大 (日本体育大は2部昇格) 日本体育大は3部決定戦で神奈川大に4−0ストレートで勝利し、入替戦に進出した。 入替戦は、「土俵際の凌ぎの王様」・国学院大vs日体大の対戦となった。 1・2番の4年生対決を連取し、2−0と幸先よくリードした日体大は、3番こそ落としたものの、 4・5番で蒲が単複2点を叩き出し、一気に4−1で勝利を決めた。 この男子2・3部入替戦は7点制(6単1複)で、その前の3部決定戦も同じ7点制ということもあり、 毎回、最終ゲームとなることが多い。大体、5〜6時が終了予定のメドになるが、今回は4時過ぎに 終了した。決定戦が4−0、入替戦が4−1と、ワンサイドなスコアであったことが時間短縮効果を 出した。 いつもの粘りを見せることなく、ついに3部降格となった国学院大。逆に、ついに2部復帰を果たした 日体大。日体大はこれで男女揃っての2部となるが、まずは2部で優勝争いをしている女子部と同じ 地位を目指したいところだろう。 女子2・3部入替 東洋大 2−4 筑波大 (筑波大は2部昇格) 筑波大は創価大との3部決定戦に3−0ストレートで勝利し、入替戦に進出した。 東洋大vs筑波大の対戦となった一戦は、トップでゲームオールジュースの激戦を尾嶋(筑波大)が取る。 東洋大も2・3番で木村が単複を取り、2−1と逆転したが、筑波大は大物新人・重本が4・5番の 単複を制して3−2と再逆転。そのまま4−2で押し切って2部昇格を決めた。 奮闘及ばず3部落ちとなった東洋大は、現状のチーム状態では仕方のないところか。一方、筑波大は 男子も1部残留を果たし、ハッピーエンドの入替戦となった。女子部もかつては米倉・今坂を擁し、 1部の上位に顔を出したこともある。今後、あの再来はあるか?卓球のページへ