平成15年度・春季・関東学生リーグ戦の予想 5月14日(水)〜18日(日)の5日間、代々木第2体育館において行われます「平成15年度・春季・ 関東学生リーグ戦(1・2部)」の予想をアップします。 日程にはウイークエンドも含まれています。また、11点制になり、短縮された試合時間のメドも ついたため、今シーズンは昨秋に比べ、第2日から第4日の試合開始時間が1・2部とも45分間 遅らせてあります。2部の試合も正午スタートです。(初日はセッティングや開会式の都合があり、 また、最終日は表彰式・閉会式、撤去の都合があり、共に昨秋と同じ試合開始予定時間です)。 試合時間は最短で1時間半、最長で4時間というところですので、8時頃まで試合が行なわれている 可能性があります。平日の学校帰り、仕事帰りの方も足をお運びいただき、大学卓球界トップの プレーを、是非、ご観戦下さい。(5月19日(月)から行われる世界選手権・パリ大会(個人戦)の 直前ですが、関東学連の大学生で代表入りしている選手はいませんので、各チーム、ベストメンバーでの 戦いが期待されます)。 会場の代々木第2体育館は、JR山手線・原宿駅、及び地下鉄・千代田線・明治神宮前駅より徒歩 5分です。 入場料は、一般600円、大学400円、高校生以下無料です。 女子1部 淑徳大 21世紀に入ってから丸2年が経ったが、大学女子卓球界で未だ負け知らずの快進撃を続けているのが 淑徳大。インカレでは世紀またぎの3連覇中、関東リーグでは4連覇中(全て5戦全勝優勝で、現在、 平成12年度秋季リーグ最終日から続く21連勝中)だ。しかも関東リーグでは3シーズン連続で 最終日を待たずに優勝を決めるというオマケ付き。 今年も去年からの戦力ダウンはなし。(短大卒の工藤は抜けたが、穴は小さい)。連勝、そして連覇が 続く可能性は高い。 2年連続キャプテンの潮崎は、現在、リーグ戦通算成績は1部16勝(5敗)。2部での5勝と合わせて 21勝。ポイント計算により特別賞受賞が確定しているが、今年1年で、1部だけの勝ち星を20勝 台に乗せるのは確実な状勢。その達成の時が今季か来季(秋)かの違いだけだ。全日学でもランク 入り(ベスト16)しているが、一昨年の全日学が準優勝だっただけに、これはむしろ出来が悪い方。 その借りを返すように、全日本ではベスト8入りする大活躍を見せていた。しかも、チャンピオンの 梅村(日本生命)にフルゲーム・9-11と肉薄し、女王を最も苦しめた。その後、東京選手権でもベスト8 入りし、ハイレベルな実績をコンスタントに維持し続けている。ダブルスでも実績は凄い。 大学女子卓球界で唯一、実業団や強豪高校勢と互角に渡り合えると言える淑徳大。牽引車として、 その先頭を引っ張っているのが潮崎だ。 潮崎に続く2番手…というより、潮崎と並ぶツインエースは藤井。現在、リーグ戦通算成績は13勝 3敗で、今秋にも特別賞を確定させようかというペースを刻んでいる。全日学では2年連続ベスト4 入りを果たしているが、特に去年の松山全日学での3位は、日本人唯一の4強入りということもあって 評価も高い。全日本ではランク入りを逃したものの、全日本以上のレベルと評される東京選手権で ベスト4入りし、表彰台に昇った。入学以来のこの丸2年、チームは全勝街道を走っている。今季も 不敗神話の立役者として、藤井の活躍が続くか?。 陳微娜は、昨秋、5戦全勝で優勝に最も貢献し、殊勲賞(MVP)と優秀選手賞をダブル受賞していた。 去年1年間で通算9戦全勝と負け知らず。これは並み居る強豪留学生達の中でもナンバーワンの 実績だった。関東学生は準優勝、全日学はベスト16、東京選手権はベスト8。ハイレベルの安定性を 誇っている。 西岡は、昨季は成績が悪かったが、それでも通算は9勝3敗のハイアベレージ。ペースとしては 特別賞受賞の可能性が濃厚。後半起用が多く、試合機会が少な目でありながら、着実に勝ち星を 積み上げている。ラストで優勝を決める場面が多く、そういった「運」も持ち合わせている。 一昨年は潮崎と、去年は工藤と、それぞれダブルスを組んでいたが、今年はまた新たなパートナーとの ペアで貴重な戦力となるだろう。 新人の今福は、故障のため単複とも4シードを得ていた新人戦を棄権した。あれから半月。回復して いれば、過去の実績からして当然レギュラー入りするだけの力は持っている今福。特に団体戦では 仙台育英高のインターハイ団体2連覇に大きく貢献していただけに、期待度も高い。 万一、今福の故障が癒えていない場合は、同じく1年生の藤谷が起用される可能性が高いと見る。 ただ、新人戦では活躍を見せられなかっただけに「絶対」とは言えず、場合によっては佐藤(友)、佐藤 (美)あたりの起用になるかも知れない。 淑徳大の強さを絶対的なものにしている要因の1つが「ダブルスの強さ」と言える。 今年も、去年に続きエースダブルスは、当然、潮崎・藤井組だろう。今大会のプログラムの表紙にも 取り上げられているが、まさしく「今大会の顔」だ。(潮崎は、去年の春リーグに続き、2年連続の プログラムの表紙。ま、今年の場合は藤井がメイン気味ではあるが…)。このペアで、全日学3位、 東京選手権3位、世界大学優勝、といった輝かしい成績をあげ、メダルを獲得し続けている。特に 藤井は、一昨年の高橋美貴江とのペアでの7戦全勝に続き、去年は潮崎とのペアで8戦全勝。2年間 通算で15戦全勝。一昨年の全日学では、高橋と組んで全日学に優勝している。表紙を飾っても 恥ずかしくないだけの実績を残して来ている。果たして、この強豪ペアを破れるダブルスが、出現 するのか?。チームの連勝ネタと共に、興味が持たれるテーマだ。 セカンドダブルスは、工藤の卒業に伴い、西岡が新しいパートナーと組む可能性が高いと思われるが、 果たして誰か?。東京選手権のダブルスでもベスト4入りした陳微娜が、ルール上、単複起用できない のは惜しいとは言え仕方ない。日本人の内、単純にシングルスの強さで言えば今福が選ばれるの だろうが、果たして故障の具合はどうか?。回復していたとしても、異質を使う西岡の変則卓球との ダブルスは、一定以上のコンビネーション練習をこなしていないと自滅を招く危険性もあるだけに…。 3年連続年間団体戦3冠完全制覇(春秋の関東リーグ+夏のインカレ)に向けて、まずはこの春リーグ で快勝し好スタートを切りたい淑徳大。今福の故障以外、特にマイナス要素も見当たらない。(今福が 完治している可能性だってあるし…)。東京選手権のベスト8以内に3人が入る実力からすれば、 今季も安泰、と見るのが普通だろう。 大正大 昨秋、淑徳大に2年ぶりの黒星をつける直前まで迫った大正大は、当時の主力が4人卒業した。 (佐藤(麻)、キ林、鮎田、片野)。特に、全日学2位だったキ林の穴は大きいと予想された。 残存勢力と新戦力の組み合わせで、去年までとはチョット違う大正大となりそうだが、果たして 結果はいかに。 今季もチームを引っ張るのは3年生の大畑だろう。過去2年間で通算17勝(2敗)という成績は 強豪揃いの同期生達(藤井(淑徳大)は13勝3敗。柏木(中大)は12勝8敗)を抑えて、堂々の トップ。今期中に特別賞を確定させるのは、ほぼ確実だろう。全日学でも2年連続ベスト8と 強さを発揮。留学生選手にも互角以上の戦いをするところが強味だ。特に今年から女子1部の6校 全てに留学生選手が揃った。留学生というだけでコンプレックスを持って精神的に劣勢に立っている ような選手には活躍の場は少ない。意識過剰にならず、単純な「実力勝負」が出来る大畑は、その点でも 有利だろう。 2番手は、キ林に代わる中国人留学生・孫博と見る。何と言っても、平成12年〜13年の、2年連続 インターハイ優勝という実績を引き下げての登場だけに、注目を集める。同じように、インターハイ 2連覇の実績を持って大正大に入ってきた先輩留学生・馬佳は、1年時に全日学で優勝していたし、 その前にインターハイ2回優勝の陳媛(現・東郷媛)も強かった。ただ、孫博が先輩留学生達と違うのが 高卒後、去年1年間のブランク。これが悪い方に響いてか、先輩留学生達が当然の様に優勝してきた 関東新人戦では、優勝候補筆頭の予想を裏切り、ベスト4に終わっていた。その実力の真価を問われる 今季の5日間となるだろう。同じ仙台育英高出身の先輩・大畑と並んで「2枚看板」と評されるように なるか?。新人戦の屈辱をパワーに変えれば、当然、大活躍もありうるが…。 3番手は、同じく新人の西田(泉)ではないかと予想する。新人戦ベスト4は孫博と同じ成績だった。 左利きということで、ダブルスに起用される可能性も高く、いきなりデビューシーズンから単複2点に フル起用でチームの命運を握るかもしれない。 4番手以下は、予想が難しい。いずれにせよ、3〜4人の日替わり起用ではないかと思われる。 候補者は、キャプテンの池田(陽)をはじめ、西田(梓)、佐藤(理)、新人の池田(祐)、高畠、といった ところか。この辺りのメンバーの得点能力も見極めは難しい。 ダブルスは、去年までは、佐藤(麻)、片野、鮎田が絡んだペアがフル起用されていたので、彼女達の 卒業に伴い、新しいペアが2組起用されることになる。 エースダブルスは大畑の組むペアになるだろう。パートナーは普通に予想すれば、左利きということ からも、また、実力的にも西田(泉)ではないか?と思われる。 セカンドダブルスは微妙だが、新人戦で準優勝した池田(祐)・高畠組の起用が最有力か?。(それ以外 では、どういうペアリングで誰と誰が組むのかも予想困難だし…) 毎回のことながら、淑徳大が3シーズンも連続して最終日を待たずに優勝を決めてしまっているのは、 前シーズンで2位だったチーム(今季で言えば大正大)が4日目までに2敗以上を喫し、最終日決戦に まで持ち込めないことによる。それだけ2位〜6位の差は少ないとも言えるが、淑徳大の一人勝ちを 許さないのは、いわば前季準優勝チームの責務だろう。優勝決定後の最終日に消化試合は見たくない。 今季を盛り上げるのも、しらけさせるのも、大正大にかかっている。 日本大 昨秋は、平成6年秋季以来、16シーズンぶり(8年ぶり)の1部復帰を果たした直後だったにも かかわらず、Aクラス入りという結果を残した日本大。但し、勝敗は2勝3敗の負け越しで、最終日を 迎えた段階では最下位候補筆頭だったところからの大どんでん返しによる3位だった。 千葉インカレでも惜しくもランク入りを逃し、松山全日学でも1部校で唯一の単複ともノーランクに 終わるなど、チーム力としては「トップレベルまで今一歩」というところだった。しかし、今年は 「本当に」強いかも知れない。 エースは2年生になった福岡だろう。世界大学で銀3(団体、複、混合複)、銅1(単)と全種目に入賞 する大活躍をした後、帰国直後の昨秋リーグで単複ともに4勝1敗、計8勝2敗の好成績を残した。 しかも、留学生を含む強豪選手に連続して勝ってのこの結果は評価も高い。全日学と全日本では、共に 「ランク決定戦で第1シードと当たる、第32シード」に入る不運もあり、それぞれ潮崎(淑徳大)と 梅村(日本生命)に惜敗していたが、国際大会で見せる高い実績でもわかるように、実力は十分トップ クラス。今年はいよいよ、団体戦を含む全種目で頂点を狙う年となるだろう。 去年のゴールデンルーキーが福岡なら、今年のゴールデンルーキーは、同じ四天王寺高からやって来た 坂本(沙)。父親の坂本憲一監督は、かつてインターハイや全日学で優勝した名選手だったが、その 血筋を受け継いで、娘も高校生にして既に単複共に全日本ランクに入っている逸材だ。(しかも、単は 高一時と高三時の2回の16強入り)。新人戦でも優勝候補筆頭と見られていた孫博(大正大)を 破り、準優勝に輝くなど、まずまずの好スタートを切った。リーグ戦デビューシーズンの今季とは 言え、過去の実績から判断すれば、単複に福岡を上回るエース級の活躍をするかも知れない。 キャプテンの張虹は、下級生時の方が成績が良く、去年はやや成績を落としたが、最上級生となった 今年は復活を期するだろう。2年半の2部生活では強敵は少なかったが、初の1部となった昨秋は 2勝3敗の負け越しを喫した。ただ、これは3敗した相手が3人共このシーズンで5戦全勝と好調の 選手達だっただけに、相手が悪かったとも言える。通常なら1部でも3〜4勝が期待できるのが張虹 の実力レベルだろう。 4〜5番手は、森門、川島、大橋あたりからの起用になるだろう。勝ち星を荒稼ぎするような活躍は 難しいかも知れないが、少なくとも相手校の4〜5番手クラスと対戦した時の1〜2勝ずつは期待 しても良いだろう。 ダブルスは、去年、福岡・大橋組という1年生ペアが4勝1敗と活躍したが、今年はどうするか。 福岡・坂本(沙)組という、四天王寺高出身ペアに組み替える可能性が高いと、個人的には勝手に予想 するが…。セカンドダブルスは、森門、川島、大橋に坂本(詩)を加えたあたりから2ペアくらいを 作り、日替わり起用するのではないか?。(もちろん、福岡・大橋組を残し、坂本(沙)+誰か、のペアと で、「2ペアとも中堅レベル」という戦い方もあろうが…) 張虹、福岡、坂本(沙)、そしてダブルス。4点をあげる準備は整った。2年連続で、日本人としては 最強の選手(福岡と坂本(沙))を補強できたことはチーム構成上からも大きい。1年余りの短期間で 2部優勝→1部昇格→1部優勝、と、日大女子の初優勝が達成される可能性も、ある(チョットだけど)。 中央大 昨春は準優勝だった中央大も、秋には日大に敗れた1敗が痛く、Bクラスに沈んだ(4位)。昨秋優勝の 男子に続いて優勝を狙いたいところだが…。 エースは、文句なく柏木。昨秋は5戦全勝で、通算成績も12勝8敗。昨春までで通算が負け越して いたということが不思議だが、とにかくこれで一気に局面を打開した。今年中に特別賞を確定させる 可能性もある。全日学でも2年連続ランク入り。そして、東京選手権ではシングルスベスト8、 ダブルスでは優勝、という大活躍を見せた。(ダブルスパートナーは曹冬梅だったので、この優勝が 今季には直結しないが…)。いずれにせよ、柏木の単複に渡る活躍なくして、チームの浮上はあり得 ない。 強豪留学生の曹冬梅は、去年前半は無敵の強さを誇ったが、後半はややスローダウン気味だった。 新人戦の単複2冠王に始まって、春リーグでの5戦全勝。関東学生の単3位、複2位。しかし、秋 リーグでは2勝2敗。インカレも含めて「曹が負けるとチームも負ける」という試合が続いている。 それだけチームにとって存在が大きいということだが…。しかし、スローダウンしたとは言っても 全日学はベスト8、東京選手権ではダブルスで優勝。やっぱり強い。チームとしては、ダブルスで 使えないのが勿体無いところ。 3番手以降に悩みがある中大。本来であれば、去年のインターハイダブルスチャンピオンである新人・ 渡辺に単複フル稼働の活躍を期待したいところだが、故障などの関係で新人戦にも欠場する状態で、 現在、どの程度の戦力となるのかは未知数。完調になっていれば、それこそ「いきなりの活躍」もあり 得るかも知れないが、果たして…。 その他の選手としては、キャプテンの沼田以下、和田、米田、井口あたりの起用が予想される。関東 学生ランカーの沼田は、実力的に言っても、また主将という立場から言っても、1部リーグで未勝利と いうありがたくない肩書きを1日も早く消したいところだろう。 ダブルスは、まず柏木のパートナーが去年の同じく、同級生の米田なのか、組み替えがあるのかが 予想困難。渡辺の今の状態とも絡んでくるし…。セカンドダブルスも、柏木のパートナーを外れた 者が組む可能性が大きく流動的。過去の起用実績だけで言えば、4年生ペアの沼田・小野組や2年生 ペアの井口・鈴木組の日替わり起用だろうが、このデータがどの程度参考になるかは、…不明。 結局、柏木と曹冬梅の2枚看板に続く戦力が重要になってくると思われる中央大。となると、やっぱり 気になるのは渡辺のコンディションか。 専修大 今季、専修大女子は2つの意味で大きな区切りを迎えた。 1つは1部在籍記録。昭和28年に創部された専大女子チームは春リーグで2部優勝、即1部昇格。 以後、昭和28年秋季以来50年、今季で100シーズン連続1部在籍を達成した。優勝回数も38回 と、男女を通じてダントツのトップをひた走る。4割近い優勝確率って、何だ!?という感じだが、 かつて13シーズン連続優勝などの、とてつもない貯金を作ったことが利いている。男子も111 シーズン連続1部在籍記録を継続中だが、「男女揃って、1度も1部から降格したことがない」という 伝統を、どこまで延ばせるかが注目される。 もう1つの大きな区切りは外国人留学生の入学。去年、関東の女子に急増した留学生選手。その影響で 春リーグ時には、専大と青学大の2校のみが「留学生のいないチーム」だった。が、青学大は春季後に 2部落ち。昨秋は、ついに「女子の1部校で唯一、外国人留学生がいないチーム」となり、苦戦に拍車が かかっていた。そして、ついに今年は男女を通じて専大史上初の留学生選手を獲得するに至った。 これで関東の女子1部6校全てに留学生選手が揃ったことになる。もちろんこれは史上初のこと。 チームとしても、関東学連としても、1つの新時代のスタートとなる。 戦力的に見ると、今年も苦戦は免れそうにない専大。4年連続全日学ランカーだった田中の穴が 大きい。正直言って、最下位候補筆頭と言わざるを得ない。 今年のエースは、注目の新人留学生・トン舟だろう。インターハイでの「優勝目前」の活躍を引き下げ ての入学で、新人戦ではいきなり単複2冠を制した。予想以上の活躍ぶりで、ちょっとビックリした。 これで他校の留学生選手にも引けを取らない実力は証明され、田中のシングルス分の穴を埋めるメド は立った。ただ、どうしてもダブルス分の穴が残ってしまうのが悔やまれる。 2番手以降は、既に中堅レベルのダンゴ状態。新人が即エースの上に、準エースと呼べる選手がいない ところが厳しいチーム状態を象徴している。キャプテンの長谷川以下、永澤、伊藤、犬伏、河野の5人の 内から4人が起用されるであろうという予想は立つが、優先順位、強さの順位は不明。日替わり起用の 可能性も極めて高い。本来であれば、一昨年の関東学生で8強入りという実績を残した伊藤あたりが もっと成績を残して欲しいところだが、現実は厳しい。犬伏の紙一重の勝ち越し(3勝2敗)以外は、 メンバー全員が通算成績で大幅に負け越している。 ダブルスは、田中の穴が大きく開いたまま、トン舟で埋めることも出来ず、頭が痛いところ。田中は シングルスこそ特別賞を逃していたが、ダブルスでは25勝(13敗)と勝ち星を稼いでいただけに …。結局は長谷川、永澤、伊藤、犬伏、河野の5人の中でペアリングして回して行くしかないのだが…。 去年も組んでいた犬伏・河野組をそのまま残すか、左利きの伊藤を使って新しいエースダブルスを 作るかも微妙なところだろう。 昨年は春秋共に紙一重の最下位回避をしたものの、さすがに幸運がそう何度も続くとも思えない。 平成9年〜10年の2年間は4シーズン連続優勝を遂げていたが、平成11年以降のこの4年間は 一転して勝ち越したシーズンが1季もない。今年はマジでヤバいんじゃない?。 100シーズン連続の区切りが別の意味での区切りにならないことを切に願う。 東京富士大 富士短期大が4年制として生まれ変わり、今年で2年目となる東京富士大。4年制初年度の去年は インカレで13年ぶりに決勝に進出する活躍を見せたものの、リーグ戦では春4位、秋に至っては 何と最下位という、意外な結果に終わった。しかし、今年は去年の主力が全員残った上に新戦力加入で 昨秋の二の舞のようなことはないだろう。 エースは、関東学生単複2冠王であり、全日学でもシングルスで優勝を飾っている劉テイテイだろう。 特に個人戦で圧倒的な実績を残してきている。3月の日本リーグ・ドリームチャレンジカップでは 準々決勝で故障、棄権し、「大丈夫か?」と思われたが、翌週の東京選手権ではベスト16に入るプレーを 見せていたので影響はないと見る。今大会はポスターのモデルにもなった。ま、関東学生と全日学を 両方制しているんだから、そりゃあ、「今大会の顔」と言っても異論はないだろう。ただ、不思議と リーグ戦では勝率が思わしくない。まだ、1年間10試合のデータしかないので断定は出来ないが、 通算5勝5敗の勝率5割というのは並の数字。果たして、個人戦で見せるような勝率10割の強さを リーグ戦のステージで発揮出来るか?。 湯原は短大2年時からの3年連続キャプテンを務めることとなった。短大→4大の、学校制度の変更 期に在学した巡り合わせと実力が揃わないと出来ない、貴重な体験だ。さて、戦績の方は、通算12勝 11敗とほぼ互角。紙一重で勝ち越している。短大時代一度は消えた特別賞の可能性は4大編入で 復活したものの、再び厳しくなって来た。今年1年で8勝は正直言ってチョット厳しい数字。しかし、 入学以来、丸3年、個人戦(関東学生と全日学)でランク入りを逃したことがない、という安定した実績 からすれば、不可能とは断定出来ない。全日本では木方(協和発酵)と組んだ混合ダブルスでベスト4に 入るなど、日本のトップレベルの力も潜在的には持っている。単複フル回転が必至な湯原の動向は、 主将としても、一選手としても、チームの浮沈の鍵を握る。 去年まで短期大学部に所属し、2年間通算12勝4敗で特別賞を受賞した河村は、今年、4年制の 3年に編入した。事前にわかっていれば、昨秋の特別賞受賞はないところだったが、…ま、いいか。 こうなったらあと2年で8勝以上して、ちゃんと20勝以上の成績で卒業して欲しいところだ。 去年は世界大学の代表にもなるなど、活躍を見せたが、個人戦のシングルスでは上位進出が成らず、 今年は真価を問われる年になるだろう。 今年25歳になる姉貴分の高橋は1部通算4勝5敗と、苦戦が続いている。全盛期は過ぎたか?と いう印象も受けるが、果たして「まだまだ!」という活躍が出来るか?。場合によっては、1年生に レギュラーの座を脅かされる可能性も感じるが…。 松山全日学でベスト16入りし、全日学チャンピオン会から最優秀新人選手賞を授賞していた三河も その真価が問われる。個人的には、リーグ戦通算1勝2敗、全日学ランク16位の選手に授賞した チャンピオン会の選考を疑問に思う。そんな私をギャフンと言わせる様な活躍が出来るか?。 新人で期待が集まるのは、平田と森藤の2人。2人揃って新人戦ではシングルスベスト8、ダブルス ベスト4、という成績だった。まずはレギュラー取りからスタートする格好になるが、先輩達の一角に 割って入りたいところだろう。 ダブルスは、エースダブルスの湯原・河村組が、昨秋、何と5戦全敗という散々な成績に終わったが、 個々の能力は高いし、この2人を使わない手はないので今季もこのペアで変更なしと予想する。 千葉インカレ準優勝の原動力(6勝1敗)でもあったことだし、チャンスを再び、ということで…。 セカンドダブルスは、新人戦ベスト4の1年生左右コンビ・平田・森藤組が最有力か?。勿論、過去には 高橋・三河組、三河・國松組なども起用された実績があるものの、これらは勝率も低くかったし…。 NTの監督を兼任する西村監督は、この春リーグ終了翌日の5/19(月)から始まる世界選手権(個人戦) パリ大会の監督でもあるため、リーグ戦に全力を注げる状態ではない。しかし、それ以外にはチームに 特にマイナス要因は見当たらず、上昇気運にあると見る。昨秋の最下位のような事態の再現は考え られない。それどころか、選手の質と層からいっても、淑徳大に一泡吹かせるとしたら、東富大である 可能性も大きい。初日にいきなり対戦する淑徳大vs東富大の一戦が注目される(って、24時間後には、 もう終わってる試合だ) 女子2部 今年も去年に続き、「3強3弱」の争いとなると見られるのが女子2部。 昨秋、33年ぶり(らしい)の2部優勝となった早大女子は、今年も戦力ダウンなしで戦えるところが 強味。関東学生ベスト8の秋山と、同ベスト16の仲村が今季も2枚看板となるだろう。特に主将の 秋山は昨秋のMVP(2部敢闘賞)でもあり、期待が最も大きい選手と言えるだろう。3番手以降も 昨秋4戦全勝の梶原をはじめ、2部でならかなり通用する選手が揃っている。ただ、2部とは言え、 追われる者の立場としての連覇は簡単なことではない。ディフェンディングチャンピオンの立場 など、早大女子の選手は経験がほとんどないだろう。精神的に受身になってしまうと勝機も遠のく。 正直言って、今季2部2連覇が成ったとしても、1部昇格は困難だろう。「まだまだ、もっと上を 目指す」チャレンジ精神を持って戦えば、勝機も増えるだろう。 日体大は白根は卒業したものの、澤村、李などが残り、まだまだ優勝を狙える戦力がある。エースの 李は昨秋5戦全勝だったし、澤村は単複共に3勝ずつをあげ、計6勝を上げていた。得点の計算が 出来る選手がいるチームは有利だ。昨秋、惜しくもタナボタ優勝は目前で成らなかったが、今季は 混戦を制したいところ。 1部から降格して来た青学大は、昨秋、まさかの3勝2敗、まさかの2部3位という結果に終わった。 2部では優勝候補筆頭だろうと予想していたのだが、日体大、早大に連敗を喫した。主将の加登を はじめとし、小森、山本、関口、村守といったメンバーは、高校時代のネームバリューで言えば2部では ナンバーワンと思われるのだが…。加登・小森組のダブルスの全日学ベスト4入り、などというのも 他の2部校ではなかなかできないこと。まだまだ、チーム内は1部時代に貯金した力が眠っている。 2部生活に慣れてしまう前に、早期の1部復帰を図りたいところだ。 Bクラスの3校は、今季も前期同様、4位・日女体大、5位・東女体大、6位・東洋大、といったところに 落ちつくのではないか、と予想する。勝敗数も大体予想がつき、日女体大・2勝3敗、東女体大・1勝 4敗、東洋大・0勝5敗、か。編成順で、上のチームには勝てないが、下のチームには負けない、という のが共通するパターンだろう。 東洋大は、4月中旬の時点まで部員が4人しかおらず、プログラムに掲載されているのもこの4人 のみ。5単2複を戦うための頭数をその後の追加登録でようやく揃えた格好。勝ち負け云々より、 試合が成立することに価値がある(?)。卓球のページへ