平成15年度・春季・関東学生リーグ戦の予想

 5月14日(水)〜18日(日)の5日間、代々木第2体育館において行われます「平成15年度・春季・
 関東学生リーグ戦(1・2部)」の予想をアップします。

 日程にはウイークエンドも含まれています。また、11点制になり、短縮された試合時間のメドも
 ついたため、今シーズンは昨秋に比べ、第2日から第4日の試合開始時間が1・2部とも45分間
 遅らせてあります。2部の試合も正午スタートです。(初日はセッティングや開会式の都合があり、
 また、最終日は表彰式・閉会式、撤去の都合があり、共に昨秋と同じ試合開始予定時間です)。
 試合時間は最短で1時間半、最長で4時間というところですので、8時頃まで試合が行なわれている
 可能性があります。平日の学校帰り、仕事帰りの方も足をお運びいただき、大学卓球界トップの
 プレーを、是非、ご観戦下さい。(5月19日(月)から行われる世界選手権・パリ大会(個人戦)の
 直前ですが、関東学連の大学生で代表入りしている選手はいませんので、各チーム、ベストメンバーでの
 戦いが期待されます)。

 会場の代々木第2体育館は、JR山手線・原宿駅、及び地下鉄・千代田線・明治神宮前駅より徒歩
 5分です。
 入場料は、一般600円、大学400円、高校生以下無料です。


男子1部


 中央大

  昨秋、5戦全勝で見事に2シーズンぶりの優勝を飾った中央大。秋リーグは過去2年間連続優勝と
  なった「秋の王者」。春リーグだけを見ると、一昨年3位、去年2位と来ているので、順番で行くと(?)
  今年は優勝なのだが、そう簡単に行くかは…?。

  去年まで、チームの主軸を担って来た選手達が一気にごっそりと5人も卒業したのが痛い。渡邊(隆)、
  布川、河又(敏)、松島、清水、と…。その中でも、リーグ戦通算30勝をあげていた特別賞プレーヤー・
  渡邊(隆)の穴は大きい。去年は全日本でもランク入りしていたし、1年時から4年間、エースであり
  続けていただけに…。

  渡邊(隆)に代わり、今年からエースとなるのは、同じ左シェークドライブ型の田中だろう。昨秋の優勝
  にもシングルス5戦全勝で大きく貢献していた。関東学生ベスト4も渡邊(隆)と並ぶ成績だし、松山
  全日学ではベスト4入りし、青森大のメダル独占を防いでいた。全日本学生チャンピオン会から最優秀
  新人選手賞を受けていたが、学年に関係なく、既に男子学生界を代表する選手の1人と言える。今季は
  左の特長を生かし、ダブルスに起用される可能性も高いが、パートナーは同期の河又(大)か、あるいは
  …。いずれにせよ、田中の単複での出来がチーム成績を大きく左右することになるだろう。

  キャプテン・井内は、「優勝を決める決勝点」に縁がある選手。一昨年秋季はラストで勝って優勝を決め、
  去年の春は敗れて優勝を決められた。そして昨秋は再び優勝を決める決勝点を挙げた(実質上は2台
  進行で行なわれたラストが先に優勝を決めていたが、記録上は井内が決めた格好)。過去2回のチーム
  優勝の決勝点を叩き出すという「場」に居合わせる強運を持ち合わせたラッキーボーイでもある。
  特に、昨秋は、関東チャンピオンの並木を破る星を含むシングルス4戦全勝で、実績的にも申し分
  なかった。その後、地元・四国(徳島市立高出身)の松山全日学でもランク入りした。
  今年は2番手ということで前半起用が増えることも予想され、決勝点に絡むシーンは見られないかも
  知れないが、チャンピオンチームをまとめ役としてのリーダーシップにも注目したい。なお、今季
  リーグ戦は井内の選手宣誓で幕を開ける(前季優勝チームの主将ということで)。

  3番手は河又(大)が最有力かと思われる。松山全日学で成紅光(愛工大)に勝ってランク決定戦まで
  勝ち残っていた。卒業した兄、河又(敏)の後を受け、チームの中枢の一角となれるか?。

  4〜6番手となると、増田、白神、野田の上級生に新人の広島らを加えた4〜5人程の中からの交代
  起用が濃厚か。白神は1年時のスタートのみは良かったが、以後、2年間、活躍が見られない。
  しかし、この2月には関東学連の欧州遠征メンバーにもなり、チームからの期待のほどもうかがえる。
  大学生活の折り返し点を過ぎ、ここで再出発を飾れるか。

  ダブルスは、田中・河又(大)組か、あるいは2年連続関東学生ランカーの井内・増田組か。場合によって
  は、1・2番手ペアの井内・田中組などへの組み換えがあるのか?。

  チームとしては、連覇が達成されれば、昭和34年秋季〜35年春季以来、43年ぶりとなるが、
  果たして結果はいかに?。


 明治大

  去年は、春リーグこそ優勝を飾ったものの、インカレ、秋リーグと連続して中央大に敗れ、尻すぼみの
  格好に終わった明治大。個人戦でも、関東学生ではワンツーフィニッシュを飾ったが、全日学では
  並木と藤井の2人がベスト16に終わったのみで優勝争いには絡めず、満足できない結果となった。
  が、今年は去年と比較しても戦力ダウンなしで戦える年で、メンバーを見る限り、優勝候補筆頭と
  言える。過去2年間(一昨年と昨年)は、いずれも春リーグでは5戦全勝優勝を果たしている。
  中央大が「秋の王者」なら、明治大は「春の王者」と言える。
  主力の4年生5人が全員、2〜3月に単身欧州留学を行なうという、異例の強化策を実行したが、
  その成果を出してラストイヤーのスタートを良い形で切りたいところだろう。

  エースは、リーグ戦で圧倒的な成績を残す柳田か?。昨秋も4勝1敗で敢闘賞を受賞し、通算成績も
  25勝5敗としている。特別賞は既に昨春で確定しているが、ここまで来るとどこまで通算勝ち数を
  伸ばすか、に注目が集まる。30勝台に乗せることはほぼ確実だが、その先は…。まずは今季で
  どこまで大台に迫れるかに注目したい。5戦全勝ならちょうど30勝となる。
  地力はある柳田ながら、個人戦は去年の関東学生2位以外はランクにも入れない成績が続いている。
  特に全日学での3年連続ランク落ちは、高校時代の実績などからして不本意極まりないところだろう。
  ラストイヤーの復活に向けて弾みをつける意味でも、今季は活躍を見せつけたいところだろう。
  また、キャプテンとして、どうチームをまとめるかにも注目が集まる。

  関東学生チャンピオンの並木は、昨秋の新サービスルール適用後、一時成績を落としたが、その後、
  徐々に持ち直して来た、というところか。昨秋のシングルスは1勝2敗で、その内の1敗は、記録上、
  井内に優勝を決められた決勝失点だった。松山全日学ではベスト16。ランク入りという最低限の
  ラインはクリアしたものの、関東チャンピオンとしては満足できない成績。リーグ戦通算は15勝
  (7敗)と特別賞ペースを維持しているものの、期待が大きいだけに評価は分かれるところ。
  果たして、圧倒的な力で相手を押し切るような王者の強さを発揮出来るか?。

  藤井は、現在通算13勝4敗。後半起用が多く、出番が回って来ないことが多いが、勝率は高い。
  全日学でもベスト16入りを果たしている。試合機会にさえ恵まれれば、特別賞(通算20勝)獲得の
  可能性も十分ある。柳田、並木と合わせて、同一チームから同時に3人の特別賞受賞者誕生という
  快記録達成のためにも、今季最低3勝はしておきたいところだが、果たしてオーダーはいかに?。

  足立と門野は、上記の3人に比べるとやや絶対的な強さにはやや劣るものの、貴重な戦力に違いは
  ない。
  立川オープンに優勝した足立は現在通算7勝4敗。2桁勝利を目指したいところだろう。
  一方の門野は現在通算2勝5敗と負け越している。まずは、イーブンの勝敗を目指すことになる。
  この2人で計5勝があげられればチームの優勝はグッと近付くだろう。

  3年生の川口は来年のチームを牽引していくためにも、今年1年間は重要な年になるだろう。通算
  6勝8敗は、決して自他共に満足できるものではない。自身の卓球人生の中で、全中優勝という、
  5年以上前の栄光が最大のサクセスとなって終わるのか?、それとも今後、一段高いステージまで
  昇るのか?、大学時代の中間点であるこの時期が分かれ目となるかも知れない。

  ダブルスは、一昨年末から組んでいる並木・川口組で変わりないものと思われる。その他のペアでも
  十分戦えるだけの強さはあるが、敢えて冒険をする必要もないだろうし…。

  昨春の優勝で、戦後優勝回数は26回と、専修大に並びトップタイとなった明治大。今年は一気に
  単独トップに踊り出るビッグチャンスでもある。
  今大会終了翌日からは、フランス・パリで第47回世界選手権(個人戦)が行なわれ、松下、田崎、木方
  といったOBが日本の主力として出場する明治大。現役学生からの代表入りがないためにベスト
  メンバーでこの春リーグに臨めることを、むしろ残念に思うくらいでないといけないだろう。
  過去には、田崎も、遊澤も、木方も、入学時に既に世界選手権・日本代表となっていたため新人戦を欠場
  している。ましてや、このフルキャストで優勝を逃すようなことがあってはいけない。
  「絶対優勝!」
  それは重い十字架か?、あるいは当然のシナリオか?


 専修大

  昨秋で、昭和23年春季以来、丸55年間、実に110シーズン連続で1部在籍という記録を達成した
  超名門校・専修大。他の追随を全く許さない孤高の大記録を継続中。ただ、こと優勝となると、平成7
  年秋季を最後に、丸7年間も遠ざかっている。戦後通算優勝回数も永くトップを独走していたが、
  この空白の7年の間に9回の優勝を果たした明治大に急追され、ついに昨春の段階で、26回優勝の
  トップタイに並ばれた。このままだと、今季優勝候補筆頭の明治大に一気に追い抜かれる危険性も
  高い。111シーズン目に、1位(優勝)奪還、1位(優勝回数)死守は成るか?。伝統の力を見せたい
  ところ。

  メンバー的には、大柿と山田が抜けた穴が大きい。特に大柿は、通算25勝で特別賞受賞と、リーグ戦
  に強かっただけに、これを補うのは容易ではない。

  チームを引っ張るのは、まず第一にキャプテンの大谷だろう。通算12勝6敗は、特別賞獲得に
  黄信号が点滅している状態だが、チームとしてはポイントゲッターになってもらわなければ困る
  存在。東京選手権でベスト16入りするなど、地力はある。成績のアップダウンが見られるが、
  「当たってくれ」という感じか。

  3年生の山城は、イマイチの戦績が続いていたが、去年の松山全日学ベスト8で、一躍、本来の実力を
  発揮した。先の東京選手権でベスト16入りし、安定感も増してきた。選手と兼ねて主務としても
  登録しているが、これは今年からの専大男子の新しい試みでトップ選手にも裏方の苦労を経験させ
  ようというもの。逆に言えば、山城は来年の主将候補筆頭ということだ。昨秋までの2年間の通算
  成績は3勝5敗だが、これは今季の参考にはならないだろう。

  4年生の石原と伊藤は去年に引き続き、起用が予想される。現在9勝(6敗)の石原は2桁勝利目前で
  達成は時間の問題だろう。松山全日学でベスト16入りした駒場が4年生にしてリーグ戦初出場が
  成るかは注目されるところ。

  期待の新戦力は原と小山の2人。特に新人戦ベスト4の原は青森山田高出身ということもあって
  注目を集める。左シェークドライブという戦型からも、インターハイダブルス準優勝という実績から
  も、単複フル起用が予想される。
  小山は、新人戦で早く敗退した影響もあり、3年の阿部や川口、2年の猪本あたりとレギュラーの座を
  争う位置ではないかと思われる。

  ダブルスは、原の左腕を生かしたペアリングになると思われる。最も順当なのは、これまでもダブルス
  に多く起用され続けてきたキャプテン・大谷とのペアだが、右のドライブ型の人材が多いだけに
  その他のパートナーとなる可能性も否定は出来ない。もちろん、大谷・石原組というような、かつての
  ペアが復活する可能性も0ではないだろうが…。

  3シーズン連続3位という現状から飛び出したい専修大。第2日の明治大戦に注目が集まる。


 埼玉工業大

  去年の千葉インカレ準優勝の「日本2位」チーム、埼玉工大も関東リーグでは4位が最高位。
  松山全日学でも1部校唯一の単複ノーランクで苦杯を味わっていた。これが現実の厳しいところでも
  ある。
  去年までエースだった特別賞プレイヤー(通算25勝)の張凱は卒業し、新たなリスタートを迫られる
  今年となった。

  今年からのエースは、張凱に代わる強力留学生、新人の阮震杰だろう。何と言っても去年のインター
  ハイチャンピオン。新人戦でも予想通り、実力通り、第1シードを守って優勝を果たした。埼工大が
  インターハイチャンピオンを獲得するのは、同じく桜丘高出身の周ケン(現・新井周)以来、2度目の
  こととなる。過去の埼工大の留学生選手を振り返ってみても、周宏、周ケン、王輝、張凱、といずれも
  何らかのタイトルを獲得して歴史に名を残している強者揃い。そこに「第5の男」として新たな名が
  付け加えられることになる。チーム事情もあり、全勝を期待される立場になるが、期待通りになる
  可能性も高いのではないか。

  阮震杰に1点を期待するのは良いが、チームの勝利にはあと3点が必要となる。となると、注目される
  のは当然、鈴木と有本の単複3点。特に鈴木は、去年の千葉インカレ準優勝の立役者でもあり、
  ポイントゲッターとしての活躍が要求される。有本は(パートナーが張凱だったという事情はあるに
  せよ)、現・関東学生ダブルスチャンピオンという肩書きを持っている。2人共、シングルスは後半
  起用が多く、不戦の関係もあってリーグ戦の勝ち星も決して多い訳ではないが、今年からは「勝って
  もらわなきゃ、チームの浮上もない」という立場。責任の重さの分、やりがいもあると言えるだろう。

  新人・岡崎も高校時代の実力から見るとレギュラー確定でも不思議ではない。新人戦の出来は
  悪かったが、チーム状況から見ると、そう贅沢も言っておれず、フル起用ではないか?と予想する。
  高校時代、同じ愛知で桜丘高の阮震杰と競い合っていた愛工大名電高出身だけに、阮震杰だけに活躍
  させておくわけにはいかないだろう。

  4年生の2人、中野と小林は通算成績がチョット…。キャプテン・中野が3勝16敗、小林は6勝13
  敗…。2人揃って通算20敗以上の「逆特別賞」の危機にさらされている。何とか最上級生の意地を
  見せたいところだが、果たして…。

  今シーズンもまた「創部以来、初のAクラス入り」にチャレンジする埼工大。過去3年間(6シーズン)
  の順位は6位→5位→5位→5位→4位→4位と推移して来ているので、流れとしてはそろそろ3位
  (?)というところではあるが…果たして、結果はいかに。


 早稲田大

  去年、有望新人3人(中野、岸川、岩村)を擁し、2部からの復活は果たした早稲田大だったが、前評判に
  比べるとやや不満の残る出来だった。去年後半で活躍が目立ったのはキャプテンだった田中のみ。
  リーグ最終戦で特別賞に滑り込み、全日学では初のランク入りを果たしていた。が、その田中は卒業
  し、もういない。

  今年もチームの主軸となるのは2年生トリオで間違いはないだろう。

  エース格の中野は、1部初登場の昨秋はシングルスの勝ち星なし、という意外な結果に終わった。
  世界大学・日本代表でポーランドから帰国した直後だったから、という事情を考慮すべきなのかも
  知れないが…。少なくとも去年前半の活躍ぶり(新人戦単優勝・複2位、春リーグ2部優勝、関東学生
  単ランク)が、後半には見られなくなったのは事実。チームとして、単複フル起用が確実な主軸である
  ことに変わりはないので、復活が待たれる。

  岸川も中野と共に単複フル起用でチームの命運を預かる立場。実力的にも新人戦単複共に2位、関東
  学生ランクで、中野とほぼ互角。単複共に3勝以上を期待される今シーズンとなる。
  弟の聖也(仙台育英高1年)は、この関東学生・春リーグ直後の世界選手権に史上最年少(?。明徳義塾
  高1年で1991年の千葉大会に出場した仲村とどっちが最年少か?微妙なところ)出場。思えば、
  昨秋も関東学生リーグ戦と同じ日程で行なわれていたジャパンオープン(神戸)の21歳以下
  シングルスの部で聖也は準優勝という好成績をあげ、その直後にドイツ留学、と注目を浴びていた。
  弟にばかり活躍させておくより、兄貴としての意地を見せたいところだろう。

  岩村は昨秋はオール後半起用で1勝1敗だった。今年も引き続き、後半オーダーの可能性が高いか?。
  試合の機会は少ないかも知れないが、チームの勝敗を決する場面での奮闘が期待される。

  3年になった羽賀は、昨年末の全日本で驚きのランク入りを果たし、今年は大いに注目を集める年と
  なるだろう。今大会はポスターのモデルにも抜擢された。「全日本ランカー」の肩書きが付いて回る
  この1年間で、そのプレッシャーに押しつぶされるのか?、それとも肩書きが人を作るのか?。
  現在は、1部通算4勝10敗と大きく負け越しているが、挽回が期待される。

  期待の新人・阿部は、新人戦で準優勝と、好スタートを切った。田中の穴を埋めることが期待されるが
  それが十分可能なだけの人材ではある。

  6番手は、キャプテンの立山、2年の石松、新人の宮田、あたりからの起用になるだろう。

  昨秋は、最終日に最下位決定戦を演じる格好になった早稲田大だが、メンバー的に見て、普通の出来
  なら今年は大丈夫だろう。中央大とAクラスを争う(3〜4位?)と予想するが、果たして…。


 筑波大

  去年まで、単複でチームの主軸を担って来た高森が卒業した筑波大。全日学ベスト8ながら「事実上、
  関東最強の男」と評された高森の穴は大きい。インカレ2年連続ベスト4入り、という栄光も、高森の
  いなくなった今となってはあまりチーム力を計る参考にはならないだろう。正直言って、「非常に
  苦しい今年の筑波大」と言える。

  エースは勿論、キャプテンの宮坂。全日学やインカレで田勢(青森大)に勝つなど、潜在能力の高さは
  証明済みだが、安定感には欠ける。個人戦のシングルスではランク入りを逃し続けているし、昨秋の
  リーグ戦では単複共に3戦全敗、計6戦全敗という結果に終わっていた。相手が厳しかったことは
  事実だが、全敗はチョット…。宮坂が全勝するくらいの(?)獅子奮迅の大活躍は、チームがわずかな
  望みをつなぐ最低条件だろう。

  筑波大の主力は、東山高出身者で構成されてきている。OBの石田(現・日産自動車)、高森しかり、
  主将の宮坂しかり。で、現在、チームの2〜3番手となるのもお約束通り、東山高出身の菊池と森門。
  ただ、石田、高森と比べると、チョット…(比べること自体が悪い?)。
  2年生になった菊池は、去年の千葉インカレ(準々決勝)で、東山高時代の同期生だった中野(早大)に
  「絶対不利」との前評判を覆して勝ち、一躍注目を浴びた。が、それ以外のシーンでは厳しい現実を
  味わっている。
  新人・森門は新人戦でベスト8だったが、リーグ戦ではどれくらい戦えるのか?。

  4〜6番手は、3年生トリオの、勝、寺島、上野の起用で決まりか?。ただ、4番手以降には勝ちを
  要求するのは難しいというのが本音のところで、ある意味では「誰を出しても…」という気もする。

  ダブルスは宮坂絡みとなるだろうが、果たしてパートナーは誰か?。菊池と森門が当然、最有力候補
  だが…。万一、宮坂の異質変則プレーについていけるパートナーがいないような場合には、ノーマルな
  攻撃型同士のペアとなる可能性も少しは感じる。

  こうやって戦力を分析していても、筑波大に好材料はあまり見当たらない。勿論、東山高OBトリオ
  がバカ当たりして単複で4点取れば、それで最下位脱出は成るのだが、現実問題としては、なかなか
  難しいかもしれない。


男子2部

  今シーズンも、国学院大を除く5校が紙一重の激戦を繰り広げることが予想される男子2部。特に
  今季は2部優勝すれば、1部昇格のビッグチャンスとも思われるだけに、各校とも気合も入るだろう。
  去年は、春秋ともに最終日の最後の最後まで優勝の行方が決まらない大激戦が展開された。本部席
  泣かせのこんがらがった大混戦が、今、再び(?)。

  昨秋、優勝の法政大は中村、田中(俊)が卒業した。単複でチームの主軸として活躍していた2人、
  特に中村は特別賞も獲得した選手だっただけに、その穴をどう塞ぐかが鍵となる。ま、元々、中堅選手
  層の厚さで勝ってきたチームだけに、ある程度のメドは付きやすいが…。
  今年は、高木、田中(茂)、三枝に、新人・木村あたりを起用して戦うものと思われる。連続優勝の
  可能性は…20%か。(それって、ただの5分の1じゃん)。

  日本大は、昨春5位、昨秋2位と、波がある結果に終わっていた。今年は川島主将の下、佐々木、福岡、
  大森、藤沢、森田らで戦うものと思われる。ダブルスは、去年に続き、大森・藤沢組か。去年、1部昇格
  を果たした日大女子は、今年は坂本憲一監督の娘・沙織の加入もあり、1部優勝を狙える戦力を整え
  つつある。男子部もこれにあやかりたいところだ。

  昨春後に48シーズンぶり(23年半ぶり)の2部降格となった大正大は、昨秋の2部リーグでは
  優勝目前のところで痛恨の黒星を喫し、結局、2部3位という結果に終わっていた。去年のエース・
  三原は卒業したものの、キャプテンの柳沢以下、阿部、荻原、寒川、広森が残留している。そして、
  何より今年の大正大の「売り」は強力新人の加入。湘南工大附高から田野辺と大原が入って来た。
  特に、田野辺は左利きの利点を生かし、単複での活躍が期待される。去年のインターハイダブルス
  ランクペアの田野辺・大原組が、そのまま大正大のエースペアになる可能性もある。
  果たして、1年ぶりの1部復帰は成るか?。

  青学大は、岡本、板倉ら4名が卒業し、4月の段階では新入生なしで、部員はわずか7名のみ。
  男子の強豪校は平均すると各学年5人以上で計20名以上の部員を抱えているところがほとんど
  だが、これに比べて青学大の部員は極端に少ない。15名の登録枠が半分以上空いている。
  キャプテンの今林は関東学生でベスト8の実績を持ち、4年の平塚、2年の中野も強い。今林・中野組
  のダブルスが去年に続き起用出来る利点を考えれば、上位争いの可能性も勿論高いが、むしろ部員
  不足がモロに響く、不調や怪我などの危機感の方が強い。

  昨秋、優勝候補に上げられながら最終日を待たずに5位に決まった駒沢大。特別賞プレーヤーの
  太嶋らが卒業したとは言え、今年は活躍するチャンスは十分ある。その根拠の最大のものは、やはり
  有望新人の加入。田中と藤本の1年生2人で組んだダブルスは新人戦で駒沢大史上初の優勝を達成
  し、決勝では2年生ペア、伊藤・後藤組との同士討ちというオマケまでついた。大場主将ら、上級生にも
  この下級生の大活躍は当然、良い刺激になるだろう。新人の補強だけに関して言えば大正大とほぼ
  同格、チーム全体の戦力評価でも優勝を狙える可能性は高い。「2部の強豪」の本領発揮となるか?。

  国学院大は今年も1チームだけ他の5校に大きく水をあけられていると言わざるを得ないだろう。
  昨秋は、あわや無得点か?というオール0−4ストレート負けの目前まで行ってしまった。何とか
  ギリギリのところで不名誉な記録は免れたものの、危機感は今年にもつながっている。とにかく、
  何とか1勝を目指したい、というのが正直なところだろう。


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