平成15年度・秋季・関東学生リーグ戦の予想

 9月3日(水)〜7日(日)の5日間、代々木第2体育館において行われます「平成15年度・秋季・
 関東学生リーグ戦(1・2部)」の予想をアップします。

 日程にはウイークエンドも含まれています。またウイークデイでも8時頃まで試合が行なわれている
 可能性があります。平日の学校帰り、仕事帰りの方も足をお運びいただき、大学卓球界トップの
 プレーを、是非、ご観戦下さい。

 会場の代々木第2体育館は、JR山手線・原宿駅、及び地下鉄・千代田線・明治神宮前駅より徒歩
 5分です。
 入場料は、一般600円、大学400円、高校生以下無料です。


男子1部


 明治大

  春リーグでは見事な5戦全勝で「3年連続の春季リーグ戦優勝」を達成した明治大。戦後通算優勝回数
  も27回となり、専修大を抜いて男子の単独トップに踊り出た。関東学生でも、シングルスではベスト
  4に3人が入る強さを見せた。青森インカレでは、前年の屈辱のランク落ちから復活し、決勝進出。
  青森大に惜敗したとは言うものの、「日本ナンバー2」の実力は示した。「関東ナンバー1」の地位は
  譲れない今シーズンと言えるだろう。

  今季は「4年生5人衆」にとって、ラストシーズンとなる。優勝候補筆頭の母校を順当な結果に導き、
  有終の美を飾って卒業したい、というのは当然の思いだろう。

  キャプテンの柳田は、通算28勝5敗と言う高い勝率を記録している。特別賞は1年以上前(昨春)に
  とっくに確定させている。狙うは30勝の大台だが、達成の可能性は極めて高いだろう。現在も関東
  リーグ戦のシングルスでは7連勝中だし、何より8割5分近いハイアベレージな勝率が全てを物語って
  いる。順当に大台達成の快記録を決めて、締めて終わりたいところ。その後に待つ、鬼門の全日学に
  向けて弾みをつけるためにも…。(不思議なことに、全日学のシングルスでは過去3年間でランク入り
  したことがない)

  並木は関東学生で2年連続決勝に進出する安定性を見せている。惜しくも連覇こそ逃したものの、その
  実力は既に十分証明済みと言える。関東リーグ戦の通算成績は18勝8敗で、ラストシーズンに特別
  賞をかける。あと2勝、という数字は、実力から見て90%以上の確率で達成可能だろう。

  30勝と20勝にそれぞれあと2勝となっている柳田と並木。それぞれの目標ラインに到達しない
  ようなことが万一あり得るとしたら、それは「敗戦」よりも「不戦」による可能性の方が高いだろう。
  春リーグでは3戦目からの起用となった柳田・並木組のダブルスは、インカレでも7戦にフル起用され、
  当然、今季も2人で組む可能性が極めて高い。ルール上から必然的に2人の内、どちらか最低1人は
  シングルスが後半起用となるため、強過ぎるチームが4−0でストレート勝ちすれば回って来ない。
  ま、チームの勝利が優先なのだから、個人成績にばかり注目するのは邪道ではあるが…。
  また、個人成績の話は置いておくとしても、柳田と並木は青森インカレの決勝で青森大の前に2人で
  単複3失点を喫し、優勝を決められると言う屈辱を味わった。全日学で今度こそ「打倒・青森大」を
  果たすためにも、その前に関東では負けられないところだろう。「出番が回って来たら全部勝つ」という
  活躍を期待したい。

  藤井は15勝5敗で、「今季の5戦全勝」という極めて厳しい条件をクリアすれば特別賞受賞となる。
  ただ、現実的には後半に起用されることが多い選手でもあり、これが達成される可能性は極めて低いと
  思われる。仮に5試合全てで出番が回って来たとしても、全勝するだけの爆発力が有るか?となると、
  難しいところ。ま、過去にもラストシーズン5戦全勝で特別賞に滑り込んだ選手は何人かいるので、
  絶対無理とは言えないが、机上の確率論で言えば3勝1敗が妥当なところだろう。もしも、藤井の特別
  賞が成れば、(並木も当然、特別賞を取るという前提で)「同一チームから同時に3人の特別賞受賞者が
  誕生する」という平成元年以来の快記録となる。14年前に同記録を達成したのは明治大の先輩でも
  ある渋谷浩と松下兄弟(浩二・雄二)だが、果たして、偉大なOBの跡を継げるか?。

  門野は関東学生3位の実績を引き下げてラストシーズンに臨む。現在、通算4勝6敗だが、これを勝ち
  越しに転じて学生生活を終えたいところだろう。また、足立は現在の通算成績が9勝5敗。こちらは
  2桁勝ち星に乗せておきたいところで、普通にやっていれば自然とそれは達成されるだろう。

  4年生5人衆に混じって活躍を見せているのが3年生の川口。何と言っても春リーグの5戦全勝の大
  活躍は鮮烈だった。川口に始まり、川口に終わった今春は、MVPにふさわしいシーズンだったと
  言える。その後、関東学生で早々に敗退を喫した時は「やはり春は実力以上のバカ当たりだったのか?」
  と思われたが、青森インカレでは再び5戦全勝の大活躍を見せた。特に決勝の三田村戦で、0−2の
  絶体絶命のピンチから3ゲーム連続ジュースの混戦を制して大逆転勝ちした様子は記憶に新しい。
  今季、再びみたびの活躍が見られれば「ホンモノ」だろう。4年生5人衆が抜ける来年のことまで考えて
  川口の出来は注目を集める。

  関東学生でベスト4に入った清水は出番があるか微妙なところ。来年は川口と共にチームの主力となる
  選手だけに、今季、経験を積んでおきたいという思いはあろうが、果たしてどうか。

  ほぼ盤石に見える明治大の布陣の中で、不安が残るとすればダブルスか?。関東学生では上位シードを
  ほぼ独占しておきながら、結果的にはランク入りなしという結果に終わっていた。春リーグでも青森
  インカレでも何度か敗戦を喫している。多分、今季は柳田・並木組の「特別賞コンビ(正確には並木の
  特別賞は、まだだが)」で戦うものと予想されるが、シングルス並みの勝率を期待できるか?。
  (なお、柳田・並木組のダブルスは、今大会のプログラムの表紙にもなっている)

  春リーグでは過去8年間で7回優勝している明治大は「春の王者」と言っても過言ではない。が、しかし
  秋リーグでは過去4年間、優勝出来ていない。「秋に勝てない王者」の汚名返上を期して戦うシーズンと
  なる。


 早稲田大

  春リーグで準優勝となった早稲田大。一昨年・去年の低迷から完全に脱したと言える。インカレでは
  ベスト8に留まったものの、準々決勝で青森大に肉薄した試合展開は明治大と比べても遜色は
  なかった。今季は、最終日の早明戦まで取りこぼさずに行けば、一発勝負で優勝を手にする可能性も
  ある。

  エースは2年生の中野。春リーグで敢闘賞を受賞する活躍を見せた後、関東学生では、取り囲む明大
  勢を連破し、見事初優勝に輝いている。そして、青森インカレでは三田村(青森大)を破る活躍で関東
  チャンピオンの実力を見せつけていた。今季、明大にとって最も警戒を要する選手と言えるだろう。
  果たして、爆発的な力を存分に発揮出来るか?。

  岸川は、中野と並ぶチームの主軸として単複での活躍が期待される。東山高時代までは中野と同等か
  それ以上の評価があった岸川だが、大学入学後は中野の爆発的な活躍の影に隠れがちな印象もある。
  しかし、関東学生でも連続ランクをキープするなど、地力はある。弟の聖也(仙台育英高)は歴史的な
  「ストップ・ザ・青森」を達成し、高一でインターハイの団体と単を制する活躍を見せた。兄・一星は
  今大会で何を見せてくれるのか?。

  羽賀は昨年末の全日本ランク入り以降、ここ半年間、活躍が続いている。それまでの2年間の不振が
  嘘のような活躍ぶりと言える。春リーグは4勝1敗で優秀選手賞を受賞していた。まだ通算成績では
  8勝11敗と負け越しているが、今季中にイーブンには持ち込みたいところ。つまり、3勝以上が
  ほしいということになる。

  新人の阿部は、デビューシーズンを3勝1敗でスタートし、実力を証明した。惜しくも最優秀新人賞
  こそ阮震杰(埼工大)に奪われたものの、実力は全く遜色ない。その証拠に、関東学生ではベスト8入り
  を果たし、大器の片鱗を示している。今季も3勝以上を期待される中軸選手と言える。

  以上の4人が関東学生でランク入りを果たしている早大だけに、流れをつかめば明大に勝つ可能性も
  ある。

  5番手は岩村で決まりだろう。後半起用が多いチーム事情の下ではあるが、「与えられた環境内で
  ベストを尽くす」活躍が期待される。

  6番手は、春は石松がフル起用されていたが、今季も石松か?。あるいは主将の立山や1年の宮田の
  起用はあるか?。

  ダブルスは、中野・岸川組で決まりだろう。春リーグでは4勝1敗で他校ペアと比べてもナンバー
  ワンの活躍を見せていたし、関東学生でもベスト4入りを果たした。中野の勢いと岸川の安定性が
  噛み合うと、強い。

  平成12年の秋以来、3年ぶりの優勝を狙う早稲田大。来年は有望新人が多数入学してくるとの噂も
  あるが、彼らを「チャンピオンチームへようこそ」と迎え入れることが出来るか?。後に「早大黄金
  時代の幕開けとなったシーズン」と評されるような結果を導きたいところだが、果たして…。


 中央大

  一昨年、去年と、2年連続で秋リーグを制している「秋の王者」・中央大。ただ、現実問題としては、今年は
  優勝を狙うのはかなり厳しいと言わざるを得ない。春リーグでは何とか最終日まで優勝の可能性を
  残した末のAクラス残留(3位)。インカレでも、優勝した平成4年以来、実に11年ぶりのベスト4
  入りを果たしたが、戦力評価としては…。

  エースは全日学ベスト4の田中だが、今年は去年のような活躍が見られない。春リーグでは3連敗
  スタートという予想外の出足だったし、関東学生でもベスト16止まり。インカレでも苦戦の連続が
  目に付いた。左腕を生かした活躍が期待されたダブルスも、不満の残る結果が続いている。同じ左
  シェークドライブ型と言うこともあって、去年までの渡辺(隆)との比較で見てしまうから、余計に
  目立つと言う不運な面はあるが…。
  去年同様、「春リーグの2勝3敗の屈辱を、秋リーグの5戦全勝で晴らす」という展開に持ち込めるか?。

  キャプテンの井内は、一昨年、去年と、2年連続で秋リーグ優勝の決勝点を叩き出しているラッキー
  ボーイ。非常な強運を感じる。ラストシーズンで、みたびミラクルを巻き起こせるか。前半起用が
  多く予想される今年は「決勝点」とはいかないかも知れないが…。全日学ランカーの実力発揮を期待
  したい。

  春リーグで3戦全勝の活躍を見せた野田は、完全にチームの中軸に定着した。インカレでは単複に
  起用され、チームの命運を握る存在になっていた。駒沢大戦、筑波大戦の厳しい勝負では野田の単複
  2得点がチームを救ったし、逆に準決勝の明治大戦では野田の2失点でチームは敗れ去った。
  果たして、マークもきつくなる今シーズンで、どれだけ勝ち星をあげられるか?。

  河又は関東学生でランク入りを果たし、2〜3勝は期待できる。また、白神、溝口の3年生コンビも
  同期の野田に続くブレイクをしたいところだろう。

  今年の中大の不安材料の1つがダブルス。春リーグでは田中・河又組をメインに起用したが、1勝
  3敗という結果に終わった。その後、エースダブルスを野田・田中組に組み替え、インカレでは一定の
  成績を残していた。しかし、このペアは、関東学生でも、全日学・関東予選でも、早々に敗退している。
  エースダブルスが全日学の本戦に出られないというのは、優勝を狙うチームとしては痛い。果たして、
  今季はそれでも野田・田中組で押し通すのか?。田中・河又組に戻す可能性は低いと思うが、関東
  学生で3年連続ランク入りしているラストシーズンの4年生ペア、井内・増田組をメイン起用して
  みるという選択肢はあり得ると思うが…。

  「3年連続の秋リーグ優勝」…机上の戦力分析では、その達成の可能性は決して高くはないが、思えば
  一昨年の優勝も奇跡的な驚きの優勝だった。「勝負はやってみなけりゃわからない」……ひょっと
  したら、ひょっとするかも知れない。


 専修大

  明治大が27回目の優勝を飾った傍らで、4位というBクラスに終わった今春の専修大。7年半も
  優勝から遠ざかっていれば、戦後通算優勝回数トップの座を奪われるのも仕方のないところかも知れ
  ない。関東リーグの1部連続在籍記録やインカレの連続ランク記録と言った「上位キープ」はお家芸
  となっているが、頂点は久しく取っていない。インカレでもベスト4復活こそ果たしたものの、青森大
  には実力差を見せつけられた格好となった。

  今年、エース格と見られながらもやや不満の残る成績となっているのが3年の山城。全日学ベスト8の
  力はまだ100%発揮されていないのではないか。関東リーグ通算成績は5勝7敗に過ぎない。
  実力者に勝つことも多いが、取りこぼしのような敗戦もまた多い。単複フル起用が確実な山城が
  潜在能力を全て出し切るくらいのプレーをしなければ、専大が優勝争いに絡むのは難しいかも
  知れない。

  キャプテンの大谷は今春の結果、特別賞の可能性が消えた。しかし、関東学生では4年連続で単複共
  ランク入りを果たし、そのハイレベルな実力の安定性を証明した。(なお、今年の4年生の中で、関東
  学生4年連続単複共ランク入りを果たしたのは男子の大谷と女子の湯原(東富大)の2人のみ)。
  インカレ・準決勝で三田村(青森大)とのキャプテン対決に敗れたのは、現状では仕方のないところかも
  知れないが、関東の中では「勝てそうにない」というような選手は見当たらない。
  リーグ戦通算成績は13勝7敗だが、最後の意地を見せて1つでも勝ち星を上積みしてほしい。

  石原も、リーグ戦通算成績は12勝8敗と、大谷と1勝違いのレベルにある。実績が上がらない時期
  があったため、特別賞の可能性自体は1年前に消えていたが、ここに来てラストスパートなのか?、
  成績を上げている。インカレでは4戦全勝だった。ラストシーズンを終えた時、4年間のトータルで
  成績が上なのは大谷か?石原か?。チョット興味深いところ。

  原は、春リーグでは単複共に3勝2敗のギリギリの勝ち越しだったが、インカレでは留学生選手との
  対戦が続く不運もあり、范勇(中京学院大)、成紅光(愛工大)、陳晨(青森大)に敗れて2勝3敗に
  終わった。しかし、全日学チャンピオンの陳晨を2−0とリードし、あと一歩まで追い詰めるなど、
  潜在能力は示した。近未来の専大のエースの座が約束されている原だけに、今季は期待したいところ
  だが…。

  以上の4人はフル起用がほぼ確実だろう。あとは4年生の伊藤と駒場、3年の阿部と川口、2年の猪本、
  1年の小山、といったところから日替わり起用が予想される。中堅層の厚さではトップクラスだが、
  それがチームのトップ争いに直結するわけではないのが辛いところではある。

  ダブルスは、関東学生を制した山城・原組で決まりだろう。関東学生2位の伊藤・駒場組も、3位の
  大谷・石原組も、8位の吉田・阿部組も、出番がないというのは、うれしいような、何か損したような…。

  4年の大谷、石原、(伊藤、駒場)が抜けると、来年はこれ以上の補強は難しい実情にある専修大。今季で
  上位を狙えなければ、来春以降、数シーズンはBクラスが続く危険性さえある。「勝てる可能性がある
  メンバーが揃っているうちに勝っておく」のは勝負の鉄則だが、果たして結果はいかに。


 埼玉工業大

  関東リーグではAクラス(3位以内)が遠い埼玉工業大。春リーグでは上位4校との実力差を感じる
  格好で5位に終わり、インカレでは前年準優勝の地位から一転し、ランク落ちに転ずるという屈辱を
  味わった。ま、インカレに関しては、去年の準優勝が実力以上の成績で出来過ぎだった、というのは
  誰もが思うところだろう。去年、組み合わせに恵まれた分、今年はランク決定戦で明治大と対戦する
  不運に泣いたが、これで2年通算の好運・不運はチャラと言える。ただ、今季の男子1部校6校中、
  唯一のインカレランク落ち校という事実は、やはり悔しいところだろう。

  エースは当然ながら、1年生の留学生・阮震杰。関東新人戦で優勝した後、春リーグでも4勝1敗で
  優秀選手賞と最優秀新人賞を受賞した。関東学生では不覚を取ったものの、インカレでも柳田に
  大逆転勝ちするなど、活躍を見せていた。圧倒的な力を誇示すると言うよりは、際どい競り合いの
  試合が多く目に付くこの半年だが、その7割方を制しているところが地力の証明なのだろう。
  チームとしては、確実に勝ち星が計算できるのは阮1人のみと言っても過言ではない。要求される
  のは…5戦全勝か。

  埼工大の毎度のパターン…エースの中国人留学生選手の後、日本人の誰が得点を叩き出すか?。
  10年以上、一貫して続いている命題と言っても良いかも知れない。単複3ポイントに絡む鈴木と
  有本は春リーグでは2人で単複合計3勝6敗…勝率は3割3分3厘でしかない。もしチームがA
  クラス入りを本当に狙うなら、当然、この「5戦フル起用」の主力組は最低5割の勝率が必要になる。
  日替わりメンバーが、日替わりで活躍してチームをAクラスに導く…なんて、まずあり得ないことだ。

  4番手以降は5〜6人の中からの日替わり起用となるだろうが、メインはキャプテンの中野と小林の
  4年生コンビ、そして1年の大和田の3人か。ただ4年生の2人は通算成績がネック。中野は3勝
  18敗、小林は6勝15敗、ということで、あまり前半に起用したくはない成績ではある。(これ以上
  負け数を増やすと…「アレ」が現実味を帯びてくる)

  関東学生で単複共にノーランクだった埼工大。阮に関しては取りこぼしだったと言えなくもないが、
  結果は結果として認めるしかない。今季の男子1部校6校中、関東学生・単複共ノーランクだったのは
  埼工大と筑波大の2校のみ。総合的に考えると、最終日の筑波大戦が最下位決定戦になる可能性は
  極めて高い。6:4で埼工大有利という見方が多いが、インカレの結果などを見ても、「あるいは…」
  と思われる面もある。(予選リーグで富士大に2−2ラストまで持ち込まれるなど…)。
  果たして、結果はどうなるか。


 筑波大

  正直言って、今季も苦戦は免れない筑波大。上位を狙える戦力は揃っていない。出来れば何とか埼工
  大に勝っての最下位脱出を図りたいところだが、達成の可能性は40%程度か?。最悪の場合は入替
  戦で勝っての1部残留が至上命題となる。2部の試合も注視しながらの戦いとなるだろう。
  青森インカレでは、2年連続でキープしていたベスト4の座から一歩後退したとは言え、ランクは
  キープし、意地を見せた。関東学生で単複ともノーランクだったとは言え、事情は埼工大も同じ。
  最終日の一戦が勝負となるか。

  エースでキャプテンの宮坂は、接戦はするものの勝ち切れない展開が続いている。下級生時の2部
  時代は勝てたが、1部では厳しい。特に昨秋・今春でシングルスでは7戦全敗という屈辱を味わって
  いる。ラストシーズンとなる今季は単複で活躍を見せて有終の美を飾りたいところではあるが、
  果たして…。入替戦の救世主となるよりも、それを未然に防ぎたいところだ。

  2番手は菊池。春リーグでは初日に田中(中大)を破る好スタートを見せたものの、あとは全敗した。
  時々、大物を倒す実力がありながら通算成績は3勝9敗。中堅クラス同士の対戦では、半分は勝てる
  ようになりたいところだ。

  1年の森門は、春は単で3戦全敗、複で2勝3敗だった。単複でフル起用されている1年生は男子1部
  では原(専大)と森門の2人のみだが、チームの命運を担う立場としてはもう少し勝率を上げたい
  ところ。

  以上の「東山高トリオ」を主力とし、あとは「3年生トリオ」の勝、寺島、上野で戦うことになるだろう。
  現実的には、「3年生トリオ」の方はかなり厳しい戦いが続くと思われる。

  ダブルスは、宮坂・森門組が最有力ではあるが、インカレでは宮坂・勝組も起用されるなどしていた
  ので「絶対」ではないかも知れない。「団体戦の要」であるダブルスは、あまり組み替えない方が良いの
  では…というのが個人的な意見だが…。

  現在、リーグ戦では昨春の3日目以来1年以上に渡り13連敗中という状況にある筑波大。今季も
  4日目まではなかなか勝つのは難しいだろう。7点制は筑波大のメンバー構成には不利だ。連敗が
  「17」まで延びるのは、ある程度は覚悟しなければならないかも知れないが、最終戦の埼工大戦では
  何とか勝ちたいところ。


男子2部

  男子2部は、ここ数シーズン大混戦が続いている。特に今春は、上位3校が4勝1敗で並び、当該校間
  の直接対決の勝敗や得失マッチ数でも決着がつかず、ついにはセット数計算にまでもつれ込むほどの
  もつれようだった。

  春の大混戦を制した日本大は、今季連続優勝を狙うことになるが、果たして達成なるか?。関東学生では
  単複共にノーランクに終わっており、タレント不足の感は否めない。ただ、青森インカレではランク
  決定戦で近畿大を2−0とリードするなど、チーム力で「8強にアト一歩」と迫る力を見せている。
  福岡と佐々木の3年生2人は、揃って今春5戦全勝だったのみならず、昨秋から負けていない。特に、
  今春、MVP(2部敢闘賞)を受賞している福岡は、2季連続5戦全勝ということでエース格の活躍を
  見せている。単複に起用される可能性も高く、チームの命運を担う。3年生コンビ以外では、主将の
  川島、2年生トリオの大森、藤沢、森田の起用が予想される。1部初優勝を果たした女子チームの後を
  追うべく、男子も1部復帰を目指す。

  個人的に優勝候補筆頭と見ているのは駒沢大。メンバー的に見れば、これは普通の予想だと思うが…。
  今年は、新人戦から幸先の良いスタートを切った。春リーグでは紙一重の差で優勝を取り逃がし、2位
  に甘んじたものの、関東学生では1年生エースの田中が単複共にベスト8入りする力を見せた。青森
  インカレでは中央大を2−0とリードし、ランク入り目前まで迫った末に惜敗を喫したが、力は既に
  十分1部で通用するレベルにある。1年生の田中と藤本を単複の軸に置き、あとは関東学生ランカーの
  キャプテン・大場以下、矢木澤、三浦、後藤、伊東らで戦うことになるだろう。

  大正大も春リーグは惜しかったが、今季はチャンスがある。3年生エースの荻原は、単複で関東学生の
  ランクに入っているし、インカレでも無敵と思われた青森大に激しく食い下がった。荻原は陳晨を一時
  2−1とリードした末にフルゲームで惜敗したが、柳沢は坂本竜介を破った。ビックリした。
  今季も荻原・田野辺の単複起用に、主将の柳沢、阿部、広森、寒川、大原、伊勢田らの駒を組み合わせての
  戦いとなるだろう。昨秋・今春と2シーズン連続の2部3位は、つい最近(と言っても2年前)まで1部
  の優勝争いをして当然だったチームとしては不本意極まりないところだろう。「1部常連校」のイメージ
  が残っている今のうちに1部復帰を果たしたいところだが…。

  2部優勝の経験が多い法政大の、今春の2勝3敗、負け越し、Bクラス(4位)は意外な結果だった。
  卒業した中村、田中(俊)の影響がそれだけ大きかったということか?。今季は、高木、田中の3年生
  コンビの単複を軸に、三枝、山田、木村、浅沼らのメンバーで再び優勝争いに加わりたいところだが…。

  青学大は、エースの今林は強いが、あとは木村に期待がかかる程度で、優勝争いには絡めそうにない。
  女子より少ない、わずか8人のメンバーで、層の薄さは遺憾ともしがたいし、高校時代に実績のある
  平塚、中野の凋落ぶりを見ると少数精鋭とも言えない。キャプテンの今林は2部通算26勝をあげて
  おり、既に特別賞を確定済み。6季連続で4勝をあげているが、今回も4勝なら30勝に届くことに
  なる。孤軍奮闘となる可能性は高いが…。

  久々の2部復帰を果たした日本体育大は厳しい戦いが予想される。今春までの国学院大は完全の他の
  5チームにカモにされていたが、果たして日体大はどうか。いずれにしても1勝が遠そうな気はするが
  …。


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