平成14年度・関東学生選手権・予想

 7月4日(木)〜6日(土)の3日間、駒沢体育館において行われます関東学生卓球選手権大会
 (通称、関東学生)のシードが6月2日(日)に東京体育館・第4研修室において行なわれました
 シード会議において決定致しましたので、これを見ての予想をアップします。

 大会期間はウイークエンドも含まれていますので、大会当日には会場まで足をお運びいただき、選手に
 声援をお送りいただければ幸いです。
 入場は無料です。


男子シングルス

 予 想:

  第1シードは、前年準優勝の張凱(埼玉工大)が順当に選ばれた。関東リーグでも通算20勝8敗で、
  既に特別賞を確定させている実力者だけに、優勝の可能性も勿論十分ある。ただ、やや取りこぼし
  気味の敗戦が多いことも事実。組み合わせ的にも、ランク決定戦から伊藤(専大)、田中(中大)と、
  春リーグで敗れている相手との連戦になる可能性も高い。
  埼玉工大の過去の中国人留学生は、いずれも関東学生で優勝を果たしている。10年前・H4の周宏と
  H6の周ケン(現・新井周)は、いずれも単複2冠王。王輝もH11にダブルスで優勝した。
  去年は単複とも準優勝と、いずれも今一歩のところで王座を逃した張凱だが、果たして今年は最終
  学年を飾るタイトル獲得で先輩達に続くことはできるか?。うまく行けば、第3シードのダブルスと
  併せた単複2冠王の可能性もある。

  本来であれば、前年3位の高森(筑波大)が張凱の最大の対抗馬として第2シードに入るところだが、
  事情により今大会を単複ともに欠場。関東学生では3年連続ランカー、全日学では関東でトップの
  ランク5位、ナショナルチームにも評価されている有望株。ペンドライブとしては大学界ナンバー
  ワンと見られている選手だけに惜しいが、これは仕方のないところ。

  高森に代わり、第2シードに入ったのは、渡邊(隆)(中央大)。3年連続ランク入り継続中で、去年は
  ベスト8と、関東学生は相性の良い大会。4年連続ランクを優勝で飾りたいところ。全日学ランカー
  でもある上、春リーグで5戦全勝の活躍を見せるなど、実力は十分。優勝の可能性も十分。リーグ戦
  通算25勝9敗も現役では最多勝ということで、一層その活躍が期待される。歴史に名を残す絶好の
  チャンスだ。単複2冠王の可能性もある。

  4シードには、布川(中央大)と大谷(準)(専修大)が入ったが、果たしてどうか?。

  前年ベスト8の布川は、故障があって、春リーグではダブルスに1度起用され、1敗したのが全て
  だった。せっかくの4シードだが、これを活かす事は難しいかも知れない。

  大谷(準)は2年連続ランク入り継続中で、過去の実績からすれば上位進出の可能性も十分だが、果たして
  どうか。春リーグの4戦全敗を「春の珍事」と笑い飛ばせるようになるか、それとも「あれが成績下降の
  ターニングポイントになった」と苦々しく思い出すようになるか?。今後の卓球人生に占う大会に
  なるかも知れない。ランク決定戦の松島(中大)戦は、昨秋のリーグ戦で伝説の大逆転負けを喫して
  しまったカード。悪夢の雪辱を果たし、優勝争いに殴り込みをかけたいところだが…。

  8シードには、前年ベスト16の大柿(専修大)、田中(早大)、井内(中央大)、木村(埼玉工大)が入った。

  実力者・大柿は、春リーグではやや精彩を欠いたものの、通算23勝(11敗)と、渡邊(隆)に次ぐ現役
  2位の実績を挙げており、潜在能力は大きい。高校時代、2年連続でインターハイ準優勝の実績を
  あげた大柿も大学では良くてベスト16止まり。優勝争いまでは絡んで来ていない。最終学年の今年、
  実績を残して行きたいところだが、果たしてどうか。

  田中は、春リーグでは2部ながら5戦全勝。格の違いを見せて2部敢闘賞(2部のMVP)を受賞した。
  入学以来、地味な印象ながら1部でも中堅クラスの地力を見せてきた田中も最終学年。厳しいながらも
  リーグ戦特別賞の可能性も残している(秋リーグで1部なら4勝、2部なら5戦全勝)。今大会も
  シードを守って8入りくらいまで行く可能性はある。(過去2年間、大森→谷口と続いた早大の連続
  優勝を守るのは、正直、困難だろうが)

  井内と木村は、春リーグも負け越し、過去の実績からいくと8シードのキープは難しいかもしれない。
  前年同様のベスト16のキープが一つの目安になるだろう。井内はダブルスで第1シードに抜擢され、
  活躍したい今大会だが…。

  16シードに目を向けると、全日学ベスト8の山田(専修大)、新人戦でワンツーフィニッシュを飾った
  中野と岸川(早大)、春リーグ優勝の原動力となった柳田、藤井、並木の明大勢らが揃っている。

  この中で最も注目されるのは中野だろう。春リーグでの活躍は2部だから当然とも言えるが、世界
  大学選手権の国内予選を通過し、代表にも滑り込んだ実績は評価したい。今大会、上位に進出してくる
  可能性は十分ある。岸川もライバル効果で活躍が期待される。

  団体戦で圧倒的な力を見せる明大勢は、不思議なことに個人戦では結果を残せていない。主力の3年生
  トリオ、柳田、藤井、並木は、過去2年間の関東学生、全日学で誰も1度もシングルスのランクにすら
  入っていない。地力は証明済みなのだから、3人ともベスト8に入るくらいの結果を出しても驚かない
  のだが…(今回は、組み合わせ的にも、3人ともベスト8に入る可能性もある)。特に春リーグでMVP
  (殊勲賞)を受賞し、通算も21勝(4敗)と、早くも特別賞を確定してしまった柳田に注目したい。

  山田は、順当に行けばベスト8決定戦で当たる第2シードの渡邊(隆)戦がカギだろう。

  大学別では、中大が8シードに3人。続いて専大と埼玉工大が8シードに2人ずつ入っている。
  明大、早大も16シードに3人ずつということで面目を保っている。逆に、筑波大、大正大は16シード
  入りがない。高森が欠場した筑波大はまだしも、大正大は…。かつては(と言うか2年前までは)、
  「関東学生に強い大正大」と言われたものだが、これほど急激にチーム力を落とすとは…。

  学年別では、4シード中の3人、8シード中の6人を占める4年生が優位だが、明大勢をはじめとする
  3年生勢、早大勢を軸とする1年生勢の逆襲もあり得る。(2年生はチョット…)


女子シングルス

 予 想:

  第1シードは、過去3年間で、準優勝→優勝→3位、と、常に優勝争いに直結しているキ林(大正大)。
  強豪留学生同士の対戦や、強豪の淑徳大勢との対戦が連続する可能性が高い組み合わせとなったが、
  自身2年ぶり2度目の優勝を目指す。また、今回、キ林が優勝すれば、この4年間での優勝者は
  「馬佳→キ林→馬佳→キ林」となり、大正大中国人留学生2人の交互優勝による4連覇達成となる。
  H10の益田(専大)を挟んで、それ以前も、H8は蘇迎学、H9は陳媛(現・東郷媛)と、やはり大正大中国人
  留学生が連覇しており、「7年間で6度目の優勝」という大記録達成がかかることになる。
  春リーグも4勝1敗と好成績だったキ林。厳しい組み合わせを越えて、王座に復帰する可能性は十分。
  単複2冠王も視野に入る(ダブルスは4シード)。

  第2シードは、前年ベスト4の柏木(中央大)。去年は団体戦では苦戦が目立ったが、個人戦では
  結果を出した(全日学でもランク入り)。今年、躍進を見せるチームの勢いを持ち込み、優勝争いに
  絡みたいところだろう。

  4シードには、前年ベスト8の藤井(淑徳大)と大畑(大正大)の2年生勢が入った。この2人は、揃って
  世界大学の国内予選も通過しており、強い。

  藤井は、全日学でもベスト4に入っており、春リーグでもキ林を破る星を含め3勝1敗。団体戦で連戦
  連勝を続けるチームの主軸としても単複に渡り大活躍を続けている。リーグ戦通算10勝2敗という
  実績も凄い。単複ともに4シード入りした今回、「日本人で最も単複2冠王に近い」選手であることは
  間違いない。

  大畑は藤井に負けていない。全日学はベスト8、春リーグは4勝1敗で、リーグ戦通算は12勝2敗。
  キ林と並ぶチームの2枚看板として活躍を続けている。今年、外国人留学生が急増した関東学連女子
  の中にあって、大畑は「対留学生」の強さが発揮される、むしろチャンスかも知れない。春リーグこそ、
  曹(中大)には惜敗したが、劉(東富大)には勝っているし、去年のインカレ、全日学でも留学生を連破して
  いた。組み合わせ的には準決勝以降の話になるが、まずはシードを守って4強入りし、そこから勝負を
  かけたいところ。

  8シードには、前年ベスト8の伊藤(専修大)、前年9位の張虹(日本大)、そして強力新人の曹冬梅
  (中央大)と福岡(日本大)が入った。

  伊藤は去年の関東学生で単ベスト8、複2位とブレイクし、「専大の単複の主軸」の地位を築いた。
  これが効いて、今年は単の8シードに複は第1シード。ダブルスで「第1シードを守って優勝」という
  のは難しいかも知れないが、シングルスのシードを守っての連続8強入りは可能性十分だろう。

  張虹は、一昨年3位で、去年はベスト16。今年も上位を狙うが、ベスト8決定戦で当たる潮崎(淑徳大)
  戦がヤマになりそうだ。

  曹冬梅は、新人戦単複2冠王に続く春リーグ5戦全勝で一気に注目を集めた。しかも強豪を連破しての
  ものだっただけに、一層価値があった。敢闘賞、優秀選手賞をダブル受賞したのも納得するしかない。
  しかし、正直言って、これほど強いとは思っていなかった。果たしてこれが一時的なものなのか、今後も
  続くのか。今大会のランク(ベスト16)決定戦でいきなり実現する河村(東富大)との「春リーグ5戦
  全勝対決」で、その答えの一端がわかるかも知れない。

  福岡は、新人戦こそ曹に阻まれ、単複ともに準優勝に終わったが、その後、春リーグでは2部で余裕の
  単複8戦全勝。2部敢闘賞(MVP)を受賞した。その後、世界大学の国内予選を通過し、日本トップ
  クラスの実力を証明した。今大会で再び活躍する可能性は高い。

  16シードには、前年のベスト16の6人と実力者の2人、潮崎(淑徳大)と田中(専大)が入った。

  この中で最も注目されるのはやはり潮崎だろう。去年の関東学生までは「団体戦は強いが、個人戦は
  イマイチ」という評価が定着していた潮崎だったが、全日学準優勝という勲章を得て、「個人戦でも
  強い潮崎」になった。今大会でそれを証明したいところ。団体戦での強さは変わらず、春リーグでも
  単複6戦全勝でチームの3連覇に貢献し、殊勲賞(MVP)を受賞していた。世界大学も順当に国内
  予選を通過。行く先は明るいか。

  田中は去年はランク落ちしたものの、一昨年はベスト4だった。全日学では3年連続ランクにも入って
  おり、実力はある。ベスト8決定戦で藤井を超えるのは簡単ではないが、果たして4年生の意地を見せる
  ことが出来るか?。

  湯原(東富大)は過去2年間の個人戦(関東学生と全日学)で、ランク(ベスト16)から落ちたことがない。
  3年生キャプテンという立場は潮崎と同じ。簡単には負けられない。

  32シードにも春リーグで大活躍し、優秀選手賞を受賞した陳微娜(淑徳大)、河村(東富大)が入って
  おり、場合によっては一気に上位に食い込んでくる可能性を秘めているが、関門もある。
  春リーグ4戦全勝の陳は、勝ち上がればベスト8決定戦で第1シードのキ林との留学生対決となる。
  一方、河村は、ベスト16決定戦で早くも曹との「春リーグ5戦全勝対決」。
  両者ともここを越えられるかが注目される。
  河村は世界大学予選も通過する実績を出しているが、この勢いを持続できるか。

  大学別で見ると、8シードに大正大、中大、日大が2人ずつ入っている。第1・第3シードを押さえた
  大正大が強いが、目立つのはむしろ2部校の日大。関東学生が行なわれる時には1部校になっている
  可能性も高いが…。
  淑徳大、専大もベスト16に3人ずつ、と強豪校の面目は保っている。東富大、青学大も16シードには
  名を連ねており、逆に日大以外の2部校は16シードなし。上位7校とそれ以外に実力差が見られる。

  学年別では、2年生が強い。第2〜第4シードの3人をはじめ、その下にも随所に2年生が並んでいる。
  続いて注目は留学生勢を中心とした1年生勢。当たり前ながら前年の実績がないので、曹と福岡以外は
  上位シードになってはいないが、下位シードからでも実力で勝ち上がって来る可能性は十分ある。

  留学生急増がキーワードの今年の関東学連・女子。張凱しかいない男子に比べても、8シードに3人、
  32シードに6人の女子は多い。関東以外にはもっと留学生もいるので、「全日学のような感じに
  なってきた」ということもできるが…。新人の曹、陳、劉に注目が集まるが、先輩のキ、張、李(日体大)にも
  刺激が生まれ、相乗効果を産むかもしれない。


男子ダブルス

 予 想:

  第1シードには前年7位の井内・増田組(中央大)が入った。前年上位ペアの卒業やペア変更によって
  回ってきたラッキーな位置。実力を伴っているとは言えず、優勝候補に上げることは難しいだろう。
  ベスト8の前年成績をキープできるかが注目されるのが実情だろう。

  第2シードは、全日学ベスト8の並木・川口組(明治大)。東京選手権でもベスト8入りしている上、
  春リーグでも4勝1敗と最も活躍し、チームの優勝に貢献していた。事実上、優勝候補の筆頭と言える
  だろう。川口は、去年後半は藤井と組む時期もあったが、パートナーが誰でもチームのエースダブルス
  であり続けている。

  4シードには、張・有本組(埼玉工大)と門野・足立組(明治大)が入った。

  張は、去年、高橋と組んで関東学生準優勝、全日学もベスト8と実績を残した。ダブルスは団体戦では
  見られないので有本とのコンビネーションは不明だが、左利きの有利さを生かし、今年も活躍する
  可能性は十分ある。去年の銀メダルを金色に変えたい思いは強いだろう。第1シードのシングルスと
  併せて、単複2冠王の可能性もある。

  門野・足立組も未知数な部分が多い。優勝争いにまで絡んでくるかは微妙なところだろう。ベスト8
  前後に落ち着く可能性が高いと見るが…(門野は前年、藤井と組んで8位)

  8シードには、専修大の2ペア(大柿・石原組、山田・大谷(準)組)と柳田・藤井組(明治大)、渡邊(隆)・
  松島組(中央大)が入った。

  専大の2ペアは、前年3位の大谷(準)・石原組をバラしてのパートナーチェンジペア。大谷・石原組の
  ままであれば第1シードを取れた可能性が極めて高いところだったが、これを捨てての選択。ただ、
  春リーグで大柿・石原組は2勝3敗の負け越しを喫し、大谷(準)もパッとしない印象が強い。果たして
  組み替えは功を奏するか?。なお、一昨年、大谷(準)は井之上と組んで優勝、石原は太田と組んでベスト
  8に入っており、2人揃って、「3年連続で違うパートナーと組んでのランク入り」という珍しい記録に
  臨むことになる。

  柳田・藤井組も、去年は別のパートナーとのペアでベスト8入りしていた片割れ同士のペア。個々人の
  実力としては明大のエースダブルスになっても不思議ではないが、ペアリングはどうか。藤井は、去年の
  関東学生では門野と組んでベスト8。その後、川口とのペアで団体戦の主力となり、今は柳田だ。

  渡邊(隆)・松島組は、春リーグでも3勝1敗。渡邊はかつて伊藤と組んでいた時もよくランク入りを
  していたので、今回も上位を狙える可能性はある。去年の小堀・石川組に続く中大の2連覇があると
  すれば、それは第1シードの井内・増田組よりも、このペアだろう。そうなると、シングルスで第2
  シードの渡邊(隆)には単複2冠王の可能性も生まれて来る。

  16シードで注目は、新人戦で決勝を争った田中・河又(大)組(中央大)と中野・岸川組(早大)が注目
  される。

  大学別に見ると、8シードに明大が3ペア、中大と専大が2ペアずつで、埼工大が1ペア。
  高森の欠場が響いた筑波大と、チーム力ダウンが著しい大正大が劣勢にあるのはシングルスと同じ勢力
  図と言えるだろう。


女子ダブルス

 予 想:

  第1シードは、前年準優勝の田中・伊藤組(専修大)が順当に選ばれた。この春リーグでも3勝1敗と
  まずまずの結果を出し、上位進出はまず間違いないだろう。田中は佐藤素子と組んでいた下級生時代
  から3年連続してベスト4以内をキープしており、最終学年は優勝で締めたいところだが、結果は
  どう出るか。

  第2シードには前年ベスト8の加登・小森組(青学大)が入った。今年、苦戦が続くチームにあって
  孤軍奮闘の3勝1敗をあげていたペア(3勝したのは、このダブルスだけだった)。何とか上位に進出し
  名門青学の存在感を示したいところだが、優勝争いまでは難しいかも知れない。

  4シードには強豪の組み替えペアが入った。

  潮崎・藤井組(淑徳大)は春リーグでも3戦全勝と実力を発揮した。藤井は高橋美貴江と組んでいた
  去年、関東学生ベスト4、全日学優勝と強く、リーグ戦のダブルスでも通算10戦全勝。早い話が、
  去年の関東学生・準決勝で馬・キ組にゲームオールで惜敗した以外、学生のダブルスで負けたことが
  無い、ということだ。個人的には優勝候補筆頭のペアではないかと見ている。
  シングルスでも全日学で2位とベスト4の2人。世界大学でも2人揃って国内予選を通過している
  実力者だけに、2人とも単複2冠王の期待を抱かせるが、シード的には単でも4シードを持っている
  藤井の方がやや実現の可能性が高いか?。

  キ林・佐藤(麻)組(大正大)は何と言ってもキ林の実績が光る。勿論、馬佳というパートナーあっての
  ことだが、関東学生では過去3年間で、優勝→3位→優勝。全日学では過去3年間で、優勝→優勝→
  5位。優勝出来なかった2回は高橋美貴江絡みのペアに惜敗したもので、その時はいずれも高橋の
  ペアが優勝している。つまり、キ林は常に優勝か、優勝に紙一重の実績を上げてきたことになる。
  個人として、2連覇、3回目の優勝を狙う今回の関東学生は、第1シードとなったシングルスと併せて、
  初の単複2冠王のラストチャンスでもある。ただ、勿論、「今年のパートナーは馬佳ではない」という
  点は大きい。果たして、どのような結果になるか。

  8シードには、前年ランクペアの片割れによるペアなどが入った。

  柏木・米田組(中央大)と鮎田・大畑組(大正大)は、いずれも春リーグで3勝2敗と勝ち越した。
  柏木、大畑という仙台育英高OGが強い両ペア。シングルスでも、柏木が第2シード、大畑が第3シード
  ということで、2人とも単複に渡る上位進出の可能性は十分。鮎田は松富とのペアで高い実績を
  あげていたが、今年もこれを持続させることが出来るか?。

  湯原・劉組(東富大)は未知数のペア。湯原は阿部と組んだダブルスではランクの常連で非常に
  強かった。個人の力としては劉も阿部に負けないだろうが、コンビネーションはどうか。

  清・村守組(青学大)は、春リーグの記録は0勝1敗のみで判断が難しいが、ランク決定戦が春リーグ
  5戦全勝の西岡・工藤組(淑徳大)ということで、厳しい闘いは避けられないか。

  16シードでは、春リーグ5戦全勝の西岡・工藤組(淑徳大)と、留学生絡みの3ペアが注目される。

  大学別で見ると、8シードには、大正大、青学大が2ペアずつ、残りの1部校4校から1ペアずつが
  バランス良く入っている。16シードで見ても、日大を含む上位7校でバランス良く占められたと
  言える。

  16シード中、留学生絡みのペアが5ペアある。去年までの馬佳・キ林組のような留学生同士のペアは
  いないが、コンビネーション次第では上位に多数が進出する可能性はある。

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