平成14年度・関東学生新人戦・予想
4月25日(木)〜26日(金)の2日間、駒沢屋内球技場において行われる関東学生
卓球新人選手権大会(通称、新人戦)のシードが4月6日(土)のシード会議において
決定致しましたので、これを見ての予想をアップします。
また、大会当日には会場まで足をお運びいただき、選手に声援をお送りいただければ
幸いです。(ゴールデンウイーク前の平日ですが、お休みを取れる方は是非どうぞ)。
入場は無料です。
11点制採用後、初の関東学連のチャンピオンシップ大会。新しい時代の風を
感じられることを期待したいと思います。
男子シングルス
今年の新人はワセダが強い。第1〜第3シードに早大勢が3人揃った。
第1シードの岸川は、平成10年の全中チャンピオンで、東山高のエースだった。平成11年の全日本
ジュニアでは準優勝するなど、高校時代はタイトルにこそ恵まれなかったが、上位の実力は証明済み。
高校卓球界、名門中の名門・東山高も一時は低迷に泣いたが、岸川らが中心となって盛り返して来た
実績がある。関東リーグで2部となってしまった大学卓球界、名門中の名門・早大の復興にも、その
力が発揮されるか?。今大会はダブルスでも高校時代から変わらぬ中野とのペアで第1シードを
得て、「シードを守っての単複2冠王」の可能性も充分。期待は大きい。
第2シードの中野は、岸川と並んで「東山のツインエース」の一翼で、キャプテンでもあった。
平成12年の全日本ジュニアで坂本(青森山田高)を破って準優勝に輝き、一躍、知名度を高めた。
ダブルスでもトップシードの評価で、岸川と共に単複2冠王を狙える条件は充分。「まずダブルスを
制して、シングルスの決勝で2冠王を懸けた岸川とのパートナー対決」という最高の筋書きに持ち込み
たいところだ。
第3シードの岩村は、上宮高時代は関西のライバル校同士という形で東山高の2人と競い合っていたが
これから4年間はチームメイト。他チームであれば同学年ではエース格だろうが、早大の現状では
3番手か?。存在感を発揮し、評価を上げたいところだ。
第4シードには田中が入った。青森山田高からレギュラークラスが青森大以外へ流出するのは珍しいが
これは今年だけの例外か、それとも今後も続く新たな潮流の始まりか。いずれにしても田中の今後の
成績は、一種のリトマス試験紙になる可能性もある。ベスト8決定戦で早々に藤沢との「青森山田高
OB対決」が実現しそうなのも興味深いところだが、最低でもシード位置を守った4強入りは要求される
だろう。第2シードとなったダブルスも河又と組んだ「青森山田高OBペア」で、単複2冠王を狙える
位置と言える。田中が大学で成績を落とす様だと、「青森山田高のレギュラーは青森大へ」の傾向が強まる
可能性もあるか?。
8シードには、去年のインターハイのベスト16クラスが並んだ(と言うより、去年のインターハイの
ベスト8には3年が少なかったこともあり、今年、関東学連に新規登録してきた選手はゼロ。今大会の
上位4シードの4人も去年のインターハイでは揃ってベスト16だったので、その意味では上位10人
弱は同じクラスとも言える)。実践学園出身の有本と村田に注目したい。
全体的に見て、トピックスをいくつかあげるとすれば、
・まず、何と言っても上位シードを独占した早大の補強。同時に3人の有望新人を迎えるのは早大と
しては、平成2年入学の平、糀谷、小笠原以来、12年ぶりではないか?。入学時のレベルとしては
12年前の方が高い様にも思われるが、この時は入学後、一時成績を落とした。果たして今回は、
大学で成績を上げて行けるか?。
・青森山田高から中大に2人、日大に2人という「流出」が起こった。レギュラークラスは田中のみ、と
いうことで、まだ何とも言えないが、今後の実績次第では、今回の小さいパイプが拡張して行く可能性も
ないとは言えない。
・1部の強豪として長く上位の成績を残し続けて来た大正大が、16シードに1人も入らず、32シード
にやっと2人、という厳しい状況。佐藤行信前部長(前関東学連会長)が平成10年の秋に亡くなられて
以降、新人獲得も次第に難しくなって来ている現状が見えた。あれから3年半が過ぎ、選手の新陳代謝
も一回りしようかという年になった。果たして大正大の今後は、どうか?
・一昨年(並木)、去年(川口)と、ここ2年間、明大が優勝しているが、3連覇は成るか?。8シードの
村田にはチャンスがあるだろう。実践学園の先輩である並木にあやかりたいところだ。
といったところか。
女子シングルス
今年の女子は留学生選手が上位シードを占めた。
第1シードの曹冬梅は北京市第二十四高出身だが、来日後、日立化成でプレーし、東京選手権の一般で
ベスト8入りするなどの実績をあげていた。インターハイなどでの実績はないものの、実力を評価
されての抜擢となった。ダブルスも第2シードで、単複2冠王を狙える好位置をキープしている。
第2シードの陳微娜はインターハイでもランク入りしている選手。淑徳大としては、決勝同士討ちを
演じた去年のような旋風は難しいかも知れないが、連覇は大いに期待できる。
4シードは、リュウテイテイ(リュウは、「文」偏に、りっとう(=「リ」みたいなヤツ)。「劉」でも良いみたい。
テイは、「女」偏に「亭」)と福岡。(留学生選手自体は嫌いじゃないが、ワープロで出ないことと読みが
分からないことは嫌いだ)。
リュウは去年のインターハイのランク決定でチャンピオンの孫博(仙台育英高)を最も苦しめた選手。
結果として孫の2連覇達成の影でランク落ちとなったが、地力はある。短大から4年制に衣替えした
新制「東京富士大」に初タイトルを持ち帰れるか?。
福岡は日本人唯一の4シードプレーヤーとなった。四天王寺高のレギュラーが関東の大学に進学する
のは去年の藤井、西岡(共に淑徳大)に続いてのことだが、長く2部に沈み続けるチームに久々の
「タイトル」というカンフル剤を注入できるか?。
リュウ、福岡共に、ダブルスでも4シードの位置につけ、単複での上位を狙う立場にある。
8シードでは、去年、仙台育英高の主将として「打倒・四天王寺高」と達成した村守に注目したい。
ダブルスでも第1シードとなり、期待される。
全体的に見て、トピックスをいくつかあげるとすれば、
・外国人留学生が増えた。これは単なる人数でなく、留学生を入れる「チーム」が増えた点がポイント
だろう。各大学の学校制度などの違いもあり、外国人を「入れる大学」「入れない大学」という傾向の
分類はあったが、今回、淑徳大、中大、東富大に初めて(?。少なくともここ10数年では初めて)外国人が
加入した(淑徳大は、合併前の淑徳短大時代はよく入れていたが…)。大正大には前からキ林がおり、
これで1部のチームで日本人のみで構成されているのは専大と青学大の2校のみとなった。
・良い補強をしたと思われるのは中大。曹以外に、井口、高橋というインターハイランカーが入学した。
一時、2部落ちを味わうなど、屈辱の時期もあったが、再びトップを狙う準備が進んでいる印象を
受けた。
・大正大は男子同様、女子も16シードに1人も入らない状況だった。32シードにわずか1人という
ことで、数年先はかなり厳しいチーム状況にさらされる可能性がある。
といったところか。
男子ダブルス
インターハイ3位の実績を持つ岸川・中野組が、ペアチェンジなくそのまま出場して、当然のごとく
第1シードとなった。今大会のシングルスでも第1・第2シードを占める2人だけに、名実共に優勝
候補筆頭ペアと言える。2人共、単複2冠王を狙えるだけにパートナーでありながら良きライバル。
期待は大きい。
第1シードが東山高出身ペアなら、第2シードは青森山田高出身ペア、田中・河又組。田中は単複共に
「ストップ・ザ・ワセダ」の第1候補として戦うことになる。
中大は、第4シードにも渡辺・柏山組が入った。上位4シードに2組というのも期待できるが、早大も
上位8シードに2組で互角の形成か。
去年は、板倉・岡本組(青学大)という「3年生同士ペア」が優勝する、非常に珍しい結果に終わったが、
さすがに今年は1年生同士ペアの優勝に落ち着くだろう。
女子ダブルス
村守の「インターハイダブルス3位」という実績が効き、大和田・村守組が第1シードとなった。
第2シードの曹・高橋組は、個々人の実力からすると期待は出来る。曹はシングルスでも第1シード
だし…。
リュウと福岡はシングルスと同じく第3・第4シードに入った。両種目での活躍が期待される。
外国人留学生の絡んでいる3ペアがいずれも後半のパートに入った。どういう戦いになるか?。
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