平成14年度秋季関東学生リーグ戦の予想

 9月11日(水)〜15日(日)の5日間、代々木第2体育館において行われます「平成14年度・秋季・
 関東学生リーグ戦(1・2部)」の見どころをアップします。

 日程にはウイークエンドも含まれています。また、11点制になり、去年までに比べて若干の試合時間
 短縮が計られたため、今シーズンは初日から第4日の試合開始時間が約1時間遅らせてあります。
 (最終日は、試合後の表彰式・閉会式、さらには撤去の都合があり、従来通りです)。試合時間は最短で
 1時間半、最長で4時間というところですので、7時頃まで試合が行なわれている可能性があります。
 平日の学校帰り、仕事帰りの方も足をお運びいただき、大学卓球界トップのプレーを、是非、ご観戦下さい。

 会場の代々木第2体育館は、JR山手線・原宿駅、及び地下鉄・千代田線・明治神宮前駅より徒歩
 5分です。
 入場料は、一般600円、大学400円、高校生以下無料です。

 関東学連では、今回、初めて9/1施行の新ルール(新サービスルール、タイムアウト制の採用等)で実施
 される大会となります。


女子1部

 淑徳大

  今年も順当に春(リーグ)、夏(インカレ)連覇を成し遂げた淑徳大。これで関東リーグ戦、インカレ共に
  3連覇を飾ったことになる。今季も制し、去年に続く年間団体戦3冠完全制覇をリーグ戦4連覇で
  飾りたいところ。その達成確率は高い。

  チームの2枚看板はキャプテンの潮崎と藤井の2人。この2人の単複3点は非常に得点率が高い。
  今季の大会ポスターのモデルにもなっているが、その価値は十分にある。現在、2人揃って世界大学
  選手権に参戦しており、秋リーグ前日の9/10(火)にポーランドから帰国するが、コンディショニング
  さえ間違わなければ、活躍は約束されているようなものだ。関東学生では、2人揃って故障、欠場という
  予想外の事態に襲われたが、まさか、今回2人揃って体調を崩して来るようなことはないだろう。

  潮崎は、今春、単複共に3戦全勝で、計6戦全勝のMVP(殊勲賞)。インカレでは単5戦全勝、複6勝
  1敗の計11勝1敗で、やはりMVP(敢闘賞)。優勝請負人として、これで団体優勝時のMVPは
  大学入学後、2年半で実に5回目となった(2部優勝の1回を含む)。今季も殊勲賞を取るような
  ことがあれば、年間MVP3冠王(そんなのアリ?)となる。リーグ戦通算成績は13勝3敗(2部での
  5勝と合わせて18勝3敗)となり、特別賞確定には、あと3勝。ということは、1年を残して今季中に
  確定される可能性が高い。全日学準優勝の実力は、現在、女子学生界ではナンバーワンか?。

  藤井は、春リーグではキ林(大正大)を破るなど、3勝1敗。ダブルスの3戦全勝と併せて6勝1敗の
  好成績をあげ、優勝に貢献した。故障・欠場の関東学生を挟んだ千葉インカレでは、勝負どころの
  準決勝、決勝で留学生相手に連敗し(張魏(朝日大)と劉テイテイ(東富大))、ここではイマイチの実績に
  終わってしまったが、地力は誰もが認めるところ。リーグ戦通算成績は、シングルスで10勝2敗、
  ダブルスで10戦全勝!!。全日学、単ベスト4、複チャンピオンの実績は色褪せない。

  約1ヶ月後の松山全日学でも、第1シード・潮崎、第2シード・藤井と上位シードを占め、活躍が期待
  される2人。名実共に日本女子学生界のツートップを組んでいると言える。果たして今後、どこまで
  白星を並べるのか?。

  新人留学生選手の陳微娜は、新人戦で単複ともベスト4、春リーグでは4戦全勝で優秀選手賞を受賞。
  潮崎と藤井が欠場した関東学生でも準優勝し、「飛車角落ちでも強い淑徳大」を強烈にアピールした。
  千葉インカレでも6勝1敗とチームの3連覇に大きく貢献した。今年、関東学連は一気に新人留学生が
  3人加入してきたが、団体戦に限って言えば、この中で最も活躍していると言えるだろう。(チームが
  強いことの恩恵を受けている面は、当然あるが…)。

  ラスト起用の多い西岡は、インカレで2年連続決勝ラストでの逆転勝ちを演じ、優勝を決めるシーンを
  飾っている。その場にオーダーされる運もなければならないので、実力だけではなかなかできない
  経験と言える。リーグ戦では後半まで回ってこない日が多いが、それでも通算8勝1敗は好成績だ。

  工藤は、春リーグで強豪相手に2敗を喫したものの、関東学生では2年連続となるランク入りを
  果たした。しかも、今年は単複ともランク入り。中の上クラスの実力は示している。

  ダブルスは、潮崎・藤井組のエースダブルス、西岡・工藤組のセカンドダブルスで決まりだろう。
  チームとして心強いのは、セカンドダブルスの西岡・工藤組が春リーグ5戦全勝と、予想以上の(?)
  大活躍を見せ、さらに関東学生でもランク入りしたことか。これにより、「どこにも穴がないチーム
  構成」が出来上がっている。異質攻撃とカットという変則ペアは、相手側からもやりにくさがあるの
  だろう。エースダブルスの潮崎・藤井組は、もちろん、日本一を争う強豪ペアだし…。

  去年から続くリーグ戦では3シーズン連続の5戦全勝優勝で、学生界では無敗を続けている淑徳大。
  つまり、「21世紀になってから、まだ負けた事がない」ということだ。(改めてこう書くと、凄い!)。
  失点も少なく、もつれること自体がほとんどない。優勝予想や勝敗予想よりも、「何失点するか」を
  予想した方が良いかも知れない。


 中央大

  春リーグで準優勝に躍進した中央大。インカレではベスト8の結果だったが、これが「残念」と言える
  ところに今年の中大の強さが象徴されている。去年、一昨年なら「実力相応」で終わっていたところだ。
  春の2位、夏の8強は共に男女同じ成績の今年の中大。今季は、男女アベック優勝と行くか?。

  今年、中大の中心となっているのは何と言っても新人の留学生選手、曹冬梅だろう。新人戦では単複
  2冠王。春リーグでは5戦全勝で敢闘賞と優秀選手賞をダブル受賞。関東学生ではシングルス3位、
  ダブルス2位。これらの中でも、特に春リーグの成績は、藤井(淑徳大)、大畑(大正大)、劉(東富大)と
  いった強豪を連破してのものだけに価値があった。インカレでは大正大との準々決勝でキ林に惜敗し、
  チーム敗退の一因となってしまったが、地力は保証書付きといって良いだろう。今シーズンも大活躍が
  期待できる。

  日本人エースの柏木は、春は単複ともに3勝2敗で、計6勝4敗だった。関東学生でもベスト8入りし、
  安定した実績を残し続けている。(去年も、関東学生はベスト4、全日学もランク入りだった)。
  単複10戦フル起用が確実な柏木の成績は、チーム成績に直結するだけに、注目が集まる。

  4年生では、越後谷がリーグ戦でもインカレでも起用され、勝ち星をあげている。キャプテンの玉木は
  インカレエントリーから漏れたものの、関東学生でベスト8に入る実績をあげており、今季は起用の
  機会も多いのではないかと思われる。

  新人・井口も春リーグ、インカレと連続起用されており、今季も期待がかかるところだろう。
  米田は、柏木とのダブルスと合わせて単複2点起用が濃厚だが、シングルスの実績がイマイチなのが
  正直なところ(通算1勝7敗)。巻き返しを期待したい。

  3年勢の和田、沼田らにもチャンスはあるだろう。特に沼田は現在、リーグ戦シングルスでは未勝利
  ながら、関東学生でランク入りしているだけに、今季はレギュラー定着と初勝利のビッグチャンスでは
  ある。

  ダブルスは、エースダブルス、柏木・米田組の5戦フル起用+セカンドダブルス、数ペアの日替わり
  起用だろう。関東学生準優勝の曹冬梅・高橋組が使えないのが、ルールとは言え、惜しまれる。

  外国人留学生という「新しい血」の輸血で甦った古豪・中央大。
  ここのところ、淑徳大が最終日を待たずに優勝を確定するシーズンが続いているが、その原因は前季
  2位チームが早々に優勝戦線から脱落していくからに他ならない(4日目までに2敗以上してしまう)。
  淑徳大がそうそう取りこぼすとは思われない現状下で、今シーズンの優勝争いの興味を最終日まで
  つなげるかは中大にかかっていると言える。


 大正大

  春は3位とは言え、2勝3敗の負け越しだった大正大。かつて優勝争いの常連だった関東学生でも
  今年はやや精彩を欠き、千葉インカレではベスト4。連続決勝進出中だったインカレで、準決勝敗退を
  喫した最大の敗因がオーダーミスと言うのが、惜しいような、情けないような…、ビミョ〜なところ。
  2部落ちした男子ともども、佐藤行信氏の遺産が底をついてきた感は免れない。

  チームの両輪はキ林と大畑で、2人とも春リーグでは単4勝1敗だった。通算勝ち星も12ずつだが、
  負け数が少ないこととダブルスでも起用されることで、大畑が頭一つリードしていると言える。

  強豪留学生に対しても互角以上の成績をあげていることで評価の高い大畑は、関東学生でも日本人で
  唯一のベスト4入り。去年の「関東学生・全日学、連続ベスト8」から一歩階段を上った。リーグ戦
  通算12勝2敗の成績は、強豪揃いの同期生(2年生)、藤井、西岡(共に淑徳大)、柏木(中央大)らの
  中でもトップの成績。現在、ポーランドで世界大学選手権に出場中だが、国内予選を1位で通過した
  ことが、その実力をよくあらわしている。インカレもシングルスは3戦全勝と活躍した。東富大戦の
  湯原・河村組との対戦は、春リーグでは勝っていただけに不戦敗となったのは悔やんでも悔やみ切れ
  ないところだろうが…。果たして、今回、どのような反撃を見せるか。

  キ林は、春リーグで4勝1敗、関東学生でベスト16、インカレで3勝1敗。敗れた相手は、それぞれ
  藤井、陳微娜(共に淑徳大)、劉テイテイ(東富大)と、いずれも頂上対決と言って差し支えない強豪揃い。
  インカレでは曹冬梅(中大)に勝つ活躍も目立った。去年まで先輩、馬佳がいたため、出場機会が制限
  され、実力は特別賞クラスながら、既に去年からその可能性はなくなっており、現在通算12勝4敗で
  ラストシーズンを迎える。まだやったことがない5戦全勝で有終の美を飾れるか?。実力的には十分
  可能だと思われるが…。

  キャプテンの佐藤(麻)は、春リーグでほとんど勝ちかけていた専大戦ラストで大逆転負けを喫するなど
  苦い思いが残ったが、関東学生では単複ともにランク入り。インカレでも4戦全勝という結果を残し、
  面目を保った。

  鮎田は、単複フル起用がほぼ確実で、大畑とのダブルスはある程度の見通しがつくものの、シングルス
  では苦戦が続いている(通算5勝14敗)。

  あとは、片野、池田、西田らの交代起用が濃厚と思われる。

  ダブルスは、エースダブルス=鮎田・大畑組、セカンドダブルス=佐藤(麻)・片野組か。鮎田組に
  関しては間違いないが、片野に関しては、片野・池田組が関東学生でベスト4に入っているため、
  場合によってはこちらの起用が考えられないこともない。ただ、過去2年間(4シーズン)フル起用
  され続けている実績を考えれば、やはり佐藤(麻)・片野組の可能性の方が高いだろう。

  主力に4年生が多い大正大(キ林、佐藤(麻)、鮎田、片野)。来年は大畑が残るものの、チームとして上位
  争いが出来るかは未知数。何とか優勝争いに絡んでおきたい今シーズンといったところだろう。


 東京富士大

  今年から4年制大学として生まれ変わった東富大。ファーストシーズンの今春は惜しくもBクラスの
  4位に終わったものの、関東学生では単複に優勝し、まずは歴史に新校名を永遠に刻んだ。そして、
  千葉インカレでは実に13年ぶりの決勝進出を果たし、加速をつけて今季に臨む。

  エースは何と言っても関東学生単複2冠王の劉テイテイだろう。新人戦の単複ベスト4の後、春
  リーグでは意外にも2勝3敗の負け越し。他チームの留学生選手達が大活躍をする中で、ただ1人
  取り残された感があった。そこから一転しての関東学生単複2冠王だっただけに、なおさら衝撃的
  だった。そのまま勢いを持続し、インカレでも6勝1敗の大活躍でチーム準優勝の立役者となった。
  強豪との連戦となったのは、春リーグもインカレも同じだったのだが、結果をこれだけ好転させられた
  のはやはり潜在能力のなせる業か?。今大会も期待は大きい。

  キャプテン・湯原は、今春3勝1敗で通算は11勝9敗。関東学生は、シングルスでランクをキープし、
  劉と組んだダブルスに優勝した。インカレでも単複にフル回転し、銀メダル獲得に貢献した。特に
  0−2と追い込まれた日本大戦で3番ダブルスと5番ラストで2点を上げた試合は価値があった。
  個人戦のシングルスランクキープも入学以来2年半続いている。コンスタントプレーヤーとしての
  活躍が今季も期待できる。

  春、いきなりの大活躍を見せたのが河村。5戦全勝で優秀選手賞を受賞し、通算成績も9勝3敗と
  なった。短期大学部所属なので、今季がラストシーズンとなり、あと1勝で特別賞受賞となる。これは
  九分九厘、間違いなく受賞できるだろう。その後、関東学生では(曹(中大)とランク決定で対戦する
  不運もあり)、ランクを逃し、千葉インカレでも上位同士の対戦では敗戦が続く3勝3敗に終わった。
  客観的に見て、春リーグの再現は難しそうだ。世界大学直後ということも、代表慣れ、遠征慣れして
  いない河村にとってはマイナス要因か?。

  今年24歳になる高橋美代子は、関東学生こそ、シングルスベスト8、ダブルスベスト4と活躍した
  ものの春リーグとインカレではやや物足りない結果に終わっている。後半起用が多く、出番が少ない
  こともあるが…。インカレでは決勝ラストで西岡(淑徳大)に逆転負けを喫するという屈辱も味わった。
  先輩ということ、去年まで3年間コーチだったということから、「編入で戻って来ながら、期待外れ」では
  プライドが許さないだろう。リベンジが期待される。

  以上の4人は、春リーグからインカレと、続けてフル起用されており、今季も同じだろう。5番手は
  日替わり交代起用が予想される。ちなみに今春は三河、秦、國松の3人の新人による日替わり交代起用
  だった。今シーズンも大筋は同じと思われる。

  ダブルスは、関東学生で湯原・劉組が優勝を飾り、さらに高橋・河村組が3位と、大いに気を吐いたが、
  劉が使えない団体戦だけに、春リーグと同じ、湯原・河村組と高橋・三河組に戻すことが予想される。
  春は散々だったが、インカレでは湯原・河村組が6勝1敗(不戦勝1を含む)と、チームを決勝へ導く
  活躍をした。今季は期待が出来そうだ。

  春に比べて、劉のシングルスとエースダブルス(多分、湯原・河村組)は成績アップが予想される東富大。
  西村監督がナショナルチームの監督を兼任していることもあり、東富大でNT合宿などが行なわれる
  ことも多い。これは東富大の選手の心掛け次第で素晴らしい栄養になり得る。果たして、インカレに
  続き、優勝戦線に絡めるか?。


 専修大

  今年、全く良い話題がない専修大。
  春リーグは、最終日の「負けた方が最下位、ガケっぷち直接対決」で青学大に4−3のギリギリで競り
  勝ち、5位。これが数少ない好結果(?)と思われるほどだ。その後、世界大学には代表を送り込めず。
  (これは、今季の1部校では中大と専大のみ)。関東学生では単複ともに誰一人としてランクに入れな
  かった(1部校では専大のみ)。さらに、千葉インカレでは、新興勢力の朝日大にあっさり敗れてランク
  落ちした(ランク落ちは、1部校では専大と日大のみ)。どこを切っても「不振」の金太郎アメ状態。

  エースはもちろん、キャプテンの田中。春は単複ともに3勝をあげ、最低限の責任を果たしたが、以後
  期待された関東学生での早々の敗退など、冴えない。インカレでは中田(朝日大)にまさかの敗退で
  チームのランク落ちを決めてしまった。リーグ戦通算成績は15勝15敗のイーブン。ラスト
  シーズンの今季で5戦全勝すればギリギリで特別賞に滑り込む計算になるが、状況を見ると極めて
  難しいと言わざるを得ない。それよりもチームを救うため、単複で1点でも多く取ることを考える
  べきだろう。歴史に残る最悪の事態も考えられるチーム状況だけに、「その時の主将」として、歴史に
  刻まれないためにも…。

  田中とのダブルスも併せて、チームの得点源と見られている伊藤も、今年は成績を落としている。
  負けが目に付く印象だったが、全日学予選のシングルスで敗退し、本戦出場を逃したのには驚いた。
  去年、関東学生でベスト8に入った選手が…マジかよ、と。何とか巻き返しを期待したいのだが…。

  犬伏は、春リーグはラストで2勝し、チームを最下位の危機から救った。インカレの朝日大戦でも
  ラストで待っていたのだが、その前に4番で田中が敗れたのはチームとしては大誤算だろう。
  春にも増して危機的な状況と思われる専大だが、果たして犬伏は再び救世主となれるのか?。

  新人の河野は将来的なこともあって起用され続けているが、数字が上がらない。相手が厳しい面は
  あるが、「だから勝てない」で終わってしまうと、チームが…。

  あとは、原薗、長谷川、永澤が春は日替わりで起用されており、恐らく今シーズンも似たような形になる
  ものと想定される。なかなか勝てないのが実情だが…。

  ダブルスは、田中・伊藤組はかつての地力を発揮できれば3勝は期待できる。が、セカンドダブルスは
  原薗・井上組も犬伏・河野組も、勝ったことがないというのが実情。苦しい。

  今春後に青学大が2部落ちしたことに伴い、「今季女子1部で唯一、外国人留学生選手がいないチーム」
  となった専大。来年はインターハイベスト4のトン舟(中越高)の入学が内定しているが、果たして
  トンを1部校として迎えられるか?。現在のチーム戦力では最下位の最有力候補と見られる。
  入替戦に臨んだ場合、相手は青学大が濃厚だが、力はほぼ互角。チョットしたキッカケで勝負はどっちに
  転ぶかわからない。ついに、恐れていた日が来てしまうのか?。外れてほしい予想だが…。


 日本大

  3シーズン連続の2部優勝の末に、平成6年秋季以来、16シーズンぶり(8年ぶり)の1部昇格を
  決めた日本大。春先からほぼ予想されていた結果だった。有利の予想だけであれば、男子の早大も
  同じ形だったが、あっちが意外な苦戦を展開したのを横目に、こっちはパーフェクト目前の、わずか
  失点「1」で完勝していた。インカレでは惜しくもランク復帰を逃したとは言うものの、ランク決定戦
  では、その後、決勝まで勝ち上がった東富大に対し、2−0の2−0、と、「アト1ゲーム」まで肉薄した。
  実力的に十分ランク並みであることは疑いない。果たして、久々の1部でどんな結果を叩き出すのか。

  張虹と福岡が2枚看板と言える日大だが、チームとしては単複に起用できる福岡の方が戦力として
  評価が高いだろう。

  1年生エースと呼べる福岡は、新人戦で曹冬梅(中大)に単複とも決勝で敗れはしたものの、堂々の
  2種目の銀メダル獲得。春の2部リーグでも単5戦全勝、複3戦全勝の計8戦全勝でMVPの2部
  敢闘賞を受賞した。関東学生でもランク入りし、インカレでも河村に勝って東富大を追い詰めた。
  ポーランドからの帰国翌日が秋リーグ初戦の対淑徳大戦。潮崎or藤井との「世界大学代表対決」が
  いきなり実現する可能性も高い。時差調整などの都合で、淑徳大の一瞬の隙をつける可能性は初日が
  最も大きいとも言える。(もちろん、自分の体調を万全にすると言う前提付きだが…)。楽しみだ。

  張虹も春リーグでは2部で4戦全勝。関東学生でランク入り、と、福岡とほぼ同等の実績をあげて
  いる。インカレでは、関東学生2冠王の劉(東富大)に唯一の黒星をつける活躍で、実力を見せつけた。
  同じ留学生選手でも新人の3人と上級生のキ林(大正大)、張虹では期するものが違うか?。張虹の
  1部入りで留学生同士のハイレベルな直接対決の機会も増えるだろう。期待したい。

  新人・大橋も春リーグでは福岡と同じく単5戦全勝、複3戦全勝の計8戦全勝、という素晴らしい成績を
  残した。1部のステージではどれくらい戦えるか。福岡と張虹に続く大橋の勝ち星はチーム勝利の
  4点目になる可能性が高い。エースダブルスを組んでいることもあり、その出来はチームの命運を
  左右するかも知れない。

  あとは、森門と川島が2年生勢が起用されるだろう。チームの構成上、4〜5番手のように見える2人
  だが、去年の春(森門)と秋(川島)、それぞれ2部敢闘賞を受賞している実力者の2人だけに、当たれば
  怖い。

  ダブルスは、福岡・大橋の1年生ペアをエースとして5戦フル起用することは確実だろう。セカンド
  ダブルスは、川島・坂本組か、春の入替戦で組んだ森門・川島組のどちらかだと思われる。

  1部でも中堅クラスの地力は十分備えていると思われる日大。初日は案外、淑徳大に一泡吹かせる
  チャンスかも知れない。注目したい。


女子2部

  春リーグで平成4年・春季以来、10年ぶりに1部最下位に沈んだ青山学院大。しかも、5戦全敗という
  屈辱的大敗だった。そして、入替戦では10年前と同じ日大相手についに敗北。2部落ちとなった。
  十年一昔とは言うが…。その後、関東学生のランク入りは加登・小森組のダブルスのみにとどまった
  ものの、千葉インカレでは3年ぶりのランク復帰を果たした。2部校でインカレランク校は、当然、
  青学大のみ。チョット、早大が不気味だが、頭一つ抜けたチーム力はあるだろう。
  加登をエース格に、小森、山本、関口、村守がメインでシングルス起用されると予想する。ダブルスは
  加登・小森組+日替わりペアか。
  10年前は河合、横田という強豪を擁し、「2部校のインカレ優勝」を達成し、秋リーグ後、即1部に
  復帰した。今回は、あの時ほどではないが、2部で有利なのは動かない。入替戦で倒すべき相手は
  …専大?。

  春、2位となった早稲田大は、関東学生にベスト8(秋山)、ベスト16(仲村)の2人のランカーを
  輩出した。個人として実績を残した選手が2人もいるのが不気味なところ。(秋山は、藤井(淑徳大)
  が棄権した間隙を突いての8入りなので、その分は割り引いて評価しなければならないのかも
  知れないが…)。しかし、昨秋、今春と、連続して日体大に勝った、という実績も積み上げて来ており、
  チームの潜在能力はある。ひょっとしたらヒョッとするかも知れない。男子の後を追って1部に
  チャレンジ…という可能性もチョットはあるか。

  日体大は、白根、澤村、李孝心らが居ながら春は2部の3位。千葉インカレでも去年入ったランクを
  キープ出来ず、1年で再びランク落ちとなった。今季はまず、ここ2シーズン連続で負けている早大に
  リベンジするのが第一目標。これに成功すれば勢いに乗って青学大戦に臨める。

  下位の3校は優勝争いに絡むのは難しいだろう。

  日女体大は、「上位3校には及ばないが、下位2校には負けない」という春リーグの戦いぶりで4位を
  キープしていた。5位だった東女体大同様、戦力に大きな変動はないだろう。ということは順位も
  変動なしか?。
  慶應大に代わって2部昇格を果たした東洋大はわずか6人メンバーで構成されたチーム。実力が
  どの程度なのかは未知数だが、いずれにしても4〜6位間の3校の争いだろう。


 卓球のページへ