平成19年度・第74回全日本学生選手権の結果

 10月18日(木)〜21日(日)の4日間、愛知県体育館において行われました「第74回全日本学生卓球
 選手権大会(通称、全日学)」の結果をアップします。

 全日学は3年前より、外国籍選手の出場が不可能となりました。

 ちなみに、今大会のシードは → こちら です。去年の記録は → こちら です。
 歴代の優勝者・優勝ペアーは → こちら です。歴代の最優秀新人賞受賞者は → こちら です。
 3年前(平成16年)以降のランキング記録は → こちら です。

 男子シングルス
 (※は、32シード以外からの勝ち上がり)

 下山 隆敬(早稲田大) ┓
             ┣下 山┓
 石崎 孝志 (明治大)※┛   ┃
                 ┣森 下┓
 三枝 正典 (法政大)※┓   ┃   ┃
             ┣森 下┛   ┃
 森下 雄太 (中央大) ┛       ┃
                     ┣森 下┓
 岩村 悠司 (中央大)※┓       ┃   ┃
             ┣岩 村┓   ┃   ┃
 原 慶 光 (専修大)※┛   ┃   ┃   ┃
                 ┣岩 村┛   ┃
 垣原 秀和 (青森大) ┓   ┃       ┃
             ┣足 立┛       ┃
 足立 卓也 (明治大) ┛           ┃
                         ┣森 下┓
 塩野 真人(早稲田大) ┓           ┃   ┃
             ┣塩 野┓       ┃   ┃
 桑原 元希 (筑波大)※┛   ┃       ┃   ┃
                 ┣塩 野┓   ┃   ┃
 石野 倫寛(立命館大) ┓   ┃   ┃   ┃   ┃
             ┣石 野┛   ┃   ┃   ┃
 日高 達也 (明治大) ┛       ┃   ┃   ┃
                     ┣軽 部┛   ┃
 寺戸 一樹(大経法大)※┓       ┃       ┃
             ┣軽 部┓   ┃       ┃
 軽部 隆介 (明治大) ┛   ┃   ┃       ┃
                 ┣軽 部┛       ┃
 藤田 雄輔(早稲田大) ┓   ┃           ┃
             ┣藤 田┛           ┃
 村 守 実 (青森大) ┛               ┃
                             ┣ 久保田隆三(早稲田大)
 久保田隆三(早稲田大) ┓               ┃
             ┣久保田┓           ┃
 加地 竜也(立命館大) ┛   ┃           ┃
                 ┣久保田┓       ┃
 横山 友一 (青森大) ┓   ┃   ┃       ┃
             ┣横 山┛   ┃       ┃
 小野 竜也 (明治大) ┛       ┃       ┃
                     ┣久保田┓   ┃
 大塚 裕貴 (明治大)※┓       ┃   ┃   ┃
             ┣瀬 山┓   ┃   ┃   ┃
 瀬山 辰男 (中央大) ┛   ┃   ┃   ┃   ┃
                 ┣瀬 山┛   ┃   ┃
 原 悠也 (早稲田大)※┓   ┃       ┃   ┃
             ┣安 本┛       ┃   ┃
 安本 和雄 (愛工大) ┛           ┃   ┃
                         ┣久保田┛
 水野 裕哉 (明治大) ┓           ┃
             ┣水 野┓       ┃
 宇都野光彦 (専修大) ┛   ┃       ┃
                 ┣水 野┓   ┃
 駒場 義久 (日本大)※┓   ┃   ┃   ┃
             ┣駒 場┛   ┃   ┃
 小坂 弘樹 (法政大)※┛       ┃   ┃
                     ┣水 野┛
 森田 侑樹 (中央大) ┓       ┃
             ┣森 田┓   ┃
 公平 貴広(早稲田大)※┛   ┃   ┃
                 ┣坪 口┛
 足立 智哉(早稲田大)※┓   ┃
             ┣坪 口┛
 坪口 道和 (青森大) ┛

 記 録:

  準々決勝
   森下 雄太(中 央 大)4(11-8,9-11,11-2,11-8,11-4 )1 岩村 悠司(中央大)
   塩野 真人(早稲田大)0( 8-11, 7-11, 2-11, 8-11  )4 軽部 隆介(明治大)
   久保田隆三(早稲田大)4(5-11,11-8,11-7,11-3,13-11)1 瀬山 辰男(中央大)
   水野 裕哉(明 治 大)4(11-9, 12-10, 11-9, 13-11 )0 坪口 道和(青森大)

  準決勝
   森下 雄太(中 央 大)4( 11-5, 13-11, 11-13, 14-12, 11-4  )1 軽部 隆介(明治大)
   久保田隆三(早稲田大)4(11-7,4-11,6-11,11-4,11-4,9-11,11-9)3 水野 裕哉(明治大)

  決 勝
   森下 雄太(中央大)3(4-11,11-8,11-13,8-11,11-9,15-13,7-11)4 久保田隆三(早稲田大)

   (久保田は初優勝)

 ランキング:

  1位 久保田隆三(早 稲 田大・4)
  2位 森下 雄太(中 央 大・4)
  3位 水野 裕哉(明 治 大・3)
  4位 軽部 隆介(明 治 大・1)
  5位 瀬山 辰男(中 央 大・1)
  6位 岩村 悠司(中 央 大・1)
  7位 坪口 道和(青 森 大・3)
  8位 塩野 真人(早 稲 田大・3)
  9位 横山 友一(青 森 大・2)
  10位 森田 侑樹(中 央 大・2)
  11位 下山 隆敬(早 稲 田大・4)
  12位 足立 卓也(明 治 大・4)
  13位 安本 和雄(愛知工業大・2)
  14位 藤田 雄輔(早 稲 田大・1)
  15位 石野 倫寛(立 命 館大・3)
  16位 駒場 義久(日 本 大・4)

 コメント:

  優勝争いに絡むと思われた時吉(早大)が故障で途中棄権するなど、32シード中、12人がシードを
  守ってのベスト32に進出できなかった。
  また、前年銅メダルの村守(青森大)はダブルス決勝で敗れた直後の単ランキング決定戦で敗退した。

  ベスト16の内訳は、関東12人(早大と中大が各4人、明大が3人、日大が1人)、東北(青森大)2人、
  関西(立命館大)と東海(愛工大)が各1人となった。下山と久保田の早大勢が4年連続ランク入りを
  達成した。ダブルスで活躍した専大勢はノーランクに終わった。

  3連覇を狙った第1シードの下山(早大)は、ベスト8決定戦で森下(中大)との主将対決で敗退した。
  早大4年生トリオ最後の砦となった久保田は、横山(青森大)と1時間を越えるフルゲームの大接戦
  の末、4−3で競り勝った。
  青森大最後の砦となった第2シードの坪口は、森田(中大)に敗色濃厚の展開だったが、第7ゲームは
  11-9で競り勝って、逆転勝ちを収めた。

  ベスト8の内訳は、中大3、早大と明大が各2、青森大1、となった。もし、森田が坪口に勝っていたら
  8強は関東が独占で、しかも中大が半分を占めるところだった。

  準々決勝は、いずれもワンサイドゲームに終わった。
  ここまで大健闘を見せた中大の1年勢(瀬山と岩村)は、4年勢(久保田と森下)にいずれも4−1で
  敗れた。
  明大勢の2人は、いずれも準々決勝を4−0ストレートで突破した。
  カット打ちに定評がある軽部は、塩野に付け入る隙を与えず完勝。木方を思わせるカットキラーぶり
  だった。塩野の3年連続ベスト8も立派な成績だが、今年もメダル目前で手が届かなかった。
  また、時吉の棄権で勝ち上がりが楽になった水野は、2年連続準優勝中の坪口に、内容は競りながらも
  ストレート勝ち。ベスト4の顔ぶれからして、「優勝に最も近い位置にいるのは水野か?」と思われた。
  一方の青森大勢は、坪口の敗退で全滅し、シングルスはメダルに手が届かずに終わった。平成12年
  (2000年)に宋海偉(現・吉田海偉)が1年生優勝を飾って以来、7年連続で単のメダルを獲ってきた
  青森大だったが、8年ぶりにこれを失った。これは21世紀初の珍事。また、インカレと併せて、団体、
  単・複でタイトルを失ったが、これも同じく21世紀初の珍事。残る全日学選抜のタイトルを失えば、
  完全に無冠となる。

  ベスト4は、関東勢が独占した。

  準決勝、森下vs軽部戦は、4−1で森下が勝ち上がった。準々決勝で見せた軽部の強さは、やや影を
  潜めた。しかし、1年生で最高の成績を収め、全日本学生チャンピオン会から最優秀新人選手賞も
  贈られた軽部の未来は明るい。

  久保田vs水野の対戦は、1年半前の関東学生決勝の再戦。その時は久保田が勝ち、初優勝を飾っていた
  が、これには水野がダブルスでも優勝しているなどの体力面の要因(疲労)も指摘されていた。
  今回は、横山との激戦を越えてきた久保田より、時吉との対戦がなかった水野の方が有利かと思われた
  が…、1−1、2−2、3−3のフルゲームの末、最後は11-9で久保田が競り勝った。水野は、単複共に
  ビッグチャンスを逃した。

  決勝は久保田vs森下という4年生同士の対決となった。2人とも、上位進出は常連ながら全国大会の
  シングルス決勝戦という場には縁遠く、一世一代のチャンスが巡ってきたと言えた。
  実績的には久保田有利と思われ、事実、第1ゲームは11-4で久保田が比較的に楽に取った。2ゲーム目
  以降、スコア的には競るものの、久保田が3−1と王手をかけて第5ゲームに入った。このゲームも
  大量リードし、優勝が見えてきた久保田だったが…ここから森下が逆襲し、追いつき、ついには逆転の
  11-9で競り勝った。世界選手権決勝の王励勤vs馬淋戦が一瞬脳裏をよぎる展開だった。
  続く第6ゲームも、ジュースアゲインの大接戦の末に15-13で森下が競り勝ち、ついに勝負は最終第7
  ゲームへもつれ込んだ。久保田にとって、この日4試合中3試合目のフルゲーム。しかも、あの粘る
  プレースタイルで…。試合時間は合計約4時間にも及んだ。こうなると、疲労や、追いつかれた方の
  弱味もあり、勝負の行く方は全くわからなくなったが…最後の最後は11-7。久保田が優勝を決めた。

  偶然にも、この10月21日は早稲田大学の創立125周年日。母校の「第2の建学」とされる日
  だった。下山の3連覇は成らなかったものの、チームワセダとしては3連覇達成。しかも、インカレと
  併せて2冠奪取となった。

  一方、敗れた森下だったが、下山を破ったことをはじめ、今大会の中大旋風の中心となる大活躍だった。
  主将として、チームに好成績という大きな功績を残した。


 女子シングルス
 (※は、32シード以外からの勝ち上がり)

 定国 美奈 (近 畿 大)※┓
               ┣井 上┓
 井上 朋美 (大 正 大) ┛   ┃
                   ┣井 上┓
 唐沢 優佳 (東京富士大)※┓   ┃   ┃
               ┣唐 沢┛   ┃
 阿部 奈々 (淑 徳 大) ┛       ┃
                       ┣大 槻┓
 小野絵理香 (早 稲 田大)※┓       ┃   ┃
               ┣大 槻┓   ┃   ┃
 大槻 麻奈 (青山学院大) ┛   ┃   ┃   ┃
                   ┣大 槻┛   ┃
 西岡 百子 (日本体育大)※┓   ┃       ┃
               ┣ 岡 ┛       ┃
 岡 紘 子 (東京富士大) ┛           ┃
                           ┣杉 本┓
 杉本 枝穂 (専 修 大) ┓           ┃   ┃
               ┣杉 本┓       ┃   ┃
 川口愛(別府溝部学園短大)※┛   ┃       ┃   ┃
                   ┣杉 本┓   ┃   ┃
 梶本麻莉菜 (早 稲 田大) ┓   ┃   ┃   ┃   ┃
               ┣梶 本┛   ┃   ┃   ┃
 溝上 千秋 (愛知工業大)※┛       ┃   ┃   ┃
                       ┣杉 本┛   ┃
 小野 思保 (淑 徳 大) ┓       ┃       ┃
               ┣小 野┓   ┃       ┃
 芦田麻由理 (中 央 大)※┛   ┃   ┃       ┃
                   ┣小 野┛       ┃
 郡山 亜美 (近 畿 大)※┓   ┃           ┃
               ┣岡 本┛           ┃
 岡本真由子 (立 命 館大) ┛               ┃
                               ┣ 杉本 枝穂(専修大)
 山梨 有理 (淑 徳 大) ┓               ┃
               ┣山 梨┓           ┃
 阪田 真弓 (立 命 館大)※┛   ┃           ┃
                   ┣山 梨┓       ┃
 岡 田 愛 (朝 日 大) ┓   ┃   ┃       ┃
               ┣岡 田┛   ┃       ┃
 増 本 悠 (近 畿 大)※┛       ┃       ┃
                       ┣野 上┓   ┃
 若宮万記子 (愛知工業大)※┓       ┃   ┃   ┃
               ┣野 上┓   ┃   ┃   ┃
 野上紗矢佳 (中 央 大) ┛   ┃   ┃   ┃   ┃
                   ┣野 上┛   ┃   ┃
 小山内里紗 (大 正 大) ┓   ┃       ┃   ┃
               ┣山 ア┛       ┃   ┃
 山ア 知春 (青山学院大) ┛           ┃   ┃
                           ┣伊 藤┛
 照井 萌美 (早 稲 田大) ┓           ┃
               ┣照 井┓       ┃
 山川 公美 (京都産業大) ┛   ┃       ┃
                   ┣照 井┓   ┃
 佐藤夏奈子 (富 士 大)※┓   ┃   ┃   ┃
               ┣ 浦 ┛   ┃   ┃
 浦 葉留香 (朝 日 大) ┛       ┃   ┃
                       ┣伊 藤┛
 津田比呂恵 (日本体育大)※┓       ┃
               ┣中 山┓   ┃
 中 山 翠 (中 央 大)※┛   ┃   ┃
                   ┣伊 藤┛
 中川めぐみ (立 命 館大)※┓   ┃
               ┣伊 藤┛
 伊藤みどり (筑 波 大) ┛

 記 録:

  準々決勝
   井上 朋美(大 正 大)0(  8-11 , 3-11 , 5-11 , 11-13  )4 大槻 麻奈(青山学院大)
   杉本 枝穂(専 修 大)4(11-7,8-11,2-11,11-8,11-4,14-12)2 小野 思保(淑 徳 大)
   山梨 有理(淑 徳 大)0(  8-11 , 9-11 , 9-11 , 10-12  )4 野上紗矢佳(中 央 大)
   照井 萌美(早稲田大)2(11-5,11-6,10-12,7-11,7-11,7-11)4 伊藤みどり(筑 波 大)

  準決勝
   大槻 麻奈(青山学院大)1( 4-11,7-11,11-7,2-11,9-11 )4 杉本 枝穂(専修大)
   野上紗矢佳(中 央 大)1(10-12,11-13,11-7,8-11,5-11)4 伊藤みどり(筑波大)

  決 勝
   杉本 枝穂(専修大)4(11-9,5-11,6-11,12-10,11-6,6-11,11-7)3 伊藤みどり(筑波大)

   (杉本は初優勝)

 ランキング:

  1位 杉本 枝穂(専 修 大・3)
  2位 伊藤みどり(筑 波 大・4)
  3位 野上紗矢佳(中 央 大・3)
  4位 大槻 麻奈(青山学院大・4)
  5位 小野 思保(淑 徳 大・2)
  6位 照井 萌美(早 稲 田大・1)
  7位 山梨 有理(淑 徳 大・2)
  8位 井上 朋美(大 正 大・2)
  9位 岡 紘 子(東京富士大・4)
  10位 山ア 知春(青山学院大・4)
  11位 岡 田 愛(朝 日 大・3)
  12位 岡本真由子(立 命 館大・2)
  13位 唐沢 優佳(東京富士大・2)
  14位 浦 葉留香(朝 日 大・2)
  15位 梶本麻莉菜(早 稲 田大・3)
  16位 中 山 翠(中 央 大・1)

 コメント:

  前年準優勝で今年第1シードの野中(筑波大)や、去年のインターハイチャンピオンの宇土(立命館大)
  らが早々に敗退。狭間(大正大)の棄権などもあり、32シード中15人がシードを守れず、32強
  に進出できなかった。

  ベスト16の内訳は、関東が13人(淑徳大、青学大、中大、早大、東富大の5校から各2人ずつ。
  専大、大正大、筑波大から各1名ずつ)。地元の東海学連は朝日大の2人。そして、関西(立命館)1人
  だった。伊藤(筑波大)が4年連続ランク入りを達成した。

  ベスト8決定戦では、大槻(青学大)vs岡(東富大)の4年生対決がフルゲームの接戦となったが、最後は
  大槻が競り勝っていた。(大槻は、ランク決定戦の小野(早大)戦でもフルゲームジュースでの勝利
  だった)。
  大槻の同僚、山アは前日のダブルスも制し、インカレと併せた3冠王の可能性もあったが、野上(中大)
  に敗れて、ここでストップした。

  ベスト8は関東勢が独占した。淑徳の2名以外は、6校から1名ずつが入った。

  準々決勝では、淑徳大勢の2人(山梨と小野)が敗退。男子の青森大同様、淑徳大がインカレの決勝
  敗退に続き、今大会でダブルスのメダル1つのみに終わったのは、意外だった。
  また、実力者同士の対戦、照井(早大)vs伊藤戦は、伊藤が4−2で勝利。敗れたものの、照井は1年生
  最高の成績で最優秀新人選手賞を受賞した。今後の早大女子の黄金時代の中心を担うこととなる。

  準決勝、杉本(専大)vs大槻戦は、4−1で杉本が勝った。関東リーグで通算11勝24敗だった大槻が
  銅メダル獲得にまで至るとは、予想外だったが、4年生の最後で自己新記録を出した。
  もう1試合の伊藤vs野上戦も4−1で、伊藤が勝った。

  決勝は杉本vs伊藤戦。来春からは専大も筑波大も揃って関東1部だが、今春の時点では両校とも2部
  だった。関東学連の層の厚さと言うか、他学連との差を感じさせる対戦カードだった。
  伊藤は全日学で4年連続ランク。しかも全て8強以内。去年は3位。インターハイでは優勝も経験
  している、ということで、伊藤有利と予想した。4年生で最後のチャンスということや、第2シードと
  いう地位も伊藤には好条件と思われた。実際、試合でも球威で押し込み、優位に試合を進めていたが
  …、第4ゲームのジュースを杉本が取って2−2。フォア表、バック裏の特異な速攻スタイルが生き、
  結局、3−3の最終第7ゲームを11-7で取った杉本が初優勝を飾った。

  専大の全日学女子シングルス優勝は…何と、昭和34年(1959年)の松崎キミ代さん以来48年ぶりとの
  こと!。約半世紀前!。インカレやダブルスでは何度も優勝しているし、関東内ではシングルスでも
  勝っているのを見ているので、まさかこの種目で自分が生まれる約10年も前から優勝していないとは
  全く思っていなかった。ビッグサプライズだ。そんなに空いてたとは…。
  しかし、専大の男子ダブルス・女子シングルスという4種目中2種目の今大会の優勝を、誰が予想
  したことか?。

  一方、筑波大は去年の野中に続き、今年も決勝最終ゲームの末の惜敗で、この種目の初タイトルを
  逃した。平成10年(1998年)に、米倉・今坂組が女子ダブルスに優勝したのが、この愛知県体育館
  だったが、タイトル奪取の再現は成らなかった。伊藤、野中らが卒業する来年からは、一転、厳しい
  状況となる。


 男子ダブルス
 (※は、16シード以外からの勝ち上がり)

 橋本 泰樹・瀬山 辰男(中央大)※┓
                  ┣徳増・森田┓
 徳増 信弥・森田 翔樹(専修大)※┛     ┃
                        ┣徳増・森田┓
 沼 田 勝・佐藤 信彦(埼工大) ┓     ┃     ┃
                  ┣沼田・佐藤┛     ┃
 照井 雄太・安達 健佑(筑波大)※┛           ┃
                              ┣徳増・森田┓
 平 屋 徹・林 祐 麻(明治大)※┓           ┃     ┃
                  ┣坂本・青山┓     ┃     ┃
 坂本 一樹・青山 泰久(中央大)※┛     ┃     ┃     ┃
                        ┣坂本・青山┛     ┃
 篠原 詳太・浅井 貴裕(愛工大)※┓     ┃           ┃
                  ┣垣原・坪口┛           ┃
 垣原 秀和・坪口 道和(青森大) ┛                 ┃ 徳増 信弥
                                    ┣ 森田 翔樹
 下山 隆敬・時吉 佑一(早 大) ┓                 ┃ (専修大)
                  ┣下山・時吉┓           ┃
 森下 雄太・吉田 匡毅(中央大)※┛     ┃           ┃
                        ┣水野・小野┓     ┃
 飯干 達也・平岩 耕助(日本大)※┓     ┃     ┃     ┃
                  ┣水野・小野┛     ┃     ┃
 水野 裕哉・小野 竜也(明治大) ┛           ┃     ┃
                              ┣村守・横山┛
 村 守 実・横山 友一(青森大) ┓           ┃
                  ┣村守・横山┓     ┃
 桑原 勇希・松竹 紀昭(駒澤大) ┛     ┃     ┃
                        ┣村守・横山┛
 日高 達也・石崎 孝志(明治大)※┓     ┃
                  ┣江藤・立石┛
 江藤真伍・立石イオタ良二(専修大)※┛

 記 録:

  準々決勝
   徳増信弥・森田翔樹(専修大)3(6-11,7-11,11-8,11-8,11-4)2 沼田 勝・佐藤信彦(埼工大)
   坂本一樹・青山泰久(中央大)3(3-11,11-7,11-9,7-11,11-7)2 垣原秀和・坪口道和(青森大)
   下山隆敬・時吉佑一(早 大)  棄 権 − 不 戦 勝   水野裕哉・小野竜也(明治大)
   村守 実・横山友一(青森大)3( 11-9,8-11,11-7,11-7 )1 江藤真伍・立石イオタ良二(専修大)

  準決勝
   徳増 信弥・森田 翔樹(専修大)3( 11-4, 11-6, 11-6  )0 坂本 一樹・青山 泰久(中央大)
   水野 裕哉・小野 竜也(明治大)1(11-9,6-11,4-11,5-11)3 村 守 実・横山 友一(青森大)

  決 勝
   徳増 信弥・森田 翔樹(専修大)3(13-11,11-8,11-9)0 村 守 実・横山 友一(青森大)

   (徳増・森田組は初優勝)

 ランキング:

  1位 徳増 信弥・森田 翔樹(専 修 大・2・2)
  2位 村 守 実・横山 友一(青 森 大・4・2)
  3位 水野 裕哉・小野 竜也(明 治 大・3・3)
  4位 坂本 一樹・青山 泰久(中 央 大・3・3)
  5位 沼 田 勝・佐藤 信彦(埼玉工業大・4・3)
  6位 坪口 道和・垣原 秀和(青 森 大・3・3)
  7位 江藤 真伍・立石イオタ良二(専 修 大・4・4)
  8位 下山 隆敬・時吉 佑一(早 稲 田大・4・4)

 コメント:

  16シード中、シードを守ってランク決定戦まで勝ち上がったの6ペアーのみ。実に10ペアーもが
  早々に敗退を喫した波乱の男子ダブルス。第1、第2シードも、この敗退組に含まれている。
  そして、勝ち上がった中でも時吉の故障・棄権など、荒れた展開となった。

  ベスト8には、青森大の2ペアー以外は、関東から6組(専大2+早・明・埼工・中)が入った。
  早大ペアの棄権により、準々決勝が不戦勝となった明大ペアが体力的にも有利か?と思われたが、
  結果は専大ペアの優勝だった。準々決勝の埼工大ペアー戦で、ほとんど負けかけていたのだが、
  そこから九死に一生を得て、その後、勢いに乗った。しかし、今春の関東リーグで5戦全敗。その後、
  団体戦では組み替えて清水・徳増組で起用されているという状況からして、徳増・森田組の優勝を
  予想した人はほとんど誰もいなかったものと思われる。森田はインターハイでのダブルスで優勝
  しているので、潜在的には勿論、実力はあったが…。
  なお、専大の優勝は、4年前の平成15年(2003年)の山城・原組以来となった。
  また今回、ベスト4の内、3組が右利き同士のペアーだったことが、興味深かった。男子では、右利き
  同士のペアーの優勝は珍しいと言える。


 女子ダブルス
 (※は、16シード以外からの勝ち上がり)

 阿 部 恵・山ア 知春(青学大) ┓
                  ┣阿部・山ア┓
 井上 朋美・小山内里紗(大正大) ┛     ┃
                        ┣阿部・山ア┓
 阿部 奈々・石川 美希(淑徳大)※┓     ┃     ┃
                  ┣松田・ 浦 ┛     ┃
 松田 寛子・浦 葉留香(朝日大)※┛           ┃
                              ┣阿部・山ア┓
 宮本真梨子・梶本麻莉菜(早 大) ┓           ┃     ┃
                  ┣宮本・梶本┓     ┃     ┃
 野上紗矢佳・中 山 翠(中央大) ┛     ┃     ┃     ┃
                        ┣宮本・梶本┛     ┃
 森永 愛里・福留 真代(愛工大) ┓     ┃           ┃
                  ┣森永・福留┛           ┃
 坂本 真織・大庭 綾文(日本大)※┛                 ┃ 阿 部 恵
                                    ┣ 山ア 知春
 上段菜々子・岡 田 愛(朝日大) ┓                 ┃(青山学院大)
                  ┣ 原 ・植山┓           ┃
 原 陽 子・植山 実穂(愛工大) ┛     ┃           ┃
                        ┣ 原 ・植山┓     ┃
 大槻 麻奈・代 瑞 葉(青学大) ┓     ┃     ┃     ┃
                  ┣松浦・門屋┛     ┃     ┃
 松浦亜希子・門屋 未希      ┛           ┃     ┃
      (神戸松蔭女子学院大)             ┣ 原 ・植山┛
 杉本 枝穂・堀部 紗代(専修大) ┓           ┃
                  ┣杉本・堀部┓     ┃
 木戸亜希穂・渡邊茜(熊本学園大) ┛     ┃     ┃
                        ┣山梨・小野┛
 岡 紘子・坂巻美恵(東京富士大)※┓     ┃
                  ┣山梨・小野┛
 山梨 有理・小野 思保(淑徳大) ┛

 記 録:

  準々決勝
   阿 部 恵・山ア 知春(青学大)3(10-12,11-5,11-4,11-4)1 松田寛子・浦葉留香(朝日大)
   宮本真梨子・梶本麻莉菜(早 大)3(11-9,6-11,11-9,12-10)1 森永愛里・福留真代(愛工大)
   原 陽 子・植山 実穂(愛工大)3(9-11,8-11,11-5,11-8,12-10)2 
                        松浦亜希子・門屋 未希(神戸松蔭女子学院大)
   杉本 枝穂・堀部 紗代(専修大)0(10-12,4-11,4-11)3 山梨 有理・小野 思保(淑徳大)

  準決勝
   阿部恵・山ア知春(青学大)3( 11-7 , 14-12 , 11-3 )0 宮本真梨子・梶本麻莉菜(早 大)
   原陽子・植山実穂(愛工大)3(5-11,11-6,6-11,11-8,13-11)2 山梨有理・小野思保(淑徳大)

  決 勝
   阿部 恵・山ア 知春(青学大)3(11-9,6-11,11-6,11-6)1 原 陽子・植山 実穂(愛工大)

   (阿部・山ア組は3年ぶり2回目の優勝)

 ランキング:

  1位 阿 部 恵・山ア 知春(青山学院大・4・4)
  2位 原 陽 子・植山 実穂(愛知工業大・1・1)
  3位 山梨 有理・小野 思保(淑 徳 大・2・2)
  4位 宮本真梨子・梶本麻莉菜(早 稲 田大・4・3)
  5位 松浦亜希子・門屋 未希(神戸松蔭女子学院大・4・3)
  6位 松田 寛子・浦 葉留香(朝 日 大・3・2)
  7位 森永 愛里・福留 真代(愛知工業大・1・1)
  8位 杉本 枝穂・堀部 紗代(専 修 大・3・3)

 コメント:

  男子に比べると、波乱は少な目だった女子ダブルス。ベスト8には、関東4組、東海3組、関西1組が
  入った。地元・東海勢の検討が目を引いた。特に、1年生ペアー2組が8強入りした愛工大勢は
  原・植山組が決勝進出を果たす大活躍を見せた。準決勝の段階では、「青学大ペアーvs淑徳大ペアー、
  第1シードvs第2シードの因縁の決勝対決か?」と思われていたところ、見事にストーリーを書き
  換えた。
  その愛工大1年生ペアーを破って優勝したのは、青学大の4年生ペアー、阿部・山ア組。3年前に
  同じ愛知県体育館で1年生ペアーとして優勝して以来、3年ぶり2度目の優勝を飾った。今年は
  尼崎インカレに続く2つ目の日本一となった。
  なお、ベスト4に右利き同士のペアーが3組入ったのは男子と同じだったが、女子では、優勝は唯一の
  左右ペアーがさらったことになる。

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