第74回全日本大学対抗卓球大会(インカレ)・予想 8月5日(木)〜8日(日)に京都府立体育館にて行われます「第74回全日本大学対抗卓球選手権大会 (通称:インカレ)」の予想をアップします。 参加チーム数は男女各48校で、予選リーグは、男女各16ブロック、1ブロックは3校より成ります。 予選リーグの結果、上位2校・男女各32校ずつが決勝トーナメントに進出します。 予選で対戦した学校同士は、決勝トーナメントでは逆のパートに組み入れられ、勝ち上がっても 決勝まで再戦することはありません。 約600人の日本のトッププレーヤーによる「大学日本一決定戦」を是非ご覧下さい。 入場は無料です。 インカレは、去年までは「全日本大学対抗卓球大会」でしたが、今年から「全日本大学対抗卓球選手権 大会」に改称されました。 日程(予定) 8月5日(木) PM 1:00〜 主将会議 PM 2:30〜 開会式 PM 4:30〜 予選リーグ 6日(金) AM 9:30〜 予選リーグ (予選リーグ終了後)決勝トーナメント抽選 7日(土) AM 9:30〜 決勝トーナメント1回戦〜3回戦(準々決勝) 8日(日) AM 9:30〜 決勝トーナメント準決勝〜決勝 PM 3:00〜 閉会式 会場の京都府立体育館は、 〒603−8334 京都府京都市北区大将軍鷹司町 TEL 075−462−9191 です。 男 子 今年も優勝候補筆頭は、当然、現在3連覇中の青森大だろう。三田村世代の三田村、田勢、加藤、宮下、 そして短大だった前全日学チャンピオンの陳晨は卒業した。が、それでも4連覇達成の可能性は 極めて高い。 今年のメンバーは、川崎主将以下、三浦、坂本、高木和、森田、張良、村守の7人。全員が青森山田高出身。 予想された顔ぶれと言える。去年の様に「Bチームが出てもベスト8入りクラス」というような 状況ではないが、…Aチームが万全なら、問題はない。 まず注目されるのは、去年はベンチエントリーしていながら出番がなかった3人・川崎、高木和、森田。 チャンスを与えられなかったことにクサる事もなく、その後の全日学では川崎が優勝、高木和が2位、 森田がベスト4、と、それぞれ金・銀・銅のメダルを獲得した。前代未聞の事態は、青森大勢の層の厚さと レベルの高さの象徴だった。「強い者(=レギュラー)が勝つんじゃない。勝った者が強いんだ」という 強烈な競争意識が感じられる。 今年に入ってからも3人揃って世界大学選手権の国内予選を通過し、日本代表になるなど、相変わらず ハイレベルの実力を見せ続けている。 国内組に負けない活躍が予想されるのが、ドイツ留学組の坂本と村守。 今シーズンから名門・デュッセルドルフに移籍した坂本は、去年のインカレでも単複にフル起用され エース格の扱いを受けていた。その後、全日学などは欠場し、目線は他の学生選手とは別にある。 村守も坂本と共に世界大学の国内予選を欠場し、ドイツ生活を優先させている。 日本の男子卓球界の未来を背負って立つと期待される両左腕だけに、注目を集めるが、一歩間違うと ブーイングの集中砲火を浴びるリスクも併せ持つところが辛い。坂本は去年のインカレでも敗戦を 喫し、全日本でもランク落ち。抜擢されたアテネ五輪のアジア予選でも結果を出せずに終わった。 村守も全日本で早々に姿を消し、世界選手権・団体戦・ドーハ大会でも敗戦の経験を積むだけに 終わってしまった。ドイツ長期留学自体が「例外的な、かなりの優遇措置」であることもあり、「勝って 当たり前、負けたらバッシング」は覚悟しなければならないだろう。特に坂本はアテネ行きを逃した ことによるインカレ出場となっただけに、余程の活躍を見せないと周囲の厳しい評価にさらされる 可能性がある。 全日学ベスト8の張良は、出番があるか微妙なところ。これは青森山田高時代から続くことでは あるが…。宋海偉、陳晨と言った先輩留学生達に比べると、絶対的な強さに欠け、やや不安はある。 しかし、全日学ベスト8の留学生選手と言ったら、他のチームでは間違いなくエースなのだが… 青森大、恐るべし!。 ダブルスは、全日学2位の川崎・三浦組か?、同ベスト4の高木和・森田組か?。あるいは坂本を 使って、かつてインターハイ2連覇の実績を誇る坂本・高木和組か?。どのペアーでも組める。 左利きの選手が多い(川崎、坂本、村守)ことも、ペアリングの可能性の幅を広げている。そして、どの ペアーが出てきても、強い。個人的には、ダブルスの実績が最も高い川崎・三浦組を予想する。 三浦のシングルス起用が考えづらいことは、逆にダブルスのスペシャリストとして生きる。 オーダー的にも、ダブルス専用員がいた方が、シングルスの前後半の自由度が増す。 全般的に見て、やはり青森大の4連覇達成の可能性は、極めて高いと言える。もし、負けるとしたら、 最大の要因は油断ではないか?と思えるほどで、敵は外より内にある。 一昨年の千葉インカレでは24年ぶりのランク落ちを味わったものの、1年でランク復帰を果たし、 去年は2位の明治大。去年までの主力5人(柳田、並木、藤井、足立(泰)、門野)がゴッソリ卒業し、 今年は大幅に戦力ダウンした。去年から残っているのは実質的に川口のみで、ほぼリニューアル チームとなった。(清水も去年、ベンチ入りはしていたが、ベンチウォーマーだった)。 今年のメンバーは、川口、清水、村田、佐藤(拓)、足立、平屋、日高、の7人。 今春の関東リーグでも5位に終わっているだけに、去年並みの成績を残すことは困難だが、順当に第2 シードの優位な組み合わせを得て、優勝争いの一端に絡みたいところではある。 主将の川口は、去年の決勝で三田村に勝つなど、団体戦での強さを大いに発揮した。今年は関東学生 でもベスト4入りを果たし、物足りなかった個人戦でも最終学年にしてようやく実績を残した。 単複フル起用が確実なだけに、チームの浮沈の鍵を握るのは間違いなくキャプテン・川口だろう。 川口と並び、最後のインカレに活躍が期待されるのが4年生の清水。強い上級生の存在で、長い間、 団体戦での起用チャンスに恵まれなかったが、ついに今年は機会を得た。関東学生などで見せる実績 からすると、フル起用は確実か?。 「リニューアル・明治」の象徴であるのが1年生勢。足立(卓)は、卒業した兄の足立(泰)の後を継ぎ、 母校の命運を握る。左腕を生かし、単複フル起用がほぼ確実と思われる。また、平屋と日高も要所での 起用が濃厚。平屋は、関東・春リーグで見せた新人賞に値するプレーの再現は成るか?。なお、同じく 新人の松山はインカレメンバーを外れた後に関東学生でランク入りした。今後のレギュラー争いなど も含めて、アピールできる時にアピールしておきたい同学年の競争意識がうまく作用するか?。 ダブルスは、川口・足立組で不動だろう。関東学生でもランク入りを果たし、最低限のラインはキープ している。 アテネ五輪にOBの松下、田崎、遊澤が出場する明治大。大きな国際大会の日本男子の代表は、過半数が 常に明治大OBだ。近年こそ青森大勢に押され気味とは言え、やはり10〜20年のスパンで見ると、 圧倒的に日本の屋台骨を背負って来ているのは明治大だ。 その一方で、関東学生選手権後に約50年に渡りホームグラウンドだった平沼園から、調布の新施設へ 移転した。新たな環境で迎える初のビッグゲームが今回の京都インカレとなる。 OBの活躍に象徴される古い伝統と、リニューアルされたメンバー&環境…新しさと古さの両面の 長所を生かし、「王者の意地」を見せることは出来るか?。 前年3位の専修大は、大谷、石原が卒業し、今年は山城、原の単複3点を軸に展開するものと思われる。 エントリーメンバーは、山城主将以下、阿部、猪本、高宮、原、小山、立石、と学年のバランスも取れた7人。 今春の関東リーグでは、一時は最下位が濃厚となったが最後の最後に何とかこれを免れた。 現在の専大最大の得点源は、山城・原組のダブルスだろう。去年は関東学生と全日学で連続優勝を 果たし、今年の関東学生でも準優勝。惜しくも中大ペアに連覇こそ阻まれたものの、春の関東リーグ ではこのペアにも勝っていた。相手がどのペアでも互角以上の勝負が出来ることは間違いない。 去年の全日学では青森大ペアを3試合連続で破っての栄冠だっただけに、名実共に現在、日本一の 安定感と強さを誇るペアと言える。 団体戦の要、ダブルスが強いことはグッドニュースに違いはないが、裏を返せばシングルスの得点力に やや不安が残る、というのが現実問題としてある。エース格は原と思われるが、「青森山田高時代の 貯金がなくなってきたのでは…」との厳しい評価も耳にする。関東学生でベスト8入りしたことを 復調のキッカケにしてほしいが…。 本来はエースであるべきキャプテンの山城も、ここのところ、シングルスの結果は思わしくない。 1年半前の全日学ベスト8を頂点に、以後、下降を続けているというのが客観的評価か?。チームと しては、山城、原の2人で単複3点が計算できるのが最も理想的ではあるが、現実はそうも行かない のが厳しいところ。3〜4番手は、猪本を軸に阿部や高宮あたりを組み合わせての起用となるだろう。 現在、昭和58年(1983年)以来、21年連続ランクをキープしている専修大。これは、現在継続中の 連続ランク入り記録としては男子最長となる(女子では大正大が24年連続ランクを継続中だが…)。 普通にやっても22年連続ランク入りは成るだろうが、優勝争いとなるとどうか?。平成2年を最後に 既に13年間も王座から遠ざかっているが…。 去年、平成4年(優勝)以来11年ぶりにベスト4に復帰した中央大。今春の関東リーグで逆転優勝を 果たし、その後、関東学生のダブルスも制して、勢いに乗っている。 メンバーは、主将の白神(宏)以下、野田、田中、河又、広島、白神(俊)、森下。去年との比較では、井内が 卒業し、白神(俊)と森下が加入した格好になる。全体のレベルはアップしたと言えるだろう。 エースの田中は、世界大学の国内予選も通過し、日本のトップクラスであることを実証した。全日学、 関東学生を通じて、シングルスでランクを落ちたことがない安定性を誇る。去年まではダブルスに 不安要素もあり、単複フル起用とは行かなかったが、今年は白神(俊)というパートナーを得て、ほぼ 間違いなく単複に活躍を見せるだろう。 白神(俊)は新人ながら単複フル起用が確実なチームの主軸。関東チャンピオンとなった田中との ダブルスは、今回も実績をあげられるか?。思えば、去年のインターハイダブルスチャンピオンでも ある白神(俊)だけに、ある意味では当然の活躍なのかも知れないが…。 春リーグで優勝の原動力となり、MVPを獲得した河又は、関東学生でも2年連続ランク入りした。 普通に考えれば、オーダーから外れることはないだろう。4番手は、野田か森下が有力ではないか?。 一時のインカレランク落ちが続いた時代は完全に脱した中央大。去年に続くメダルキープが成る 可能性は高い。 前年ベスト8の大学に目を向けると… 前年ランク5位の筑波大は宮坂が卒業し、今年はランクキープは難しいだろう。 主将の勝、寺島、菊池、森門の4人で戦い抜く布陣と思われるが苦戦は免れそうにない。関東リーグでも 1部から降格した末に、今春は2部の3位だった。関東の9位は、日本全体ではベスト16クラスか?。 メンバー構成から見て、東山高出身の菊池と森門がチームの命運を握るが、特に全日学ランカーの菊池 には単複でフル回転が必至。その得点力がチームの成績を左右することになる。当たった時の強さを 常時発揮出来ると状況は好転するのだが…。 高森らを擁し、2年連続でインカレベスト4に入ったのはつい3〜2年前だが、人の入れ替わりで 状況は一変する。時の移り変わりを感じる。 前年6位の愛知工業大は、11年連続のランク入りを継続中。今年も8強はキープしたいところ。 去年に続き、主力は中村と成紅光の2人になるだろう。キャプテンの中村は、今年も単複でチームの 浮沈を担うものと思われる。ダブルスパートナーは、去年同様の片山か、あるいは…。 成紅光は、期待が大きいだけに去年、一昨年の実績では十分とは言えないか。3年目の今年は、文句ない 実績を残したいところだが…。 去年は「新戦力不足」、「3番手以降の力不足」が感じられた愛工大だったが、今年は國分、神谷、斉藤、と 一気に3人のインターハイランカーを加入させた。愛工大の同学年3人と言うと、古くは「今枝、鬼頭、 安藤」、その後の「真田、王海軍、金氏、(さらに、遊佐)」を思い出す。ま、今年の新人は先輩勢に比べると 実力的にはチョット及ばないが…。しかし、チーム構成に穴がなくなったのは好材料と言える。 7人の登録メンバー中、4人(中村、片山、神谷、斉藤)が愛工大名電高出身の今年の愛工大。青森大ほど ではないが、系列校での補強が目立つ。思えば、かつてランク落ちが続いていた時代を超えて、平成 5年に名電高から今枝世代が入学して来たのが、今日の連続ランクのはじまりだった。その当事者の 1人でもあるOBの鬼頭がアテネ五輪で戦う直前に、母校の12年連続ランク入りを贈りたいところ だろう。(愛工大からの卓球五輪代表は鬼頭が初。世界選手権など、他の国際大会では多くいるので 気付かなかったが…そう言えばそうか) 前年7位の早稲田大は、去年も準々決勝で青森大に迫る好試合を展開していたが、今年は有望新人も 加入し、戦力もアップ。去年以上に期待出来る体制となった。今年、もし青森大に勝てる可能性がある チームがあるとすれば、事実上、それは早稲田大だけではないか?と思われる。 注目のメンバーは、羽賀主将以下、中野、岸川、阿部、下山、時吉、久保田の7人。レギュラークラスでは 岩村がベンチ入りを逃した。また、エントリーが6月後半だったため、関東学生ベスト8の徳政も メンバーに入っていない。 エースは関東学生で2連覇を達成した中野。全日学ベスト4、世界大学代表という実績からしても 青森大勢に全く引けを取っていない。去年も三田村を破り、会場を沸かせた。時に格下に取りこぼす こともあるが、頂上対決になるほど強さを発揮する。東山高時代の地元でもある京都の地で自慢の 爆発力を発揮する可能性は十分ある。 京都・東山高出身…と言えば、中野だけではない。当然、5年以上の長きに渡り中野と同僚関係にある 岸川もクローズアップされるし、関東学生でベスト4入りした時吉も新人離れした実力が期待される。 特に時吉は、関東・春リーグで病気(盲腸)のため途中リタイアし、同時にチームも失速。ほぼ絶対と 思われていた優勝を逃す屈辱の結末となっていただけに、ここでは何とかチームに貢献したいところ だろう。 新人として時吉以上の期待を集めていた下山は、関東新人戦で優勝したところまでは「さすがインター ハイ準優勝」と言われていたが、春リーグではやや精彩を欠き、関東学生でも単複ともランク入りを 逃した。世界大学の国内予選でもわずかに及ばず代表を逃し、次点に留まった。このままで終わる わけには勿論いかない。当然だ。 おそらく、上記の4人がメインで起用されると思われるが、もちろん、羽賀、阿部、久保田が出ても かなり強い。「どこからでも点が取れる」、「1〜2人コンディション不良でも90%の戦力は維持 できる」といった層の厚さも青森大に対抗できるレベルにある。 ダブルスは、従来、中野・岸川組、下山・時吉組という同学年ペアだったが、関東学生でいずれもランク 入りを逃したこともあり、全日学には中野・下山組という新ペアーでエントリーしている。おそらく、 今大会もこの新ペアーが起用されるのではないか?。未知数なものへの期待と不安が交錯する。 創部80周年という区切りの年に、昭和51年(1976年)以来、実に28年ぶりの優勝を目指す早稲田大。 ほぼ絶対と思われていた関東リーグで優勝を逃す屈辱を味わったが、これをバネにして生かすことは 出来るか?。そう、どんな優勝候補筆頭の前評判が高いチームでも、実際には負けることもある。 青森大も4年前には負けている。早大にチャンスは、ある。 「関西の雄」・近畿大は、一時は脇ノ谷らを擁し、かなり怖い戦力を誇ったが、現在は関西リーグ戦でも 立命館大の前に優勝を逃し続けており、状況としてはかなり厳しいと言える。去年、単複に奮闘を 見せていた橋本も卒業し、特に今年はキツい戦力事情と見る。宮坂を失った筑波大にも似た状況か?。 5年連続のランクキープが成るかは、決勝トーナメントの組み合わせの運に左右される要素が大きい と言えるだろう。 (個人的な話だが、関東以外の選手は、インターハイや全日学で上位に進出しないとなかなか注目する 機会がない。青森大や愛工大にはこういった選手がいるが、関西の男子には…少ない。正直な話) 前年ベスト8以外で注目されるのは… 大正大が4年ぶりのランク復帰を目指す。この3年の間には、関東リーグでも一時期2部生活を味わう などの辛酸をなめたが、現在は1部中堅まで成績を戻して来ている。戦力的にも、荻原、田野辺の単複 3点に、元インターハイチャンピオンの強力留学生・ハオ強を加え、充実してきている。 去年はランク決定戦が青森大戦だったが、不運なドローにも関わらず善戦を見せていた。さて、今年の 相手は?そして、結果は?。 一昨年の千葉インカレで驚きの準優勝に輝いた埼玉工業大は、去年のランク決定戦が明治大相手という 不運もあって一転ランク落ちとなったが、ランク復帰の可能性も十分にある。エースの留学生・阮震杰 は関東学生で準優勝となり、元インターハイチャンピオンの実力を見せたし、一昨年の銀メダル獲得の 主軸であった鈴木、有本の単複も健在。あとは岡崎と沼田の両左腕の内、好調な方を起用すれば、穴は 少ない。 OBの新井周がアテネ五輪で戦う直前のインカレとなるが、もちろん、埼工大OBが五輪に出場する のは初めてのこと。大学としても記念となるこの時に、先輩の壮行も兼ねて、最低ライン(ランク復帰) はクリアしておきたいところだろう。 駒沢大もランクを狙えるだけの戦力は持っている。エースの田中はトップクラスの実力を既に証明 済みで、ここに藤本と伊東を加えた2年生トリオは、強い。関東リーグでも2部優勝を果たし、アト 一歩で1部昇格というところまで迫った。去年はランク決定戦では中央大に2−0とリードしながら 痛恨の逆転負けを喫したが、今年は壁を突破できるかも知れない。 関西リーグで優勝を続けている立命館大は、不思議なことにここ10数年に渡ってランク入りさえ 果たしていない。従来の常識で言えば、関東勢の対抗馬は当然まず関西チャンピオンなのだが… 近畿大が関西での優勝は逃しても、全国大会で名を売っていることとは対照的。全国大会で上位に 顔を出さないばかりに「関西チャンピオンなのに、関西の雄と呼ばれない」という珍現象が起きている。 ただ、メンバー的には関東勢から3点をあげるのは至難の業とも思われる。近大も含めてだが、地元 関西学連には厳しい京都インカレとなるかも知れない。 女 子 20世紀最後の年、2000年(平成12年)に初優勝を飾って以来、世紀またぎの4連覇中の淑徳大。 インカレ4連覇は、女子では昭和23年〜26年の和洋女大と平成2年〜5年の青学大、そして平成 12年〜現在の淑徳大、の3例しか達成例がない。女子では史上初の5連覇を目指す今大会となる。 今年は、去年までの「在学中の4年間、全てインカレ優勝」という記録を達成した優勝請負人・潮崎が 卒業し、連覇が続くかは大いに注目されるところ。(話はそれるが、潮崎は十六銀行入りしたら、 デビューシーズンの日本リーグで全勝。日本生命の10連覇を阻む十六銀行の初優勝に大きく貢献 していた。ホントに優勝請負人だ)。 ただ、昨年末の全日本団体で「18年ぶりの学生チームでの優勝」を飾った時は、既に主力を潮崎抜きで 構成していた。春の関東リーグ戦で優勝を逃したものの、去年の「夏から始まる逆襲劇」の舞台が整った と見れば、悲観し過ぎる必要もない。今年も優勝候補筆頭と言えるだろう。 エースはもちろん、キャプテンの藤井。前々から強かったが、特にここ1年程の実績は際立っている。 外国人留学生選手が出場できた去年までの全日学で3年連続ベスト4、全日本とジャパントップ12 ではいずれも準優勝、中国人選手も多く出場する東京選手権でも2年連続ベスト4…。日本のトップ クラスに定着しつつある。世界大学の日本代表など、当然の話だ。もちろん、個人戦だけでなく、団体 戦でも強く、関東リーグでも既に特別賞を確定している。インカレでは、1年時と3年時にはMVPに あたる敢闘賞を受賞しており、「2年連続3回目のMVP」という記録にも挑むことになる。敢闘賞に 関しては、歴代の記録が全て整備されているわけではないので、断言は出来ないが、3度目の敢闘賞 受賞が成れば史上初である可能性は高い。(少なくとも昭和47年(1972年)以降では初。それ以前に 関しては不明な年が多い)。去年、潮崎が達成し損ねた快記録に、今年は藤井が挑む。 2番手は、3年生の陳微娜ではないか。並みいる留学生選手の中でも団体戦での勝率はトップクラス に位置する。去年のインカレでは6戦全勝で、優勝への貢献度は藤井に引けを取らないレベルだった。 関東リーグ戦でも通算21勝2敗という実績を残しており、3年春で既に特別賞も確定済み。全日学 準優勝の実力者・陳微娜に勝てる可能性がある選手は極めて限られている。 「ラストの女王」・西岡は、大学ではラストで負けた事がない。インカレでは1〜2年時に2年連続で 決勝の2−2ラストで優勝を決める決勝点を挙げるという活躍を見せている。今春の関東リーグでも 「3戦連続3−3ラストでの勝利」という珍しい形の活躍を見せていた。個人戦や、ラスト以外では 神通力は落ちるが、「両者、究極の精神戦」となるラストでは無敵となる。その精神力は凄い。今年は ダブルスでもフル起用が確実視されるところが去年までと違うが、相変わらずの強さを発揮出来るか?。 4番手は今福が最有力だが、どうか。大学入学後、1年半が経ったが故障に悩まされている時期が多く、 思ったように実績をあげられていないのが現実。関東の春リーグでチームが2年連続で優勝を逃した 一因は、今福が実力を発揮出来ない状態だったから、と言える。かつて、インターハイの学校対抗で 仙台育英高の2連覇に大きく貢献したように、潜在能力は大きいので、やはり「実力発揮」の4文字が キーワードか?。 万が一、今福が万全でない場合などには、佐藤、田中、末益の内の誰かが起用されることになる。 可能性としては末益が最も高いが、今春の関東リーグで(接戦ながらも)5戦全敗に終わった現実を 考えると、上位に勝ち上がって以降の試合では劣勢を免れないだろう。 ダブルスは、四天王寺高時代にも組んでいた藤井・西岡組で決まりだろう。今春、3年ぶりに再結成 した後も着実な実績を積み上げている。2人にとっては、去年の潮崎に続き、「在学中の4年間、全て インカレ優勝」が成るかの鍵を握るダブルスともなる。 正直に言って、去年までに比べれば、その強さの「絶対性」はやや落ちている淑徳大。しかし、それでも 5連覇達成の可能性は…高い。 富士短期大から4年制大学となって以来、一昨年・去年と2年連続で準優勝となっている東京富士大。 その主軸であった湯原は4大を、劉テイテイは短期大学部を、それぞれ卒業した。残っているのは河村 のみ。しかも、去年は勝利を経験した平田、森藤、升市も、今年はメンバーを外れた。河村と2年の加藤 以外は5人の1年生(荻原、島田、井ノ口、茂木、岡)で構成されるチーム状況は、男子の明治大と並び 「事実上、生まれ変わった別チーム」と言える。 キャプテンの河村は、エースであるだけでなく、唯一の上級生としてもチームをまとめる重責を一身に 担う。個人戦でもランク入りの常連で、世界大学の代表にも勝ち残るなど、実力は証明済みだが、 団体戦では特に強く、関東リーグでは通算20勝11敗。インカレでも過去2年間単複フル起用で、 連続銀メダル獲得に大きく貢献していた。今年、「3年連続単複フル起用」は、ほぼ確実だろう。 あとは、新人勢から、島田、荻原、井ノ口の起用が予想される。この3人はいずれも実績があり、甲乙は つけがたいが…あえて挙げれば、河村のパートナーとして単複に起用される可能性が高い島田が最も キーパーソンと言えるか?。関東学生でも単複にランク入りしていた。 荻原はインターハイの銅メダルに続き、関東新人戦でも銅メダル。力はある。 井ノ口は、関東リーグのデビュー戦で大畑や柏木と言った特別賞プレーヤーを連破する活躍を見せ、 新人賞を受賞した。これも、凄い。 前身の富士短大時代から「1年生主体でも何ら問題ない。強い者が勝つ」というチームカラーが根付いて いる東富大。いつもと勝手が違う点があるとすれば、NTの監督を兼ねる西村監督がアテネ五輪の 関係で不在となることか?。大学職員の湯原などがバックアップ体制を整えるが、果たして「3年連続の 決勝進出」、そして「3度目の正直での優勝」は成るか?。 昭和55年以来、24年連続ランク入りを継続中の大正大。これは男女を通じて現在継続中のランク キープ記録としては専修大・男子さえもを上回る最長のもの。しかも、平成8年の初優勝以降8年 連続ベスト4以内をキープしており、メダルを逃したことがない。これも、男女を通じて大正大・ 女子のみ。 エースはキャプテンの大畑。関東学生でも4年連続でベスト8以内をキープするなど、相変わらず 安定した実力を誇っている。関東リーグ戦では既に通算26勝(8敗)という数字を残しており、30勝 台を狙える態勢にある。ここ1年ほどは、やや藤井の躍進ぶりの影に隠れがちな感じもあるが、4年間 通算で見ると優劣はつけがたい。世界大学の代表入りも順当なところ。このレベルを維持していて 低迷気味に見えるのは、それまでの活躍ぶりが際立ったことの裏返しでもある。 ダブルスも、パートナーが孫博だったとは言え、現・全日学チャンピオンであり、現・関東学生チャン ピオンであるだけに期待される。(去年のインカレで、大畑・西田(泉)組は6戦全勝)。 かつて、2年連続でインターハイを制し、現在は全日学チャンピオン。全日学と似たレベルにある 関東学生でも2連覇中…と、個人戦で無敵の快進撃を続けているのが孫博。(インカレでは出番は ないが、ダブルスも全日学と関東学生を制し、単複2冠王に輝いている。参考まで)。 団体戦は、まだ全勝で戦い抜いた大会はないが、個人戦で見せる実力を発揮すれば十分可能だろう。 ツートップの脅威は去年と変わらない大正大。変わったのは…3番手以降が実力を増したことか。 これはチームにとって大きなプラス要因。 去年は、思うような実績をあげられなかった西田(泉)が2年目を迎えて急成長している。春リーグでも 単複共に4勝ずつをあげていたし、関東学生でもベスト8入り。今大会も単複フル起用が確実なだけに 他校にとっては非常にイヤな存在となる。 西田(泉)の姉の西田(梓)も全日学ランカーという称号を得て、去年よりは強くなっていると見る。 戦型などの理由で、西田(梓)の代わりに佐藤か池田が起用される可能性も残るが、張暁の出番はないの ではないか?。関東学生ランクと言う最低ラインは突破したものの、孫博に代わるとは思えない。 四半世紀にも及ぶ永い年月に渡り、上位に定着している大正大。これで優勝が過去1回のみというのも 意外だが…。準優勝は過去6年間で3回、と異様に(?)多いが…。 果たして、25年連続のランクを8年ぶりの1位で飾れるか?。 去年、平成9年以来6年ぶりにベスト4入りを果たした愛知工業大。(ちなみに平成9年は西飯由香 (現・健勝苑)を軸に優勝していた)。今年は4年生3人、3年生4人という「オール上級生体制」で 連続メダル獲得に挑戦する。 エースは、言わずと知れた朱夢軍。去年も5戦全勝で銅メダルゲットに大きく貢献していたが、今年も 頼りになる戦力となるだろう。 日本人の一番手は、去年も単複にフル起用された西村だろう。今年も同様の状況となると思われるが、 関東のトップ級と対戦した場合、どの程度勝てるのかは未知数でもある。 3番手以降は…戦力不足の感は否めない。残るメンバーを見ても、中井、堀江、岡田、奥村、芳村の5人の 中から誰が起用されるかもわからない。 去年の杉本のように、飛び出してくる選手がいないとは断言できないが、普通に考えると、朱の1点と 西村の単複2点が勝利の方程式と思われる。ただ、ランク決定戦辺りからは、計算通りにうまく行くか は微妙なところ。去年も、「準々決勝の相手が早稲田大」という好運もあっての4強だっただけに、 正直言って、連続メダル獲得は簡単ではないだろう。 前年ベスト8のチームに目を移すと… 平成11年に優勝した後、4年連続ランク5位となっている中央大。すっかりベスト8の位置に落ち 着いてしまった感がある。 エースでキャプテンの柏木は、単複2点フル起用が確実で、チームの命運を握っている。ここ数ヶ月間の 実績はやや精彩を欠いているが(春リーグの単2勝3敗、世界大学・国内予選での惨敗、関東学生での 単のランク落ち)、それでも関東リーグ戦通算21勝(14敗)の特別賞ライン突破は、「安定したハイ レベル維持」の証明。チョットしたキッカケをつかめば、十分今大会の台風の目と成り得る地力を 持っている。 渡辺も柏木とのダブルスを含め、単複フル起用が確実なキープレーヤー。全日学ベスト8のシングルス でも、もちろん注目されるが、客観的に見て、まずダブルスの強さが期待される。全日学でも、全日本 でも、関東学生でも、ことごとくベスト4入りし、メダルを逃したことがないだけに、「相手が誰でも全部 勝つ」というのは決して不可能な目標ではない。 予想が難しいのが曹冬梅。一昨年、デビューと同時に連戦連勝の強さを見せ、旋風を巻き起こしたが、 去年は故障に悩み、敗戦と欠場に沈んだ。今年も、春リーグはダブルス起用という意外な形となり、 そのダブルスも負け越し。関東学生を見ても復活の兆しは見えていない。今大会は、柏木・渡辺組の ダブルス起用がほぼ確実なので曹冬梅の出番はシングルスに限定されるが、果たして、実力の何%が 発揮出来るか?。「潜在能力はケタ外れ」という評判は聞くが、発揮できなければ宝の持ち腐れだ。 米田は、昨秋の関東リーグで活躍を見せて以来、実績を上げつつある。全日学と関東学生で連続して ランク入りし、安定感を増した。柏木と共に、最後の夏にメダルを狙う。 あとは、3年の高橋と新人コンビの岩村、大西が出場機会をうかがう。曹冬梅の状態によっては、出番は 増えるだろう。 チームの戦力自体は大正大あたりと比較しても遜色はない中央大だが、結果だけは後塵を拝している 格好になっている。何とかここらで壁を破りたいところだが…。 近畿大は、9年連続ランク入りを継続中で今年10年連続を狙う。これは現在継続中の女子の記録と しては大正大に続く2番目のもの。去年は優勝候補の一角と見られた日本大とランク決定で対戦し、 連続記録継続の大ピンチだったが、難敵を破ってランクキープを果たしただけに、何とか今年は区切り 2桁台に乗せたいところだろう。春の関西リーグでも優勝を果たし、関東の上位独占阻止にチャレンジ する。 キャプテン・上原と板野の4年生2人は今年も単複に渡る活躍が期待される。(去年の日大戦では この2人の単複3点で勝った)。 留学生選手が常にいることも近大女子の見慣れたいつもの光景だが、卒業した白シ吉に代わって加入 したのは、周倩倩。去年のインターハイでは単で16強、複で準優勝、という実績だが、どれほどの 強さなのか?。全日学で4年連続ランク入りを果たした白シ吉と同等の活躍は出来るか?。 淑徳大から転校した藤谷が今年から近大入りした。去年の淑徳大ではほとんど活躍の場はなかったが、 ここではチャンスがありそうだ。 今日の連続ランクのスタートとなった9年前の平成7年は、岡崎、山田、謝向斌らを擁しての、地元・ 大阪での優勝だった。今回、そこまでは難しいだろうが、地元・関西学連の王者としても、やはり ランクキープが最低限の目標となる。 青山学院大は、一時の「インカレはランク落ち、関東リーグは2部落ち」の状況から脱した。 今年のメンバーは、山本主将以下、小林、村守の上級生に加え、1年生カルテットの阿部、山崎(知)、 代、大槻、となっている。東富大と並び、今年の新人の補強度では質と量でトップクラスにある。 シングルスの起用では、山本、阿部、代の3人が主軸になるものと思われる。あとは、相手を見ながら 村守と山崎あたりの併用か?。 ダブルスは、関東学生でランク入りした4年生ペアの山本・小林組と、新人戦で決勝同士討ちを演じた 代・大槻組(優勝)、阿部・山崎組(準優勝)の3組が同等に強く、予想しづらい。対戦相手としても イヤなところだろう。そんな中でも最有力は、代・大槻組か?。 総合的に見て、優勝争いにまで絡むには力不足の感は否めない青学大。復帰を果たした関東リーグ でも1部では勝ち星が遠いのが現状。今大会では「ランクキープを3年連続に延ばす」というのが 現実的な目標となるだろう。 去年、昭和44年(1969年)以来、34年ぶりのランク入りを果たした早稲田大。しかも、準々決勝でも ラストまでもつれ込む混戦で、一時は「4強入りか?」とまで思われる展開だった。 今年は、仲村主将と梶原の4年生カット2枚と、秀光中等教育からの新人2人、多田、宮本で戦う布陣と なる。ダブルスは、仲村・田中組か、新人ペアの多田・宮本組か?。 関東リーグでは2部の上位常連で今春も2位。つまり、関東の8位。日本全体でのベスト8の位置を 維持できるかは非常に微妙。もちろん、決勝トーナメントの組み合わせ次第だが、今年は去年のランク 落ち校にも強豪が多そうなので、状況が厳しいことは間違いない。 前年ベスト8以外で注目されるのは… 優勝候補にもあげられるのが、春の関東リーグ戦を制した日本大。去年も今年同様、春リーグで優勝し、 関東チャンピオンとしてインカレに臨んでいたが、有利と思われた近畿大戦に痛恨の逆転負けを喫し、 屈辱のランク落ちを味わった。思えば、一昨年も東富大とのランク決定戦に2−0から大逆転負けを 喫していた。既に10年間、ランクから遠ざかっている日大だけに、平成5年以来11年ぶりのランク 復帰は最低限の目標だろう。そして、もちろん、最大の目標は…初優勝となる。 日大のツインエースとして完全に定着した福岡と坂本(沙)。四天王寺高時代からの先輩・後輩でもある 2人は、揃って世界大学の代表にもなっている。同じ大学から複数の世界大学代表を出しているのは 男子の青森大と女子の日本大のみ。これだけでも、日大が優勝候補と呼ばれるだけの根拠は十分に ある。先の関東学生では、坂本(沙)がベスト4、福岡がベスト8、2人のダブルスがベスト4だった。 福岡は全日学でもベスト8。関東リーグ戦でも、福岡は既に特別賞を確定させているし、坂本(沙)も 時間の問題のハイアベレージを誇る(通算12勝2敗)。昨春のリーグ戦初優勝時の殊勲賞(MVP)は 福岡だったが、今春は単複10戦全勝の坂本(沙)だった。とにかく、どちらも強い。 東京選手権で優勝した福岡・坂本(沙)組のダブルスは、中大ペア(柏木・渡辺組)と並んで、今大会の 1・2位を争う実力派と言える。 福岡にとっては、一昨年、去年とも自身の敗戦がチームのランク落ちに繋がっているだけに、3年目の 今年は絶対に勝ちたいところだろう。 去年までの張虹に代わる留学生は、インターハイチャンピオンの劉一行。関東新人戦では優勝し、関東 学生でも準優勝。その実力を発揮している。関東学生でベスト8に3人、ベスト4に2人入ったことで 「去年以上のチーム力」は大いにアピールされた。 4番手は、キャプテンの森門か、3年の大橋が有力。特に大橋が成績を伸ばしている感じがある。 もちろん森門も、昨春のリーグ戦初優勝の決勝点をあげた時の勝負強さに加えて、今年は主将の立場が あるので簡単には負けそうにないが…。 戦力は十分の日大。強いことはわかっている。あとは決勝トーナメントの抽選が注目される。 この日大と、ランク決定戦で戦わなければならない前年度ランク校は…イヤだろう。果たして相手は 去年の再現で近大か?、一昨年の再現で東富大か?、あるいは…まさか淑徳大か?。 筑波大は、元インターハイチャンピオンの伊藤をはじめとし、中村、野中の新戦力を加え、一気に戦力を アップさせた。春の関東リーグ戦では、早大、専大を抑えて2部で圧勝した。1部昇格こそ成らなかった ものの、新人3人に2年の重本を加えた布陣は、4単1複方式のインカレでは組み合わせ次第で十分 7年ぶりのランク以内を狙える戦力。かつて、米倉、今坂、白石らで築いた地位を回復できるか?。 創部以来51年の歴史の中で、初の2年連続ランク落ちを喫した専修大。通算では4回目のランク落ち だった。(3年前まで、49年間で47回ランク入りしていたのが凄い。モンスターレコード(お化け 記録)だ)。 この1年間で、関東リーグの2部降格、そしてその2部でも3位に終わるという、チーム史上最も厳しい 状況が続いている。但し、今年は杉田の加入があり、去年よりチーム力はアップしている。全日学4強の トン舟と関東学生4強の杉田をツートップに、伊藤、犬伏、河野で脇を固める布陣は穴が少ない。 ダブルスも伊藤・犬伏組と河野・杉田組の、状態の良い方を起用できる。3年ぶりのランク復帰が 成るか?は、決勝トーナメントの組み合わせ抽選の運・不運に左右される面はもちろん大きいが、 「(順当に行けば)ランク入りする前には日大とは当たらない」と、ポジティブに考える事も出来る。 3年連続ランク落ちとなれば、これが常態化してしまう可能性が高いだけに、悪い記録はここで止めて おきたいところ。果たして結果はどう出るか?。 一昨年の千葉インカレでいきなり3位に入り、旋風を巻き起こした朝日大。去年は早大に敗れ、 ランク落ちを喫したものの、今年、2年ぶりにランクに復帰するチャンスはある。 朝日大と言えば「強豪留学生」と「富田高出身」の2つがキーワードになる。部内には去年までも王金と 張魏の2人の留学生がいたが、今年はここに申珂が加わった。「留学生のエントリーが2人まで」という 出場資格により、申珂は外れて去年同様に王金と張魏のエントリーとなっているが、「留学生の中にも 競争がある」というのが凄い。さらに各試合毎に起用出来るのは2人の内のいずれか1人の、単複 いずれか1ポイントのみ。2人とも2回全日学ランクに入っている選手だけに甲乙付けがたいが、 …メインで起用されるのは張魏か?。(今大会には関係ないが、2人が組んだダブルスは、全日学で 一昨年は優勝、去年は準優勝。強い!)。 富田高出身者は、キャプテンの阿部の他、王金、新人の上段で計3人。(ベンチ入りを逃した申珂も富田 高出身)。阿部は、富田高卒業後、一旦、東北福祉大に進学し、1年時のインカレでベスト4入りに貢献 している。2年間、東北福祉大に在籍した後、去年、朝日大の3年に編入している。 東海学連では、長く続いた愛工大一極時代に風穴を空けた朝日大。「愛工大名電高→愛工大」、「富田高 →朝日大」という系列校対決としても話題に尽きない。今年、上位に来るのはどちらか?卓球のページへ