第73回全日本大学対抗卓球大会(インカレ)の模様
8月9日(土)〜12日(火)の4日間、青森県・青い森アリーナにて行われました
「第73回全日本大学対抗卓球大会」の模様をお知らせ致します。
8/11(月) … 男女決勝トーナメント1・2回戦
大会3日目からはいよいよ決勝トーナメント。
朝一番の試合は16台に整列した32チームが「一同礼」で一斉に1回戦を開始した。
決勝トーナメントの1回戦は、予選リーグの1位通過校vs2位通過校の対戦。
今年は、番狂わせなく男女合計32試合全てで順当に1位通過校が勝ち上がった。
2回戦は、いよいよ予選リーグ1位通過校同士がランク入りをかけて対決する。
男子2回戦で最も注目されたのは、前年準優勝の埼玉工業大vs関東春リーグ優勝の明治大の一戦。
去年、屈辱のランク落ちを味わった明治大だが実力は誰もが認めるトップクラス。明大有利の予想が大半だった。
トップは川口(左・明治大)vs有本(埼工大)の対戦。川口が先行し、有本が追い付き、1−1、2−2でフルゲームへ。
第5ゲームはジュースアゲインを繰り返すところまでいく大接戦となったが、最後は14-12で川口が競り勝った。
2番はエース対決、柳田(奥・明治大)vs阮震杰(埼工大)。
柳田は11-7、12-10と2−0のリードを奪ったが、第3ゲームを10-12で惜敗すると、第4・第5ゲームは3-11で完敗。
大逆転負けを喫した。
前半は1−1となった両校の対戦だったが、3番ダブルスで柳田・並木組が鈴木・有本組を、4番で並木が大和田を、
それぞれ3−1で破り、明治大がランク復帰を果たした。埼工大は予選リーグでも富士大に3−2まで持ち込まれる
など、今大会は精彩が見られず、クジ運にも見放されてのランク落ちとなった。
「絶対的強さ」を誇ると見られていた青森大。しかし、大正大が激しく食い下がった。
トップで荻原(大正大)は全日学チャンピオン(当時)の陳晨(青森大)相手に一時2−1とリードする大健闘。
これは惜しくも逆転されたものの、続く2番では柳沢(奥・大正大)がスーパールーキーの坂本(青森大)を3−1で
破る大金星。第4ゲームのジュースアゲインの競り合いを14-12で柳沢が制した時、場内がどよめいた。
3・4番は三田村(青森大)が田野辺(大正大)を単複ともストレートで破る形となり、青森大は3−1で勝利。
結果的に大勢に影響はなかったが、「オールストレート勝ち成るか?」の話題は早くも消えた。
中央大vs駒沢大戦は、関東の1・2部対決。2部校の駒沢大が大健闘を見せた。
トップで1年生エースの田中(駒沢大)が河又(中央大)をフルゲームの末に破って先行すると、2番の伊東(手前・
駒沢大)も余勢をかって実力者・田中(中央大)を破る殊勲の勝利をあげた。駒沢大、2−0とリードして王手。
3番以降は中央大に逆転されたものの、ランク復帰してもおかしくない駒沢大の試合内容だった。一方、中央大は
冷や汗モノのランクキープとなった。
2年連続インカレベスト4の筑波大は福岡大と対戦。前半は2−0とリードしたが、後半、追い
上げを受け、ついに勝負は2−2ラストの勝(右・筑波大)vs難波(福岡大)戦にまでもつれ込んだ。この試合も1-1、
2-2とフルゲームにもつれたが、最後は何とか勝が勝利し、ランクを守った。
女子2回戦では、関東の1部校同士の対戦・中央大vs専修大戦が実現した。
トップはいきなり柏木(左・中央大)vsトン舟(専修大)のエース対決となった。柏木が先行し、トン舟が追い付き、で
1-1、2-2のフルゲームとなったが、最後は柏木が逃げ切った。
中央大は、2番の中島が専大・河野に3−0ストレート勝ちして王手をかけ、さらに加速する。
3番ダブルスでは、関東学生準優勝ペアーの柏木・渡辺組(左・中央大)が伊藤・犬伏組(専修大)を3−1で破る。
これで中大は3−0のストレート勝ち。一方、専大は創部以来の50年間で初めて2年連続ランク落ちとなった。
去年、いきなり3位となり、旋風を巻き起こした朝日大は、関東の2部校・早稲田大と対戦した。
確実なポイントゲッター・張魏を擁するだけに朝日大の優位は不動と思われたが…。前半1−1の後、3番ダブルスは
仲村・小川組(早大)が3−1で樋野・阿部組(朝日大)に勝ち、4番の仲村(奥・早大)も1-1、2-2のフルゲームの末に阿部
(朝日大)に競り勝つ。早稲田大は、朝日大を3−1で破って、昭和44年(1969年)以来、34年ぶりのランク入りを
果たした。
女子の2回戦で最大の波乱となったのは、関東で春リーグを制していた日本大の敗退。
前年ランクを持っていない日本大にとって、決勝トーナメントのクジ運は大きな意味を持ったが、ランク決定戦が
近畿大というのは正直言ってラッキーだった。しかも、トップで近大のエース・白シ吉を坂本が3−0ストレートで
破る最高の出足を見せた。しかし、ここから展開が暗転した。2番でキャプテンの張虹(日大)が板野(近大)に0−3
ストレート負けを喫し、3番ダブルスの福岡・坂本組(日大)までもがフルゲームの末に板野・上原組(近大)に破れる
大波乱。関東学生優勝ペアが、まさかの敗北を喫した。王手をかけられた日大の4番は福岡(奥)。対する近大は、
ダブルスで福岡に勝ったばかりの上原。福岡が先行し、上原が追い付き、1-1、2-2とフルゲームにもつれ込んだ接戦は
第5ゲームもジュースとなる。最後を12-10で制したのは…何と、上原!。
近畿大は、板野・上原の3年生2人で単複3点を取り、9年連続ランクを決めた。一方の日本大は、エースの福岡が
単複で2失点の大誤算で、ほぼ確実と思われた10年ぶりのランク復帰を逃した。
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