平成14年度・第69回全日本学生選手権・予想

 10月11日(金)〜14日(月・祝)の4日間、松山市総合コミュニティーセンター体育館において
 行われる「第69回全日本学生卓球選手権大会(通称、全日学)」の予想をアップします。
 今大会は、9月1日実施の新ルール(新サービスルール等)で行なわれる初の大学生の全国大会でも
 あります。

 大会日程はウイークエンドですので、大会当日には会場まで足をお運びいただき、選手に声援をお送り
 いただければ幸いです。(四国だから行くのは大変ですが…)。入場は無料です。

 日程(予定) 10月11日(金)   開会式
          12日(土)   男女ダブルス 1〜4回戦
                  男女シングルス1回戦
          13日(日)   男女ダブルス 準々決勝〜決勝
                  男女シングルス2回戦〜4回戦
          14日(月・祝) 男女シングルス5回戦〜決勝
                  表彰式・閉会式

 会場の松山市総合コミュニティーセンター体育館は、JR松山駅から徒歩6分です。


男子シングルス

 予 想:

  去年、驚きの大活躍で決勝同士討ちを演じ、見事なワンツーフィニッシュを飾った近畿大勢。
  自動的に今年の第1、第2シードを占めた。が、この1年間、予想されたような躍進は見られなかった。

  去年、宋海偉(青森大)を破り、チャンピオンに輝いた脇ノ谷は、一時はナショナルチームからも有望視
  されていたようだが、その後、実績は上がっていない。今年は、世界大学予選でも惨敗し、千葉インカレ
  でも張凱に敗れ、チームが埼工大に敗退する一因となった。爆発力があることは去年証明済みなだけ
  に、その再現が成るかが注目される。

  橋本は去年の準優勝で一躍名を売った。それまでは全国的には無名に近かっただけに…。今年は
  関西学生でも準優勝とまずまずの出来か?。地力的には去年は出来過ぎと思われるが、中堅クラス
  (ベスト16〜8)は何とかキープしたいところだろう。

  4シードには、前年ベスト4の三田村(青森大)と前年ベスト8の高森(筑波大)が入った。

  三田村は正直言って、今大会の優勝候補筆頭だろう。高校時代から常に先を越されていた同期の宋海偉
  が卒業し、後輩の大物・坂本、高木和らは高校3年生。三田村にとって「最初で最後の(?)本気で狙える」
  年と言える。去年、準決勝で橋本(近大)に敗れた取りこぼしは、未だに惜しいと悔やまれるが…。
  実績的には、3年連続全日本ベスト8、世界選手権日本代表、シャルロア(ベルギー)でのプレー経験、
  SCスーパーサーキットへの参戦、などなど、他の選手を寄せつけないものを持っている。今年は
  インカレ2連覇にも単複で大いに貢献し、敢闘賞(MVP)を受賞しているし、世界大学へも国内予選
  1位通過のエースとして出場した。SC大会への参戦で、他の選手よりも数ヶ月前から新ルール対応の
  サービスに取り組んでおり、この意味でも利点は多いと思われる。
  果たして、平成10年の全日本ジュニア以来、約4年ぶりのシングルス全国タイトル獲得は成るか?。
  加藤とのダブルス、既に獲得済みのインカレと併せ、3冠王に輝くチャンスもある。

  高森も、ここ1年ちょっとの間の躍進ぶりには目を見張るものがある。去年の全日学8強でNTにも
  注目され、今年はUSオープン21歳以下の部で優勝。インカレでも2年連続ベスト4入りし、青森大
  から唯一の得点をあげる健闘を見せた。世界大学日本代表に続き、ジャパンオープンにも大学生として
  男女を通じて唯一選ばれた。過酷なスケジュールのバッティングにより、関東・秋リーグ戦で欠場を
  余儀なくされ、チームが最下位に沈んだのはバッドニュースだったが、1部残留は決め、キャプテンと
  してチームに対して最低限の責任は果たした。大学生最後の試合は自分のためにも華を咲かせたい
  ところだろう。

  8シードには、前年ベスト8の熊田(同志社大)、徐振(大阪経法大)、山田(専修大)の3人と、前年ベスト
  16の渡邊(中央大)が入った。徐以外の3人は4年生で、最後の全日学にかける。

  熊田は去年の全日学の8入りの後、全日本でもランク入りを果たした。今年も関西学生で3位となり、
  世界大学の代表にもなっている。近大勢(脇ノ谷、橋本)が目立った去年の全日学だったが、「強い関西の
  日本人男子」は、ここにもいる。

  徐は、今年は1年後輩の馮殿宇の加入により、影が薄くなった印象。関西チャンピオンの座も馮に
  奪われ、インカレではエントリーさえされなかった。(ルール上、外国人留学生でも2人までベンチ入り
  出来るのだが…)。アピールする場が限られている状況では、この全日学のステージを逃すわけには
  いかない。このままでは、今後2年間も、後輩・馮の後塵を拝む形に終始しかねないだけに…。

  山田は、ここのところやや精彩を欠いている印象もある。ランク決定戦で昇り竜の勢いを見せている
  田中(中央大)といきなり対戦することからも、8強の位置をキープするのは難しいかも知れない。
  潜在能力は定評があるので、可能性はあるが…。

  渡邊は4年生の今年、自身過去最高の成績を収め続けてここまで来た。関東学生では3位入賞。千葉
  インカレでは王者・明治大から単複2点を奪い、0−2からの大逆転のラストも締めていた。これで
  チームは7年ぶりのランク復帰を果たした。準々決勝の青森大戦では陳晨に完敗を喫したが…。
  関東リーグ戦では春秋と10戦全勝し、秋リーグ優勝の立役者となった。通算30勝の大台入りは
  一流選手として名を残すことにもなった。最後の全日学でも自己新記録の達成が期待される。
  順当に行けば、8決定戦で陳晨(青森大)との再戦となるが、インカレの雪辱は成るか?。

  16シードには、前年ランカーの范勇(中京学院大)、門野(明治大)をはじめ、今年の各地域学生選手権の
  上位者が顔を揃えた。

  この中で目立つのが青森大vs明治大のライバル校同士による勢力争い。青森大は、東北で1位の田勢、
  2位の陳晨、明治大は関東1位の並木、2位の柳田が順当に入った。インカレでは中央大の躍進により
  実現しなかった両校の直接対決は、今大会ところどころで見られるか。

  そんな中でもやはり有利と見られるのはインカレチャンピオンチームの青森大勢だろう。田勢は、
  三田村と共に世界大学代表になっており、トップクラスの実力は実証済み。去年は第2シードの位置
  ながらランク決定戦前で宮坂(筑波大)に敗れた。今年のインカレでも宮坂に連敗を喫し、優勝に直接
  貢献出来なかったという悔いが残る。今大会は何としても存在感をアピールしたいところだろう。
  陳晨も一昨年のインターハイチャンピオンということで実力は十分証明済み。期待が持てる。
  また、田勢と陳はダブルスを組んで第3シードにもなっており、2人共に2冠王、3冠王(インカレ込み)
  のチャンスもある。

  対する明治大勢(並木、柳田、門野)は、インカレに続き、関東・秋リーグでも中央大に敗れた。今年前半の
  ような上昇気運にはない。並木、柳田は地力がありながら、過去2年間は全日学でランク入りもできて
  いないが、今年の関東学生のように「いきなり優勝戦線へ」と飛び出して行けるか?。

  あとは、東海学生優勝の成紅光(愛工大)、関西学生優勝の馮殿宇(大阪経法大)と言った、強豪留学生が
  16シード入りしている。2人とも1年生で地域の選手権を制しており、この先3年間、旋風を巻き
  起こし続ける可能性もある。

  16シード中、外国人留学生選手は5人。いずれもあなどれない強豪揃いだが、去年の宋海偉のように
  「ほぼ絶対」と思われる選手はいない。人数的にも女子に比べれば大したことはない。(女子が正当な
  比較対象なのかは不明だが…)

  32シードでは、やはり青森大勢が目立つ。加藤、宮下、三浦、川崎、と4人が入り、これで千葉インカレ
  の優勝メンバー7人が全てシードされたことになる。「こんなにトップレベルの揃っていたら、そりゃあ
  団体優勝するわ」と言ったところだろう。

  世界大学に出場した中野(早大)はランク決定戦でいきなり王者・脇ノ谷との対戦となるが、現在の力
  からすれば勝機がないわけではない。むしろ、目立つチャンスと言えるかも知れない。

  第4シード・高森のブロックの32シードには、大柿(専大)、張凱(埼工大)、今福(愛工大)、大野(福大)と
  4年生が揃った。ラストチャンスにかける選手達の意地の活躍に注目したい。インカレ準優勝チーム
  (埼工大)から32シードに1人のみ(張凱)というのは非常に珍しい状況だ。

  去年は関東勢がベスト4入り出来ないと言う「史上初の異常事態」となったが、今年はどうか。さすがに
  2年連続ということはないだろうが、東北(青森大)が強い現状では、間隙を関西勢あたりに突かれると
  「絶対、ない」とは断言出来ないかも知れない。

  学年別で見ると、青森大と明治大を軸とした3年勢が強く、4年勢がこれを追う。1年勢も各地の留学生
  チャンピオンらを軸にあなどれない。


女子シングルス

 予 想:

  前年準優勝の潮崎が第1シード、前年ベスト4の藤井が第2シード、と、男子の近畿大勢同様、女子は
  淑徳大勢がトップシードを独占した。男子近大勢がここ1年間、やや精彩を欠いたことに比べても
  女子淑徳大勢は名実共に優勝争いのトップランナーと言える。チームもインカレ3連覇、関東リーグ
  4連覇と、全く負け知らず。世界大学にも潮崎、藤井、2人揃って代表となり、女子ダブルスで優勝を
  果たした。この全日学でも2人で組むダブルスは第2シードとなっており、潮崎と藤井の2人には
  共に2冠王、インカレを併せた3冠王のチャンスがある。去年、ベスト4に淑徳大から3人入りながら
  頂点だけを劉ブン(東北福祉大)に持って行かれた屈辱を何とか晴らしたいところだろう。

  4シードには、前年ベスト8の大畑(大正大)と王金(朝日大)が入った。

  大畑は外国人留学生に対する強さで定評がある。少なくとも「相手が留学生だから」というだけで精神
  的に臆することがない。これは、これだけ留学生が多い(シード選手の過半数)女子にあっては、重要な
  ポイントだろう。関東学生では日本人唯一のベスト4入りをしていたし、世界大学にも国内予選を
  トップ通過して出場していた。関東リーグでも今秋は5戦全勝。2年間で通算17勝2敗と、抜群の
  強さを誇っている。相手が日本人だろうと外国人だろうと高い勝率を残し…優勝の可能性もある。

  王金は、東海学生こそベスト4と、新人の張魏(ベスト8)を上回る成績を上げたが、千葉インカレでは
  予選リーグで1回起用されたのみ。後は後輩・張魏の後塵を拝した。チームは4強入りの旋風を巻き
  起こしたが、直接快進撃に関わってはいない王金にとっては、嬉しさも半減といったところか。後輩に
  活躍の場を奪われたのは、王敏(愛工大)や男子の徐振(大経法大)と同じパターンだが、果たしてチーム
  への実力誇示のアピールは成るか?。

  8シードには、前年ベスト8の夏(龍谷大)と、前年ベスト16の白(近畿大)、樋野(朝日大)、王敏(愛工大)
  が入った。前年ランク順の妥当なところだ。

  夏は関西学生で4強、白は同じく関西学生で8強と、上位に食い込んでいる。白は、過去2年連続ランク
  入りも果たしているし、近大の先輩・宋暁薇(現在、帰化し、小野秋子)に続き、チャンピオンの座を狙い
  たいところだろう。

  樋野は、千葉インカレでの朝日大旋風の余勢をかって3年連続ランク入りを果たしたいところだが、
  ランク決定戦は関東学生2位の陳微娜(淑徳大)。これに勝っても次は関東チャンピオンの劉テイテイ
  (東富大)が予想され、上位進出は難しいかも知れない。

  王敏は東海学生3位ながら、後輩の1年生・朱夢軍が東海学生で優勝。インカレなどでも朱が主力として
  起用されていた。去年まで3年間、エースとしてチームを支えていた立場から控えに回り、どういった
  影響が出るのか。4年連続のランク入りがかかるだけに注目される。

  8シード中、日本人と外国人留学生は各4人ずつとなった。

  16シードには、前年ベスト16の残り5人が自動的に入り、その他では、強豪留学生が3人入った。

  この内、王金(龍谷大)と田中(専修大)の2人は、王敏同様に4年連続のランク入りがかかり、注目される。
  王金は、後輩・夏に活躍の場で制限されており、同姓同名の朝日大の王金や王敏と同じ状況にある。
  また、湯原は入学以来、ランクを逃したことがない。今回もこれを継続できるか?。

  前年ランク以外の留学生選手3人とは、4年のキ林(大正大)と、1年生の劉テイテイ(東富大)と朱夢軍
  (愛工大)。
  キ林は、去年こそランク決定で敗れたものの、1年時はベスト4、2年時は準優勝と、優勝争いに絡んだ
  実績がある。今年も優勝争いに絡んでくる可能性は十分ある。
  劉テイテイは関東学生で2冠王、朱夢軍も東海学生チャンピオンと、実力は十分。朱はランク決定戦が
  東北学生チャンピオンの馮暁雲(東北福祉大)との「1年生留学生チャンピオン対決」で、注目される。

  16シードの8人中、日本人と外国人留学生は各4人ずつで、16シード全体としても、各8人ずつ。
  全く互角の形勢となった。

  32シードには1年生が目立つ。当然ながら、前年の全日学の実績がないのでどうしてもこのシード
  位置になってしまうが、実力的にはもっと上の選手も多い。そんな中でも、最も注目されるのは福岡
  (日本大)か。世界大学で最も活躍した選手と言え、銀メダル3個、銅メダル1個を獲得。つまり、出場
  全種目で優勝争いに絡んだ。今大会ではいきなり第1シードの潮崎(淑徳大)とランク決定戦で当たる
  組み合わせ。関東・秋リーグではフルゲームの末に惜敗したが、勝つ可能性も十分にある。

  各学連選手権で大活躍した1年生留学生勢もこの32シードにひしめき合っている。
  東北学生優勝の馮暁雲(東北福祉大)、関東学生2位の陳微娜(淑徳大)、同3位の曹冬梅、東海学生2位の
  楊露(中京学院大)、同5位の張魏(朝日大)、九州学生優勝の曹と3位の周(共に、別府女短大)。これらの
  選手は上位シードを破って勝ち上がって来る可能性も大いにある。

  32シードには大量の留学生選手が入った。日本人の7人を超える、実に9人が留学生選手で、32
  シード全体としても、日本人の15人に対して留学生選手は17人と、半数を超える。5年連続で
  留学生選手が優勝しているという実態をよく反映していると言える。
  星野美香(青学大卒)卒業後の昭和63年から去年・平成13年までの14年間で、外国人留学生の
  優勝は実に12回。これに対し、日本人の優勝は2回。去年、ベスト4に日本人3人(淑徳大勢)と
  留学生1人(劉ブン(東北福祉大))が入った時は、日本人優勝のビッグチャンスだったが、結局、頂点
  だけは劉に奪われた。日本人の中でもトップの10人くらいは単発で留学生を破る力はあるが、「優勝」
  となると、平均3人以上の強豪留学生を連破していかなければならず、事実上、日本人で可能性がある
  のは、潮崎、藤井(以上、淑徳大)、大畑(大正大)の3人くらいではないか?。


男子ダブルス

 予 想:

  第1シードは、前年ベスト4の三浦・川崎組(青森大)が入った。強力な先輩達(3年生4人)の影に隠れ
  がちな2年生コンビの2人だが、このダブルスは全日本でもランク入りしており、強い。特に川崎は
  インカレでも単複に活躍し、優勝に貢献していた。加藤、田勢という強力な左利きが他にいながら、
  これを押しのけて三田村のパートナーに抜擢されていたのは、大化けする前兆になるか?。

  第2シードは、前年ランクの並木・川口組(明治大)が入った。今年の関東学生でも3位に入っており、
  一時は「実力的には関東一か?」とも思われたが、インカレと関東・秋リーグでは中大ペアに連敗し、
  チームの敗戦にも直結してしまった。その関東・秋リーグで敗れた中野・岸川組(早大)、渡邊・松島組
  (中大)が近くにシードされているのも嫌なところだが…。

  4シードには、前年ランクの脇ノ谷・橋本組(近畿大)と、実力者同士の田勢・陳晨組(青森大)が入った。
  近大ペアは、何と言っても今大会シングルスの第1・第2シードによるペア。このダブルスで好成績を
  あげ、一気にシングルスでも突っ走りたいところだろう。
  田勢は去年、宋海偉と組んで優勝したディフェンディングチャンピオン。個人として、2年連続優勝を
  狙う。パートナーの陳晨は裏面打法を使うなど、宋海偉とはプレースタイルが違う面もあるが、問題は
  ないだろう。

  8シードには、団体戦では見られない留学生絡みのペアが目立つが、その中に入っても最も注目される
  のは日本人ペア、三田村・加藤組(青森大)。高校時代から組み続けて、もう6年目のこのペアだが、近年は
  加藤の不振などもあり、組み替えられるシーンも目にする。千葉インカレでも予選リーグこそ、この
  ペアだったが、決勝トーナメントは三田村・川崎組が起用された。三田村がベルギーに行っている間、
  加藤・宮下組で組んでいたのとはワケが違うだけに「大丈夫か?」というのが正直な印象。仮にも世界
  選手権に日本代表として出場したペアなのだがら、1回くらいタイトルを取ってくれよ、という気も
  する。そう、同期の宋海偉・田勢組はインターハイ2連覇、そして去年の全日学と、3回も全国タイトルを
  取っているが、意外にも(?)、三田村のペアはダブルスの全国タイトルを取ったことがないのだ。団体
  優勝に貢献したエースダブルスとしての活躍は過去に2桁近くあるのだが…。
  今大会、三田村には3冠王の期待もかかるだけに、先に優勝が決まるこのダブルスの結果は重要に
  なる。加藤にとっても、このダブルスで好成績を残せば、シングルスでの復活のキッカケになるかも
  知れない。

  あとは、関東学生優勝の張凱・有本組(埼玉工大)、東海学生優勝の今福・成紅光(愛工大)、関西学生2位の
  徐振・馮殿宇(大経法大)が8シード入り。実績が示す通り、いずれもあなどれない実力を持っている。
  徐振は、去年は先輩・楊涛峰と留学生同士ペアを組んでいたが、今年からはパートナーを替えて、同じく
  留学生同士ペアとなった。

  16シードにも名の知れた強豪ペアが揃った。その中でも注目は、渡邊・松島組(中央大)か。青森大勢
  のシードされていないブロックに入り、上位進出の可能性もある。柳田・藤井組(明治大)は個々の実力
  は高いが、第1シードペア(三浦・川崎組(青森大))とのランク決定戦に勝つのは容易ではないだろう。

  全体的に見て、4シード中2ペア、8シード中3ペアを占める青森大勢がやはり目立つ。去年の宋海偉・
  田勢組に続き、チームとして連覇を飾る可能性は高そうだ。


女子ダブルス

 予 想:

  第1シードには、ダブルスに定評がある田阪・桃林組(立命館大)が入った。前年ベスト4の実力から
  しても順当な第1シードではある。今年の関西学生でも4強入りし、コンスタントな地力は発揮して
  いる。ただ、優勝候補筆頭かと言うと…違う。

  優勝候補筆頭は、やはり第2シードの潮崎・藤井組(淑徳大)だろう。前年はそれぞれ違うペアだった
  こと、今年の関東学生を2人揃っての故障で棄権したことから、普通であればこんな上位シードを
  得られないのだが、インカレや関東リーグで見せる圧倒的な実績によって、全てを納得させてこの位置を
  勝ち取った。シード決定後、世界大学で優勝し、その抜擢が間違いでないことを証明した。「世界一」の
  ペアは「日本一」になっても当然か?。(ちなみに、このペアになってこの1年、インカレ決勝で敗れた
  以外は関東リーグでも全勝で、国内の学生の公式戦は計14勝1敗の圧倒的成績を誇っている)。
  今大会はシングルスでも第1シードを潮崎、第2シードを藤井が独占している。インカレを含めた
  3冠王の座をパートナーの2人で争う可能性もある。なお、藤井は去年、高橋美貴江と組んで優勝して
  おり、個人として2連覇を目指す。強豪留学生のペアもひしめく女子ダブルスながら、優勝の確率は
  60%以上はあるか?。

  4シードには、東海学連の留学生同士ペアが入った。
  東海学生優勝の王金・張魏組(朝日大)は、インカレに続き、再び全国にその名を知らしめるビッグ
  チャンス。東海学生2位の王敏・朱夢軍(愛工大)も実力者同士のペアだ。
  留学生同士のペアはコミュニケーション(言葉)上も問題なく、ペアリングもスムーズに行きやすい
  (中国で子供の頃から身についた速攻系のリズムが互いに合う)感じ。相手からすれば怖いペアだ。

  8シードには、東北学生優勝の阿部・馮暁雲組(東北福祉大)、関東学生優勝の湯原・劉テイテイ組(東富大)、
  東海学生3位の樋野・射場山組(朝日大)、そして鮎田・大畑組(大正大)が入った。この中では、やはり
  関東を制した東富大ペアが注目の的か。朝日大が8シードに2ペアをネジ込んだのも注目に値するが
  …。

  16シードには、関西学生優勝の竹内・夏組(龍谷大)や九州学生優勝の李・石脇組(東筑紫短大)も入って
  いるが、留学生選手個人の実力はわかるが、パートナーの日本人の力が読み切れない。全国の舞台で
  どの程度まで勝ち上がれるか。むしろ、キ林・佐藤(麻)組(大正大)あたりの方が見通しはつく。第1
  シードの田阪・桃林組(立命館大)とランク決定戦を戦うが、ここを切り抜けられるか。キ林は馬佳との
  ペアで1〜2年時に2連覇を達成してはいるが、さすがに今回は優勝までは難しい、というのが正直な
  ところ。せめて、4年連続のランク入りだけは果たしたいところだ。

  これだけ留学生絡みのペアが多いと、予想は難しくなる女子ダブルス。留学生個人の力は団体戦など
  でも見られるのである程度わかるが、パートナー変更やペアリングが絡んで来ると…。

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