2016年(平成28年)・卓球10大ニュース

 年末になりましたので、恒例により、私が感じた「1年間の卓球界の10大ニュース」をまとめて
 みたいと思います。
 (ちなみに、13年前(2003年・平成15年)の10大ニュースは → こちらです。
       12年前(2004年・平成16年)の10大ニュースは → こちらです。
       11年前(2005年・平成17年)の10大ニュースは → こちらです。
       10年前(2006年・平成18年)の10大ニュースは → こちらです。
        9年前(2007年・平成19年)の10大ニュースは → こちらです。
        8年前(2008年・平成20年)の10大ニュースは → こちらです。
        7年前(2009年・平成21年)の10大ニュースは → こちらです。
        6年前(2010年・平成22年)の10大ニュースは → こちらです。
        5年前(2011年・平成23年)の10大ニュースは → こちらです。
        4年前(2012年・平成24年)の10大ニュースは → こちらです。
        3年前(2013年・平成25年)の10大ニュースは → こちらです。
        一昨年(2014年・平成26年)の10大ニュースは → こちらです。
        去 年(2015年・平成27年)の10大ニュースは → こちらです。)

 「私が感じた」ニュースですので、当然、関東を中心とした大学関連のネタが並ぶことになりました。
 但し、10個のニュースの順位をつけるのは難しかったため、基本的には時間順に並べてみました。

 1.全日本選手権、男子シングルスで水谷隼が8回目の優勝。

   男子シングルスは、水谷隼(明治大卒・beaconLAB)が10年連続決勝進出の末、3連覇・通算
   8回目の優勝を飾った。(通算8回は斎藤清と並ぶ最多タイ記録)。
   女子シングルスは、石川佳純(全農)が3連覇・通算4回目の優勝を飾った。

   大学勢は、混合ダブルスで田添(健)(専修大)が前田(日本生命)との「元・希望が丘高」コンビで
   3年ぶりの優勝を飾り、男子ダブルスで吉田(愛工大)が水谷との新ペアーで初優勝を飾るなど
   主にダブルス種目で多数の上位進出を果たした。しかし、女子シングルスではベスト16に
   1人も大学生が入らず、逆に中学生(平野美、伊藤、早田)、高校生(浜本、佐藤)の5人がベスト8
   入りすると言う状態となった。

 2.関東・春リーグ。

   港区スポーツセンターと所沢市民体育館において1部が行なわれた春リーグ。
   (港区スポーツセンターは初使用)

   男子は明治大が2シーズンぶり42回目の優勝を飾った。昨秋優勝の専修大は三部、及川と
   いう大物新人が加入し、連続優勝を狙ったが、町、丹羽、有延、滝澤の4年生カルテットに、森薗、
   酒井、渡辺、と、有り余る戦力の明治大の前に屈した。

   女子も専修大が2シーズンぶり42回目の優勝を飾った。全日学・単チャンピオンの鈴木、
   全日学選抜チャンピオンの安藤、全日学・複チャンピオンの鈴木・安藤組、で白星を量産し、
   最終戦を待たず、早々に優勝を決めた。ただ、優勝決定後の最終戦で5位の中央大に敗れ
   全勝を逃すなど、盤石とは言えない結果に終わった。
   昨秋優勝の早稲田大は、結果的には6勝1敗で専修大と並んだが、直接対決の結果で惜しくも
   連覇を逃し、準優勝に終わった。

   男子・明治大、女子・専修大は、共に42回目の優勝で、男女それぞれの最多優勝回数を更新
   した。

 3.新人戦。

   5月末開催も8年連続となり、すっかり春リーグ後が定着してきた新人戦。
   今年は春リーグから中4日で行なわれる形となった。
   半年後に全日学選抜が行われるキッコーマンアリーナ(旧・流山市民総合体育館)での
   プレ大会の形となった。

   男子は戦前の予想通り、専修大の大物新人達の実力が他を頭一つリードしていた。
   青森山田高→専修大という同じ道を進んだ及川と三部は、2人で組んだダブルスで、まず
   優勝を飾り、続くシングルスも2人の決勝同士討ちとなった。インターハイ王者の三部
   有利との予想もあったが、互角の接戦の末、及川が競り勝ち、2冠王に輝いた。
   (専修大の新人戦男子シングルス優勝は、平成4年の増田以来、実に24年ぶり。
    約四半世紀ぶりというのは、強豪伝統校にしては意外な結果だった)
   また、及川・三部と同じ青森山田高卒の一ノ瀬(中央大)もベスト4入りし、前年をもって
   本格的強化体制に終止符を打った青森山田高の最後の選手達の強さが際立った。

   女子は、ダブルスでは瀬山・森田組(中央大)が優勝し、中央大はこの種目3連覇となった。
   シングルスは、奥下(日本大)vs田口(筑波大)の決勝戦となった。インターハイチャンピオンの
   田口を破って、奥下が優勝を飾った。ベスト4には中央大の瀬山と中澤が入り、ダブルスと
   併せて、「中大の1年強し」を印象付けた。

 4.関東学生選手権。

   所沢市民体育館で行われた関東学生選手権。韓国オープンとの日程重複により、丹羽、森薗
   (明治大)、田添(健)、三部、及川(専修大)が欠場した。

   男子ダブルスは定松・宮本組(中央大)が、女子ダブルスは池上・後藤組(東富大)が、それぞれ
   初優勝を飾った。池上・後藤組は、前年優勝の鈴木・安藤組(専修大)を決勝で破り、連覇を
   阻んでの優勝。池上は3年前の女子シングルスに続き、年違いの単複2冠獲得となった。

   男子シングルスでは、明治大勢がベスト4を独占した。丹羽、森薗の飛車角抜きにも関わらず、
   ハイレベルな層の厚さを見せた。ダブルスのパートナー対決を制して優勝を飾ったのは、
   前年の惜敗の準優勝からの雪辱を果たした有延。3年前のダブルスに続き、年違いの単複2冠
   獲得となった。2位は主将の町。ダブルスでは3年前の有延組、2年前の森薗組と、優勝を
   重ねているが、不思議なことにシングルスのタイトルは目前で取り逃し続けている。
   ベスト4には4年生カルテットの一角・滝澤と、全日本ベスト8の酒井が入った。

   女子シングルスは、ベスト4に早稲田大と東富大から2人ずつが入り、準決勝で同士討ち。
   決勝では阿部(早稲田大)が林(東富大)を破って初優勝を飾った。早大からの女子シングルス
   優勝は、平成3年の大野知子以来、25年ぶり(四半世紀)となった。
   なお、関東学生の女子シングルスは、平成4年以降の25年間で日本人の優勝は5人のみ。
   外国人留学生選手が20回優勝している。

 5.京都インカレ。

   第86回・全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部は、7月6日(水)〜9日(土)に、島津
   アリーナ京都で行なわれた。

   男子は、春リーグに続き、明治大vs専修大の優勝争いとなったが、3時間半に及ぶ決勝戦で
   競り勝った明治大が2年ぶり16回目の優勝を飾った。関東学生チャンピオンの有延を
   決勝のオーダーから外して、なお、丹羽、町、森薗、酒井、ダブルスでの渡辺、と、あり余る強豪
   メンバー。この8年間で5回優勝と、半分以上の割合で優勝を重ねている。これで通算優勝
   回数も1位の専修大の17回に「あと1」と迫った。片や専修大は、最後の優勝である平成
   2年から既に26年。四半世紀を越え、何度も記録更新のチャンスがありながら、今日に
   至っている。田添(健)、郡山、三部、及川の戦力がダウンしない今後もチャンスは巡ってくる
   だろうが…。
   ベスト4には、前年の優勝から吉村(真)が卒業し、2ランクダウンの愛知工業大と、元インター
   ハイ3冠王の坪井を軸に勝ち上がった筑波大が入った。

   女子は、「どちらが勝っても初優勝」という決勝戦の対戦カードとなったが、早稲田大が3−1で
   日本体育大を破り、初優勝を飾った。準決勝で前年優勝の専修大を破った早稲田大は、
   関東学生チャンピオンの阿部を中心に、徳永と1年の鎌田の活躍もあり、見事、「日本一」の
   歴史を刻んだ。日本のトップとほぼ同等レベルの関東で何度も優勝し、常時優勝争いを展開
   していることからすれば、むしろ「初」が意外なほどだった。
   一方、日本体育大は、温馨と谷岡を軸に頂点を狙ったが、一歩及ばなかった。
   ベスト4は、去年決勝を争った専修大と同志社大だった。

   男女とも、「ベスト4の内、3チームは関東で1チームが関東以外。決勝は関東同士」という
   勢力図は、現状を現わしているものだったと言える。

 6.関東・秋リーグ。

   港区スポーツセンターと駒沢体育館で1部が行なわれた秋リーグ。

   男子は明治大が春リーグに続き、7戦全勝で連続優勝を飾った。昨秋は、丹羽、森薗の飛車角が
   欠場し、連続優勝がストップしたが、今年はフルメンバーが揃い、勝ち切った。リオ五輪で
   銀メダリストとなり、帰国後のフィーバーでメディア対応などに時間を取られ、調整不十分
   だった丹羽もラストシーズンに参戦した。
   これで明治大は、男女を通じて単独最多優勝回数を更新し、43回目とした。
   春リーグと京都インカレで明治大と互角の優勝争いの末に2位が続いていた専修大は、
   ブンデスリーガ参戦中の三部の欠場などもあり、3位に後退。代わって、春は「あわや入替戦か」
   という不振にあえいだ早稲田大が、2位にカムバックした。

   女子は、優勝争いの常連ながら僅かな差で優勝を逃し続けて来た東京富士大が33シーズン
   ぶり(16年半ぶり)10回目の優勝を達成した。前回優勝の平成12年春は前身の富士
   短期大であったため、4年制大学としては初優勝となった。後藤、池上の4年コンビと
   林、前瀧の3年生コンビが単複に活躍した。
   春5位の中央大が2位に躍進する一方で、インカレ優勝の早大は3位、春優勝の専大は4位、
   インカレ2位の日体大は5位と、このあたりまでの実力はほぼ差がないと言える状態だった。

 7.関東学生チームカップ。

   Cブロック・Bブロックを8月末の駒沢体育館で開催し、Aブロックは9月末に、和光市
   総合体育館と代々木第2体育館での開催となった今年のチームカップ。
   (なお、各大会の会場として高い頻度で使用されてきた代々木第2体育館は、平成29年中盤
    より改修工事に入るため、学連の使用は今回をもって一区切りとなった)
   参加チーム数は340チーム以上、参加人数はついに1,000人を超え、関東学連最多の
   参加数を誇る大会となっている。

   男子Aブロックは、春(リーグ)、夏(インカレ)、秋(リーグ)の3大会を制している明治大が
   優勝候補筆頭の見られたが、第1シードの明治大Aが棄権となる想定外の事態となった。
   それでも何度も決勝同士討ちを演じている明治大だけに、Bチームにも優勝の可能性はあった
   が、準決勝でこの明治大B(船本、酒井、渡辺)に勝った専修大A(田添(健)、郡山、及川)が5年
   ぶり3回目の優勝を飾った。なお、中央大の1年生チーム・C(一ノ瀬、高橋、岩城)が、
   明治大A棄権のパートから接戦の連続を制して決勝まで勝ち上がり、準優勝となった。

   女子は1部校で中央大と淑徳大が不参加と言う状態ではあったが、その中でベスト4には
   早稲田大と東富大が2チームずつ入り準決勝で対決。夏(インカレ)優勝の早大と秋(リーグ)
   からの連続優勝を狙う東富大が2冠目をかけて争ったが、結果は早大が勝ち、決勝同士討ち。
   決勝戦では早大A(田中、阿部、徳永)が3−1で早大B(鳥屋、鎌田、金子)を破り、2年連続
   4回目の優勝を飾った。阿部と徳永は、去年に続く優勝となった。
   東富大は、決勝進出こそ逃したものの、Cチームもベスト8入り。人数の少ない女子には珍しい
   層の厚さを見せた。

 8.長野・全日学

   長野市・真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で開催された今年の全日学。
   会場は、1998年の長野冬季オリンピックの際にスケート会場となった施設。
   そして、ここに今夏のリオ・オリンピックの銀メダリスト・丹羽(明治大)が出場し、注目を
   集めた。

   丹羽は、酒井と組んだダブルスで、まず優勝。普段は組んでいないペアリングで練習も十分では
   なかったが、個々の高い技術力でカバーし、勝ち切った。続く男子シングルスでも順当に勝ち
   上がり、決勝では同僚・同期の滝澤との明治大同士討ちに4−0で完勝。単複2冠王に
   輝くと同時に、単では3年ぶり2回目の優勝を飾った。決勝で敗れたものの、滝澤は故郷の
   長野で大躍進を見せた。男子単3連覇を狙った森薗は、伏兵・坂野(中央大)に敗れてベスト
   16に終わった。全日学男子単は、丹羽と森薗の2回ずつの優勝で、明治大として4連覇中。
   今回の男子単は、明大と専大が、「ベスト4に2人ずつ」、「ベスト8に3人ずつ」、「ベスト16に
   5人ずつ」が入り、「ベスト16の半分以上の10人をこの2校が占める」という状況だった。

   女子は男子以上に関東勢優位が定評となっているが、今大会では波乱が起きた。
   まず、女子ダブルスでは、楠川・石田組(愛知工業大)が優勝を飾った。
   関東以外からの女子複優勝は、平成20年(2008年)の宇土・若宮組(立命館大)以来8年ぶり。
   東海学連からの女子複優勝は、平成14年(2002年)の王金・張魏組(朝日大)以来14年ぶり。
   愛知工業大からの女子複優勝は、昭和56年(1981年)の伊藤・秋和組以来、実に35年ぶりと、
   記録づくめの優勝となった。
   また、続く女子シングルスでは、成本(同志社大)が初優勝を飾った。
   関東以外からの女子単の優勝は、平成22年(2010年)の藤井(近畿大)以来6年ぶりで、同志社大
   としては、男女を通じて初の全日学シングルスチャンピオンとなった。
   関東が女子の単複両方のタイトルを失うのは、平成20年(2008年)に若宮(立命館大)が2冠王に
   なった時以来で8年ぶりだが、頻度は非常に低い(10年に1度あるかないか)。
   (男子は、愛工大、青森大、近畿大などの歴史があるので、女子よりは多い)

 9.千葉・全日学選抜

   千葉・キッコーマンアリーナ(旧・流山市民総合体育館)で行なわれた全日学選抜。

   去年は男子の外国人留学生のエントリーが3名のみだったが、今年は意外にも女子の外国人
   留学生のエントリーが3名のみとなった。男子よりは留学生選手の目立つ女子で、このような
   人不足の事態が発生するとは、数年前では考えられなかった。外国人留学生のエントリーが
   3名のみだった場合、主管学連推薦出場の日本人を加えても総参加数が23人に留まり、予選
   リーグがリーグ戦として成立しないブロックが発生した。
   (Aブロックは2人編成ブロックで、1位通過・2位通過決定の1試合のみ)。
   2年連続での留学生不足の状態により、「去年・今年の例外的事態」ではなく、恒常的な傾向
   認識と対応が検討されることとなった。

   強豪留学生が少ない現状は、全日学選抜の結果が全日学と似たものになることを意味する。
   男子では、ベスト8に明治大と専修大から各3人ずつ・計6人が入った。決勝は明治大4年
   同士の同僚・同期・同士討ち。そして、優勝は長野全日学に続き、リオ五輪・銀メダリストの
   丹羽だった。全日学時に比べると、準々決勝・準決勝・決勝の3試合とも4−3フルゲームと
   競ったが、最後は地力を発揮して初優勝を飾った。2位の有延は3年ぶり2度目の優勝成らず。
   また、三部(専修大)は全日学に続く3位で、安定したトップクラスの実力を証明した。

   女子はベスト8を関東勢が独占し、その中で山本(中央大)が初のシングルス日本一のタイトルを
   手にした。常時ベスト4以内のメダルコレクターが、全日学の2位から一歩前進し、ついに
   頂点に辿りついた。前年優勝の安藤(専修大)は2連覇成らず準優勝。一昨年優勝、去年準優勝の
   温馨(日体大)は3位。徳永(早大)は全日学と同じ4位だった。
   全日学優勝の成本はベスト16に終わった。

 10.海外交流。

   関東学連は、例年同様、2月に欧州遠征(サフィールオープン出場など)を行なった。

   日学連は、8月に日韓交流戦で韓国を訪問し、また12月にフィンランドオープンに参戦した。

   いずれも、毎年定例で続いている最小限の海外交流に止めた。

 ・番外編:大学卓球界以外の出来事。

  ・番外編1 … 世界選手権(団体戦)・マレーシア・クアラルンプール大会。

   オリンピックイヤーのため、連年よりも2〜3ヶ月ほど早く、2/28〜3/6にマレーシア・
   クアラルンプールで行なわれた第53回世界選手権(団体戦)。
   5ヶ月余り後のリオ五輪の前哨戦としても注目された。

   過去4大会連続で銅メダルだった日本男子は、「銅以上」を目指して戦った。
   宿敵・ドイツがグループリーグで敗退し、決勝トーナメントに進出出来ず、という不振の事態も
   日本には追い風になり、準決勝の相手はベスト4入りが33年ぶりという世界ランク16位の
   イングランド。意外な苦戦をしながらも、3−1でこの準決勝に勝利し、日本男子は39年
   ぶりの決勝進出を決めた。決勝では中国に0−3で敗れたが、一歩前進の銀メダル獲得と
   なった。リオ五輪代表の水谷と吉村は活躍を見せたが、丹羽はやや精彩を欠き、準々決勝の
   香港戦での敗戦後、準決勝・決勝では起用を見送られ、大島に取って代わられた。
   中国男子は、2000年の第45回世界選手権(団体戦)・クアラルンプール大会で敗れて以来、
   16年間負け知らずの8連覇となり、男子連続優勝新記録を更新した。(2000年に敗れた時の
   メンバーである劉国梁は現・中国男子監督、孔令輝は現・中国女子監督。今回の主力は、馬龍、
   張継科、許マ)

   前回準優勝の日本女子は、グループリーグでドイツに敗れる黒星はあったものの、1位通過で
   決勝トーナメントに進出し、準々決勝でドイツに雪辱、準決勝の北朝鮮との接戦も制して、
   2大会連続の決勝進出を決めた。決勝では中国に0−3で敗れたものの、「世界2位」の位置は
   キープした。リオ五輪代表の福原、石川、伊藤が、いずれも実力を発揮し、活躍を見せた。
   中国女子は余力を残して3連覇を達成した。(今回の主力は、丁寧、李暁霞、劉詩雯)

   日本の男女揃っての決勝進出は45年ぶりの快挙だった。

  ・番外編2 … リオデジャネイロ・オリンピック。

   8/6〜17の12日間に渡って、ブラジル・リオ・デジャネイロで行なわれた夏季オリン
   ピック・卓球競技。4年前のロンドン大会での日本初メダル獲得(女子団体・銀)に続く、
   「前回以上」が期待された。

   前半のシングルスでは、丹羽(明治大)は惜しくもメダルの2歩手前の準々決勝敗退となったが、
   健闘のベスト8入り。そして、水谷隼は、見事に日本卓球史上初のシングルスのメダル獲得を
   成し遂げた。(銅メダル)。日本にとって歴史的なメダルである一方、実力的には順当な結果
   でもあった。
   (金メダル・馬龍(中国)、銀メダル・張継科(中国)、銅メダル・水谷隼(日本)。
    中国勢は男子シングルス3連覇。8大会中5回優勝)
   女子シングルスでは、石川が故障のアクシデントもあって無念の初戦敗退に終わったが、
   福原はベスト4入り。惜しくも4位に終わり、日本の女子シングルス初メダルは逃したが、
   健闘を見せた。
   (金メダル・丁寧(中国)、銀メダル・李李暁霞(中国)、銅メダル・キムソンイ(北朝鮮)。
    中国勢は女子シングルス8大会全て優勝)

   後半の団体戦では、日本男子は準決勝で宿敵・ドイツに3−1で勝利し、4年前の女子に続く
   男子団体初メダルを確定させた。決勝戦では中国に対し、水谷が許マを破り、一時は金メダルも
   視野に入る展開となる大健闘を見せた。結果的には1−3で敗れたが、価値ある銀メダルと
   なった。
   (金メダル・中国、銀メダル・日本、銅メダル・ドイツ)
   女子は準決勝でドイツに2−3で惜敗を喫し、前回の銀メダルを下回る結果となったが、
   3位決定戦ではシンガポールに3−1で勝ち、銅という形で連続メダルをキープした。
   15歳の伊藤美誠は、五輪卓球史上最年少のメダリストとなった。
   (金メダル・中国、銀メダル・ドイツ、銅メダル・日本)
   中国は、五輪団体戦創設以来3大会全てで男女アベック優勝。

   大会後は、銀1、銅2という前回以上の結果を残したことでマスコミでも卓球が大きく取り
   上げられ、選手達が入れ替わり立ち代わりで連日テレビ番組に出演する状態が約1ヶ月ほど
   続く「卓球ブーム」モードとなった。


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