| update 2002.7.20 | |
| デ=メイの代表作を特集!! |
| 1 | トールキンの「指輪物語」 | 2002.6.29 | |
| 2 | ヨハン・デ=メイと交響曲第1番「指輪物語」 | 2002.6.30 | |
| 3 | 第1楽章「ガンダルフ」 | 2002.7.7 | |
| 4 | 第2楽章「ロスロリアン」 | 2002.7.18 | |
| 5 | 第3楽章「ゴラム」 | 2002.7.20 | |
| 6 | 第4楽章「暗闇の旅〜モリアの坑道・カザド・ドゥムの橋」 | coming soon | |
| 7 | 第5楽章「ホビット達」 | coming soon | |
| 8 | 音源聞き比べ | coming soon |
| 吹奏楽界ではこの曲を知らない人はいないでしょう(大げさ)ヨハン・デ=メイの交響曲「指輪物語」。この曲はトールキン原作のファンタジー小説「指輪物語」をもとにつくられています。今回は「指輪物語」のあらすじをおおまかに紹介します。 |
| 舞台は「中つ国」。その西境にホビットたちが住んでいる「ホビット庄」があった。ホビットのフロドたちはそこで平和に暮らしていた。しかしある日、フロドは魔法使いのガンダルフに、あるひとつの指輪の存在をしらされる。その指輪はかつて冥王サウロンが世界を支配する力を手に入れるために作った指輪だった。その指輪はあらゆるところをめぐり、ビルボ(ホビットでフロドの養父)が旅をした際に偶然手にしたものだった。そしてそれをフロドはビルボから相続する。 そんな中冥王サウロンは力を取り戻しつつあった。彼の手下である「黒の乗手」たちはフロドの持つ指輪を狙い、迫っている。この指輪がサウロンの手に渡れば、世界はサウロンにより滅ぼされてしまう。それを防ぐには指輪を滅ぼすしか手はない。その方法はタダひとつ。モルドールにある「滅びの山」の火口に指輪を投げ入れるのみ。 フロドは旅の仲間とともに指輪を滅ぼすたびに出た・・・。 (そして長く終わりの見えないたびは続くのです・・・) |
| 旅の内容まで記すと途方もない量になるので割愛させていただきます。詳しく知りたい方は原作を読んでください★ |
| いうまでもありませんが、ヨハン・デ=メイは「指輪物語」の作曲者です。彼の生い立ちなどに触れてみたいと思います。 |
| ヨハン・デ=メイ(以下デ=メイ)は、1953年オランダで生まれた。ハーグ国立音楽院において、吹奏楽の指揮とトロンボーンを学んだ。卒業後はアレンジャーとしてクラシック・ポップスなど多方面で活躍した。そのうちに作曲にも興味をもつようになった。そんななか生まれた彼の処女作「指輪物語」は全5楽章、演奏時間42分に及ぶ大作であった。デ=メイはこの曲をつくるのに1984〜1988年の5年間を費やした。所属していた出版社からは「こんな長い曲売れるはずがない」と出版を断られた。そこでデ=メイはAmstel Musicをたちあげ、自らの手で世に送り出した。そして「サドラー作曲賞1989」で最優秀作品賞に輝いた。続くニューヨークをモチーフにした交響曲「ビッグ・アップル」も大ヒットを記録し、デ=メイは大作曲家の地位を不動のものにした。 |
| デ=メイは以降「トロンボーン協奏曲」「ネス湖」「水族館」など小・中規模の作品を発表しているが、続く交響曲第3番が待たれる。 |
| ここからは、各楽章についてちょっと語りたいと思います・・・。 |
| まず、「ガンダルフ」って?と思う人がいると思うのでそこから。ガンダルフは物語に登場する魔法使いです。見た目は人間みたいですが、人間じゃないんですよね。ガンダルフは旅の仲間からとても信頼されていて、長い旅も彼がいなかったら果たされなかったでしょう。 |
| ここからは曲について。冒頭は金管による壮大なファンファーレではじまり、静かに「ガンダルフ」のテーマが流れる。そして、一転テンポが速くなって、ガンダルフが馬を走らせるムチの音などが表される。しかし、ひとつ疑問。ガンダルフは旅でのっている馬は「飛蔭(とびかげ)」という馬だが、その馬はムチを使う必要がないのである。乗っている人をまったく疲れさせないし、3日3晩はしりつづけることができるのだ!! |
| ロスロリアンというのは地名で、ガンダルフを失ってしまったたびの一行が助言を求めるべく訪れたところです。そこは銀色の幹に黄金の葉をつけるマルローン樹が生い茂る、「中つ国」でもっとも美しい所です。 |
| この楽章はロスロリアンの印象が描かれていて、美しい木々や鳥たちをさまざまな木管楽器のソロであらわしています。 そして一転くらい雰囲気に。それはフロドがのぞいた水鏡をあらわします。そこでフロドは暗闇を見る。真っ暗闇の中にあるのは冥王サウロンの目・・・。 |
| ゴラムは登場人物です。本名はスメアゴルと言うのですが、彼はいつものどをゴクリゴクリと鳴らしているのでゴクリというあだ名がついています。多分それをイギリスではゴラムとあらわすのでしょう。 彼はかつて指輪所持者でした。冥王サウロンの元を離れた指輪は約2000年もの間大河の中に眠っていました。そしてそれをストゥア族のデアゴルが発見します。しかし、同族のスメアゴルが彼を殺害し、指輪をうばってしまいました。 指輪を手にしたスメアゴルは洞窟にこもり、魚を取って暮らしていました。しかしある日、ビルボがその洞窟に迷い込み、その指輪を奪ってしまったのです。そしてスメアゴルは指輪を求めて中つ国を徘徊しはじめるのです。そしてフロドを発見し、こっそり尾行を始めるのです。しかしフロドに見つかってしまい旅の手助けをすることになるのでした・・・。 |
| ここからは曲の説明。この楽章では、痩せこけて奇怪な生き物であるゴクリが描写され、いやしくて用心深い存在がソプラノ・サックスのソロで表されています。聞いていて奇妙な感じに包まれます。 |