Pontiac Grand Prix

REVELL


このキットについて


88年型のポンティアック グランプリです。

と、言ってもなかなかピンと来ないと思いますが・・・。
もしかしたらNASCARで名前を聞いたという方もいらっしゃるかも・・・。

グランプリはフォード・サンダーバードのライバルとして登場したモデルだそうで、兄弟車種はビュイック・リーガル(日本で売られたセダン・ワゴン(本国名:センチュリー)より上級のモデル)とオールズモービル・カトラス・シュプリームです。基本的なシルエットは同じながらも、グランプリは強いスラントノーズが特徴で、登場時にはアメリカ車離れした力作と評されたそうです。

グランプリは、この88年モデルからGM10と呼ばれる新型シャーシを採用しFFになりました。
同時にダウンサイジングも行なわれましたが、それでも4925mmx1825mmx1340mmとはやはり大きいですね。
エンジンは132psの2800ccの60°V6が搭載されていました。登場年にカーオブザイヤーを獲得し、後に4ドアモデルの追加なども行なわれ、10万台以上のセールスを何度も記録しながら98年にモデルチェンジを行ないました。


以上  二弦社 刊 自動車アーカイブVol.12 80年代のアメリカ車編 を熟読して記載しました。


すいません。私もこのクルマは良く知りません。m(_)m

では何で知らない車のキットを作りたくなったかというと・・・話は2007年の11月まで遡ります。

毎年恒例のイベントである11月の名古屋オートモデラーの集いにてSCNのメンバーと一車種を合同製作&展示しておりまして、毎年悩みの種である「次回のお題」について話をしていた時「アメ車を輸入キットで作る」と言う意見も案として出ておりました。06年の抽選会でレベルのキットをGETされた方が居たのが発端で「アメプラも作ろうよ〜」という気分も有った時期でした(実際には流通やら好みやら組み難さやらで、なかなか難しいお題だと後に気付きます)。
集い終了後にその流れで輸入キットを多く扱う模型店にお邪魔した際に「皆なに作るの〜?」なんて言いながらキットを眺めていた際、たまたまこのキットが目に付き、指を指して、

「コルベットとかバイパーとかマスタングとかメジャーなのを作るのも良いけど、こういうアメリカではメジャーだけど、日本ではマイナーな車を作る方が、国産キットではなくて、あえて輸入キットを選ぶ理由があるよね〜。」

というような事を確かに私は言いました。
アメリカンドメスティックっていうんですか? 絶対に日本メーカーがキット化しないアメ車を選ぶのもオツかな〜なんて思った訳です。内心としては当時進行中だったマグナムを完成させれば良いと思っていた訳ですが。

そんなこんなで時は流れて翌08年の2月7日に小さな事件は起ります。
Version3.0のken-zさんから届いた小包の中にヤツは紛れておりました(闇呼称「なすりつけアメプラ祭り」の戦線布告。注:後に2キット(倍返し)をなすり付けて応戦)。

そんな理由で手元にやってきたのが、このキットでした。
わざわざ贈り付けて頂いた事には感謝しつつも、実車に関しては特に思い入れも無ければ、資料も無く・・・と言う事で、しばらくは 放置 大切に保管していたのですが、そのままではどうという進展も無いので、重い腰を上げて製作を開始しました。

しかし、作り掛けてみれば予想以上の良キット。ホイールベースの収まりが若干イマイチだったり、ちょっとハミ出し気味のトレッドをツライチ程度に詰めた以外は特に修正も必要ないです。もっともトレッドに関してはアメリカではツライチ〜ハミ出しでも特に問題無いので一概に修正の必要は無いかもしれません。

ただし、ヒケやバリはめちゃくちゃ多いのでその修正は大変です。

このキットは、実車が88年モデル(と言う事は87年の冬頃発売?)で、パッケージにカーオブザイヤーの記述が有る所から見ると、おそらくその当時に発売になったキットだと思います。日本だとS13型シルビア・R32型スカイライン 〜 FD3S型RX-7の間位に発売になっていたのでしょう。その当時の日本製キットに比べて、このキットが特異な点は、前後のウインドウが外はめになっている事です。

国産キットはボディパーツを薄くして、四面一体の内はめ式ウインドウで段差を無くそうとしているのに対して、アメリカキットの特徴である厚めのパーツでもフラッシュサーフェイスにできる方法を採用したのは良いアイデアだと思います。因みにこの部分のパーツの合せは予想以上に良好です。ただし、パーツが厚い分、ウインドウ表面のウネリが激しく・・・本当は研ぎ出しした方が良いと思います。

このキットもアメリカ製キットの特徴である2in1で、エアロパーツが付属してましたが、リアスポイラーのみ利用して、それ以外は標準仕様にしてみました。後になって気付いたのですが、このエアロは後に登場したターボモデルとほぼ同じ物だったようです。

ボディカラーは資料が無く、設定色などがわからなかったので、パッケージに合わせて白にしました。タミヤのホワイトサーフェサーを使用。内装はキット指定では赤(マルーン)。同時代のマークIIみたいで、それはそれだったのですが、写真を見つけたグレー内装にしました。もしかしたらこの仕様は設定無いかもしれません。


因みに完成が近いとken-z氏に連絡したところ、「そうですか・・・。じゃあ、次はサイテーション(シボレー・サイテーション)ですね。」なんて仰ってましたが(困)。

配線類は無いものの、意外に雰囲気の良いエンジンルーム。