GT−R (R 35)
FUJIMI

このキットについて


2008年の静岡ホビーショウの主役となったNISSAN GT-Rです。

発売時にタミヤのGT-Rを作りましたが、こちらはその後に発売されて大評判になったフジミ製。
その評判に興味を持って「後学までに・・・」と入手して、そのまま放置しておりましたが、実車のマイナーチェンジが近く行なわれそうなので、型遅れになる前に作ってみました。

フジミの大評判の理由は、大雑把に言ってしまえば「コストパフォーマンス」の一言に尽きるのではないかと思います。

・タミヤに比べて約1000円安。腰下まで再現されたエンジン付きでも、300円安。
・でもしっかりメタルシールも付属
・さらにタミヤがアンダーカウルを良い事に再現しなかったシャーシのメカもしっかり再現

このGT-Rは近年の模型界では珍しく3社競作となりましたが、この辺りのフジミの説得力は驚く程に高く、同じ価格帯だったアオシマ製は形状のマズさも有って霞みまくってしまった印象が有ります(なぜかアオシマは歴代通してGT-Rは苦手らしい)。

で、それは購入して箱の中身を一見しただけで判る内容ですが、実際に組んでみると予想以上の力作だと気付きます。

事前に競作になると知ってたのか、あるいは単純に設計者の興味の有る車種だったのかは判りませんが、形状にも他作程の大きなハズシは有りません。下周りの別色となるエアロが別部品なのも有難い配慮ですが、だったらバンパーのグリル部分も別部品にして欲しかった・・・。アレが一番面倒ですからね。

シャーシーのメカに関しては結構な再現度なんですが、何故かアンダーカウルがサスアームを兼ねていたりして、後で脱着出来ないのは残念というか惜しいというか。「羽織の裏地が江戸の粋」という意見も有るでしょうが、折角なら後で見えた方が良いと思います。この辺りの惜しい感じが「フジミらしさ」と言えばそうでしょうか?(笑)

また、プリウスの時に絶賛しようと思っていて、すっかり忘れていたんですが、ルームミラーの土台部分とミラー部分を別部品にしたのは見事な判断ですね。どのキットが最初だったのかわかりませんが、あんなに組み易くなるとは思ってもいませんでした。
でも、その割にはウインドウの黒塗りを剥がしちゃったりしてる辺りは作者が下手過ぎ・・・。
それから、フェンダーとバンパーの間に嵌るウインカーの合いの良さはちょっと感動を憶えるレベルでした。


その他、組み易さに関しては、部品点数が違うので一概に比較出来ませんが、それを割り引いてもタミヤほどではありません。

要注意と思ったのは(個人的なミスも有るのですが)フロントサスの「B3」部品で、今回は見事に左右共に折損してしまいました。お陰で前輪はポジキャン気味で車高も高くなっていますが、これはフジミのミスではなくて、私のミス。
このキットではディスクとホイールの接合部に(回転を連動させる為に)凸凹が付いて、この位置が判りにくく、無理に押し込んでしまったのが原因です。確かプリウスには無かった気がするので、最近は止めたのかも知れません。

また、特に気に食わないのは説明書の指示がアバウト過ぎる事で、折角新規起し(のはず)の左右非対称パターンのタイヤも回転方向の指示は無いし、ヘッドランプの反射鏡も全てシルバーの塗装指示だったります。
フジミの説明書が適当なのは昔からですし、他車種用の何かの部品を共用したようなキットならば気にもしませんが、今回のような新規起しとなると、折角の設計者の苦労を無駄にしてしまう訳で妙に腹が立ちます。ヘッドライトのメッキ部品なんかも塗分け易いように作って有る様に思えるだけに残念です。「ビルシュタインのダンプトロニック云々」以前に説明すべき事は多く有るように思うのですけどね・・・。



フジミorタミヤ   どう違うのでしょうか?



  



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