TOYOTA 86 GT Limited

AOSHIMA

このキットについて

アオシマの86です。

86のプラモデル製品化では、いち早く発表され、同車の1/24スケールモデルシリーズ「ザ・ベストカーGT」の記念すべき100作目と言う事もあり、ずいぶん気合の入った内容となっています。

と、書いた所で気付いたのですが、実は「ザ・ベストカーGT」って連番になって無いのですね。
R35GT-RのセーフティーカーがNo.200とかになっていてビックリですよ、私は(笑)。
更にBB1型プレリュードの再販版と、FC3S型RX-7・アンフィニがNo.35で被っていたりして、正直どう番号を付けているのか謎です。もしかしてトミカ式??

という話は置いておいて・・・。

キットの構成はエンジンレスのディスプレイモデル。

ただしボンネットが開閉式+その内部も概ね再現されている為、エンジン付きもスグ出るぞという内容。また、トランクも開閉式になるのが珍しい特徴でもあります。その有用性は ? ながら、古くは2代目ステップワゴンや3代目アコードワゴン、3代目セルシオの前期型やハイエースなど、トランク開閉には案外熱心なのもアオシマですね。商用車やいわゆるRVならまだしも、今回のようなスポーツカーではジオラマ等では良いかも知れませんが、普段はあまり・・・。
どちらかと言うとM/Cやエアロでの形状変更対策かなぁ・・・と勘ぐってみたり。トヨタの場合だとフロントフェンダーも別にしておくと、先々の対応率100%??

対タミヤ的には、左ハンドル用内装と、それ用の外装パーツとデカール(サイオンFR-S・GT86)が付属する事。フロントグリルの変な形のメッシュが貫けている事が大きな強み。ただ、このグリルはナンバープレートベースも一体になっているのが若干お節介かな?とも思いました。「実車もそうなっているんだ」と言われれば反論は出来ませんが、無くて良いと思う人も居るはずですのでねぇ・・・。それから「塗装し易いように」という配慮から細かくパーツが分割されている為、箱を開けると結構具沢山な印象です。

また弱みはエンジンレスな事と、メタルインレットは別売りで対応する事。エンブレムが色付き図柄のスバルは大差無しとしても、メッキリング状のトヨタはキラッと光るモノが欲しいとも思ったりします。特に白とか柄付きのボディカラーだと。

また、初回生産分は完全ノーマル+ATのGT Limited(No.100)と、社外アルミ(ウエッズスポーツSA-70)+MTのGT(No.101)の2種類あり。シフトノブだのペダルだの、わざわざ別けなくても2種類入れときゃ良いじゃないと思ってしまうんですが、皆さんどうなんでしょう?

それでお値段2940円。タミヤの3360円よりお安い戦略的な価格です。
で、どっちが買いなのかは・・・ 用途による としておきましょうか。

ササッと国内仕様のカタログモデルが組みたい方はタミヤ。
この車に特別な思い入れの有る方や、別グレード、海外仕様、チューニングモデル等を作りたい方はアオシマ。
因みに、リンク先のmatsuさん曰く、アオシマの左ハンドルインパネは、タミヤにもあっさり納まるらしいです。はい。


もちろん高い再現度の裏返しとは言え、ササッと組めないのが最大の欠点と言えばそうなんでしょうね。
ハッキリ言ってしまって「ちょっと惜しい」

「ダメ」ではなくて、「惜しい」なのは、設計者が真剣に取り組んでいる事が良くわかるからなんですよね。
おそらく図面上では完璧という自信を持っていると思います。野心的とでも言いましょうか。
もっとも、そうでないキットは無いと思いたいですけども。

ただ、組んでみると?という部分もあるんですよね。
例えば、パーツ全般の接着方法。接着代が余りに少なく、パーツ自体も小さいため、組み立て時に無駄に精密感を感じてしまう点は要改善だと思います。特にクリアパーツが顕著にそうした傾向が見られるのが難点ですね。各所で問題になったウインドウの反りにしても、リアはもう少しパーツが長ければトランク取り付け部に引っ掛かり、フロントもワイパーの取り付け部がもう少しガッチリ接着できる構造になっていたら、十分押さえ込めたハズなんです。やや惜しい。
この辺りの組み易さはタミヤの方が優れています。

また細部の精密再現には頭が下がりますが、実車を忠実に再現するが故に後輪のハブが回転方向に不安定だったり(これはサスペンションの構成上、実車もこうなるハズ)するのは、ちょっとご愛嬌とは言難いかなぁと思います。
それからドアノブも上下左右反転で左右両ハンドル位置に合わせる発想は見事ですが、あのゲート位置は「ない」ですよね。

ついでに、個人的な要望も言ってしまえば、エアコンのコンデンサーや、ヘッドライトの反射鏡をボディとバンパーの間に挟みこむ構造はそろそろ止めて頂きたいなぁ。バンパーの合せは良好ですから、不満と言う程でも無いんですが、ボディ塗装時には接着を終わらせた後で、極力一体にして塗装したいんですよね。ボディ←コンデンサー←バンパーと順に接着させるのではなくて、ボディ下部から差し込むようにして貰えれば、パテで面の修正とかもできて有難いなぁとか思います。

でも、説明書で説明し切れない程のデカールを付属させちゃったりする辺りは、しっかり実車を見ていないと出来ない事ですし、そうした心意気は好きです。実車に対して興味を持ってるとわかる設計は非常に好感が持てます。ずいぶん批判めいた事も書いてしまった気がしますが、このキットはなんだか好きです。もっというなら結構売れて、設計者の努力が報われて欲しいとも思います。

おそらく、自分の設計したキットなら一度は組み立ててみるはずですし、多分タミヤのキットも参考に見てるハズですから、そこで作り手の気持ちも理解して貰って、次回作に反映して欲しい。そうした改善もアオシマなら出来る気がします。





で、まぁ、何でこの柄なのよ?って話ですが・・・。

発端はタミヤの86を作った際の事。以前は新発売キットの早組みなんて事もやっておりましたが、今回は完全にタイミングを外しておりまして、おまけに超上手い皆さんが既にノーマルで完成されてましたので、そのまま作ったのでは意味無いなと。

その頃、ネットを見ているとBRZをWRCカラーで製作された作品を見て「その手が有ったか!」と気付き・・・。
まっ、結局は後追いですね(笑)。

この時は86では、そうしたレプリカ作品は見た事が無かったのですが、製作中にカストロールカラーの作品を見た時はさすがに焦りました(笑)。このタミヤ(レプソル)は9月のアサヒ倶楽部さんの展示会で展示させて頂いたのですが、86・BRZは後にオートモデラーの集いでSCNの展示テーマになりましたので、もう一台作りたいと思い、ちょうどアオシマ版も発売されましたので、アオシマを題材に・・・当初はノーマルか、オープンにしようと思ったのですが、そうすると2台並んだ際にバランスが悪いので、こちらもレプリカカラーにする事に。

もともとノーマル車の製作が多かったので、レースカーの在庫はほとんど無く、別売りデカールで作れる中から、サードスープラと迷った挙句に懐かしのミノルタカラーにしてみました。案の定30〜40代には比較的好評だったようですが、それ以下の世代の方にはちょっとわかり難かったでしょうね。今の学生さん世代には余り馴染みのない企業名となってしまいました・・・。

デカールはSHUNKO社のタミヤ70スープラ用を使用。
水色部分はスープラと86では体型が違い過ぎて使えないか、使えてもタッチアップ要という感じでしたので、マスキングして塗装。
タミヤスプレーのフレンチブルーを使用しましたが、塗り上がりが、ミノルタというよりも、某コンビニチェーンの様に見えた時には参りました(笑)。





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