3・1 個人用装備
3・1・1 接近戦武器
3・1・2 射撃武器
3・2 船舶
3・2・1 船舶の解説
3・2・2 船舶データ一覧
3・2・3 船の装備
3・2・4 艦載兵器
この世界の文明レベルでは木造帆船が一般的です(TL5の先進地帯では、鋼鉄製の船が存在します)。
しかし、現世とは違い、バブルメタル反応炉機関が既知圏の船にはほぼ装備されているため
「帆と反応炉機関を併用した汽帆船」が一般的な存在になっています。
蒸気機関も存在するのですが、大量の燃料を必要とするため用途は限られています。
船舶は航海を行うたびに修復が必要です。修復の費用は購入価格の100分の1です。
ヨット以外の船はいくら財産レベルを上げても最初の所持金で購入する事がかなり難しくなっています(笑)
B31項の「大富豪」1レベル(75CP)なら中型商船を購入する事が出来ます。
2レベル(100CP)ならここに挙げている全ての船舶を購入できるでしょう。
しかし、「後援者」などから貸与してもらうのが一番です。
「後援者」に必要なCPは「使命」あたりで相殺すると良いでしょう。
1)舟艇
ヨット
2週間程度の航海が限度で、これで外洋に乗り出すのは無謀です。バブルメタル機関は搭載されていません。
1000ヅーカ支払えば、バブルメタル・ジェットを搭載できます。
バブルメタル・ジェットボート
バブルメタル・ジェットを搭載したボートです。B270項に記載されている「ボート」に機関を取り付けた船です。
我々のイメージでいうとモーターボートといったところでしょうか。
とはいえ、機関はあくまで非常時用であり、普段は手漕ぎボートとして使用します。
大型船クラスになると(普通のボートの代わりに)脱出用ボートとして搭載されている事があります。
2)商船
チェイテ王国艦隊、クレメンツ武装商船団の主力です。積載量が大きい反面、防御力が低いのが難点です。
しかし、大砲や大弩、強化装甲などである程度戦闘に耐える事も可能です。商船の武装は、通常は隠蔽されています。
商船は安定性も良く、客船としても使われます。
小型商船
小回りが効き、速度も高い船です。
しかし乗り心地は外洋向きではなく、船体も薄いため攻撃が命中するとひどい事になるでしょう。
1ヶ月程度の航海が限界です。
中型商船
標準的な商船です。外洋でも輸送用として比較的多く見られます。
3ヶ月程度の航海が限界です。
大型商船
大型の商船です。
積載できる量が桁違いなのは魅力なのですが速度が遅いため、護衛の軍艦付きか高性能船でもない限り
海軍の治安維持圏以外で見る事はまずありません。
6ヶ月程度の航海が限界です。
3)軍艦
海賊、M.S.A.F.、アムニス王国艦隊、カマラーダの主力です。
積載量が大きさの割に少ないのが弱点です。
大型なら武装で、小型なら機動性で商船に対しては優位に立てます。
しかし、安定性は悪く、使い手の腕が試される船ともいえるでしょう。
また全ての軍艦に共通する点として、その船及び乗組員を味方だと自分で断定できない全ての相手の反応が−2されます。
あからさまに敵対するような相手(海軍や海賊船など)の場合、マイナス修正は更に大きくなります。
小型軍艦
海軍、海賊共に愛用する、巡洋艦クラスの軍艦です。通常は霍乱戦やヒット&アウェイ、伝令役で活躍させます。
1ヶ月程度の航海が限界です。
中型軍艦
機動性と攻撃力の双方をある程度満たす、既知圏では一般的な軍艦です。
3ヶ月程度の航海が限界です。
大型軍艦
高い攻撃力と装甲を備えた、船足が遅い点を除くと最強の軍艦です。滅多に見られる物ではありません。
6ヶ月程度の航海が限界です。
1)データの見方
・HP
/(スラッシュ)の左が船体(船首・船尾・右舷・左舷)、右が甲板のHPです。
・移動力
1船舶ターンにどれだけの船舶ヘクス進めるかを示しています。
・受動防御
鎧などのそれと同じです。
・防護点
船体(甲板)を示しています。
兵装値は艦載兵器を搭載できる数を示します。
船を購入する際、兵装値以内であれば、好きな艦載兵器を搭載する事ができます。
ただし、強化大砲と炸裂弾は軍隊でなければ、購入できません。
・大きさ修正
上級船舶戦闘の砲撃の命中判定にこの値を加えます。
・操作修正
すべての〈操舵〉〈操帆〉判定にこの値を加えます
・体当たり修正
「体当たり」を行う際の〈操舵〉判定にこの値を加えます。
・最低乗員
船は最低乗員に示された人数以上の船乗りが乗っていないと航海する事ができません。
・最大乗員
一度に船に乗れる限界人数です。
・積載量
船に搭載できる限界の重量です。
・総重量
船本体の重量です。
・サイズ
上級船舶戦闘で船を何ヘクスで表すかを示します。
2)データ
・バブルメタル・ジェットボート
HP25(船体)/20(甲板)、移動力6、受動防御2、防護点3(甲板1)、兵装値0、大きさ修正+1、体当たり修正+1、
最低乗員1人、最大乗員−、積載量500kg、総重量200kg、価格1500ヅーカ
・ヨット
HP50(船体)/40(甲板)、移動力5、受動防御3、防護点3(甲板1)、兵装値1、大きさ修正+4、体当たり修正+1、
最低乗員3人、最大乗員10人、積載量15トン、総重量5トン、価格4000ヅーカ
・小型商船
HP100(船体)/80(甲板)、移動力6、受動防御4、防護点4(甲板2)、兵装値2、大きさ修正+6、体当たり修正+1、
最低乗員10人、最大乗員35人、積載量70トン、総重量15トン、価格25万ヅーカ
・中型商船
HP250(船体)/160(甲板)、移動力5、受動防御4、防護点6(甲板3)、兵装値4、大きさ修正+7、体当たり修正±0、
最低乗員35人、最大乗員100人、積載量210トン、総重量35トン、価格100万ヅーカ
・大型商船
HP625(船体)/240(甲板)、移動力4、受動防御4、防護点6(甲板3)、兵装値8、大きさ修正+9、体当たり修正−1、
最低乗員100人、最大乗員300人、積載量630トン、総重量80トン、価格500万ヅーカ、サイズ2ヘクス
・小型軍艦
HP120(船体)/100(甲板)、移動力6、受動防御5(甲板4)、防護点6(甲板3)、兵装値3、大きさ修正+6、操作修正−1、
体当たり修正+1、最低乗員10人、最大乗員35人、積載量50トン、総重量18トン、価格40万ヅーカ
・中型軍艦
HP300(船体)/200(甲板)、移動力5、受動防御5(甲板4)、防護点8(甲板4)、兵装値6、大きさ修正+7、操作修正−1、
体当たり修正±0、最低乗員35人、最大乗員100人、積載量150トン、総重量42トン、価格160万ヅーカ
・大型軍艦
HP750(船体)/300(甲板)、移動力4、受動防御5(甲板4)、防護点8(甲板4)、兵装値12、大きさ修正+9、操作修正−1、
体当たり修正−1、最低乗員100人、最大300人、積載量450トン、総重量96トン、価格800万ヅーカ、サイズ2ヘクス
3)船舶のバリエーション
上記の船舶データは既知圏の平均的な船の数値です。
例えば、同じ中型に分類される船でも1隻ごとに個体差があります。その差は平均の0.8倍〜1.2倍程度です。
GMとプレイヤーは望むなら様々なバリエーションの船を作っても構いません。
倍率によって、変化するのはHP、兵装値、積載量、総重量、価格です。倍率をかけて、端数を切り捨ててください。
4)バリエーション一覧
高速型…HP×0.8倍、移動力+1、操作修正−2、大型船は不可
抗波化…積載量・兵装値×0.8倍、操作修正+1
多兵装型…積載量×0.7倍、兵装値×1.5倍、操作修正−2
重装甲型1…積載量・兵装値×0.8倍、受動防御+1、防護点・HP×1.2倍、操作修正−1
重装甲型2…積載量・兵装値×0.6倍、受動防御+2、防護点・HP×1.5倍、操作修正−3、移動力−1、軍艦のみ可能
汽帆船…価格1.5倍、積載量×0.9、風向きを無視して移動が可能、文明レベル5必要
蒸気船…価格1.5倍、積載量×0.7、風向きを無視して移動が可能、文明レベル5必要、帆柱がないため操作修正+2
鋼鉄船…価格2倍、受動防御+1、防護点・HP×1.2、文明レベル5必要、蒸気船のみ可能
バブルメタル反応炉機関未搭載…価格0.8倍
5)カスタム化一覧
高速化…価格1.5倍、移動力+1、操作修正−2、大型船は不可
抗波化…価格1.5倍、操作修正+2、大型船は不可
多兵装化…価格1.5倍、兵装値×1.5、操作修正−2
重装甲化1…価格1.5倍、受動防御+1、防護点・HP×1.2、操作修正−1
重装甲化2…価格2.5倍、受動防御+2、防護点・HP×1.5、操作修正−3、移動力−1、軍艦のみ可能
バブルメタル反応炉機関
バブルメタルと海水を反応させて作動する機関です。
戦闘中に起動させていれば、〈操帆〉判定が不要になり、風向きに無関係に最大限の移動力を発揮できます。
しかし、バブルメタルが世界各地で産出するとはいえ高価なため、普段の移動には使用していません。
反応炉はかなり大きく、バブルメタルの保管も注意が必要(反応しない真水の水槽を使用)ですので、
戦闘用の小型艇にはバブルメタル・ジェットが搭載してあるのが普通です。
衝角(ラム)
船首から突っ込む際の体当たりのダメージが10dになります。
相手の船体に食い込ませたままにする時の〈操舵〉判定には+2のボーナスがあります
逆に相手の船体から離れるための〈操舵〉判定には−2されます。
価格は2500ヅーカです。
難燃帆布
炎によるダメージが半減し、着火率も半減する帆布です。
通常攻撃に対する耐久力は普通の帆布と変わりません。
価格が通常の5倍はするため(修復費が5倍)、あまり使用されていません。
3・2・4 艦載兵器
艦載兵器の中心は、〈砲術〉技能で扱う大砲です。
アーバレストも存在しますが、あまり使う機会は無いでしょう。主に捕鯨銛として使用されます。
艦載兵器の搭載限界は兵装値に左右されますが、手持ち武器による攻撃はこの限界には含まれません。
もちろん甲板に固まり過ぎると、砲弾1発で一掃されるのがオチですので自ら限界はあるでしょう。
通常、艦載兵器は船体を、手持ち武器は敵船の戦闘要員を狙うのが普通です。
人間大の生物は艦載兵器から発射される矢や砲弾が大き過ぎるため、ダメージを半分(端数切り捨て)しか受けません。
能動防御は「よけ」しかできませんし、ダメージ半分でも命中すれば大抵即死ですが……。
人間サイズでは歯が立たない大型海獣に対しては、そのままダメージを与えられます。
船は無生物なので「切り」「刺し」によるボーナスはありません。
艦載兵器には兵装値が存在し、その合計が船の兵装値を超えてはいけません。
1)艦載兵器一覧
アーバレスト
抜撃16、正確さ4、半致傷400、最大射程800、射撃速度1/60、刺し/5d、兵装値1
大砲
抜撃16、正確さ1、半致傷300、最大射程1000、射撃速度1/60、叩き/10d、兵装値2
巨大大砲
抜撃16、正確さ1、半致傷300、最大射程1000、射撃速度1/60、叩き/15d、兵装値3
強化大砲(TL5)
抜撃16、正確さ3、半致傷300、最大射程1000、射撃速度1/60、叩き/15d、兵装値2
炸裂弾(TL5)
強化大砲で使用します。船へのダメージは10dです。
叩き/10dの手榴弾のように爆発して人間にも通常通りのダメージを与えます。
衝角砲(ラム・キャノン)
抜撃16、正確さ1、半致傷100、最大射程500、射撃速度1/60、刺し/10d、兵装値2
鎖付きのアンカーを発射する特殊な大砲です。通常の衝角として使用する事もできます。
3・3 その他の装備
既知圏ではB262〜264項、B268、270項に示されている価格で装備を購入する事が出来ます。
1$=1ヅーカです。
また、「メル」で追加された装備を次に示しておきます。
*工具
工具セット、500ヅーカ、20kg CY188項
BM機関などの修理に必要な工具です。これがないと修理判定に−5の修正があります。
工具はそれぞれ〈技師〉〈機械工〉〈武具屋〉ごとに別の種類です。
他の種類の工具を間に合わせとして使用する際は−3の修正です。
*銃器関係
ホルスター、5ヅーカ、軽い
銃を収納しておくための革製のホルスターです。通常は銃を購入すれば、無料で付属しています。
隠蔽型ホルスター、5ヅーカ、軽い
袖口などに小型銃を隠し持つためのホルスターです。
袖の内側に取り付けて使用します。ただし、収納できるのは小口径に分類される銃に限られます。
このホルスターに収納していれば、〈準備〉で素早く準備する事ができます。
銃整備キット、50ヅーカ、0.5kg
黒色火薬銃の手入れを行うのに必要な道具です。
PCが手入れを怠っていれば、GMは容赦なく命中判定にペナルティを課すべきです。
弾丸鋳造機、50ヅーカ、0.5kg
黒色火薬銃の弾丸を自作する際に必要な道具です。
火薬入れ、10ヅーカ、0.5kg
黒色火薬を持ち歩くための木製または金属製の容器です。
注ぎ口にツマミがあり、火薬の量を調節する事ができます。
史実によれば、装飾を施したものもあったようです。
*通信関係
共振通信機、3000ヅーカ、500kg
共振石と呼ばれる特殊な石を使った通信機(我々の世界でいうと無線機)です。
核となる共振石が大きくなるほど遠くまで通信できます。
また、装置自体も巨大なものなるため、携帯用の通信機はありません。
周波数帯(チャンネル)が存在し、それを変えることができます(電話番号だと思ってください)。
無論、無線なので通信を傍受される可能性がありますが。
有効通信距離は10kmの通信機です。
通信サービス
共振通信機を使った伝言サービスです。我々の世界の電報に似ています。
シルバリア共和国を始めとした既知圏のごく一部でのみ行われています。
通信局に行けば、メッセージを送ったり、受け取ったりすることができます。
または直接通信機を使用することもできます。
1回の使用料金はメッセージ送信で100ヅーカ(長い文章や遠距離ならもっと取られます)、
通信機の使用で500ヅーカです。
*野外用装備
黄燐マッチ(50本)、50ヅーカ、軽い
B142項によるとマッチに火をつけるのに2秒かかります。
その前にマッチをポケットなどから取り出す必要がありますが。
観測器具、200ヅーカ、0.5kg
方位磁石、六分儀など、自分の現在位置を確認するための器具です。これがないと〈航法〉に−4の修正があります。
望遠鏡(小型、2.5倍)、250ヅーカ、1kg
望遠鏡(大型、7倍)、500ヅーカ、1.5kg
釣り道具、25ヅーカ、3.5kg
これがないと〈釣り〉判定を試みることすらできません。
PCは即席の道具を使う事もできます。その場合、GMはそれなりの修正を課してください。
ハンモック、20ヅーカ、2.5kg
船乗りの一般的な寝床です。
*その他
眼鏡、500ヅーカ、軽い
「1・2・2 不利な特徴」の「近視/遠視」を参照してください。
振り子時計、800ヅーカ、3kg
「メル」で時計というとこれになります。
目覚まし時計、5000ヅーカ、0.5kg
振り子時計に鐘を取り付けたものでタイマーセットした時間になると鐘がなるようです。
基本的にオーダーメイドの試作品なので一般ルートで流通している事はありません。
砂時計、10ヅーカ〜
「メル」では上記の振り子時計が高価なため、一般的に使用されているのは砂時計です。
GMは計れる長さ(=砂時計の大きさ)にふさわしい価格を設定してください。
例えば、5分なら10ヅーカ、1時間なら50ヅーカという具合です。