風が吹き抜ける…

   何もない、大地…


  【荒野】              あきら


 何処まで行っても広がる荒野。

 丘の上で、ため息一つ。

「ほーんと、何処居るんでしょう」

 銀髪少女は茶色いネコ耳を揺らし、
 青い空とそれに対するような赤い大地を見渡した。
 肩には茶トラの猫が乗っている。

 少女は再度ため息をつくと、
 きっと前を睨みつけるよう、表情を変えた。

「きっと、探し屋の名にかけて見つけてみせるのです」

――リジェット・フラウシェルを…

 最後の言葉は吹き抜けた風にかき消される。

 そして、ネコ耳少女は目の前に広がる大地へ脚を踏み出した。



W−Bよりフェイリア・フラウシェル。

まぁ、何と言いますか、旅の途中?
まだスノウしかいないころ、です。