一段一段…記憶を辿るように、登ってゆく――

    【階段】      あきら

 辺りを見回せば暗闇。
 その中に、何処へ行き着くかわからないような真っ白な階段。

「……何処に…」

 少女は一人、階段を上っていく。

 ふいに、登って行く先に一人の男性の姿を発見する。

「兄様っ!?」

 少女は駆け出す、その人影を追って。

 一段一段上がるたび、過去の兄との記憶が思い浮かぶ。
 楽しかったこと、悲しかったこと。
 兄の出て行った日のこと。

 あと少し。
 手を伸ばし、兄の腕を掴もうとするが、その手は空を切る。

「…や…っ、兄様ぁっ」

 そこに人影はなく、ただただ、階段が続いているだけ。

  ***  ***  ***

 気が付けば空へと伸ばした腕。

「絆、大丈夫?」
「もうすぐ街ですよ」

 周りからかけられる、心配の声。

 そこで少女―絆は野宿の途中だったことに気付いた。

「ぁ…ぅん、ごめん、大丈夫」

 それだけ言い、絆は笑顔を向ける。
 仲間も安心したようで、仮眠を取る者はもう一度寝転がり、
見張りをする者はまた、焚き火の前に座った。

 静かに夜はふけていった。



DK2より絆…と4期仲間?

何かダメダメです。階段の意味が分からん…。